SARSコロナウイルス2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() | このページ名「SARSコロナウイルス2」は暫定的なものです。 議論はノート:SARSコロナウイルス2#SARS-CoV-2の和名についてを参照してください。(2020年7月) |
このページのノートに、このページに関する注意があります。(2020年7月) 注意の要約:「ウイルス (SARS-CoV-2) が流行」と書くより「ウイルスによる感染症 (COVID-19) が流行」と書くほうが適切です。したがって、他の記事で影響などについて記述するときは、この記事よりも新型コロナウイルス感染症 (2019年)にリンクすべきでしょう。 |
![]() |
SARSコロナウイルス2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
SARSコロナウイルス2[注 1](サーズコロナウイルスツー、英語: severe acute respiratory syndrome coronavirus 2、略称: SARS-CoV-2、中国語: 严重急性呼吸系统综合征冠状病毒2)は、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)[2]の原因となる、SARS関連コロナウイルス (SARSr-CoV) に属するコロナウイルスである[3]。日本の国家機関や主要な報道機関は「新型コロナウイルス」と呼んでおり[4][5]、「新型コロナ」と省略される場合もある[5][6][7][8]。
2019年11月に中華人民共和国湖北省武漢市付近で発生が初めて確認され[9]、その後、COVID-19の世界的流行(パンデミック)を引き起こしている[10][11][12]。国によって異なる流行像がある[13]。
なお、本ウイルスが重症急性呼吸器症候群 (SARS) の原因ウイルスでないにもかかわらずSARSの名を冠しているのは、SARS-CoV-2が2002年から2003年にかけて流行したSARSの原因ウイルスであるSARSコロナウイルス(SARS-CoV、あるいはレトロニムとしてSARS-CoV-1)と同種で、SARS関連コロナウイルス (SARSr-CoV) の株の一つと考えられているためである[14][15]。
名称[編集]
このウイルスの国際的な公式名称は、severe acute respiratory syndrome coronavirus 2(略称: SARS-CoV-2)であり、疾病の名称は、coronavirus disease 2019(略称: COVID-19)[1]である。
2020年1月7日、世界保健機関 (World Health Organization; 以下 WHO) は、中国武漢で発生している疾患の原因であるウイルスを2019-nCoV(2019 novel coronavirus の略称)と暫定的に命名した[1][16][17][18][19][注 2]。この呼称は厚生労働省公式ウェブサイトのほか[20]、国立感染症研究所作成の「病原体検出マニュアル 2019-nCoV」と[21]、これを基にした「2019-nCoV 遺伝子検査方法」にも使用された[22]。このため、体外医薬品の名称や、正式名称決定以前に作成されたウェブサイトなどにみられる[23][24][25][注 3]。
同年2月11日、国際ウイルス分類委員会 (ICTV) がSARS-CoV-2(Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 の頭字語)と正式命名した[3][31][32][33]。この日本語訳としてSARSコロナウイルス2[34][35]のほか、SARSコロナウイルス-2[36][37]、サーズコロナウイルス2[38]、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2[39][40]、重症急性呼吸器症候群 (SARS) コロナウイルス2型[41][42]などと呼称・表記される場合もある。
日本の国家機関や主要な報道機関は同年時点で、単に新型コロナウイルスと呼称している[4][5][6][19][43]。
一方、WHO は同年2月11日、このウイルスによる疾患をCOVID-19(Coronavirus disease 2019 の略称)と命名している[44]。
呼称に関する論争[編集]
アメリカ合衆国などでは発生地の名前を付けて武漢ウイルス (Wuhan Virus) 、中国ウイルス (Chinese Virus) などと呼称すべきだとする意見が出るなど論争となっている[45][46][47][48]。
分類と系統[編集]
SARSコロナウイルス2は、ゲノムとして一本鎖プラス鎖RNAを持つ、コロナウイルスに属している。この仲間は哺乳類や鳥類に感染する非常に多数の種を含むが、人に感染症を引き起こすものだけでも、重篤な肺炎の原因となるSARSコロナウイルス (SARS-CoV) やMERSコロナウイルス (MERS-CoV)、季節性の風邪を引き起こすヒトコロナウイルス229E (HCoV-229) やHCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1などがある。SARS-CoV-2は、2019年にヒトに対して病原性を有する7番目のコロナウイルスとして出現したものである。
このウイルスは国際ウイルス分類委員会 (ICTV) により、SARSコロナウイルス (SARS-CoV) と同じ種(の姉妹系統)と見なされており、ベータコロナウイルス属のSARS関連コロナウイルス (SARSr-CoV) という種に属している[3]。ただし、SARSコロナウイルスの直接の子孫ではない[49]。元々コウモリなどの野生動物が保因していたものが、それぞれ独立してヒトに伝播、ヒトへの感染能力を獲得したと考えられている[49]。
2020年3月26日には、マレーセンザンコウからゲノムの類似度が 85 - 92% であるコロナウイルスが発見されており、これらはよりSARS-CoV-2の祖先に近いと考えられる[50][51]。
ゲノム配列[編集]
![]() コロナウイルスのゲノム構成 | |
NCBIゲノムID | MN908947 |
---|---|
ゲノムサイズ | 29,903 bases |
完了年 | 2020 |
このウイルスの完全ゲノム配列は上海公共衛生臨床センター、武漢市中心医院、華中科技大学、武漢市疾病予防控制中心、中国疾病預防控制中心感染症予防管理所、中国疾病管理予防センター、シドニー大学らの協力によって解読され、シドニー大学のエドワード・C・ホルムズ教授の協力の下、上海公共衛生臨床センターの張永振教授によって2020年1月11日にVirological.org上に公開された[52]。
その後、1月14日には国際核酸配列データベースGenBankで正式に公開されている[53]。他種のコロナウイルスと比較すると、中国浙江省舟山市のコウモリから発見されたSARSウイルスに一番近く、コウモリSARSウイルス、ヒトSARSウイルス、ジャコウネコSARSウイルスとも80%近くの類似度を持つことが、香港大学微生物学科感染症専門の袁国勇教授により報告されている[54]。
推定されている塩基置換率は、0.00084 /塩基/年であり、インフルエンザの塩基置換率の約 1/6 - 1/2 倍である[55]。
構造[編集]
ウイルス粒子(ビリオン)は、50 - 200 nm(ナノメートル)ほどの大きさである[57]。一般的なコロナウイルスと同様に、S(スパイク)タンパク質、N(ヌクレオカプシド)タンパク質、M(膜)タンパク質、E(エンベロープ)タンパク質として知られる4つのたんぱく質と、RNAにより構成されている。このうち、Nタンパク質がRNAと結合してヌクレオカプシドを形成し、脂質と結合したS、EおよびMタンパク質がその周りを取り囲んでエンベロープを形成する。エンベロープの最も外側に位置するSタンパク質は、細胞表面のACE2受容体に結合して細胞への感染を可能とする[58]。ヒトへの感染にACE2受容体を利用する点はSARSコロナウイルス (SARS-CoV) と共通しており、DPP-4受容体を利用するMERSコロナウイルス (MERS-CoV) や、アミノペプチダーゼN (APN) を利用するヒトコロナウイルス229Eとは異なる[59]。ウイルスゲノムは29,903 塩基で、一本鎖プラス鎖RNAウイルスである[60]。
