8区 (パリ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パリ・8区の位置
パリ・8区の位置

パリ8区 (8く、8e arrondissement de Paris) は、フランス首都・パリ市を構成する20の行政区のひとつである [1]。第8区、パリ8区ともいう。市の中央のやや西寄りに位置しており、1区の西側に隣接している。セーヌ川の北岸に面している。

概要[編集]

パリの8区は、市の中央のやや西寄りにある行政区。「エリゼ区 (Arrondissement de l'Élysée)」と呼ばれることもある [2]セーヌ川の北岸に面しており、アンヴァリッド(廃兵院)の対岸にあたる。住宅面積が低いので人口は39,314人 (1999年)で、20区の中では5番目に少ない(人口の推移等詳細については後述)。

区の名称は、市の中央部から時計回り螺旋を描くようにして各区に付けられた番号を基にしており、当区はその8番目にあたることから、「8区」と名づけられた。7区とともにフランスの政治・行政の中心であり、フランス大統領官邸エリゼ宮殿)、内務省(ボーヴォ館)等があるフォーブール=サントノレ界隈は、フォーブール=サンジェルマン界隈と共に旧王侯貴族の大邸宅が建ち並ぶ地域にあたる。また、世界的に有名な凱旋門マドレーヌ寺院シャンゼリゼ大通りコンコルド広場などがある。

なお、セーヌ川に沿った地域は、「パリのセーヌ河岸」として世界遺産に登録されている。

地理[編集]

パリ・8区の詳細地図

8区は、パリ中央部のやや西寄りに位置しており、セーヌ川の北岸に面している[3]。面積は、3.88 平方キロメートル。

北は、同じパリの行政区である17区に接しており、北東の角はクリシー広場となっている。南は、セーヌ川を挟んで7区に接している。東は、マドレーヌ寺院付近の以北は9区に、以南は1区に接している。西は、シャルル・ド・ゴール広場(エトワール広場)以北は17区に、以南は16区に接している。

隣接する自治体(行政区)[編集]

地区(カルチェ)[編集]

パリ・8区のカルチエ詳細図

パリの行政区は、それぞれ4つの地区(カルチェ)に区分されている。8区を構成する4地区のコードと名称は、次のとおりである。

  • 29 - シャンゼリゼ地区 (Quartier des Champs-Élysées)
  • 30 - フォブール=デュ=ルール地区 (Quartier du Faubourg-du-Roule)
  • 31 - マドレーヌ地区 (Quartier de la Madeleine)
  • 32 - ウロップ地区 (Quartier de l'Europe)

住民[編集]

人口[編集]

8区の人口は、1891年に107,485人となり、ピークに達した。しかし、その後は減少を続け、1999年には半分以下の39,314人となった。20区のうちで5番目に人口が少なく、1990年以降は、パリの人口の1パーセント台で推移している。2005年の推計では38,700人と見積もられており、人口の更なる減少が見込まれている。

人口の減少とともに人口密度も減り続けており、1999年の人口密度は、ピーク時の半分以下の10,130人となっている。20区のうちで1区に次いで2番目に人口密度が低く、パリの平均人口密度の0.4倍である。人口の推移の詳細は、次のとおりである。

区人口 市人口 区人口/市人口 区人口密度 市人口密度 備考
1872年 75,796 1,851,792 4.09% 19,530 21,303
1891年 107,485 2,447,957 4.39% 27,695 28,161 人口がピークに達する。
1954年 80,827 2,850,189 2.84% 20,826 32,788
1962年 74,577 2,790,091 2.67% 19,216 32,097
1968年 67,897 2,590,771 2.62% 17,495 29,804
1975年 52,999 2,299,830 2.30% 13,656 26,457
1982年 46,403 2,176,243 2.13% 11,956 25,035
1990年 40,814 2,152,423 1.90% 10,516 24,761
1999年 39,314 2,125,246 1.85% 10,130 24,449
2005年 38,700 2,166,200 1.79% 9,972 24,920 人口は推計。

歴史[編集]

政治・行政・司法[編集]

主な官公庁・公共機関[編集]

パリ8区役所
  • 大統領官邸 (Palais de l'Élysée)
    • エリゼ宮殿を使用している。フォーブール=サントノレ通り沿いにある。
  • 内務省 (Ministère de l’Intérieur)
    • フォーブール=サントノレ通り界隈、ボーヴォ広場1番地 (1 Place Beauvau) にある。
  • 第8区役所 (Mairie du 8e arrondissement)

軍事[編集]

ロワイヤル通り、コンコルド広場からの眺め。
同広場に面する左側建物の(画像に映らない)西側部分がオテル・ド・クリヨン (Hôtel de Crillon) 、(画像に映らない)同中央部が社交サロンの自動車倶楽部 (Automobile Club de France) と国際自動車連盟、(画像に映る)同東側部分が1920年以降、諸法人本社等が入るコワラン館 (Hôtel de Coislin) になる。右側建物は、オテル・ド・ラ・マリーヌ (Hôtel de la Marine) と呼ばれ、2015年まで仏海軍参謀本部が入居していた。

外国の施設[編集]

