1966年のオールスターゲーム (日本プロ野球)

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1966年オールスターゲーム (日本プロ野球)

1966年のオールスター
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概要[編集]

前年、日本選手権を制した読売ジャイアンツ(巨人)の川上哲治監督が全セ(オールセントラル・リーグ)を率い、リーグ2連覇を達成した南海ホークス鶴岡一人監督が全パ(オールパシフィック・リーグ)を率いた。

第1戦、両軍投手陣が踏ん張り5回まで0が並び、膠着状態が続いたが、全パは広瀬叔功(南海)の3ラン本塁打で先制した。その後も得点を重ねた全パが戦勝。第2戦、ドラフト1期生の堀内恒夫(全セ・巨人)、森安敏明(全パ・東映)が登場(第3戦には近鉄鈴木啓示も全パ2番手として登板)。試合そのものは榎本喜八東京)の2打席連続本塁打で全パが2連勝した。第3戦は古葉毅が5回に2ラン本塁打を打ち、全セが一矢報いた。

選出選手[編集]

セントラル・リーグ[1] パシフィック・リーグ[1]
監督 川上哲治 巨人 監督 鶴岡一人 南海
コーチ 杉下茂 阪神 コーチ 水原茂 東映
長谷川良平 広島 中西太 西鉄
投手 村山実 阪神 8 投手 小山正明 東京 10
城之内邦雄 巨人 3 皆川睦男 南海 5
堀内恒夫 巨人 三浦清弘 南海 2
中村稔 巨人 3 田中勉 西鉄 2
石岡康三 サンケイ 池永正明 西鉄 2
小川健太郎 中日 土橋正幸 東映 8
山中巽 中日 嵯峨健四郎 東映
板東英二 中日 2 森安敏明 東映
大羽進 広島 米田哲也 阪急 8
龍憲一 広島 足立光宏 阪急 2
バッキー 阪神 3 鈴木啓示 近鉄
稲尾和久 西鉄 7
成田文男 東京
捕手 森昌彦 巨人 7 捕手 野村克也 南海 10
辻佳紀 阪神 2 和田博実 西鉄 8
田中尊 広島 種茂雅之 東映
一塁手 王貞治 巨人 7 一塁手 榎本喜八 東京 11
二塁手 高木守道 中日 二塁手 ブルーム 南海 6
三塁手 長嶋茂雄 巨人 9 三塁手 前田益穂 東京 2
遊撃手 吉田義男 阪神 13 遊撃手 小池兼司 南海 3
内野手 遠井吾郎 阪神 内野手 バーマ 西鉄
矢ノ浦国満 サンケイ 3 船田和英 西鉄 3
古葉竹識 広島 3 国貞泰汎 南海
松原誠 大洋
外野手 山本一義 広島 2 外野手 張本勲 東映 7
山内一弘 阪神 13 土井正博 近鉄 4
江藤慎一 中日 7 井石礼司 東京
近藤和彦 大洋 7 広瀬叔功 南海 9
中暁生 中日 3 高倉照幸 西鉄 9
横溝桂 広島 ボレス 近鉄
柴田勲 巨人 4 毒島章一 東映 8
  • 太字はファン投票で選ばれた選手。▲は出場辞退選手発生による補充選手。

試合結果[編集]

試合 試合日 球場 開始時刻 勝利 スコア 敗戦 MVP 入場者数
第1戦 7月19日(火) 東京 19時1分 パシフィック 6 - 2 セントラル 広瀬叔功 29322人
第2戦 7月20日(水) 甲子園 19時0分 パシフィック 6 - 3 セントラル 榎本喜八 34323人
第3戦 7月21日(木) 広島 19時0分 セントラル 5 - 1 パシフィック 古葉毅 26501人

第1戦[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全セ 0 0 0 0 0 1 1 0 0 2 10 1
全パ 0 0 0 0 4 1 1 0 X 6 8 1
  1. セ : 城之内)、●バッキー()、)、小川) - (巨)、辻佳(神)、田中(広)
  2. パ : 小山)、○足立()、嵯峨)、米田(急) - 野村
  3. : 足立(1勝)  : バッキー(1敗)  
  4. :  セ – (巨)1号(ソロ・嵯峨)  パ – 広瀬(南)1号(3ラン・バッキー)、毒島(映)1号(ソロ・竜)、船田西)1号(ソロ・小川)
  5. 審判:球審…道仏(パ)、塁審…田代(セ)・横沢七(パ)・松橋(セ)、外審…久喜(パ)・竹元(セ)
  6. 試合時間:2時間1分