タンパク質やRNAのSARSコロナウイルスとの相同性は、Sタンパク質が76.0%、Nタンパク質が90.6%、Mタンパク質が90.1%、Eタンパク質が94.7%[61]、RNAが80%となっている[58][62]。一方で同じベータコロナウイルスの中でも別種[3]のMERSコロナウイルスとは、それぞれ4.6%、7.6%、6.3%、30.5%[61]、50%[58]しか一致していない。
SARS-CoV-2には、SARSコロナウイルスと異なり、Sタンパク質に感染力と病原性を高めるフーリン切断部位が存在する[63]。これはサルベコウイルスの中では他に例が無いが、コロナウイルス科全体で見れば珍しいものではなく、多くのマウス肝炎コロナウイルス (MHV-JHM, MHV-A59) やヒトコロナウイルス (MERS-CoV, HCoV-OC43) などが同様の部位を保有している[64]。
病原体[編集]
![]() | この節の加筆が望まれています。 (2020年2月) |
基本再生産数[編集]
SARS-CoV-2の基本再生産数 (R0) の見積もりに関する未査読の多くの研究は、数字の差異があり、また評価が分かれているが、R0は 1.4 - 3.9 と推定されている[65][66][67][68]。これは無防備な状態では、SARS-CoV-2は通常、感染者1人当たり1.4から3.9人の新規感染者を生じさせるという意味である。これにより、SARS-CoV-2は少なくとも4人を連鎖的に感染させる事が確認されている[69]。
他の未査読の研究では、基本再生産数を3.30 - 5.47とするもの[70]、2.13[71] - 4.82[72][73]とするものがある。
動物への感染[編集]
ベルギー保健当局は感染者から猫にウイルスが伝染する事例があるとした[74]。その他、犬[75]やトラ[76]からもSARS-CoV-2が検出された事例がある。
中国の研究チームの報告によると、猫は SARS-CoV-2 への感受性が高く、飛沫感染により猫から猫へ感染を起こすケースもあったという。猫のほかにはフェレットも感受性が高いが、犬や豚、ニワトリ、アヒルでは増殖しなかった[77]。ウイルス学者である河岡義裕は、マウスよりもハムスターへの感染症状が顕著に出るという結果を出している[78]。
複数型の存在[編集]
中国からの報告[編集]
2020年3月、このウイルス(中国内外の103例)を北京大学など中国の研究チームが遺伝子解析した結果、コウモリ由来のウイルスに近く古くからあるとみられるS型(全体の3割)と毒性の強弱は不明だが頻度が高いとみられるL型(全体の7割。武漢市の流行では大半を占めるが、市外の流行では現在は減少傾向にある)という塩基配列の異なる2つの型に分類できることが分かった[79][80][81][82]。
患者の多くは片方の型にしか感染していないものの両方の型に感染した例も確認されており、ウイルスに一度感染し症状が治っても別の型に「再感染する」と言う報道もあるが[79][81]。再感染の可能性および原因については議論があり今後の研究・検討を要する[83]。
2020年3月23日の時点では以下の事が判明している。本ウイルスの主要な株はL型(L亜型)とS型(S亜型)に分かれる[84][85]。ウイルスのRNAの第28,144番目の塩基の違いにより指定されるアミノ酸がロイシン(L型)かセリン(S型)かによって区別される[86]。
L型[編集]
中国武漢市での初期流行ではL型が支配的[86]。当初の報告ではL型はより攻撃的で、より急速に蔓延するとされていた[注 4]。そのため、流行対策による人的介入のため選択圧が掛かり割合的に減少したと見られている[85]。ただし、後に「感染力が強い」と言う点については修正され、「頻度が高い」に表現が改められている[87]。
S型[編集]
進化的に古く、変異前(先祖型)のものと見られている。攻撃性が低いため選択圧が弱く、相対的に割合が増加したと見られる[84][85]。
イギリス・ケンブリッジ大学などからの報告[編集]
2020年4月の英イングランド・ケンブリッジ大学などによる報告では、このウイルスはA, B, Cの3つの型に分けられるとした。Aは中国のコウモリ由来のウイルスに近く、中国や日本の感染者でも見つかったが、米国やオーストラリアの感染者が多かった。Aから変異したBが武漢市を中心として中国や近隣諸国で爆発的に増えたとみられ、欧米などに飛び火した例は少なかった。Bから変異したCはイタリア・フランス・英国など欧州で多かった[88][89]。
日本バイオデータからの報告[編集]
株式会社日本バイオデータによる査読前論文では、ウイルスのRNA配列のうち第8,782番目、第28,144番目、第29,095番目の塩基に着目し、本ウイルスを TCC, TCT, CTC の3つの型に分類した[90]。TCCおよびTCTは中国のグループの示すS型、イギリスのグループが示すA型に相当する。またCTCは中国のグループが示すL型、イギリスのグループが示すB型およびC型に相当する。
免疫細胞への感染能力[編集]
健康なヒトの末梢血単核細胞を使った生体外実験では、CD4陽性T細胞にウイルス感染が示唆された。ウイルス複製は確認されず、受容体については不明で、どのような影響があるかは評価されていない[91]。この報告では他の種類の免疫細胞に感染は確認されなかった。なお、細胞株を用いた類似の報告もあったが、こちらの論文は手法に瑕疵があり撤回されている[92]。
死亡した患者の二次リンパ組織(リンパ節・脾臓)のマクロファージがACE2受容体を発現しており、ウイルスの核タンパク質抗原が検出されたとの報告がある。これがウイルス感染によるのか感染細胞の取り込みによるのかは不明とされる[93]。この報告ではT細胞やB細胞に核タンパク質抗原は確認されなかった。
ヒトのACE2受容体タンパク質を発現するトランスジェニックマウスを用いた実験では、ウイルス抗原が肺のマクロファージから検出されたとの報告がある[94]。
発見[編集]
SARSコロナウイルス2は2019年11月に中国武漢で発生が確認され、同年12月31日に最初に世界保健機関 (WHO) に報告された[95]。その後2019年から翌2020年にかけて発生した中国武漢でのアウトブレイクにおいて肺炎患者の核酸検査陽性患者サンプルにより、ゲノム配列が決定された[96][97][98]。
2020年1月20日、病原体を調査している中国・国家衛生健康委員会 (NHC) 専門家の鍾南山グループ長は、広東省でヒトからヒトへの感染(ヒト - ヒト感染)が確認されたと発表した[99]。新しいコロナウイルスに対する特定の治療法はないが、既存の抗ウイルス薬を流用することはできるとしている[100]。
ただし、2019年3月スペインのバルセロナ大学の研究チームがバルセロナで採取した廃水サンプルから新型コロナウイルスを検出したと発表した[101]
2019年の9月イタリアのミラノにある国立がん研究所の研究によると、早いものでは2019年9月の血液サンプルから新型コロナウイルスの抗体が検出された。[102]
感染の拡大[編集]

この株による最初の既知のヒトへの感染は2019年11月下旬に発生した[103][104]。SARSコロナウイルス2の拡散は、2019年11月中旬に中国の湖北省武漢市で最初に発生。その後、中国の全ての省に蔓延し、またアジア、ヨーロッパ、北米、アフリカ、オセアニアなど他の160以上の国にも拡散した[105]。このウイルスのヒト - ヒト感染による拡散は、アフリカを除く[106]これらすべての地域で確認されている[107][108][109][110]。
2020年1月下旬時点での主要なアウトブレイクは中国大陸に限局されていたが[111][112][113][114][115][116][117][118][119][120][121]、その後は東アジア・ヨーロッパを中心とし世界各地に拡散した。
2020年1月31日、このウイルスの感染拡大が懸念されることから世界保健機関 (WHO) は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC) を宣言した[122][123][124][注 5]。なお、季節性疾患としての自然終息や定着の可能性について議論が続いている。
3月7日現在も感染拡大が止まらず、世界で感染者数が 100,000 人を超えたと発表した。
3月11日にはこのウイルスの感染拡大について、WHOがパンデミック(世界的流行)相当との認識を初めて示した[10][11][12]。
