1996年の韓国シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1996年の韓国シリーズ

概要[編集]

1996年韓国シリーズは、公式戦1位のヘテ・タイガースと同4位のプレイオフ勝者現代ユニコーンズの間で2-2-3の7戦4勝制で行われ、ヘテ・タイガースが4勝2敗で優勝した。これでヘテは3年ぶり8度目の優勝になった。

準プレイオフ、プレイオフでは、太平洋からチーム買収間もない現代ユニコーンズの快進撃が話題の中心だった。当時、韓国で三星グループと1、2を争っていた大手企業グループの現代は、球団を買収してから以前とは違うスケールの支援の他、社会人球団の現代フェニックスと契約していた選手たちを有効に活用して、戦力強化に乗り出した。そうして獲得した有望選手の1人がこの年最優秀新人の朴栽弘(パク・ジェホン)だった。朴栽弘は新人でありながら、史上初の30本塁打、30盗塁の記録を樹立する他、106打点で最優秀新人のタイトルを獲得するなど、打線の中心として活躍。貧弱だった打線に勢いをつけて、チームの公式戦での快進撃に大きく貢献した。投手陣も鄭珉台(チョン・ミンテ)、魏在永(ウィ・ジェヨン)の先発陣に故障から復活した抑えの鄭明源(チョン・ミョンウォン)の活躍で、後半戦にやや失速しながらも2年ぶりのポストシーズン復帰を果たした。

準プレイオフの相手であったハンファ・イーグルスは、具臺晟(ク・デソン)1人の力に頼ったチームだった。具臺晟は公式戦で中継ぎと抑えを問わず登板、最多勝利と最優秀救援のタイトルを同時に受賞するほどの大車輪の活躍でチームを3位に引き上げたが、準プレイオフでは初戦から味方投手陣の大量失点で登板のチャンスを掴めないまま落とし、王手をかけられた第2戦で現代の勢いを止められず負け投手になり、下位チームの現代に苦汁をなめさせられた。


ステージ 勝利チーム 成績 星取表 敗戦チーム
準プレーオフ 現代ユニコーンズ(公式戦4位) 2勝 ○○ ハンファ・イーグルス(公式戦3位)
プレーオフ 現代ユニコーンズ(公式戦4位) 3勝2敗 ●●○○○ サンバンウル・レイダース(公式戦2位)
韓国シリーズ ヘテ・タイガース(公式戦1位) 4勝2敗 ○●○●○○ 現代ユニコーンズ(公式戦4位)

準プレイオフ[編集]

第1戦 10月1日・大田ハンバッ運動場野球場[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H
現代ユニコーンズ 1 0 0 0 5 1 3 0 5 15 14
ハンファ・イーグルス 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3
  1. : 鄭珉台(チョン・ミンテ、1-0)  : 鄭珉哲(チョン・ミンチョル、0-1)  
  2. :  現代 – 朴栽弘(パク・ジェホン、5回表、3ラン)、金敬起(キム・ギョンギ、7回表、2ラン)、金相国(キム・サングク、9回表、2ラン)

第2戦 10月4日・仁川公設運動場野球場[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H
ハンファ・イーグルス 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2 8
現代ユニコーンズ 0 0 2 0 0 1 1 0 X 4 7
  1. : 鄭明源(チョン・ミョンウォン、1-0)  : 具臺晟(ク・デソン、0-1)  S: 鄭珉台(1-0-1s)  
  2. :  ハンファ – 李栄雨(イ・ヨンウ、3回表、2ラン)
  • 現代ユニコーンズ2勝でプレイオフ進出

プレイオフ[編集]

第1戦 10月7日・全州公設運動場野球場[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H
現代ユニコーンズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6
サンバンウル・レイダース 0 0 0 0 0 0 0 0 1x 1 6
  1. : 呉奉玉(オ・ボンオク、1-0)  : 鄭明源(チョン・ミョンウォン、0-1)  
  2. :  サンバンウル – 朴哲祐(パク・チョル、9回裏、ソロ)

