1987年の阪神タイガース

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1987年の阪神タイガース
成績
セントラル・リーグ6位
41勝83敗6分 勝率.331
本拠地
都市 兵庫県西宮市
球場
阪神甲子園球場
Summer Koshien 2009 Final.jpg
球団組織
オーナー 久万俊二郎
経営母体 阪神電気鉄道
監督 吉田義男
« 1986
1988 »

1987年の阪神タイガースでは、1987年の阪神タイガースにおける動向をまとめる。

1987年の阪神タイガースは、2回目の吉田義男監督体制の3年目(通算6年目)のシーズンである。

概要[編集]

2年ぶりの優勝を目指すチームはトレードで吉竹春樹を放出して田尾安志を獲得、強力打線の形成で優勝への期待が高まるが、開幕前に掛布雅之ランディ・バースが相次いで交通違反で検挙され、投手陣でも仲田幸司への指導をめぐって新山隆史野村収の両投手コーチが対立するなど不穏な空気が立ち込める。そんなムードを引きずるようにチームは4月後半に7連敗を喫し最下位に転落。開幕時には2番を打っていた田尾は5月に入るとスタメンから外れるようになり、掛布も腰痛で打撃不振に陥り5月末に二軍落ち、さらに6月には打撃コーチ補佐の竹之内雅史が吉田監督と衝突し退団するなど、チーム打率がリーグ最下位と看板倒れの打線の不調でチームは連敗を繰り返し最下位を独走。孤軍奮闘のバースも本塁打で広島ランスに2本差で及ばず、3年ぶりに無冠に終わった。投手陣は新加入のマット・キーオが孤軍奮闘するも打線の援護に恵まれず負け越し、指導法に翻弄された仲田も成績が伸びず、ほかの投手も軒並み不振だった。結局球団ワーストの勝率.331で9年ぶりの最下位に終わり、日本一からわずか2年で吉田は監督辞任に追い込まれた。

チーム成績[編集]

レギュラーシーズン[編集]

開幕オーダー
1 真弓明信
2 田尾安志
3 バース
4 掛布雅之
5 岡田彰布
6 柏原純一
7 平田勝男
8 木戸克彦
9 キーオ
1987年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 巨人 -- 中日 -- 巨人 -- 巨人 -- 巨人 -- 巨人 -- 巨人 --
2位 広島 1.5 巨人 0.0 広島 2.0 広島 3.5 中日 4.0 広島 7.5 中日 8.0
3位 中日 3.0 広島 3.5 中日 4.0 中日 6.0 広島 5.5 中日 8.5 広島 11.5
4位 大洋 5.0 ヤクルト 10.5 ヤクルト 11.5 ヤクルト 16.0 ヤクルト 16.0 ヤクルト 17.0 ヤクルト 19.5
5位 ヤクルト 5.0 大洋 10.5 大洋 12.5 大洋 20.0 大洋 18.0 大洋 20.0 大洋 22.5
6位 阪神 6.5 阪神 13.5 阪神 17.0 阪神 29.5 阪神 31.5 阪神 34.0 阪神 37.5
1987年セントラル・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
優勝 読売ジャイアンツ 76 43 11 .639 -
2位 中日ドラゴンズ 68 51 11 .571 8.0
3位 広島東洋カープ 65 55 10 .542 11.5
4位 ヤクルトスワローズ 58 64 8 .475 19.5
5位 横浜大洋ホエールズ 56 68 6 .452 22.5
6位 阪神タイガース 41 83 6 .331 37.5

個人成績[編集]

投手成績[編集]