4月2日には、世界全体の累計で100万人を超え死者も5万1000人を上回った[127]。感染者が見つかった世界177カ国・地域のうちアメリカが16万人超と世界最多となり、続いてイタリアが10万人を突破した。 4月16日時点では、世界全体の累計で感染者数が200万人を超え、死者も13万3000人を超えている。アメリカの感染者数は61万人を超え、次いでスペイン17万人超、イタリア16万人超となっている。
6月28日には、世界で感染者が1000万人を超え、死者も50万人を超えている。アメリカの感染者数は251万人を超え、次いでブラジルが131万人、ロシア63万人、インド52万人と続き、上位4カ国の合計が世界全体の約半数を占めた[128]。
症状[編集]
無症状病原体保有者[編集]
当ウイルスに感染していても病気の症状が現れない者がいる。これを無症状病原体保有者と言う。無症状病原体保有者は、その保有する当ウイルスを他者に感染させる可能性がある[129]。
嗅覚・味覚の麻痺[編集]
感染者が嗅覚や味覚を喪失したとの報告が世界各地で散見される。イギリスの耳鼻咽喉科学会は声明で韓国や中国、イタリアで新型コロナウイルス感染者の多くが嗅覚障害を訴え、ドイツでは感染確認者の3分の2以上に症状が出ていると指摘[130][131]。(発熱・咳などの)他の症状を伴わないのに嗅覚異常が出る場合もあり、イギリス、イラン、アメリカでも報告が増えている、という[130][131]。アメリカの耳鼻咽喉科学会も「嗅覚や味覚障害の報告が急激に増えている」と認めている[130][131]。アメリカ・イギリスの専門家からは感染予防のためにも(嗅覚異常者を)ウイルス検査の対象に加えるべきだ、との声が出ている。一方で日本の医師によると、普通感冒でも嗅覚や味覚が一時的に失われる事はあると言う[130][131]。新型コロナウイルス感染における嗅覚や味覚の麻痺が、ふつうの感冒とは異なる性質をもつのかどうか、世界の50か国にまたがる約600人の医師や科学者が国際コンソーシアムを結成し、日本を含む各国で調査を開始している[132]。
これに関連して、プロ野球・阪神タイガースの選手ら数名が、発熱やせきなどの症状がなかったのにもかかわらずにおいを感じなかったので、当ウイルスへの感染を疑い、PCR検査を受けたところ陽性で当ウイルスに感染していたことが判明した。阪神の藤浪晋太郎投手は発熱やせきなどの症状はないが、(3月26日の)数日前からトレーナーに「コーヒーやワインのにおいを感じない」[133]と嗅覚の異常を訴え、兵庫県内の病院で3月24日および25日に診察を受け、医師の判断で新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査の受診が決まり、検査の結果、陽性反応が出たことを26日、関係者が公表した[134]。阪神では、他にも2名が「みそ汁の味がしない」と訴え、PCR検査を受けたところ陽性が判明した[133]。
急性呼吸器疾患[編集]
特徴
主症状は2020年1月21日判明分で、40℃程度の高熱 (98%) 、乾いた咳 (76%) 、息切れ (55%) などである[135][136]。他に、全身倦怠感、吐き気、筋肉痛等を催すと報告されている[137][138]。顕著な合併症は肺炎である。しかし症状がないまま濃厚接触をしてしまう事が度々ある[139]。
2月20日までの WHO と中国の専門家による調査では、典型的な症状・徴候として発熱 (87.9%)、咳 (67.7%)、疲労 (38.1%)、痰 (33.4%)、息切れ (18.6%)、のどの痛み (13.9%)、頭痛 (13.6%)、筋肉痛・関節痛 (14.8%)、悪寒 (11.4%) などが報告されている[140]。
他のコロナウイルス科ウイルス感染症[注 6]との鑑別は外観所見上からは難しい。ただし、発熱せずに死亡した患者もいるので、発熱検知装置だけで検出できない可能性もある。また、無症候キャリアが感染能を持つ可能性もある[137][138]。
入院患者では呼吸困難や胸の圧迫感も多い。また、入院時のバイタルサインは比較的安定している[141]。
予後
ウイルスに対する検査の結果[編集]
RT-PCR検査などへの陽性反応者は、以下の3種類に区分できる(PCR検査も参照)。
- 陽性反応者。検査の結果が陽性であった者。ウイルスに「曝露」(ウイルスが体内に侵入)しただけで「感染」(2.) には至っていない者、つまり体内に侵入したウイルスが、自然免疫によって駆除された状態の者を含む。「
曝露者 ()」ともいう。実際はウイルスに暴露していない偽陽性者も含む。 - 感染者。ウイルスに「感染」(細胞内に侵入し、増殖を始めること)している者。
- 患者。「感染」した者のうち、各種の「症状」を発した者。
「感染者」(2.) の中には、症状を発せず、感染を自覚しない(無症状・無自覚な)者が多数見られる。
治療[編集]
2020年7月現在日本では、レムデシビルとデキサメタゾンが治療薬となっている[142]。挙国体制で専用ワクチンの開発が行われている。
感染経路[編集]
このウイルスの感染経路は、飛沫感染・接触感染・エアロゾル感染などがあり[143]、ウイルスは(少なくとも)3時間程度は室内の空気中をエアロゾルとともに漂いつづけ感染力を持ち続けるということが確認された[143]。
接触感染の経路には、電車やバスのつり革、ドアノブ、エレベータや電気機器のスイッチなどが挙げられる[144]。
2020年2月7日、武漢大学病院で検出された感染者数のうち4割は、同大学病院で院内感染したものだという論文が発表された[145]。
感染予防と拡散抑止[編集]
2020年1月10日、国立感染症研究所 (NIID) は特設サイトを設け[146]、院内感染対策、積極的疫学調査をはじめとする対応を行っている。
- 院内感染対策 - インフルエンザ等の一般的な呼吸器感染症の病原体の微生物学的な検査を行いつつ、疑似症サーベイランスの届出について保健所へ相談する[147]。
- 積極的疫学調査 - 「患者(確定例)」と「濃厚接触者」について、基本情報・臨床情報・推定感染源・接触者等必要な情報を収集[148]。患者(確定例)対面調査を行う際は、眼の防護具[注 7]、長袖ガウン、必要に応じてサージカルマスクではなく N95マスクを着用するとしている[148]。
- 検体採取・輸送マニュアル - SARS・MERSに対する病原体診断を参考に、鳥インフルエンザ A (H5N1 / H7N9) に準じた検体の採取を行い、「病毒を移しやすい物質カテゴリーB」を取り扱う輸送業者を利用して送付[149]。
2020年3月18日、世界保健機関 (WHO) は感染予防と拡散抑止の方策として、「こまめに水と石鹸による手洗い」「他人と最低1メートル以上の間隔をとる」「目、口、鼻などにできるだけ触れない」「他者のため肘やティッシュや布などで鼻と口を覆う」「発熱や咳(せき)、呼吸困難の症状が出ている場合、医療機関に相談する」「最新で確実な情報にもとづき判断し、また地域の医療従事者等の助言に従う」などがあると助言した[150]。
予防策[編集]
![]() | ここでは新型コロナウイルス感染症の症状の(対症療法的な)治療法は説明しないようにして下さい。 |
手など皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール (70%) が、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム (0.1%) が有効であることが分かっているほか[151]、エタノールや次亜塩素酸ナトリウム、オキシドール (0.5%) により、残存するウイルスの数を1万分の1にすることができる[152]。
物の表面に付着したウイルスがどの程度の期間生存できるかについては、各機関で意見が分かれており、WHOは数時間[注 8]、ドイツ研究は4 - 5日間[注 9]、中国人民銀行は14日間[注 10]とした。アメリカ疾病管理予防センター (CDC) は、2020年1月時点では「中国からの輸入品において新型コロナウイルスに感染するリスクは非常に低い」との見解を発表[157]するにとどめていたが、2020年3月に日本の横浜港に検疫のため停泊していたクルーズ船ダイヤモンドプリンセスの船内調査を行い、その調査報告書において「全乗客を下船させてから最長17日後まで微量のウイルスが残存していた」としている[158]。
このウイルスは、通常のインフルエンザウイルスと同様の感染予防法が有効であると考えられており、手指[144]を石鹸で洗うことが有効である。また室内換気の励行[144]、人の多い場所に行かない[144]、咳や発熱などの症状のある人に近づかない[144]なども重要である。3密といわれる密閉・密集・密接を避けることが推奨される。
