1991年の読売ジャイアンツ

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1991年の読売ジャイアンツ
成績
セントラル・リーグ4位
66勝64敗 勝率.508[1]
本拠地
都市 東京都文京区
球場
東京ドーム
Tokyo Dome 2007-2.jpg
球団組織
オーナー 正力亨
経営母体 読売新聞社
監督 藤田元司
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1991年の読売ジャイアンツ(1991ねんのよみうりジャイアンツ)では、1991年シーズンについての読売ジャイアンツの動向をまとめる。

この年の読売ジャイアンツは、2回目の藤田元司監督体制の3年目(通算6年目)のシーズンである。

概要[編集]

前年、ペナントレースを独走し優勝しながら、日本シリーズ西武ライオンズを相手に1勝もできず敗退した影響が残ったまま1991年シーズンを迎えることになったが、日本シリーズで露呈した弱点がこのシーズンでも現れることとなった。野手陣では新外国人のフィル・ブラッドリーが一定の成績を収め、その他も打撃成績は残すが、打線の繋がりに欠いた。また、守備面での失態が多く、正捕手の村田真一の弱肩や中尾孝義の衰えの為にチーム盗塁阻止率はこの年.156で2年連続12球団ワーストを記録、失策数も前年48個だったのが76個だった。投手陣も前年ほどの安定感はなく、斎藤雅樹槙原寛己木田優夫の不調、リリーフ投手のコマ不足から、1979年以来12年ぶりのBクラスとなる4位に転落した。シーズン終了後、近藤昭仁ヘッドコーチ・松原誠打撃コーチが、不振の責任を取る形で退団した。ブラッドリーもチームに馴染めず、シーズン終了後に退団した。

チーム成績[編集]

レギュラーシーズン[編集]

開幕オーダー
1 篠塚利夫[注 1]
2 川相昌弘
3 ブラッドリー
4 原辰徳
5 岡崎郁
6 吉村禎章[注 2]
7 駒田徳広
8 中尾孝義
9 槙原寛己
1991年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 大洋 -- 広島 -- 中日 -- 中日 -- 中日 -- 広島 -- 広島 --
2位 広島 1.0 ヤクルト 0.0 ヤクルト 1.5 ヤクルト 1.0 広島 4.5 中日 3.0 中日 3.0
3位 ヤクルト 1.0 中日 2.0 巨人 5.0 広島 3.5 ヤクルト 6.0 ヤクルト 8.5 ヤクルト 7.0
4位 巨人 1.0 巨人 2.0 広島 6.0 巨人 5.0 巨人 6.0 巨人 9.5 巨人 8.0
5位 中日 1.5 大洋 2.5 大洋 12.0 大洋 13.5 大洋 16.5 大洋 13.0 大洋 10.0
6位 阪神 4.5 阪神 8.5 阪神 20.5 阪神 22.0 阪神 24.0 阪神 23.0 阪神 26.0
1991年セントラル・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
優勝 広島東洋カープ 74 56 2 .569 -
2位 中日ドラゴンズ 71 59 1 .546 3.0
3位 ヤクルトスワローズ 67 63 2 .515 7.0
4位 読売ジャイアンツ 66 64 0 .508 8.0
5位 横浜大洋ホエールズ 64 66 1 .492 10.0
6位 阪神タイガース 48 82 0 .369 26.0

オールスターゲーム1991[編集]

  • 監督
藤田元司
  • ファン投票
桑田真澄
篠塚利夫
岡崎郁
原辰徳
吉村禎章
  • 監督推薦
槙原寛己
駒田徳広

できごと[編集]

4月[編集]

  • 6・7日の中日との開幕2連戦を連敗スタート。連敗スタートは11年ぶり。
  • 14日の広島戦で桑田真澄がプロ初セーブを記録。
  • 27日の大洋戦で宮本和知は、初回の先頭打者のヒット1本のみに抑え、完封勝ち(四球1)。

5月[編集]

  • 22日のヤクルト戦で、プロ3年目の松谷竜二郎が完投で初勝利。

6月[編集]

  • 21日の大洋戦、5回まで0対8と大きくリードされたが、打線が奮起し9回までに同点に追いつくと、延長11回に村田真一のタイムリーでサヨナラ勝ち。
  • 25日のヤクルト戦は5対16と大敗。16失点は球団史上ワースト5番目の記録(当時)。

7月[編集]

  • 19日の中日戦、7回まで8対0と楽勝ムードも、8回に7失点するなど8対9と逆転負けを喫する。
  • 22日、デニー・ゴンザレスの入団を発表。
  • 28日のヤクルト戦に負けて、自力優勝が消滅した。

8月[編集]

  • 13日の大洋戦で8盗塁を許す。

10月[編集]

  • 5日の阪神戦で原辰徳がセ・リーグ新記録の12犠飛。
  • 12年ぶりのBクラスが確定。

選手・スタッフ[編集]

[2]

表彰選手[編集]

リーグ・リーダー[編集]

受賞者なし

ベストナイン[編集]

原辰徳(外野手、2年連続2度目[注 3]
桑田真澄(投手、3年ぶり3度目)
駒田徳広(一塁手、3年連続3度目)
川相昌弘(遊撃手、3年連続3度目)

ドラフト[編集]

順位 選手名 ポジション 所属 結果
1位 谷口功一 投手 天理高 入団
2位 小原沢重頼 投手 城西大学 入団
3位 松岡正樹 捕手 平安高 入団
4位 伊藤博康 外野手 東北福祉大学 入団
5位 三好正晴 投手 川口工業高 入団
6位 羽根川竜 投手 東北高 入団

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 偵察メンバーの水野雄仁と交代
  2. ^ 偵察メンバーの吉田修司と交代
  3. ^ 三塁手部門で3度受賞しており、通算5度目。

出典[編集]

  1. ^ 年度別成績 1991年 セントラル・リーグ”. 2016年12月16日閲覧。
  2. ^ 読売巨人軍公式HP 背番号変遷”. 2016年12月16日閲覧。