  • 色付き規定投球回(130イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手








































W
H
I
P
 
キーオ 27 27 6 2 3 11 14 0 696 168 162 24 43 5 119 7 0 79 71 3.80 1.22
なかたこ/仲田幸司 28 25 3 0 0 8 11 0 561 155.2 128 23 74 4 150 11 0 76 68 3.93 1.30
いけた/池田親興 28 24 1 0 1 5 13 0 574 124 167 19 46 2 75 1 0 96 84 6.10 1.72
いとう/伊藤文隆 19 13 1 0 1 0 9 0 329 73 89 15 26 3 45 0 0 48 46 5.67 1.58
いのまた/猪俣隆 22 14 2 1 0 5 7 0 422 98 91 12 37 2 88 4 1 34 32 2.94 1.31
くとう/工藤一彦 32 14 2 1 0 3 9 0 437 104 113 19 18 1 57 2 0 55 50 4.33 1.26
齊藤/斉藤直哉 4 0 0 0 0 0 0 0 21 4.1 8 1 1 0 1 0 0 5 5 10.38 2.19
さとう/佐藤秀明 3 0 0 0 0 0 0 0 17 2.2 8 1 0 0 0 0 0 5 4 13.50 3.60
とおやま/遠山昭治 9 4 0 0 0 0 3 0 100 22.2 30 6 5 0 9 0 0 17 15 5.96 1.58
なかたよ/中田良弘 7 3 0 0 0 0 2 0 61 11.2 25 2 2 0 11 0 0 11 14 10.80 2.41
なかにし/中西清起 61 0 0 0 0 6 8 14 439 103.2 105 15 29 5 56 5 0 52 45 3.91 1.30
はまた/浜田知明 23 1 0 0 0 0 1 0 140 34 27 5 14 1 18 1 1 16 14 3.71 1.21
ふくま//福間納 48 2 0 0 0 1 2 0 307 71.1 82 4 16 2 32 1 0 43 38 4.79 1.38
ふくや/福家雅明 14 0 0 0 0 0 1 0 110 25.1 29 8 9 0 24 1 0 24 14 4.26 1.51
みこしは/御子柴進 42 3 0 0 0 0 2 1 268 66 64 9 13 0 26 0 0 24 22 3.00 1.17
みやもと/宮本四郎 4 0 0 0 0 0 0 0 16 3.1 4 0 1 0 1 1 0 1 1 2.70 1.61
やまもと/山本和行 34 0 0 0 0 2 1 9 194 48 53 13 3 1 42 1 0 24 23 4.31 1.17


打撃成績[編集]

  • 色付き規定打席(403打席)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手











































O
P
S
 
はーす/バース 123 518 453 60 145 15 2 37 275 79 1 0 0 1 60 13 4 70 8 .320 .403 .607 1.010
まゆみ/真弓明信 119 500 455 60 123 18 1 23 212 53 4 3 0 1 44 3 0 55 3 .270 .334 .466 .800
おかた/岡田彰布 130 518 474 54 121 24 3 14 193 58 5 2 0 2 40 2 2 75 12 .255 .315 .407 .722
ひらた/平田勝男 126 454 418 30 109 15 0 3 133 21 3 2 13 0 21 0 2 42 16 .261 .299 .318 .617
かけふ/掛布雅之 106 424 387 33 88 14 3 12 144 45 0 1 0 3 33 2 1 61 9 .227 .288 .372 .660
いわきり/岩切英司 6
おおの/大野久 82
かしわはら/柏原純一 57
きたむら/北村照文 106
きと/木戸克彦 101
さの/佐野仙好 100
しまた/嶋田宗彦 69
すすき/鈴木伸良 5
たお/田尾安志 104
つきやま/月山栄珠 8
とまり/渡真利克則 43
なかお/永尾泰憲 29
なかさき/長崎啓二 60
なかたに/中谷忠己 7
なかの/中野佐資 7
はつとり/服部浩一 2
ひろた/弘田澄男 5
ひきま/引間功侑 1
やき/八木裕 69
やまかわ/山川猛 30
やまわき/山脇光治 7
わた/和田豊 54

オールスターゲーム1987[編集]

選出選手及びスタッフ
ポジション 名前 選出回数
コーチ 吉田義男
投手 中西清起
内野手 バース 4
外野手 真弓明信 7
  • この年の阪神は監督推薦による選出のみであった。

できごと[編集]

3月[編集]

5月[編集]

6月[編集]

7月[編集]

10月[編集]

選手・スタッフ[編集]

表彰選手[編集]

リーグ・リーダー
受賞者なし
ベストナイン
選手名 ポジション 回数
バース 一塁手 3年連続3度目
ゴールデングラブ賞
選手名 ポジション 回数
平田勝男 遊撃手 4年連続4度目

ドラフト[編集]

順位 選手名 ポジション 所属 結果
1位 野田浩司 投手 九州産交 入団
2位 高井一 外野手 横浜高 入団
3位 山田勝彦 捕手 東邦高 入団
4位 宮脇則昭 投手 大牟田高 入団
5位 武内淳二 投手 鳴門商業高 入団
6位 牛山晃一 投手 市立川口高 入団

出典[編集]

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  1. ^ a b ベースボール・マガジン社刊「日本プロ野球事件史1934-2013」97ページ
  2. ^ a b 阪神タイガースヒストリー1985-1989阪神球団公式サイト