マスクの着用については、組織によって見解が異なり、「マスクをしないと感染者が咳をする時に自分の口をつい手で覆ってしまい、その手で様々な物に触れることが感染の原因となる」、「マスクをすることで他者への感染を減らす」という意味で感染予防となる[144]。
手袋を長時間着用したままなど使い方を誤ると感染を広げるリスクなどになる可能性がある[159]。
研究事例[編集]
- 川崎病発症との関連
- 欧米において、SARS-CoV-2感染と川崎病 (Kawasaki Disease; KD) 発症の関連が疑われているが、報告も少なく診断の点で問題があり、川崎病ではなく、全身性血管炎として推移を見守ればよいとしている[160]。
- 栄養学
- 香川靖雄は、低蛋白血症が肺炎を増悪させ、BMIが18未満の者はリスクが2 - 3倍になるとしている[161]。一般的な感染防御能力は肥満者や十分な栄養を摂っている人でも高いとされている[162]。但し、高齢者や基礎疾患、殊に糖尿病罹患者の重症化リスクは顕著に高い[163]。
- 10代のウイルス陰性化
- 10代のウイルス陰性化までの期間は成人と同等と考えられる[164]。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 和名には表記ゆれがあり定まっていない。表記の例は#名称を参照。
- ^ 後述のとおりICTVによって「SARS-CoV-2」と正式命名されているが、混乱を避けるため、それ以前に公開されたWHOの資料は「2019-nCoV」のまま変更しないとしている。また、“SARS”という呼称はアジアなどで2003年に流行した重症急性呼吸器症候群をイメージさせるため、WHOでは便宜的に「COVID-19の原因となるウイルス」または「COVID-19ウイルス(COVID-19 virus)」という呼称も使用している[1]。
- ^ この他、厚生労働省公式ウェブサイトの英語表記ページには「2019-nCoV」の表記が少数残っており、以前は公式の呼称として2019-nCoVを使用していた[20]。国立感染症研究所は同研究所作成の「2019-nCoV 遺伝子検査方法」で呼称するほか[22]、公文において「新型コロナウイルス 2019-nCoV(SARS-CoV-2)」とも併記している[26]。宮城県はこのウイルスに関する一般電話相談窓口開設の案内において「新型のコロナウイルス(2019-nCoV)」と併記[27]。同様に青森県は「週報青森県感染者発生情報」において、感染者の人数を「新型のコロナウイルス (2019-nCoV):○○人」と表記していた[28]。東京都は「新型コロナウイルス感染症FAQ」にて、国立感染症研究所「新型コロナウイルス (2019-nCoV)」をリンクしており[29]、愛知県の「新型コロナウイルス感染症対策サイト」にも同様のリンクがされている[30]。ただし、リンク先のページはは、2020年8月現在、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連情報ページ」に改称されている。また体外医薬品においては、本体に2019-nCoVとだけ表示されている製品もある[23][24][25]。
- ^ "L type, which might be more aggressive and spread more quickly." doi:10.1093/nsr/nwaa036 の"ABSTRACT"より。
- ^ WHOは同年1月23日の緊急委員会でPHEICに該当するかどうかの判断を先送りしていた[125]。
状況推移(エピデミック記事「新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)」も参照)- 2019年12月31日、カナダの健康モニタリングプラットフォーム「BlueDot」がアウトブレイクの可能性を警告[126]。
- 2020年1月6日、米・疾病予防管理センター (CDC) が下記同様の情報を発表。
- 1月9日、WHOが中国でインフルエンザに似た症状が相次いで発生していることを公表。
- 1月20日、中国・国家衛生健康委員長の鍾南山が人から人への感染(ヒト - ヒト感染)の確認を報告。
- 1月23日、WHOが新型肺炎の感染は中国では緊急事態だとしながらも「国際的な公衆衛生上の緊急事態 (PHEIC) と判断するには時期尚早」と判断した。
- 1月31日、WHOが新型肺炎について中国国外にも感染拡大の懸念が出てきていることから、一転して「国際的な公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC) を宣言。
- ^ SARS, MERSほか
- ^ ゴーグルまたはフェイスシールド
- ^ WHOでは、「物の表面で数時間生き残る事が示唆されている。単純な消毒剤で失活させることができる[153]。」としている。
- ^ ドイツの研究グループでは、「表面についたウイルスを消毒しないままでいると、平均4 - 5日間生存する可能性がある[154]」としている。
- ^ 中国では、紙幣を14日間密閉し長期間の生存を視野に入れて消毒対策をしている[155](住宅街にも消毒剤を散布[156])。
出典[編集]
- ^ a b c d “Naming the Coronavirus Disease (COVID-19) and the Virus That Causes It”. 世界保健機構 (WHO). 2020年6月25日閲覧。/ WHO非公式日本語訳(2020年5月7日):新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とその原因となるウイルスの命名について (PDF)
- ^ Coronavirus disease named Covid-19 BBC NEWS 2020年2月12日
- ^ a b c d Severe acute respiratory syndrome-related coronavirus: The species and its viruses - a statement of the Coronavirus Study Group (PDF) - ICTV (February 11, 20)
- ^ a b “新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)”. 厚生労働省. 2020年4月24日閲覧。
- ^ a b c “特設サイト 新型コロナウイルス”. NHK. 2020年4月24日閲覧。
- ^ a b “新型コロナウイルス”. 日本経済新聞. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “新型コロナウイルス情報”. 読売新聞. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “新型コロナ”. 産経新聞 (産経ニュース). 2020年4月24日閲覧。
- ^ “A pneumonia outbreak associated with a new coronavirus of probable bat origin”. Nature: 1-4. (February 2020). doi:10.1038/s41586-020-2012-7. PMID 32015507 .
- ^ a b “新型コロナは「パンデミック」に相当、WHO事務局長が表明”. ロイター. (2020年3月12日)
- ^ a b “WHO「新型コロナウイルスはパンデミックといえる」”. NHKニュース. (2020年3月12日)
- ^ a b “WHO事務局長、新型コロナ「パンデミック」と表明”. 日本経済新聞. (2020年3月12日)
- ^ 内村直之, 「「新型コロナウイルスを考える」を考える」『科学技術コミュニケーション』 27号 p.7-20(p.9) , 北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP), doi:10.14943/93062, NAID 120006826269。
- ^ “Analysis of therapeutic targets for SARS-CoV-2 and discovery of potential drugs by computational methods”. Acta Pharmaceutica Sinica B. (February 2020). doi:10.1016/j.apsb.2020.02.008.
