1979年のオールスターゲーム (日本プロ野球)

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1979年オールスターゲーム (日本プロ野球)

1979年のオールスター
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試合概要[編集]

前年日本シリーズ優勝を達成したヤクルトスワローズ監督広岡達朗が全セ(オールセントラル・リーグ)を率い、パ・リーグ優勝チーム・阪急ブレーブス監督の梶本隆夫が全パ(オールパシフィック・リーグ)の指揮を執ったオールスターゲーム。前年のリーグ優勝を成し遂げた監督は上田利治だったが、日本シリーズ抗議事件の責任を取って辞任していた。

1979年はセ・パ2リーグ分立30周年であり、それを記念して出場選手・コーチは横に3本ラインの入ったピルボックス型の帽子を被った。

この年は多くの新記録が誕生した。第1戦はファン投票選出回数歴代1位タイ記録に並んだ全セの王貞治巨人)が単独トップの通算10号本塁打を放ち、第2戦は全パの山田久志(阪急)が歴代トップの6勝を上げ、第3戦は1ゲームとしては最多となる8本塁打が飛び出した。

なお、本来の順番であれば第1戦の主管球団は近鉄となるところだが、開催当時本拠地だった日生球場は、収容人員が2万人強と規定を満たしておらず、藤井寺球場はナイター設備がなかったため、南海の本拠地・大阪球場へ振り替えの上、開催権も南海に譲渡した(1959年1967年1973年と同様)。

選出選手[編集]

セントラル・リーグ[1] パシフィック・リーグ[1]
監督 広岡達朗 ヤクルト 監督 梶本隆夫 阪急
コーチ 長嶋茂雄 巨人 コーチ 西本幸雄 近鉄
古葉竹識 広島 大沢啓二 日本ハム
投手 小林繁 阪神 4 投手 高橋直樹 日本ハム 4
梶間健一 ヤクルト 2 山田久志 阪急 8
新浦寿夫 巨人 4 今井雄太郎 阪急
加藤初 巨人 5 三浦広之 阪急
江夏豊 広島 12 村田辰美 近鉄
平松政次 大洋 8 柳田豊 近鉄 2
遠藤一彦 大洋 井本隆 近鉄
藤沢公也 中日 山内新一 南海 5
三沢淳 中日 村田兆治 ロッテ 7
星野仙一 中日 5 松沼博久 西武
江本孟紀 阪神 5
北別府学 広島
捕手 若菜嘉晴 阪神 2 捕手 梨田昌崇 近鉄
大矢明彦 ヤクルト 6 田淵幸一 西武 10
木俣達彦 中日 8 中沢伸二 阪急 4
一塁手 王貞治 巨人 20 一塁手 柏原純一 日本ハム 2
二塁手 シピン 巨人 5 二塁手 マルカーノ 阪急 4
三塁手 掛布雅之 阪神 4 三塁手 古屋英夫 日本ハム 2
遊撃手 河埜和正 巨人 3 遊撃手 高代延博 日本ハム
内野手 三村敏之 広島 4 内野手 加藤英司 阪急 8
高橋慶彦 広島 島谷金二 阪急 5
大島康徳 中日 2 藤原満 南海 4
高木守道 中日 4 河埜敬幸 南海
有藤通世 ロッテ 10
外野手 山本浩二 広島 7 外野手 福本豊 阪急 9
若松勉 ヤクルト 8 島田誠 日本ハム
ラインバック 阪神 土井正博 西武 15
杉浦亨 ヤクルト リー ロッテ 2
中塚政幸 大洋 5 白仁天 ロッテ 4
井上弘昭 中日 2 平野光泰 近鉄
  • 太字はファン投票で選ばれた選手。▲は出場辞退選手発生による補充選手。

試合結果[編集]

試合 試合日 球場 開始時刻 勝利 スコア 敗戦 MVP 入場者数
第1戦 7月21日(土) 大阪 18時37分 セントラル 11 - 2 パシフィック 王貞治 22429人
第2戦 7月22日(日) ナゴヤ 18時42分 パシフィック 3 - 1 セントラル B.マルカーノ 28200人
第3戦 7月24日(火) 神宮 18時1分 セントラル 7x - 5 パシフィック 山本浩二 28438人

