1999年貴族院改革後における世襲貴族在籍議員一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

本稿は、1999年のブレア内閣によって行われた貴族院改革における貴族院法制定以降も貴族院に引き続きその在籍が決まった世襲貴族の一覧である。

同法によって、紋章院総裁及び大侍従卿を含む92議席を除き、すべての世襲貴族の議席が削除された。

同法可決前に、貴族院が認めた世襲貴族の所属の内訳は以下の通り[1]

貴族院に引き続き籍が置かれる世襲貴族の総数は、貴族院改革時の首相トニー・ブレアと当時の貴族院院内総務のクランボーン子爵(のちの第7代ソールズベリー侯爵。なお彼の高祖父は英国最後の貴族院選出による首相ソールズベリ卿)らの話合いによって決定された。

その選出は当時の政党の議席数に応じる方法でなされた結果、従前の通り保守党が第1党となっている。

1911年議会法や1999年貴族院法によってその権能に大幅な制限が加えられたとはいえ、貴族院における保守党の優位性は歴史的に継続していると言える。

2018年1月現在、爵位による内訳は、公爵が4人、侯爵が1人、伯爵が26人、子爵が17人、男爵が44人となっており、計92人の世襲貴族が籍を置いている。

貴族院によって選任された貴族[編集]

在籍中のもの[編集]

在籍者 所属 初議席年 選出年 前任者
第31代マー女伯、マーガレット・オブ・マー クロスベンチ 1975年 1999年
第2代エルトン男爵ロドニー・エルトン 保守党 1973年 1999年
第5代ブルーム=ヴォークス男爵マイケル・ブルーム 保守党 1967年 1999年
第15代フォークランド子爵ルシウス・ケアリー
(自由民主党として選出。 2011年にクロスベンチに所属 [2])
クロスベンチ 1984年 1999年
第3代コルウィン男爵アンソニー・ハミルトン=スミス 保守党 1966年 1999年
第3代ゲッデス男爵ユアン・ゲデス 保守党 1975年 1999年
第3代サイモン子爵ジャン・サイモン 労働党 1993年 1999年
第2代アルスウォーター子爵ニコラス・ラウザー
(貴族院改革時には議席喪失)
保守党 1966年 2003年4月1日 第13代オックスフィード子爵ジョージ・マクギル
第2代エクルズ子爵ジョン・エクルズ

(貴族院改革時には議席喪失)

保守党 1999年 2005年4月4日 第4代アバーデア男爵モリス・ブルース
第3代ハンワース子爵デビッド・ポロック
(貴族院改革時には議席喪失)
労働党 1996年 2011年3月22日 第11代ストラボルギー男爵デビッド・ケンワージー
第5代クーロスのコルヴィル子爵チャールズ・コルヴィル クロスベンチャー 2011年 2011年7月20日 第4代アムトヒル男爵ジョフリー・ラッセル
第5代ボリック男爵ジェイミー・ボリック 保守党 2013年 2013年7月17日 第14代レイ卿ヒュー・マッケイ
第3代オックスフォード=アスキス伯爵レイモンド・アスキス 自由民主党 2014年 2014年10月21日 第7代メスエン男爵ロバート・メスエン
第4代コルグレイン男爵アラステア・キャンベル 保守党 2017年 2017年3月27日 第3代ライル男爵チャールズ・ライル
第15代レイ卿エネアス・マッケイ 保守党 2019年 2019年1月22日 第7代スケルマーズデール男爵ロジャー・ブートル=ワイブラハム

物故者[編集]

物故者 所属 初議席年 選出年 逝去年
第13代オックスフィード子爵ジョージ・マクギル 保守党 1986 1999 2003年1月3日
第4代アバーデア男爵モリス・ブルース 保守党 1957 1999 2005年1月23日
第11代ストラボルギ男爵デビッド・ケンワージー 労働党 1953 1999 2010年12月24日
第4代アムトヒル男爵ジョフリー・ラッセル クロスベンチ 1973 1999 2011年4月23日
第14代レイ卿ヒュー・マッカイ 保守党 1963 1999 2013年5月10日
第7代メスエン男爵ロバート・メスエン 自由民主党 1994 1999 2014年7月9日
第3代ライル男爵チャールズ・ライル 保守党 1960 1999 2017年1月11日
第7代スケルマーズデール男爵ロジャー・ブートル=ワイブラハム 保守党 1973 1999 2018年10月31日

保守党選出の貴族[編集]

在籍中の者[編集]

