1981年のオールスターゲーム (日本プロ野球)

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1981年オールスターゲーム (日本プロ野球)

1981年のオールスター
Previous: 1980 Next: 1982

試合概要[編集]

前年、2年連続日本一を達成した広島東洋カープ古葉竹識監督が全セ(オールセントラル・リーグ)を率い、その広島と2年連続して日本一を争ったパ・リーグ優勝チーム・近鉄バファローズ西本幸雄監督が全パ(オールパシフィック・リーグ)の指揮を執ったオールスターゲーム。1968年以来、7回全パを指揮した西本監督はこの年の秋に辞任。これが最後のオールスターになった。

長年、両軍の主力打者として活躍した王貞治読売ジャイアンツ)・野村克也西武ライオンズ)が引退し張本勲ロッテオリオンズ)・柴田勲(巨人)・松原誠(巨人)らが現役最晩年を迎える中で落合博満(ロッテ)・原辰徳(巨人)・石毛宏典(西武)ら1980年代をリードする選手たちが台頭したのもこの年の球宴の特徴だった。

第1戦、第2戦は共に両リーグの関西勢がバッティングで活躍。特に第2戦は同点で迎えた延長10回に打席に立った全セ・掛布雅之阪神タイガース)がサヨナラ3ラン本塁打で全セが勝利し、掛布が1978年以来のMVPに輝いた。掛布は公式戦・日本シリーズ通してサヨナラホームランは一度もないため自身唯一のものになった。最終第3戦は投打ではなく全セ・山倉和博(巨人)のリードが光り、投手陣の持ち味を遺憾なく引き出したことで全パを完封した。全パの完封負けは1975年第1戦以来のことだった。

選出選手[編集]

セントラル・リーグ[1] パシフィック・リーグ[1]
監督 古葉竹識 広島 監督 西本幸雄 近鉄
コーチ 武上四郎 ヤクルト コーチ 山内一弘 ロッテ
藤田元司 巨人 大沢啓二 日本ハム
投手 西本聖 巨人 2 投手 木田勇 日本ハム 2
福士敬章 広島 3 柳田豊 近鉄 3
北別府学 広島 3 村田兆治 ロッテ 9
松岡弘 ヤクルト 7 江夏豊 日本ハム 14
井原慎一朗 ヤクルト 2 高橋一三 日本ハム 6
角三男 巨人 松沼雅之 西武
江川卓 巨人 2 森繁和 西武
斉藤明雄 大洋 2 永射保 西武 2
小林繁 阪神 6 山田久志 阪急 10
星野仙一 中日 6 今井雄太郎 阪急 2
小松辰雄 中日 藤田学 南海 3
捕手 若菜嘉晴 阪神 4 捕手 梨田昌崇 近鉄 3
山倉和博 巨人 大宮龍男 日本ハム
福嶋久晃 大洋 3 大石友好 西武
一塁手 中畑清 巨人 一塁手 加藤英司 阪急 10
二塁手 岡田彰布 阪神 2 二塁手 山崎裕之 西武 10
三塁手 原辰徳 巨人 三塁手 有藤通世 ロッテ 12
遊撃手 真弓明信 阪神 3 遊撃手 石毛宏典 西武
内野手 衣笠祥雄 広島 7 内野手 落合博満 ロッテ
大杉勝男 ヤクルト 9 ソレイタ 日本ハム
山下大輔 大洋 4 河埜敬幸 南海 2
藤田平 阪神 9 藤原満 南海 5
掛布雅之 阪神 6
谷沢健一 中日 7
外野手 山本浩二 広島 9 外野手 福本豊 阪急 11
田尾安志 中日 2 島田誠 日本ハム 3
松本匡史 巨人 平野光泰 近鉄 3
ライトル 広島 リー ロッテ 4
庄司智久 ロッテ
門田博光 南海 6
  • 太字はファン投票で選ばれた選手。

試合結果[編集]

試合 試合日 球場 開始時刻 勝利 スコア 敗戦 MVP 入場者数
第1戦 7月25日(土) 甲子園 18時31分 パシフィック 5 - 3 セントラル 藤原満 40049人
第2戦 7月26日(日) 横浜 18時32分 セントラル 6x - 3 パシフィック 掛布雅之 29573人
第3戦 7月28日(火) 神宮 18時31分 セントラル 6 - 0 パシフィック 山倉和博 33910人

第1戦[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全パ 0 0 1 0 0 3 1 0 0 5 11 0
全セ 0 0 2 1 0 0 0 0 0 3 5 1
  1. パ : 藤田学)、山田)、○柳田()、永射西)、(西)、S江夏()-梨田(近)、大石(西)
  2. セ : 小林)、小松)、●斉藤明()、福士)、)-若菜(神)、山倉(巨)
  3. : 柳田(1勝)  : 斉藤明(1敗)  S: 江夏 (1S)  
  4. :  セ – ライトル(広)1号(ソロ・山田)
  5. 審判:球審…松下(セ)、塁審…久保山(パ)・松橋(セ)・加藤(パ)、外審…三浦(セ)・小林晋(パ)
  6. 試合時間:2時間32分