- ^ Coronavirus Study Group (2020年2月11日). “Severe acute respiratory syndrome-related coronavirus: The species and its viruses”. bioRxiv. 2020年2月12日閲覧。
- ^ “Epidemiology of COVID-19 Among Children in China”. American Academy of Pediatrics. 2020年5月4日閲覧。
- ^ “Surveillance case definitions for human infection with novel coronavirus (nCoV)” (英語). WHO/IRIS (apps.who.int/iris) (2020年1月10日). 2020年5月13日閲覧。
- ^ Kelly Young (2020年1月10日). “Novel coronavirus (2019-nCoV), Wuhan, China”. CDC (www.cdc.gov). 2020年1月16日閲覧。
- ^ a b Jasmine Taylor-Coleman (2020年2月5日). “新型コロナウイルス、正式名称はどうやって決まるのか”. 英国放送協会 (BBC) News Japan 2020年2月6日閲覧。
- ^ a b “About Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)” (英語). 厚生労働省. 2020年5月4日閲覧。
- ^ “新型コロナウイルス感染症に関するレファレンス業務関連文書”. 国立感染症研究所. 2020年5月5日閲覧。
- ^ a b “2019-nCoV遺伝子検査方法について”. 国立感染症研究所. 2020年5月5日閲覧。
- ^ a b “新型コロナウイルス(2019-nCoV) IgG/IgM 迅速検査キット(コロナキット)試験研究用に販売開始”. アークエイム株式会社 (2020年3月23日). 2020年5月5日閲覧。
- ^ a b “2019-nCoV検出用 リアルタイムPCRキット”. 関東化学株式会社. 2020年5月5日閲覧。
- ^ a b “国内初、新型コロナウイルス検査キット(RT-PCR法)の薬事承認を取得”. シスメックス株式会社 (2020年3月27日). 2020年5月5日閲覧。
- ^ “臨床検体を用いた評価結果が取得された2019-nCoV 遺伝子検査方法について(2020年5月12日版) (PDF)”. 国立感染症研究所. 2020年5月12日閲覧。
- ^ “新型コロナウイルス感染症に関する一般電話相談窓口(コールセンター)の開設について”. 宮城県庁公式ウェブサイト (2020年2月3日). 2020年5月9日閲覧。
- ^ “週報青森県感染者発生情報(2020年第15週) (PDF)”. 〈発行:青森県感染症情報センター〉/青森県庁公式ウェブサイト (2020年4月16日). 2020年5月9日閲覧。
- ^ “新型コロナウイルス感染症 FAQ(よくある質問)”. 東京都庁公式ウェブサイト. 2020年5月9日閲覧。
- ^ “愛知県新型コロナウイルス感染症対策サイト”. 愛知県庁公式ウェブサイト. 2020年5月9日閲覧。
- ^ “NEJM Journal Watch: Summaries of and commentary on original medical and scientific articles from key medical journals”. www.jwatch.org. NEJM Group (2020年2月12日). 2020年2月12日閲覧。
- ^ “International Committee on Taxonomy of Viruses (ICTV)” (英語). International Committee on Taxonomy of Viruses (ICTV). 2020年2月12日閲覧。
- ^ “COVID-19 | SARS-CoV-2 Coronavirus Portal” (英語). Global Biodefense. 2020年2月12日閲覧。
- ^ “コロナウイルスと急性呼吸器症候群(COVID-19、MERS、SARS) - 16. 感染症” (日本語). MSDマニュアル家庭版. 2020年6月23日閲覧。
- ^ “「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」(2020年5月改訂版)”. 日本小児科学会(予防接種・感染症対策委員会). 2020年6月23日閲覧。
- ^ 一ノ瀬 俊明他 (2020-05-07). “時空間ランダムウォークモデルによる感染対策の検証” (PDF). Discussion Paper Series (社会環境システム研究センター(国立研究開発法人国立環境研究所)): 2020-02 .
- ^ “アストラゼネカのアカラブルチニブ (Calquence)、新型コロナウイルス感染症19例の入院患者さんの大多数において有望な臨床効果を示す”. 時事通信. (2020年6月12日) 2020年6月23日閲覧。
- ^ 氏家誠「新型コロナウイルスの特性と病原性──“正しく恐れる”ための四つのポイント」『化学』第75巻第4号、化学同人、2020年、 43 - 47頁。
- ^ 川名 明彦他 (2003-05-20). “重症急性呼吸器症候群 (SARS; Severe Acute Respiratory Syndrome) に関する知見”. 感染症学雑誌 77 (5): 303-309 .
- ^ 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2):最新情報 - Bibgraph(ビブグラフ)
- ^ 宮沢孝幸 (2020年5月14日). “すべての起源は動物だが…人間のウイルスはどこから来たか”. 日刊ゲンダイヘルスケア. 2020年8月3日閲覧。
- ^ 宮沢孝幸 (2020年6月12日). “比較コロナウイルス学からのアプローチ (PDF)”. 大阪府コロナウイルス対策専門家会議. 2020年8月3日閲覧。
- ^ “新型コロナウイルス感染症について”. www.mhlw.go.jp. 厚生労働省 (日本). 2020年3月26日閲覧。
- ^ “Novel Coronavirus (2019-nCoV), Situation Report -22 (pdf)” (英語). World Health Organization (WHO) (2020年2月11日). 2020年2月12日閲覧。
- ^ “Stop the Wuhan virus” (英語). Nature (2020年1月21日). 2020年1月22日閲覧。
- ^ “麻生財務相「武漢ウイルスというのが」「武漢ウイルスなるもの」「武漢ウイルスが...」国会、会見で連発”. J-CASTニュース (2020年3月10日). 2020年3月11日閲覧。
- ^ “Trump Defends Using ‘Chinese Virus’ Label, Ignoring Growing Criticism” (英語). The New York Times (2020年3月19日). 2020年3月20日閲覧。
- ^ “US push to include 'Wuhan virus' language in G7 joint statement fractures alliance” (英語). CNN (2020年3月26日). 2020年3月27日閲覧。
- ^ a b Coronavirus Study Group (2020年2月11日). “Severe acute respiratory syndrome-related coronavirus: The species and its viruses”. bioRxiv. 2020年2月12日閲覧。
- ^ “Probable Pangolin Origin of SARS-CoV-2 Associated with the COVID-19 Outbreak”. Current Biology 30: 1-6. (19 March 2020). doi:10.1016/j.cub.2020.03.022. PMID 32197085.
- ^ “A Novel Coronavirus from Patients with Pneumonia in China, 2019”. New England Journal of Medicine 382 (8): 727-733. (January 2020). doi:10.1056/NEJMoa2001017. PMID 31978945.
- ^ “Initial genome release of novel coronavirus”. Andrew Rambaut. 2020年1月16日閲覧。
- ^ “Wuhan seafood market pneumonia virus isolate Wuhan-Hu-1, complete genome”. National Center for Biotechnology Information. 2020年1月16日閲覧。
- ^ “袁國勇:武漢新冠狀病毒80%與沙士相似 疑源自蝙蝠” (中国語). on.cc東網 (2020年1月11日). 2020年1月16日閲覧。
- ^ Troy Day; Sylvain Gandon, Sébastien Lion, Sarah P. Otto (2020 Aug 3). On the evolutionary epidemiology of SARS-CoV-2. 30. Curr Biol.. pp. R849–R857. doi:10.1016/j.cub.2020.06.031 2020年8月14日閲覧。.
