1977年の阪急ブレーブス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1977年の阪急ブレーブス
成績
日本一
日本シリーズ:4勝1敗(対巨人[1]
パシフィック・リーグ優勝
プレーオフ:3勝2敗(対ロッテ
レギュラーシーズン
年間成績:69勝51敗10分 勝率.575
前期優勝:35勝25敗5分 勝率.583
後期2位:34勝26敗5分 勝率.567[2]
本拠地
都市 兵庫県西宮市
球場
阪急西宮球場
Hankyu-Nishinomiya-Stadium-1.jpg
球団組織
オーナー 森薫
経営母体 阪急電鉄
監督 上田利治
« 1976
1978 »

1977年の阪急ブレーブスでは、1977年の阪急ブレーブスにおける動向をまとめる。

この年の阪急ブレーブスは、上田利治監督の4年目のシーズンであり、3年連続8度目のリーグ優勝と日本シリーズ3連覇を果たしたシーズンである。

概要[編集]

3年連続のリーグ優勝を目指すチームは中日との間で主力選手同士の交換トレードを行い、2番手投手の戸田善紀や主力打者の森本潔をトレードで放出する見返りとして、稲葉光雄島谷金二を獲得。ドラフトでも佐藤義則を1位で指名するなど、戦力を整備。佐藤、稲葉の加入などで投手陣の層が厚くなったチームは近鉄南海の追い上げを振り切り、前期を4年連続で優勝。後期はロッテの優勝を許したが、投打ともに一枚上の阪急がプレーオフでの勝利を予想された。後期優勝のロッテとのプレーオフ初戦は代打の切り札・藤井栄治が満塁本塁打を放つなどロッテ投手陣をKOして18-1で勝ったが、続く第2戦以降は打線がロッテ投手陣の前に沈黙して一度は王手をかけられた。しかし3年前のリベンジに燃えるチームは第4戦に勝って2勝2敗とすると、続く第5戦も勝利して3年連続のパ・リーグ優勝を敵地・宮城球場で決めた。日本シリーズ長嶋茂雄監督率いる巨人と2年連続の対決となったが、投打ともに巨人を圧倒して4勝1敗で破り3年連続の日本一を決めた。投手陣はエース山田久志が2.28で最優秀防御率とMVPを、稲葉が.739で最高勝率を獲得した。

チーム成績[編集]

開幕オーダー[3]
1 福本豊
2 大熊忠義
3 加藤秀司
4 長池徳士
5 マルカーノ
6 ウイリアムス
7 島谷金二
8 中沢伸二
9 大橋穣
投手 山田久志
1977年パシフィック・リーグ順位変動
前期
順位 4月終了時 5月終了時 前期最終
1位 近鉄 -- 阪急 -- 阪急 --
2位 南海 1.0 近鉄 0.5 南海 1.5
3位 阪急 3.0 南海 3.0 近鉄 2.5
4位 日本ハム 5.5 ロッテ 6.0 日本ハム 4.0
5位 クラウン 6.5 日本ハム 8.5 ロッテ 8.0
6位 ロッテ 8.0 クラウン 9.0 クラウン 14.0
後期
順位 7月終了時 8月終了時 後期最終
1位 クラウン -- ロッテ -- ロッテ --
2位 阪急 2.0 クラウン 2.0 阪急 0.5
3位 ロッテ 3.0 日本ハム 2.5 南海 4.0
4位 日本ハム 阪急 2.5 日本ハム 7.0
5位 近鉄 4.0 南海 5.0 クラウン 7.5
6位 南海 6.0 近鉄 6.0 近鉄 8.0
前期成績
順位 球団 勝率
優勝 阪急ブレーブス 35 25 5 .583 --
2位 南海ホークス 33 26 6 .559 1.5
3位 近鉄バファローズ 31 26 8 .544 2.5
4位 日本ハムファイターズ 31 29 5 .517 4.0
5位 ロッテオリオンズ 27 33 5 .450 8.0
6位 クラウンライターライオンズ 20 38 7 .345 14.0
後期成績
順位 球団 勝率
優勝 ロッテオリオンズ 33 24 8 .579 --
2位 阪急ブレーブス 34 26 5 .567 0.5
3位 南海ホークス 30 29 6 .508 4.0
4位 日本ハムファイターズ 27 32 6 .458 7.0
5位 クラウンライターライオンズ 29 35 1 .453 7.5
6位 近鉄バファローズ 28 35 2 .444 8.0
1977年パシフィック・リーグ年間成績
順位 球団 勝率
優勝 阪急ブレーブス 69 51 10 .575
2位 南海ホークス 63 55 12 .534
3位 ロッテオリオンズ 60 57 13 .513
4位 近鉄バファローズ 58 61 10 .492
5位 日本ハムファイターズ 58 61 11 .487
6位 クラウンライターライオンズ 49 73 8 .402