オーダー[編集]

パシフィック
打順 守備 選手
1 [中] 島田誠
2 [遊] 石毛宏典
3 [一] 加藤英司
4 [左] 門田博光
5 [右] リー
6 [二] 落合博満
7 [三] 藤原満
8 [捕] 梨田昌崇
9 [投] 藤田学
セントラル
打順 守備 選手
1 [遊] 原辰徳
2 [一] 藤田平
3 [三] 掛布雅之
4 [中] 山本浩二
5 [左] 谷沢健一
6 [右] ライトル
7 [二] 岡田彰布
8 [捕] 若菜嘉晴
9 [投] 小林繁


第2戦[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R H E
全パ 0 0 0 2 0 0 0 0 1 0 3 7 0
全セ 0 0 0 0 0 0 1 0 2 3X 6 7 0
  1. (延長10回)
  2. パ : 木田(日)、今井(急)、森、永射、江夏、●柳田-大宮(日)、大石、梨田
  3. セ : 西本聖(巨)、星野(中)、北別府(広)、○角-若菜、福嶋(洋)、山倉
  4. : 角(1勝)  : 柳田(1勝1敗)  
  5. :  パ – 庄司)1号(ソロ・角)  セ – 掛布(神)1号(ソロ・江夏)・2号(サヨナラ3ラン・柳田)、山本浩(広)1号(ソロ・江夏)
  6. 審判:球審…藤本(パ)、塁審…三浦(セ)・小林晋(パ)・松橋(セ)、外審…久保山(パ)・手沢(セ)
  7. 試合時間:2時間55分

オーダー[編集]

パシフィック
打順 守備 選手
1 [中] 福本豊
2 [遊] 石毛宏典
3 [一] 加藤英司
4 [二] 落合博満
5 [左] リー
6 [三] 有藤通世
7 [右] 島田誠
8 [捕] 大宮龍男
9 [投] 木田勇
セントラル
打順 守備 選手
1 [遊] 原辰徳
2 [左] 松本匡史
3 [三] 掛布雅之
4 [中] 山本浩二
5 [一] 中畑清
6 [二] 岡田彰布
7 [右] ライトル
8 [捕] 若菜嘉晴
9 [投] 西本聖


第3戦[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全パ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0
全セ 0 0 1 1 0 2 0 2 X 6 9 0
  1. パ : ●村田(ロ)、高橋一(日)、松沼雅(西)、藤田学、今井-梨田、大宮、大石
  2. セ : ○江川(巨)、松岡)、井原(ヤ)、小松、角-山倉
  3. : 江川(1勝)  : 村田(1敗)  
  4. :  セ – 山倉1号(ソロ・村田)、掛布3号(2ラン・松沼雅)
  5. 審判:球審…手沢(セ)、塁審…加藤(パ)・三浦(セ)・小林晋(パ)、外審…松下(セ)・藤本(パ)
  6. 試合時間:2時間17分


オーダー[編集]

パシフィック
打順 守備 選手
1 [左] 庄司智久
2 [中] 島田誠
3 [一] 加藤英司
4 [右] 門田博光
5 [二] 落合博満
6 [三] 有藤通世
7 [遊] 石毛宏典
8 [捕] 梨田昌崇
9 [投] 村田兆治
セントラル
打順 守備 選手
1 [遊] 原辰徳
2 [左] 谷沢健一
3 [三] 掛布雅之
4 [中] 山本浩二
5 [一] 中畑清
6 [右] ライトル
7 [二] 岡田彰布
8 [捕] 山倉和博
9 [投] 江川卓


テレビ・ラジオ中継[編集]

テレビ中継[編集]

  • 第1戦:7月25日
  • 第2戦:7月26日
  • 第3戦:7月28日

ラジオ中継[編集]

  • 第1戦:7月25日
  • 第2戦:7月26日
  • NHKラジオ第1 解説:広瀬叔功、川上哲治
  • TBSラジオ(JRN) 解説:森昌彦 ゲスト解説:張本勲
  • 文化放送(NRN) 解説:豊田泰光 ゲスト解説:若松勉
  • ニッポン放送(NRN) 実況:胡口和雄 解説:金田正一 ゲスト:さだまさし
  • ラジオ関東(独立系) 解説:堀本律雄
  • 第3戦:7月28日
  • NHKラジオ第1 解説:高田繁、加藤進
  • TBSラジオ(JRN) 解説:野村克也 ゲスト解説:張本勲
  • ニッポン放送(NRN) 実況:深澤弘 解説:土橋正幸
  • ラジオ関東(独立系) 解説:有本義明

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 『オールスターゲームの軌跡 DREAM GAMES HISTORY since 1951』(2001年、ベースボール・マガジン社)、P.167