30年後の同窓会

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30年後の同窓会
Last Flag Flying
監督 リチャード・リンクレイター
脚本 リチャード・リンクレイター
ダリル・ポニクサン
原作 ダリル・ポニクサン『Last Flag Flying
製作 ジンジャー・スレッジ
リチャード・リンクレイター
ジョン・スロス
製作総指揮 ハリー・ギッテス
トーマス・リー・ライト
カレン・ルース・ゲッチェル
出演者 スティーヴ・カレル
ブライアン・クランストン
ローレンス・フィッシュバーン
音楽 グレアム・レイノルズ
主題歌 ボブ・ディランNot Dark Yet
撮影 シェーン・F・ケリー
編集 サンドラ・エイデアー
製作会社 アマゾン・スタジオ
ビッグ・インディー・ピクチャーズ
デトゥーア・フィルムプロダクション
配給 アメリカ合衆国の旗アマゾン・スタジオ
ライオンズゲート
日本の旗ショウゲート
公開 アメリカ合衆国の旗2017年11月3日
日本の旗2018年6月8日
上映時間 124分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 世界の旗$1,869,037[2]
日本の旗 3400万円[3]
前作 さらば冬のかもめ
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30年後の同窓会』(原題:Last Flag Flying)は2017年アメリカ合衆国で公開されたドラマ映画である。監督はリチャード・リンクレイター、主演はスティーヴ・カレルが務めた。本作はダリル・ポニクサンが2005年に発表した小説『Last Flag Flying』を原作としている。

ポニクサンの原作小説は『The Last Detail』(1970年)の続編となっているが、本作は『さらば冬のかもめ』(1973年)の正式な続編ではない。キャストとキャラクター名が一新されていることからも分かるように、本作はあくまでも同作の精神的な続編として製作された[4]

ストーリー[編集]

2003年12月、ラリー・シェパード(ドク)は旧知のサル・ニーロンが経営するバーを訪れていた。ドクとサムは海兵隊員としてベトナム戦争に従軍したときに知り合っていた。2人は旧友のローランド・ミューラー牧師の家を訪ねることになった。ディナーの席で、ドクは妻と一人息子を亡くしたことを明かした。ドクがサルとミューラーに会いたがったのは、イラクで戦死した息子の遺体を引き取りに行くのに同行して欲しかったからなのだという。サルが直ちに同行を申し出る一方で、ミューラーは同行を渋った。海兵隊員だった頃の思い出には嫌なものしかなかったからである。しかし、妻の勧めもあって、最終的にミューラーも旅に同行することになった。

道中、サルとミューラーは価値観の相違と過去の遺恨が原因で口論となった。海兵隊員だった頃、サルとミューラーは酒・女・ドラッグに溺れる日々を送っていた。2人はドクが管理していた痛み止めを乱用していたが、その結果、仲間の一人が不幸にも命を落としてしまった。その遺恨が2人の間に横たわっていたのである。サルは敬虔な宗教者になっていたミューラーをからかったが、その大人げない振る舞いにミューラーは苛立ったのである。ドーバー空軍基地に到着してすぐ、ドクは息子の遺体と対面させろと息巻いたが、基地の責任者であるウィリッツ大佐は「ご遺体を見ない方が良い」とドクに言った。大佐の言葉を顧みずにラリーの遺体を見に行ったドクは、すっかり気落ちしてしまった。その頃、ネルソンとミューラーはラリーの親友(チャーリー・ワシントン)と話をしていた。2人はワシントンからラリーの死に関する衝撃の真実を聞かされることとなった。

キャスト[編集]

製作[編集]

2016年8月30日、アマゾン・スタジオズがダリル・ポニクサンの小説『Last Flag Flying』の映画化に着手しており、リチャード・リンクレイターを監督に起用したとの報道があった[5]。その際、スティーヴ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーンの3人が出演する見込みだとも報じられた[6]。10月4日、『バラエティ』はJ・クイントン・ジョンソンが本作に出演することになったと報じた[7]。11月11日、リチャード・ロビショーの出演が決まった[4]

本作の主要撮影は2016年11月にピッツバーグで始まった[8]

公開[編集]

2017年9月28日、本作はニューヨーク映画祭でプレミア上映された[9]。当初、本作は2017年11月17日に全米公開される予定だったが[10]、後に公開日は同年11月3日に前倒しされた[11]

評価[編集]

本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには136件のレビューがあり、批評家支持率は74%、平均点は10点満点で7点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『30年後の同窓会』では、瑞々しいユーモアを活かし切れていないドラマと非の打ち所がない俳優陣が愛国心や家族、悲哀に葛藤する姿を映したものが混在している。」となっている[12]。また、Metacriticには40件のレビューがあり、加重平均値は66/100となっている[13]

ローリング・ストーン』のピーター・トラヴァースは本作に4つ星評価で星3つを与え、「リンクレイター監督はキャスト陣を脚本の欠陥全て(感傷やあざとさ、やたら複雑なメッセージが込められたエンディング)から守り切っていない。しかし、カレル、クランストン、フィッシュバーンの3人の演技を見て過ごす時間はどうだろうか。それは本当に楽しい時間である。」と評している[14]

出典[編集]