第1戦[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全セ 0 0 0 3 0 0 3 0 5 11 13 0
全パ 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 5 1
  1. セ : 江本)、梶間)、加藤初)、○江夏()-若菜(神)、大矢(ヤ)
  2. パ : 柳田)、●山内新()、村田辰(近)、今井)、三浦(急)-梨田(近)、田淵西
  3. : 江夏(1勝)  : 山内新(1敗)  
  4. :  セ – (巨)1号(3ラン・山内新)
  5. 審判:球審…井上(セ)、塁審…斎田(パ)・岡田和(セ)・牧野(パ)、外審…久保田(セ)・村田(パ)
  6. 試合時間:2時間21分

オーダー[編集]

セントラル
打順守備選手
1[遊]高橋慶彦
2[中]山本浩二
3[三]掛布雅之
4[一]王貞治
5[右]シピン
6[左]ラインバック
7[二]河埜和正
8[捕]若菜嘉晴
9[投]江本孟紀
パシフィック
打順守備選手
1[中]福本豊
2[遊]藤原満
3[三]島谷金二
4[一]加藤英司
5[左]リー
6[二]マルカーノ
7[右]平野光泰
8[捕]梨田昌崇
9[投]柳田豊


第2戦[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全パ 1 0 0 0 0 2 0 0 0 3 9 0
全セ 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 6 1
  1. パ : ○山田(急)、井本(近)、松沼博(西)、S村田兆()-中沢(急)、梨田
  2. セ : ●星野()、三沢(中)、藤沢(中)、梶間、北別府(広)-木俣(中)、若菜
  3. : 山田(1勝)  : 星野(1敗)  S: 村田兆 (1S)  
  4. :  セ – 山本浩(広)1号(ソロ・村田兆)
  5. 審判:球審…村田(パ)、塁審…谷村(セ)・大野(パ)・久保田(セ)、外審…牧野(パ)・井上(セ)
  6. 試合時間:2時間13分

オーダー[編集]

パシフィック
打順守備選手
1[中]福本豊
2[遊]藤原満
3[左]白仁天
4[一]加藤英司
5[二]マルカーノ
6[三]島谷金二
7[右]島田誠
8[捕]中沢伸二
9[投]山田久志
セントラル
打順守備選手
1[遊]高橋慶彦
2[二]高木守道
3[三]掛布雅之
4[一]王貞治
5[中]山本浩二
6[右]シピン
7[左]ラインバック
8[捕]木俣達彦
9[投]星野仙一


第3戦[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全パ 0 0 0 1 0 2 0 1 1 5 8 0
全セ 0 2 1 0 1 1 0 0 2X 7 8 1
  1. パ : 高橋直)、三浦、村田辰、井本、●柳田-梨田、中沢、田淵
  2. セ : 小林(神)、遠藤(洋)、梶間、北別府、○新浦(巨)-大矢、若菜
  3. : 新浦(1勝)  : 柳田(1敗)  
  4. :  パ – (ロ)1号(ソロ・遠藤)、リー(ロ)1号(2ラン・遠藤)、有藤(ロ)1号(ソロ・新浦)、柏原(日)1号(ソロ・新浦)  セ – 王2号(ソロ・高橋直)・3号(ソロ・村田辰)、山本浩2号(ソロ・高橋直)・3号(サヨナラ2ラン・柳田)
  5. 審判:球審…久保田(セ)、塁審…牧野(パ)・岡田和(セ)・大野(パ)、外審…谷村(セ)・斎田(パ)
  6. 試合時間:2時間29分

オーダー[編集]

パシフィック
打順守備選手
1[中]福本豊
2[左]白仁天
3[遊]有藤通世
4[一]加藤英司
5[二]マルカーノ
6[三]古屋英夫
7[右]島田誠
8[捕]梨田昌崇
9[投]高橋直樹
セントラル
打順守備選手
1[遊]高橋慶彦
2[右]杉浦亨
3[三]掛布雅之
4[一]王貞治
5[中]山本浩二
6[左]ラインバック
7[捕]大矢明彦
8[二]河埜和正
9[投]小林繁


テレビ・ラジオ中継[編集]

テレビ中継[編集]

  • 第1戦:7月21日
  • 第2戦:7月22日
  • 第3戦:7月24日

日本テレビ系列は21年ぶりにオールスターの放映権を失った。

ラジオ中継[編集]

  • 第1戦:7月21日
  • 第2戦:7月22日
  • 第3戦:7月24日

脚注[編集]

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  1. ^ a b 『オールスターゲームの軌跡 DREAM GAMES HISTORY since 1951』(2001年、ベースボール・マガジン社)、P.159

関連項目[編集]