在籍者 初議席年 選出年 前任者
第2代ストラスクライド男爵トーマス・ガルブレイス 1986年 1999年
第2代トレフガン男爵デイビッド・トレフガン 1962年 1999年
第2代デナム男爵バートラム・ボウヤー 1949年 1999年
第3代マンクロフト男爵ベンジャミン・マンクロフト 1987年 1999年
第7代ハウ伯爵フレデリック・カーゾン 1984年 1999年
第3代タラのブラバゾン男爵アイヴォン・ムーア=ブラバゾン 1974年 1999年
第20代ケイスネス伯爵マルコム・シンクレア 1969年 1999年
第8代ヘンリー男爵オリバー・イーデン 1977年 1999年
第4代グレナーサー男爵サイモン・アーサー 1976年 1999年
第3代ヒーヴァーのアスター男爵ジョン・アスター 1984年 1999年
第4代アスター子爵ウィリアム・アスター 1972年 1999年
第9代コータウン伯爵パトリック・ストップフォード 1975年 1999年
第3代ピール伯爵ウィリアム・ピール
(2006年に侍従長に就任したため、クロスベンチ(中立派)に移った) [3]
1973年 1999年
第4代モイニハン男爵コリン・モイニハン 1997年 1999年
第3代アトリー伯爵ジョン・アトリー 1992年 1999年
第4代ゴッシェン子爵ガイルス・ゴッシェン 1986年 1999年
第8代モントローズ公爵ジェイムズ・グラハム 1992年 1999年
第3代ブリッジマン子爵ロビン・ブリッジマン 1982年 1999年
第16代リンジー伯爵ジェイムズ・リンジー=ベテューヌ 1989年 1999年
第12代ルーカス男爵ラルフ・パーマー 1991年 1999年
第15代ヒューム伯爵デイビッド・ダグラス=ヒューム 1995年 1999年
第2代クラソーン男爵ジェイムズ・ダグデール 1977年 1999年
第21代ウィロビー・ド・ブローク男爵デイビッド・バーニー

2007年にUKIPに参加 。 2018年から無所属[4]

1986年 1999年
第2代イングルウッド男爵リチャード・フレッチャー=ベイン
1989年 1999年
第6代ノースブルック男爵フランシス・ベアリング 1990年 1999年
第3代スウィンフェン男爵ロジャー・スウィンフェン=イーディ 1977年 1999年
第22代シュルーズベリー伯爵チャールズ・チェットウィンド=タルボット 1980年 1999年
第3代セルズドン男爵マルコム・ミッチェル=トムソン 1963年 1999年
第5代リバプール伯爵エドワード・フォジャム 1969年 1999年
第9代アラン伯爵アーサー・ゴア 1983年 1999年
第12代ダンディー伯爵アレクサンダー・スクリムジョア 1983年 1999年
第3代ロザウィック男爵ロビン・ケイザー 1996年 1999年
第3代トレンチャード子爵ヒュー・トレンチャード
(貴族院改革時には議席喪失)
1987年 2004年5月27日 第6代ヴィヴィアン男爵ニコラス・ヴィヴィアン
第7代ド・モーリー男爵ルパート・ポンソンビー 2005年 2005年3月14日 第6代バーナム男爵ヒュー・ローソン
第7代カスカート伯爵チャールズ・カスカート


 (貴族院改革時には議席喪失)

1999年 2007年3月7日 第26代モウブレー男爵チャールズ・ストートン
第5代レッキーのヤンガー子爵ジェイムズ・ヤンガー 2010年 2010年6月23日 第14代ノーセスク伯爵デイビッド・カーネギー
第4代ハイドのアシュトン男爵ヘンリー・アシュトン 2011年 2011年7月20日 第7代オンズロー伯爵マイケル・オンズロー
第5代リドレー子爵マシュー・ホワイト・リドレー 2013年 2013年2月6日 第13代フェラーズ伯爵ロバート・シャーリー
第9代ウェリントン公爵チャールズ・ウェルズリー 2015年 2015年9月16日 第3代ルーク男爵アーサー・ローソン・ジョンストン
第14代キャメロンのフェアファクス卿ニコラス・フェアファクス
(貴族院改革時には議席喪失)
1977年 2015年11月24日 第3代ボーリューのモンタギュー男爵エドワード・ダグラス=スコット=モンタギュー
第5代ベセル男爵ジェイムズ・ベセル 2018年 2018年7月18日 第3代グレントラン男爵ロビン・ディクソン

物故者[編集]

物故者 初議席年 選出年 逝去年
第6代ヴィヴィアン男爵ニコラス・ヴィヴィアン 1991 1999 2004年2月28日
第6代バーナム男爵ヒュー・ローソン 1993 1999 2005年1月1日
第26代モウブレー男爵チャールズ・ストートン 1965 1999 2006年12月12日
第14代ノーセスク伯爵デイビッド・カーネギー 1994 1999 2010年3月28日
第7代オンズロー伯爵マイケル・オンズロー 1971 1999 2011年5月14日
第13代フェラーズ伯爵ロバート・シャーリー 1954 1999 2012年11月13日
第3代ボーリューのモンタギュー男爵エドワード・ダクラス=スコット=モンタギュー 1947 1999 2015年8月31日