*優勝はプレーオフで決定。2位以下はプレーオフの結果に関係なく勝率順で決定


プレーオフ[編集]

1977年 パシフィック・リーグプレーオフ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月9日(日) 第1戦 ロッテオリオンズ 1-18 阪急ブレーブス 阪急西宮球場
10月10日(月) 第2戦 ロッテオリオンズ 3-0 阪急ブレーブス
10月11日(火) 移動日
10月12日(水) 第3戦 阪急ブレーブス 1-3 ロッテオリオンズ 県営宮城球場
10月13日(木) 第4戦 阪急ブレーブス 4-2 ロッテオリオンズ
10月14日(金) 第5戦 雨天中止
10月15日(土) 阪急ブレーブス 7-0 ロッテオリオンズ
年間優勝:阪急ブレーブス

日本シリーズ[編集]

1977年 日本シリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月22日(土) 第1戦 読売ジャイアンツ 2-7 阪急ブレーブス 阪急西宮球場
10月23日(日) 第2戦 読売ジャイアンツ 0-3 阪急ブレーブス
10月24日(月) 移動日
10月25日(火) 第3戦 阪急ブレーブス 3-5 読売ジャイアンツ 後楽園球場
10月26日(水) 第4戦 阪急ブレーブス 5-2 読売ジャイアンツ
10月27日(木) 第5戦 阪急ブレーブス 6-3 読売ジャイアンツ
優勝:阪急ブレーブス(3年連続3回目)

[1]

オールスターゲーム1977[編集]

選出選手及びスタッフ
ポジション 名前 選出回数
コーチ 上田利治
投手 山田久志 6
山口高志 3
稲葉光雄 3
一塁手 加藤秀司 6
内野手 島谷金二 3
外野手 福本豊 7
  • 太字はファン投票で選ばれた選手。

できごと[編集]

  • 7月6日 - 福本豊が、通算最多盗塁の日本新記録となる597個目の盗塁に成功[4]

選手・スタッフ[編集]

[5]

表彰選手[編集]

リーグ・リーダー
選手名 タイトル 成績 回数
山田久志 最優秀選手 2年連続2度目
最優秀防御率 2.28 6年ぶり2度目
佐藤義則 新人王
福本豊 最多安打 165本 3年ぶり3度目
盗塁王 61個 8年連続8度目
加藤秀司 最高出塁率 .405 2年連続2度目
稲葉光雄 最高勝率 .739 初受賞
ベストナイン
選手名 ポジション 回数
山田久志 投手 2年連続4度目
加藤秀司 一塁手 3年連続4度目
マルカーノ 二塁手 2年ぶり2度目
福本豊 外野手 2年連続5度目
高井保弘 指名打者 初受賞
ダイヤモンドグラブ賞
選手名 ポジション 回数
山田久志 投手 初受賞
加藤秀司 一塁手 3年連続3度目
島谷金二 三塁手 2年ぶり2度目
大橋穣 遊撃手 6年連続6度目
福本豊 外野手 6年連続6度目
大熊忠義 初受賞

ドラフト[編集]

順位 選手名 ポジション 所属 結果
1位 松本正志 投手 東洋大学附属姫路高 入団
2位 三浦広之 投手 福島・福島商業高 入団
3位 米村理 内野手 奈良・郡山高 入団
4位 小林晋哉 外野手 神戸製鋼 入団
5位 工藤博義 外野手 新日本製鐵八幡 入団
6位 金本誠吉 投手 本田技研鈴鹿 入団

出典[編集]

  1. ^ a b 1977年度日本シリーズ”. 日本野球機構. 2015年10月26日閲覧。
  2. ^ 年度別成績 1977年 パシフィック・リーグ”. 日本野球機構. 2015年10月10日閲覧。
  3. ^ 『読売新聞』1977年4月3日付朝刊、14版、16面
  4. ^ 朝日新聞1977年7月7日16頁「"快盗"福本、日本新の597」
  5. ^ LEGEND OF Bs 2011 ~蘇る黄金の70's~オリックス・バファローズ公式HP