- ^ a b c d 板倉龍「猛威を振るう「新型コロナウイルス」」ニュートン2020年4月号
- ^ Chen N, Zhou M, Dong X, Qu J, Gong F, Han Y, Qiu Y, Wang J, Liu Y, Wei Y, Sia J, You T, Zhang X, Zhang L (2020-03-14). “Epidemiological and clinical characteristics of 99 cases of 2019 novel coronavirus pneumonia in Wuhan, China: a descriptive study”. Lancet 395 (10223): 507-513. doi:10.1016/S0140-6736(20)30211-7.
- ^ a b c “Analysis of therapeutic targets for SARS-CoV-2 and discovery of potential drugs by computational methods”. Acta Pharmaceutica Sinica B. (February 2020). doi:10.1016/j.apsb.2020.02.008.
- ^ “Coronaviruses: an overview of their replication and pathogenesis”. Methods in Molecular Biology (Springer) 1282: 1-23. (2015). doi:10.1007/978-1-4939-2438-7_1. ISBN 978-1-4939-2438-7. PMC: 4369385. PMID 25720466 . "See Table 1."
- ^ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/nuccore/MN908947
- ^ a b Ahmed SF, Quadeer AA, McKay MR (Feb. 2020). “Preliminary Identification of Potential Vaccine Targets for the COVID-19 Coronavirus (SARS-CoV-2) Based on SARS-CoV Immunological Studies.”. Viruses 12 (3). doi:10.3390/v12030254.
- ^ [1]
- ^ “Correspondence: The proximal origin of SARS-CoV-2”. Nature Medicine: 1-3. (17 March 2020). doi:10.1038/s41591-020-0820-9 2020年4月8日閲覧。.
- ^ Coutard, B., et a;. (2020). “The spike glycoprotein of the new coronavirus 2019-nCoV contains a furin-like cleavage site absent in CoV of the same clade.”. Antiviral Res. 176 (104742). doi:10.1016/j.antiviral.2020.104742.
- ^ “Early Transmission Dynamics in Wuhan, China, of Novel Coronavirus-Infected Pneumonia”. New England Journal of Medicine. (January 2020). doi:10.1056/NEJMoa2001316. PMID 31995857.
- ^ “Pattern of early human-to-human transmission of Wuhan 2019 novel coronavirus (2019-nCoV), December 2019 to January 2020”. Euro Surveill. 25 (4). (January 2020). doi:10.2807/1560-7917.ES.2020.25.4.2000058. PMID 32019669.
- ^ Liu, Tao; Hu, Jianxiong; Kang, Min; Lin, Lifeng (25 January 2020). “Transmission dynamics of 2019 novel coronavirus (2019-nCoV)”. bioRxiv. doi:10.1101/2020.01.25.919787.
- ^ Read, Jonathan M.; Bridgen, Jessica RE; Cummings, Derek AT; Ho, Antonia; Jewell, Chris P. (28 January 2020). “Novel coronavirus 2019-nCoV: early estimation of epidemiological parameters and epidemic predictions”. MedRxiv. doi:10.1101/2020.01.23.20018549. License:CC-BY-NC-ND 4.0.
- ^ Saey, Tina Hesman (2020年1月24日). “How the new coronavirus stacks up against SARS and MERS”. Science News. 2020年2月3日閲覧。
- ^ Zhao, Shi; Ran, Jinjun; Musa, Salihu Sabiu; Yang, Guangpu; Lou, Yijun; Gao, Daozhou; Yang, Lin; He, Daihai (2020-01-24). “Preliminary estimation of the basic reproduction number of novel coronavirus (2019-nCoV) in China, from 2019 to 2020: A data-driven analysis in the early phase of the outbreak” (英語). bioRxiv: 2020.01.23.916395. doi:10.1101/2020.01.23.916395 .
- ^ Leung, Gabriel (2020年1月27日). “Real-time nowcast and forecast on the extent of the Wuhan CoV outbreak, domestic and international spread”. Wuhan-coronavirus-outbreak AN UPDATE. 2020年1月29日閲覧。
- ^ “中疾控分析九千新冠患者:老年男性风险大 R0为3.77”. news.163.com (2020年2月13日). 2020年3月2日閲覧。
- ^ Yang, Yang; Lu, Qingbin; Liu, Mingjin; Wang, Yixing; Zhang, Anran; Jalali, Neda; Dean, Natalie; Longini, Ira et al. (21 February 2020). “Epidemiological and clinical features of the 2019 novel coronavirus outbreak in China”. MedRxiv: 2020.02.10.20021675. doi:10.1101/2020.02.10.20021675 .
- ^ “猫も新型コロナ感染 ベルギーで確認”. (2020年3月28日) 2020年3月29日閲覧。
- ^ “環境省_新型コロナウイルス関連情報 [動物の愛護と適切な管理]”. www.env.go.jp. 2020年4月4日閲覧。
- ^ トラが新型コロナウイルスに感染、ペット以外で初
- ^ Shi. J., et al. (2020). “Susceptibility of ferrets, cats, dogs, and other domesticated animals to SARS-coronavirus 2”. Science: eabb7015. doi:10.1126/science.abb7015.
- ^ “「日本人は幻想を抱く」新型コロナと闘うウイルス学者の『情熱大陸』のドキュメントがすごい!(追記あり)”. Yahoo!ニュース 個人(水島宏明) (2020年4月13日). 2020年5月13日閲覧。
- ^ a b 新型コロナ わかった特徴は 2つの型存在 再感染の不安 期待がかかる薬と治療法 - FNN PRIME, 2020年3月6日
- ^ 新型コロナ、2タイプか 感染力違う可能性―北京大 - 時事通信(JIJI.COM), 2020年3月6日
- ^ a b 新型ウイルス 感染力に差がある2つの型に分類 中国研究チーム - NHKニュース, 2020年3月6日
- ^ 新型ウイルスは2種類か、中国専門家が「暫定見解」 - ロイター, 2020年3月5日
- ^ “Response to “On the origin and continuing evolution of SARS-CoV-2”” (英語). Virological (2020年3月5日). 2020年3月17日閲覧。
- ^ a b “【COVID-19に関する一般的な質問に対する現時点での文献的考察】 v1.2 (PDF)”. 日本呼吸器学会. pp. 2-3. 2020年3月31日閲覧。
- ^ a b c Xiaolu Tang, et al. (February 2020). “On the origin and continuing evolution of SARS-CoV-2”. 国家科学評論. doi:10.1093/nsr/nwaa036.
- ^ a b 白木公康. “緊急寄稿 (1) 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) のウイルス学的特徴と感染様式の考察”. 日本医事新報社. 2020年4月4日閲覧。
- ^ 「L型は感染力強い」との論文を修正…北京大など「誤解招く表現があった」
- ^ Forster, Peter; Forster, Lucy; Renfrew, Colin; Forster, Michael (2020-04-28). “Phylogenetic network analysis of SARS-CoV-2 genomes” (英語). Proceedings of the National Academy of Sciences 117 (17): 9241-9243. doi:10.1073/pnas.2004999117. ISSN 0027-8424. PMID 32269081 .
- ^ “変異パターンは3種類 新型コロナウイルス―ワクチン開発に応用期待・英大学:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2020年4月29日閲覧。
- ^ Matsuda, Tomoko; Suzuki, Hikoyu; Ogata, Norichika (2020-02-28). “Phylogenetic analyses of the severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 reflected the several routes of introduction to Taiwan, the United States, and Japan”. arXiv:2002.08802 [q-bio] .
- ^ Michael C. McGee, Avery August, Weishan Huang (2020). “BTK/ITK dual inhibitors: Modulating immunopathology and lymphopenia for COVID‐19 therapy”. Journal of Leukocyte Biology (Society for Leukocyte Biology). doi:10.1002/JLB.5COVR0620-306R.