辞任した者[編集]

対象者 初議席年 選出年 辞職年 逝去年
第3代ルーク男爵アーサー・ローソン 1996 1999 2015年6月24日 2015年10月2日
第3代グレントラン男爵ロビン・ディクソン 1995 1999 2018年6月1日
第4代セルボーン伯爵ジョン・パーマー

(保守党を離党。2020年より無所属[5])

1971 1999 2020年3月26日


クロスベンチ(中立派)所属の貴族[編集]

在籍中の者[編集]

在籍者 初議席年 選出年 前任者
第3代フレイバーグ男爵バレリアン・フレイバーグ 1993年 1999年
第22代ブレッツェのシンジョン男爵アンソニー・シンジョン 1978年 1999年
第11代サンドウィッチ伯爵ジョン・モンタギュー 1995年 1999年
第4代パーマ―男爵エイドリアン・パーマ― 1990年 1999年
第3代ブルックバラ子爵アラン・ブルック 1987年 1999年
第5代ヒルトン男爵レイモンド・ジョリフ 1967年 1999年
第24代エロル伯爵マーリン・ヘイ 1978年 1999年
第3代クレイガヴォン子爵ジャンリック・クレイグ 1974年 1999年
第6代リストーエル伯爵フランシス・ヘア 1997年 1999年
第3代ウェイヴァーリー子爵ジョン・アンダーソン 1990年 1999年
第4代グリーンウェイ男爵アンブローズ・グリーンウェイ 1975年 1999年
第7代ロスリン伯爵ピーター・セントクレア=アースキン 1979年 1999年
第14代ステア伯爵ジョン・ダルリンプル
(貴族院改革時には議席喪失)
1996年 2008年5月22日 第18代ダーシー・ド・ネイス男爵デイヴィナ・イングラムズ
第5代アバーデア男爵アラステア・ブルース 2009年 2009年7月15日 第3代ブレディスロー子爵クリストファー・バサースト
第9代クランカーティ伯爵ニコラス・トレンチ
(貴族院改革時には議席喪失)
1995年 2010年6月23日 第4代コルヴィルのカルロス子爵マーク・コルヴィル
第5代リットン伯爵ジョン・リットン

(貴族院改革時には議席喪失)

1985年 2011年5月11日 第11代モンソン男爵ジョン・モンソン
第7代クロムウェル男爵ゴドフリー・ビュウィック=コプリー
(貴族院改革時には議席喪失)
1982年 2014年4月8日 第2代モラン男爵ジョン・ウィルソン
第3代リバプールのラッセル男爵サイモン・ラッセル
(貴族院改革時には議席喪失)
1981年 2014年12月9日 第3代アレンビー子爵マイケル・アレンビー
第19代サマセット公爵ジョン・シーモア
(貴族院改革時には議席喪失)
1984年 2014年12月9日 第2代コボルド男爵デイビッド・リットン=コボルド
第9代サーロー男爵ローレイン・ハヴェル=サーロー=カミング=ブルース 2015年 2015年2月3日 第2代チョウリー男爵ロジャー・チョリー
第16代キノール伯爵チャールズ・ヘイ 2015年 2015年2月3日 第21代ソルトーン女卿フローラ・フレーザー
第4代マウントエヴァン男爵ジェフリー・エヴァンズ 2015年 2015年7月6日 第3代テンビー子爵ウィリアム・ロイド=ジョージ
第5代トレヴェシン男爵パトリック・ローレンス 2015年 2015年10月20日 第2代アラメインのモントゴメリー子爵デイビッド・モントゴメリー
第15代コーク伯爵ジョン・ボイル 2016年 2016年7月12日 第2代ブリッジズ男爵トーマス・ブリッジズ
第12代ホロデンのヴォー男爵リチャード・ギルビー 2017年 2017年7月19日 第10代ウォルポール男爵ロバート・ウォルポール
第19代デヴォン伯爵チャールズ・コートネイ 2018年 2018年7月4日 第4代ボールドウィン伯爵エドワードー・ボールドウィン
第7代キャリントン男爵ルパート・キャリントン 2018年 2018年11月28日 第5代ノースボーン男爵クリストファー・ジェイムズ
第4代レイブンズデール男爵ダニエル・モズリー 2019年 2019年3月27日 第2代スリム子爵ジョン・スリム

物故者[編集]

