1978年の近鉄バファローズ

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1978年の近鉄バファローズ
成績
パシフィック・リーグ2位
年間2位:71勝46敗13分 勝率.607
後期2位:39勝20敗6分 勝率.661
前期2位:32勝26敗7分 勝率.552[1]
本拠地
都市 大阪府大阪市
球場
日本生命球場
Nissay-Stadium.jpg
球団組織
オーナー 佐伯勇
経営母体 近畿日本鉄道
監督 西本幸雄
« 1977
1979 »

1978年の近鉄バファローズでは、1978年の近鉄バファローズの動向をまとめる。

この年の近鉄バファローズは、西本幸雄監督の5年目のシーズンである。

概要[編集]

アメリカからクリス・アーノルドが加入し、初優勝時の切り込み隊長・平野光泰がこの年からレギュラーを奪取するなど明るい話題はあったが、前期は阪急の優勝を許して2位で終了。帽子をBマークから猛牛マークに変更した後期になってようやく快進撃が始まり、阪急と最後までマッチレースを演じるが、4連覇に燃える阪急の勢いに押され後期も2位で終了した。投手陣では1973年からローテーションの一角を担った太田幸司がわずか1勝にとどまったものの、この年25勝の鈴木啓示神部年男をはじめ、井本隆などが太田をカバー。打撃陣では佐々木恭介が.354で念願の首位打者を獲得し、羽田耕一小川亨栗橋茂などもそれなりの成績を収めた。チームは3年ぶりに優勝戦線に食い込んだが最後は力尽きて阪急の4連覇を許し西本監督の胴上げは翌年に持ち越された。シーズン終了後、2番手エースの神部はチャーリー・マニエルとの交換でヤクルトに放出された。ユニフォームは1977年まで使用のベルトレスに代わってベルトカバー式(ベルトレス部分にカバーがつく)が導入されると、前述のように帽子も後期から猛牛マークに変更された。

チーム成績[編集]

レギュラーシーズン[編集]

開幕オーダー
1 石渡茂
2 小川亨
3 栗橋茂[注 1]
4 リス
5 島本講平
6 羽田耕一
7 アーノルド
8 有田修三
9 平野光泰
投手 鈴木啓示
1978年パシフィック・リーグ順位変動
前期
順位 4月終了時 5月終了時 前期最終
1位 阪急 -- 阪急 -- 阪急 --
2位 ロッテ 2.0 近鉄 5.0 近鉄 9.0
3位 近鉄 3.5 ロッテ 日本ハム 13.0
4位 南海 8.0 日本ハム 9.0 クラウン 13.5
5位 日本ハム 9.0 クラウン 15.0 ロッテ 16.0
6位 クラウン 10.5 南海 17.0 南海 20.5
後期
順位 7月終了時 8月終了時 後期最終
1位 阪急 -- 阪急 -- 阪急 --
2位 近鉄 1.0 近鉄 3.0 近鉄 0.0
3位 ロッテ 5.5 クラウン 8.5 ロッテ 10.0
4位 クラウン 6.5 日本ハム 10.0 日本ハム 12.5
5位 南海 7.5 ロッテ 11.5 クラウン 16.0
6位 日本ハム 9.5 南海 15.0 南海 18.5
前期成績
順位 球団 勝率
優勝 阪急ブレーブス 44 20 1 .688 --
2位 近鉄バファローズ 32 26 7 .552 9.0
3位 日本ハムファイターズ 29 31 5 .483 13.0
4位 クラウンライターライオンズ 28 31 6 .475 13.5
5位 ロッテオリオンズ 25 33 7 .431 16.0
6位 南海ホークス 22 39 4 .361 20.5
後期成績
順位 球団 勝率
優勝 阪急ブレーブス 38 19 8 .667 --
2位 近鉄バファローズ 39 20 6 .661 0.0
3位 ロッテオリオンズ 28 29 8 .491 10.0
4位 日本ハムファイターズ 26 32 7 .448 12.5
5位 クラウンライターライオンズ 23 36 6 .390 16.0
6位 南海ホークス 20 38 7 .345 18.5
1978年パシフィック・リーグ年間成績
順位 球団 勝率
優勝 阪急ブレーブス 82 39 9 .678
2位 近鉄バファローズ 71 46 13 .607
3位 日本ハムファイターズ 55 63 12 .466
4位 ロッテオリオンズ 53 62 15 .461
5位 クラウンライターライオンズ 51 67 12 .432
6位 南海ホークス 42 77 11 .353

*阪急が前後期完全優勝したため、プレーオフは行わずそのまま年間優勝[1]

オールスターゲーム1978[編集]

ファン投票 選出なし
監督推薦 鈴木啓示 柳田豊 有田修三 栗橋茂 佐々木恭介

できごと[編集]

選手・スタッフ[編集]

[2][3]

表彰選手[編集]

リーグ・リーダー
選手名 タイトル 成績 回数
佐々木恭介 首位打者 .354 初受賞
最高出塁率 .398 初受賞
鈴木啓示 最優秀防御率 2.02 初受賞
最多勝利 25勝 2年連続3度目
最多奪三振 178個 4年ぶり8度目
ベストナイン
選手名 ポジション 回数
鈴木啓示 投手 3年ぶり3度目
佐々木恭介 外野手 3年ぶり2度目
ダイヤモンドグラブ賞
選出なし

ドラフト[編集]

順位 選手名 ポジション 所属 結果
1位 登記欣也 投手 神戸製鋼 入団
2位 森脇浩司 内野手 社高 入団
3位 金山晃士 内野手 柳川商業高 入団
4位 谷崎浩二 投手 九州産交 翌年シーズン後に入団

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 偵察メンバーの久保康生と交代。

出典[編集]

  1. ^ a b 年度別成績 1978年 パシフィック・リーグ”. 日本野球機構. 2017年7月30日閲覧。
  2. ^ ベースボールマガジン2002夏季号, ベースボールマガジン社, (2002), p. 138 
  3. ^ 『日本プロ野球80年史 1934-2014』【記録編】、ベースボール・マガジン社、2014年12月24日。ISBN 978-4-583-10668-7。