- ^ “SARS-CoV-2 infects T lymphocytes through its spike protein-mediated membrane fusion, 2020”. Cellular & Molecular Immunology. (April 2020). doi:10.1038/s41423-020-0424-9. PMID 32265513.
- ^ Miriam Merad, Jerome C. Martin (2020). “Pathological inflammation in patients with COVID-19: a key role for monocytes and macrophages”. Nature Reviews Immunology (Springer Nature) 20: 355-362. doi:10.1038/s41577-020-0331-4.
- ^ “The pathogenicity of SARS-CoV-2 in hACE2 transgenic mice”. Nature. (7 May 2020). doi:10.1038/s41586-020-2312-y.
- ^ “Pneumonia of unknown cause - China. Disease outbreak news”. World Health Organization (2020年1月5日). 2020年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月6日閲覧。
- ^ “中国疾病预防控制中心”. www.chinacdc.cn. 2020年1月9日閲覧。
- ^ “New-type coronavirus causes pneumonia in Wuhan: expert”. Xinhua. (2020年1月9日) 2020年1月9日閲覧。
- ^ “CoV2020”. platform.gisaid.org. 2020年1月12日閲覧。
- ^ “China confirms human-to-human transmission of new coronavirus”. CBC News. (2020年1月20日) 2020年1月21日閲覧。
- ^ “WHO says new China coronavirus could spread, warns hospitals worldwide” (英語). Reuters. (2020年1月14日) 2020年1月21日閲覧。
- ^ Landauro, Nathan Allen, Inti (2020年6月26日). “Coronavirus traces found in March 2019 sewage sample, Spanish study shows” (英語). Reuters 2021年1月24日閲覧。
- ^ Vagnoni, Giselda (2020年11月16日). “Researchers find coronavirus was circulating in Italy earlier than thought” (英語). Reuters 2021年1月24日閲覧。
- ^ “Novel Coronavirus - China”. World Health Organization (WHO) (2020年1月12日). 2020年2月1日閲覧。
- ^ Cohen, Jon (January 2020). “Wuhan seafood market may not be source of novel virus spreading globally”. Science. doi:10.1126/science.abb0611. ISSN 0036-8075.
- ^ “Operations Dashboard for ArcGIS”. gisanddata.maps.arcgis.com. 2020年3月1日閲覧。
- ^ “Egypt confirms first coronavirus case, says affected person is a foreigner”. Reuters. (2020年2月15日) 2020年2月15日閲覧。
- ^ “A familial cluster of pneumonia associated with the 2019 novel coronavirus indicating person-to-person transmission: a study of a family cluster”. Lancet 395 (10223): 514-523. (January 2020). doi:10.1016/S0140-6736(20)30154-9. PMID 31986261.
- ^ “Transmission of 2019-nCoV Infection from an Asymptomatic Contact in Germany”. N. Engl. J. Med.. (January 2020). doi:10.1056/NEJMc2001468. PMID 32003551.
- ^ “The Coronavirus Is Now Infecting More People Outside China”. Wired. (30 January 2020) 2020年1月30日閲覧。.
- ^ Khalik, Salma (2020年2月4日). “Coronavirus: Singapore reports first cases of local transmission; 4 out of 6 new cases did not travel to China”. The Straits Times 2020年2月5日閲覧。
- ^ “Wuhan virus: China reports fourth death in pneumonia outbreak; 15 medical workers infected”. straitstimes (2020年1月21日). 2020年1月20日閲覧。
- ^ Berkeley Lovelace Jr. (2020年1月22日). “CDC confirms first US case of coronavirus that has killed 9 in China”. CNBC 2020年1月22日閲覧。
- ^ “China virus death toll rises to nine”. 9news.au. (2020年1月22日) 2020年1月22日閲覧。
- ^ “Wuhan virus: Number of cases soars past 400 in China, death toll rises to 9”. Channelnewsasia. (2020年1月22日) 2020年1月22日閲覧。
- ^ “French cases show coronavirus has reached Europe” (英語). The Guardian. Associated Press. (2020年1月24日). ISSN 0261-3077 2020年1月24日閲覧。
- ^ “Wuhan virus: Nepal confirms first case of new coronavirus”. The Straits Times (2020年1月24日). 2020年1月24日閲覧。
- ^ “速まる感染ペース、中国本土の死者80人…李首相が武漢市入り”. 読売新聞オンライン (読売新聞). (2020年1月27日) 2020年1月28日閲覧。
- ^ “新型肺炎 中国の患者4515人 死者は106人に”. NHKニュース. (2020年1月28日) 2020年1月28日閲覧。
- ^ “新型肺炎、中国で死者100人突破 患者4500人超―WHOトップも北京入り”. 時事ドットコム. (2020年1月28日) 2020年1月28日閲覧。
- ^ 飯塚真紀子 (2020年1月27日). “新型肺炎「武漢だけで、2月4日までに最大35万人超が感染」英米研究チーム”. Yahoo!ニュース 個人. 2020年1月27日閲覧。
- ^ “Read et al. nCoV-2019 early epidemic predictions.pdf”. Google Docs (2020年1月23日). 2020年1月27日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2020年1月31日). “WHO「緊急事態」を宣言 医療のぜい弱な国への感染拡大懸念”. NHKニュース. 2020年1月31日閲覧。
- ^ Wee, Sui-Lee; McNeil Jr., Donald G.; Hernández, Javier C. (2020年1月30日). “W.H.O. Declares Global Emergency as Wuhan Coronavirus Spreads” 2020年1月30日閲覧。
- ^ “Statement on the second meeting of the International Health Regulations (2005) Emergency Committee regarding the outbreak of novel coronavirus (2019-nCoV)” (プレスリリース), (2020年1月30日) 2020年1月30日閲覧。
- ^ “新型肺炎、WHO「緊急事態」判断保留-武漢市は出発便運航停止”. Bloomberg (2020年1月23日). 2020年1月23日閲覧。
- ^ “昨年末に「武漢肺炎、間もなくソウル・東京上陸」、カナダのAIはWHOより先に知っていた”. 中央日報日本語版. (2020年1月29日)
- ^ “新型ウイルス感染者、世界で100万人超える”. BBCニュース. (2020年4月3日)
- ^ “コロナ感染、世界で1000万人 新興国で急増”. 日本経済新聞. 2020年7月10日閲覧。
- ^ 王忠東、孫海燕. 翻訳 郭曙光: “新型コロナウイルス感染予防ハンドブック(日本語版)”. p. 4. 2020年3月28日閲覧。
- ^ a b c d “新型コロナ、嗅覚と味覚に障害か 米英専門家「検査対象に」” (日本語). 東京新聞 TOKYO Web (2020年3月26日). 2020年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月27日閲覧。
- ^ a b c d “新型コロナ、嗅覚・味覚に異常 症状報告相次ぐ(写真=共同)” (日本語). 日本経済新聞 電子版. 2020年3月27日閲覧。
- ^ “呼吸器系疾患と味嗅覚の調査”. 化学感覚研究のための国際コンソーシアム. 2020年4月21日閲覧。
- ^ a b “阪神・藤浪投手と食事した2人も陽性…「みそ汁の味がしない」と受診 : プロ野球 : スポーツ : ニュース” (日本語). 読売新聞オンライン (2020年3月27日). 2020年3月27日閲覧。
- ^ “阪神・藤浪投手が新型コロナ感染 プロ野球選手で初、嗅覚異常訴え”. 中日新聞 CHUNICHI Web (2020年3月27日). 2020年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月27日閲覧。
- ^ Wang, Chen; Horby, Peter W.; Hayden, Frederick G.; Gao, George F. (24 January 2020). “A novel coronavirus outbreak of global health concern”. The Lancet. doi:10.1016/S0140-6736(20)30185-9.