オーダー[編集]

セントラル
打順守備選手
1[中]中暁生
2[二]高木守道
3[三]長嶋茂雄
4[一]王貞治
5[左]江藤慎一
6[右]山本一義
7[捕]森昌彦
8[遊]吉田義男
9[投]城之内邦雄
パシフィック
打順守備選手
1[中]広瀬叔功
2[二]ブルーム
3[一]榎本喜八
4[左]張本勲
5[捕]野村克也
6[三]バーマ
7[右]毒島章一
8[遊]小池兼司
9[投]小山正明


第2戦[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全パ 0 0 0 3 3 0 0 0 0 6 8 1
全セ 0 0 0 1 1 0 0 1 0 3 7 1
  1. パ : ○池永(西)、三浦(南)、森安(映)、稲尾(西) - 和田(西)、野村
  2. セ : 村山(神)、●山中(中)、中村稔(巨)、板東(中)、堀内(巨)、竜 - 辻佳、森
  3. : 池永(1勝)  : 山中(1敗)  
  4. :  パ – 榎本(京)1号(2ラン・山中)、張本(映)1号(3ラン・板東)
  5. 審判:球審…竹元(セ)、塁審…浜崎(パ)・筒井(セ)・横沢七(パ)、外審…松橋(セ)・道仏(パ)
  6. 試合時間:2時間37分

オーダー[編集]

パシフィック
打順守備選手
1[中]広瀬叔功
2[二]ブルーム
3[一]榎本喜八
4[左]張本勲
5[三]バーマ
6[右]土井正博
7[捕]和田博実
8[遊]船田和英
9[投]池永正明
セントラル
打順守備選手
1[中]柴田勲
2[二]高木守道
3[三]長嶋茂雄
4[一]王貞治
5[左]江藤慎一
6[右]山本一義
7[捕]辻佳紀
8[遊]吉田義男
9[投]村山実


第3戦[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全パ 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 5 0
全セ 1 0 0 0 2 0 2 0 X 5 10 0
  1. パ : ●成田(京)、鈴木啓)、皆川(南)、森安 - 野村
  2. セ : ○大羽(広)、山中、板東、バッキー、堀内 - 田中、辻佳、森
  3. : 大羽(1勝)  : 成田(1敗)  
  4. :  セ – 古葉(広)1号(2ラン・鈴木啓)、遠井(神)1号(2ラン・森安)
  5. 審判:球審…久喜(パ)、塁審…筒井(セ)・浜崎(パ)・松橋(セ)、外審…横沢七(パ)・田代(セ)
  6. 試合時間:2時間16分

オーダー[編集]

パシフィック
打順守備選手
1[中]広瀬叔功
2[三]前田益穂
3[一]バーマ
4[左]張本勲
5[捕]野村克也
6[右]土井正博
7[二]国貞泰汎
8[遊]小池兼司
9[投]成田文男
セントラル
打順守備選手
1[二]高木守道
2[遊]古葉毅
3[三]長嶋茂雄
4[一]王貞治
5[右]山本一義
6[中]近藤和彦
7[左]山内一弘
8[捕]田中尊
9[投]大羽進


テレビ・ラジオ中継[編集]

テレビ中継[編集]

広島テレビは1975年9月30日まで日本テレビ系列(NNN/NNS)とフジテレビ系列(FNN/FNS)のクロスネットだったため、この年と1970年の第3戦(7月21日)はHTVが2ライン向けの製作を行ったが、HTVではいずれもフジ系の中継を放送した。

ラジオ中継[編集]

この試合で中国放送はラジオ中継番組3本を製作したが、地元の広島ではNRN系列番組が放送された。なお、周辺県では山口放送がNRN系列分を、山陰放送山陽放送四国放送がJRN系列向け裏送り分を放送[2]

脚注[編集]

  1. ^ a b 『オールスターゲームの軌跡 DREAM GAMES HISTORY since 1951』(2001年、ベースボール・マガジン社)、P.107
  2. ^ 読売新聞・岡山版、1966年7月21日、12ページ、テレビ・ラジオ欄

関連項目[編集]