物故者 初議席年 選出年 逝去年
第11代ウォートン女男爵マートル・ロバートソン 1990年 1999年 2000年5月15日
第7代カーナヴォン伯爵ヘンリー・ハーバート 1987年 1999年 2001年9月10日
第16代ストレンジ男爵チェリー・ドラモンド 1986年 1999年 2005年3月11日
第18代ダーシー・ド・ネイス女男爵デイヴィナ・イングラムズ
( 1963年爵位法にもとづき議員に選任)
1963年 1999年 2008年2月24日
第3代ブレディスロー子爵クリストファー・バサースト 1979年 1999年 2009年5月12日
第4代クーロスのコルヴィル子爵マーク・コルヴィル 1954年 1999年 2010年4月8日
第11代モンソン男爵ジョン・モンソン 1958年 1999年 2011年2月12日
第2代モラン男爵ジョン・ウィルソン 1977年 1999年 2014年2月14日
第3代テンビー子爵マイケル・アレンビー 1984年 1999年 2014年10月3日
第2代スリム子爵ジョン・スリム 1970年 1999年 2019年1月12日

辞職者[編集]

辞職者 初議席年 選出年 前任者 辞職年 逝去年
第2代コボールド男爵デイビッド・リットン=コボールド
(貴族院改革時には議席喪失)
1987 2000年10月15日 第11代ウォートン女男爵マートル・ロバートソン 2014年10月13日
第2代チョーリー男爵ロジャー・チョーリー

(貴族院改革時には議席喪失)

1987 2001年9月11日 第7代カーナヴォン伯爵ヘンリー・ハーバート 2014年11月17日 2016年2月21日
第21代ソルトーン女卿フローラ・フレイザー 1979 1999 2014年12月12日
第3代テンビー子爵ウィリアム・ロイド=ジョージ 1983 1999 2015年5月1日
第2代アラメインのモントゴメリー子爵デイビッド・モントゴメリー
(貴族院改革時には議席喪失)
1976 2005年6月28日 第16代ストレンジ女男爵チェリー・ドラモンド 2015年7月23日
第10代ウォルポール男爵ロバート・ウォルポール 1989 1999 2017年6月13日
第4代ボールドウィン伯爵エドワード・ボールドウィン 1976 1999 2018年5月9日
第5代ノースボーン男爵クリストファー・ジェイムズ 1982 1999 2018年9月4日

長期不在による議席削除[編集]

2014年貴族院改革法英語版第2節の規定に基き、その議席を削除された者。

同法は、病気や事故等により、貴族院議員としての出席が長期にわたって行われない者の議席を除くことができる旨を定めた法律。

対象者 初議席年 選出年 議席削除年 逝去年
第2代ブリッジズ男爵トーマス・ブリッジズ[6] 1969 1999 2016年5月18日 2017年5月27日

自由民主党選出の貴族[編集]

在籍中の者[編集]

在籍者 初議席年 前任者
第6代アディントン男爵ドミニク・ハバード 1982
第10代グラスゴー伯爵パトリック・ボイル

(貴族院改革時には議席喪失)
1984 第5代ラッセル伯爵コンラッド・ラッセル
第3代サーソー子爵ジョン・アーチーボルド・シンクレア

(貴族院改革時には議席喪失)
1995 第4代エーヴベリー男爵エリック・ラボック

物故者[編集]

物故者 初議席年 選出年 逝去年
第5代ラッセル伯爵コンラッド・ラッセル 1987 1999 2004年10月14日
第4代エーヴベリー男爵エリック・ラボック 1971 1999 2016年2月14日

労働党選出の貴族[編集]

在籍中の者[編集]

在籍者 初議席年 選出年 前任者
第3代リー男爵ニコラス・リー英語版 1982 1999
第3代グランチェスター男爵ジョン・スエンソン=テイラー英語版

(貴族院改革時には議席喪失)
1995 2003年11月4日 第2代リーズのミルナー男爵マイケル・ミルナー

物故者[編集]

物故者 初議席年 選出年 逝去年
第2代リーズのミルナー男爵マイケル・ミルナー 1967 1999 2003年8月20日

出典[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ Hansard, Vol 604 No 126 Cols 1290-1292” (1999年7月26日). 2008年5月19日閲覧。
  2. ^ House of Lords, Official Website - Viscount Falkland”. 2012年4月5日閲覧。
  3. ^ Earl Peel”. UK Parliament. 2018年8月6日閲覧。
  4. ^ Lord Willoughby de Broke”. UK Parliament. 2018年12月6日閲覧。
  5. ^ Parliamentary career for The Earl of Selborne - MPs and Lords - UK Parliament” (英語). members.parliament.uk. 2020年3月29日閲覧。
  6. ^ Four absent peers cease to be House of Lords members”. BBC News. 2019年11月5日閲覧。

関連項目[編集]