- ^ “Template:2019-20 Wuhan coronavirus data/Patients characteristics” (英語). Wikipedia. (2020-02-01) .
- ^ a b “中国の新型コロナウイルス、発熱せず死亡も-水際での阻止困難”. www.msn.com (2020年1月23日). 2020年1月23日閲覧。
- ^ a b 日本放送協会. “新型肺炎「無症状の潜伏期間に他人に感染させる可能性」専門家”. NHKニュース. 2020年1月30日閲覧。
- ^ “中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生について”. www.mhlw.go.jp. 厚生労働省 (日本). 2020年1月27日閲覧。
- ^ “コロナウイルス病 2019 (COVID-19) に関するWHO-中国合同ミッション報告書 (PDF)” (日本語). WHO Kobe. 2020年3月16日閲覧。 Report of the WHO-China Joint Mission on Coronavirus Disease 2019 (COVID-19), WHO, 2020-2-24
- ^ “中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎について(第5報)” (日本語). 厚生労働省. 厚生労働省 (令和2年1月20日). 2020年1月23日閲覧。
- ^ “抗炎症薬デキサメタゾン、国内2例目のコロナ治療薬に”. 日本経済新聞 (2020年7月21日). 2020年8月3日閲覧。
- ^ a b Doremalen, Neeltje van; Bushmaker, Trenton; Morris, Dylan H.; Holbrook, Myndi G.; Gamble, Amandine; Williamson, Brandi N.; Tamin, Azaibi; Harcourt, Jennifer L. et al. (2020-03-17) (英語), Aerosol and Surface Stability of SARS-CoV-2 as Compared with SARS-CoV-1, doi:10.1056/nejmc2004973 2020年3月24日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2020年2月9日). “新型ウイルス 武漢の大学病院 患者の約4割が院内感染か”. NHKニュース. 2020年3月1日閲覧。
- ^ 2019-nCoV 国立感染症研究所
- ^ 新型コロナウイルス感染症に対する対応と院内感染対策 (PDF) - 国立感染症研究所、国立国際医療研究センター 国際感染症センター 2020年1月21日
- ^ a b 新型コロナウイルス (Novel Coronavirus: nCoV) 感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領(暫定版) (PDF) - 国立感染症研究所 感染症疫学センター 2020年1月21日
- ^ 2019-nCoV(新型コロナウイルス)感染を疑う患者の検体採取・輸送マニュアル (PDF) - 国立感染症研究所 2020年1月24日
- ^ WHO COVID-19 advice for the public
- ^ 新型コロナウイルス- 感染と予防 サラヤ株式会社
- ^ “コロナウイルスの寿命「ドアノブや机で最長9日間」独研究 | ハザードラボ” (日本語). www.hazardlab.jp (2020年2月11日). 2020年2月18日閲覧。
- ^ “Q&A on coronaviruses” (英語). www.who.int. 2020年2月5日閲覧。 “How long does the virus survive on surfaces?”
- ^ “コロナウイルスの寿命「ドアノブや机で最長9日間」独研究 | ハザードラボ” (日本語). www.hazardlab.jp (2020年2月11日). 2020年2月18日閲覧。
- ^ “ドアノブだけじゃなく紙幣も危ない? 中国中銀が感染防止に回収・消毒” (日本語). Newsweek日本版 (2020年2月17日). 2020年2月18日閲覧。
- ^ “WATCH: China spraying residential areas with disinfectants in Shanghai to combat spread of Coronavirus” (英語). DeepClips.com. 2020年2月18日閲覧。
- ^ “新型肺炎、中国輸入品による新型コロナウイルスの感染リスクは低い 米国CDCが見解”. 福井新聞ONLINE (2020年1月28日). 2020年1月28日閲覧。
- ^ “新型コロナウイルス、クルーズ船内で最長17日残存=CDC報告”. MIT TECHNOLOGY REVIEW Japan (2020年3月26日). 2020年4月14日閲覧。
- ^ “新型コロナ 専門家「手袋のつけっぱなし 感染リスク考えて」”. NHKニュース. (2020年6月17日)
- ^ 横田俊平, 名古希実, 金田宜子, 土田博和, 森雅亮, 「新型コロナウイルス感染 (SARS-CoV-2)と小児:新生児から思春期まで~抗リウマチ薬治療下にある小児リウマチ性疾患児は治療変更が必要か~」『臨床リウマチ』 2020年 32巻 2号 p.98-107, doi:10.14961/cra.32.98。
- ^ 香川靖雄「新型コロナウイルス(COVID-19)を防ぐ栄養学 減量は中断して防御能を高めましょう」(2020年)
- ^ 風見公子, 「新型コロナウイルス感染症対策に食事から出来ること」『日本健康学会誌』 86巻 3号 2020年 p.97-98, doi:10.3861/kenko.86.3_97。
- ^ “様々な基礎疾患(持病)など、重症化リスクをお持ちの皆様へ | 一般社団法人日本医学会連合”. www.jmsf.or.jp. 2021年1月18日閲覧。
- ^ 勝浦美沙子, 岸崇之, 橋本和典, 石黒久美子, 小美野勝, 佐藤和樹, 阿部和大, 永井智仁, 西村和幸, 長原光, 永田智, 「新型コロナウイルス感染症に罹患した10代姉妹例のウイルス陰性化までの経過」『東京女子医科大学雑誌』 2020年 90巻 3号 p.65-69, doi:10.24488/jtwmu.90.3_65。
関連項目[編集]
- 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)
- 新型コロナウイルス感染症の世界的流行
- コロナウイルス2020/12/01変異種
- 武漢華南海鮮卸売市場 - 発生源とされる市場。
- 同じコロナウイルス科のウイルスによって引き起こされる重疾患
- 重症急性呼吸器症候群 (SARS)
- 中東呼吸器症候群 (MERS)
- ロシアかぜ
- 国立国際医療研究センター
- パンデミック
- 2020年の株価大暴落(コロナ・ショック)
- 社会的スティグマ#社会的スティグマの事例
- Cluster 5 - 毛皮工場のミンクを経由した新型コロナウイルスの変異株。この変異株には開発中のコロナウイルスワクチンが利きにくい可能性がある。
外部リンク[編集]
ウィキメディア・コモンズには、SARSコロナウイルス2に関するカテゴリがあります。
ウィキスピーシーズには、SARSコロナウイルス2に関する情報があります。
- 新型コロナウイルス感染症対策 - 内閣官房
- 新型コロナウイルス感染症について - 厚生労働省
- Coronavirus disease 2019(英語) - 世界保健機関 (WHO)
- Coronavirus (COVID-19)(英語) - 国立衛生研究所 (NIH)
- Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)(英語) - アメリカ疾病予防管理センター (CDC)
- Modeling 2019-nCoV(英語) - ジョンズ・ホプキンス大学エンジニアリングホワイティング校 (Johns Hopkins University Whiting School of Engineering) 公衆衛生学
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)WHO公式情報特設ページ - WHO神戸センター
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報について - 国立感染症研究所
- 新型コロナウイルス感染症 - 日本医師会
- 新型コロナウイルス感染症 - 日本感染症学会
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について - 日本環境感染学会
- 新型コロナウイルス関連情報特設サイト - 日本疫学会
- 新型コロナウイルス関連情報特設サイト - 日本公衆衛生学会
- 特設サイト 新型コロナウイルス - NHK NEWS WEB
- 山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
- 新型コロナクラスター対策専門家 (@ClusterJapan) - Twitter
- Coronavirus: Research, Commentary, and News(英語) - Science
|
|