第2戦 10月8日・全州公設運動場野球場[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H
現代ユニコーンズ 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 3
サンバンウル・レイダース 0 0 0 0 0 2 0 0 X 2 3
  1. : 金基徳(キム・キドク、1-0)  : 金弘集(キム・ホンジプ、0-1)  S: 曺圭帝(チョ・ギュジェ、0-0-1s)  
  2. :  現代 – 朴栽弘(パク・ジェホン、6回表、ソロ)

第3戦 10月10日・仁川公設運動場野球場[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H
サンバンウル・レイダース 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3
現代ユニコーンズ 0 0 3 0 0 0 0 0 X 3 3
  1. : 崔敞皓(チェ・チャンホ、1-0)  : 金圓衡(キム・ウォンヒョン、0-1)  S: 曺雄天(チョ・ウンチョン、0-0-1s)  

第4戦 10月11日・仁川公設運動場野球場[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H
サンバンウル・レイダース 1 0 1 0 0 0 0 0 0 2 7
現代ユニコーンズ 1 0 1 0 0 0 0 2 X 4 10
  1. : 金弘集(1-1)  : 金基徳(1-1)  S: 鄭明源(0-0-1s)  

第5戦 10月13日・蚕室野球場[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H
現代ユニコーンズ 0 0 0 1 1 1 0 0 0 3 8
サンバンウル・レイダース 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 6
  1. : 魏在永(ウィ・ジェヨン、1-0)  : 金基徳(1-2)  S: 鄭珉台(チョン・ミンテ、0-0-1s)  
  • 現代ユニコーンズ3勝2敗で韓国シリーズ進出

韓国シリーズ[編集]

第1戦 10月16日・光州無等総合競技場野球場[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H
現代ユニコーンズ 0 2 0 0 0 0 1 0 0 3 4
ヘテ・タイガース 2 2 1 0 3 0 0 0 X 8 10
  1. : 李大振(イ・デジン、1-0)  : 魏在永(ウィ・ジェヨン、0-1)  S: 金正洙(キム・ジョンス、0-0-1s)  
  2. :  現代 – 金敬起(キム・ギョンギ、2回表、2ラン)、朴栽弘(パク・ジェホン、7回表、ソロ)  ヘテ – 洪弦佑(ホン・ヒョヌ、1回裏、2ラン)、朴在容(パク・ジェヨン、2回裏、ソロ)、崔海植(チェ・ヘシク、5回裏、3ラン)

第2戦 10月17日・光州無等総合競技場野球場[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 R H
現代ユニコーンズ 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 2 7
ヘテ・タイガース 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 4
  1. : 曺雄天(チョ・ウンチョン、1-0)  : 金正洙(0-1-1s)  
  2. :  現代 – 李崇勇(イ・スンヨン、6回表、ソロ)

第3戦 10月19日・仁川公設運動場野球場[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ヘテ・タイガース 0 0 0 0 2 0 0 0 3 5 4 1
現代ユニコーンズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 1
  1. : 李強喆(イ・ガンチョル、1-0)  : 魏在永(0-2)  

第4戦 10月20日・仁川公設運動場野球場[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H
ヘテ・タイガース 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
現代ユニコーンズ 0 0 0 0 0 0 0 4 X 4 7
  1. : 鄭明源(チョン・ミョンウォン、1-0)  : 李大振(1-1)  

第5戦 10月22日・蚕室野球場[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H
現代ユニコーンズ 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 6
ヘテ・タイガース 0 0 3 0 0 0 0 0 X 3 9
  1. : 趙啓顯(チョ・ゲヒョン、1-0)  : 鄭珉台(チョン・ミンテ、0-1)  S: 李強喆(1-0-1s)  
  2. :  ヘテ – 李昊星(イ・ホソン、3回裏、2ラン)

第6戦 10月23日・蚕室野球場[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H
ヘテ・タイガース 1 0 0 2 0 0 0 0 2 5 13
現代ユニコーンズ 0 1 0 0 0 0 1 0 0 2 6
  1. : 李強喆(2-0-1s)  : 鄭明源(1-1)  S: 李大振(1-1-1s)  
  • ヘテ・タイガース4勝2敗で韓国シリーズ優勝
  • MVP: 李強喆(イ・ガンチョル、投手、ヘテ)5試合登板、2勝0敗1セーブ