大使館
  • アメリカ大使館(Ambassade des États-Unis) - エリゼ宮殿の東側近く、ガブリエル大通り (Avenue Gabriel) 2番地にある。
  • イギリス大使館(Ambassade du Royaume-Uni) - エリゼ宮殿の東側近く、フォーブール=サントノレ通り (Rue du Faubourg-Saint-Honoré) 35番地にある。
  • イスラエル大使館(Ambassade d'Israël) - ラブレ通り (Rue Rabelais) 3番地にある。
  • カナダ大使館Ambassade du Canada) - グラン・パレの西方、モンテーニュ大通り (Avenue Montaigne) 35番地にある。
  • スペイン大使館(Ambassade d'Espagne) - ジョルジュ=サンク大通り (Avenue George-V) にある。
  • 中国大使館(Ambassade de Chine) - ジョルジュ=サンク大通り (Avenue George-V) にある。
  • ドイツ大使館(Ambassade d'Allemagne) - フランクラン=ローズヴェルト大通り (Avenue Franklin-D.-Roosevelt) にある。
  • 日本大使館Ambassade du Japon) - シャルル・ド・ゴール広場の近く、オッシュ大通り (Avenue Hoche) 7番地にある。
  • ノルウェー大使館(Ambassade de Norvège) - バヤール通り (Rue Bayard) にある。
  • ブラジル大使館(Ambassade du Brésil) - クール・アルベール=プルミエ (アルベール1世並木道, Cours Albert-Ier) にある。
その他
  • ジェトロ(日本貿易振興機構)パリ事務所(JETRO Paris) - 1963年開設。シャンゼリゼ界隈ベリー通り (Rue de Berri) 27番地にある[5]

経済[編集]

フォーブール=サントノレ通り、2005年

主な企業[編集]

主な店舗・商業施設[編集]

以下のお店以外にも、フォーブール=サントノレ通り、モンテーニュ大通り界隈に、ブティック等多くの高級ブランドが本店等を置いている。

ファッション
  • エルメス本店 (Hermès) - フォーブール=サントノレ通り (Rue du Faubourg-Saint-Honoré) 24番地にある。
  • クロエ本店 (Chloé) - プレタポルテの草分けないし生みの親。モンテーニュ大通り (Avenue Montaigne) 50番地、及び1区サントノーレ通り (Rue Saint-Honoré) 253番地にある。
  • ディオール本店 (Christian Dior) - グラン・パレの西方、モンテーニュ大通り30番地にある。その他8区ロワイヤル通り (Rue Royale) 25番地等に店舗があり、同モンテーニュ25番地オテル・プラザ・アテネ内にはエステのディオール・アンスティテュ (Dior Institut au Plaza Athénée) がある。また、日本大使館もある8区オッシュ大通り (Avenue Hoche) 33番地にはパルファン・クリスチャン・ディオールがある。
  • ニナ・リッチ本店 (Nina Ricci) - グラン・パレの西方、モンテーニュ大通り39番地にある。
  • バレンシアガ本店 (Balenciaga) - ジョルジュ=サンク大通り (Avenue George-Ⅴ) 10番地にある。
  • レクレルール (L'Eclaireur) - シャンゼリゼ通り (Avenue des Champs-Élysées) 26番地の他、フォーブール=サントノレとオテル・ド・クリオンとに挟まれたボワシー=ダングラス通り (Rue Boissy d'Anglas) 10番地にあるセレクトショップマレ地区3区セヴィニエ通り (Rue de Sévigné) 40番地などにお店がある他 、2009年まで東京の南青山店があった。
  • アレクサンドル ドゥ パリ (Alexandre de Paris) - オートコワフュール[6]。1957年に8区フォーブール=サントノレ通り120番地に開店。現在は8区シャンゼリゼ通り至近マティニョン大通り (Avenue Matignon) 3番地や17区 パレ・デ・コングレ等にサロンがある。2017年には東京の南青山5丁目と銀座に直営サロンを開店。現在は、ヘアアクセサリーブランドやコスメ(ロレアル製造)も展開。
  • ラリック (Lalique) - 1885年にヴァンドーム広場ジュエリーブランドから始まった高級クリスタルガラスやジュエリー店。1935年からロワイヤル通り11番地に店舗を構える。
パティスリー・食料品店
  • フォション (Fauchon) - 1886年、マドレーヌ広場 (Place de la Madeleine) 界隈で開店したパティスリーから紅茶、デリカテッセンまでの高級食材店。また2018年9月、同広場界隈マルゼルブ大通り (Boulevard Malesherbes) 4番地の元の本社創業地に初のホテルであるフォション・ロテル (Fauchon L'Hôtel) を開業した。
  • ラデュレ (Ladurée) - ロワイヤル通り16番地にある本店の他、シャンゼリゼ大通り (Avenue des Champs-Élysées) 75番地や、ロワイヤル通り近隣の1区サントノレ通り界隈カスティリオンヌ通り (Rue de Castiglione) 14番地、6区ボナパルト通り (Rue Bonaparte) 21番地等にある。東京の青山新宿銀座など日本も含めた海外店舗がある。
  • ラ・メゾン・デュ・ショコラ (La Maison du Chocolat) - 1977年10月、フォブール・サントノレ通り225番地のカーブ・コゼットがあった場所、サル・プレイエル向かいにて開店した。。東京の青山や銀座、丸の内有楽町)など日本も含めた海外店舗がある。
  • ピエール・エルメ・パリ (Pierre Hermé Paris) - 老舗のラデュレなどと同様マカロン等で知られる"東京発"のピエール・エルメの店鋪。6区ボナパルト通り72番地や15区ヴォージラール通り185番地、シャンゼリゼ通り、2区オペラ大通り、16区ポール=ドゥメール大通り・・等に店舗がある。日本も含め海外展開をしている。
  • マリアージュ・フレール (Mariage Frères) - マレ地区界隈4区ブール=ティブール通りに本店がある紅茶等の茶葉専門店。パリ市内で多店舗展開しているが、8区内だとマドレーヌ広場 (Place de la Madeleine) 17番地やフォーブール=サントノレ通り260番地に店舗がある。日本も含め海外展開をしている。

教育[編集]

リセ・シャプタル (Lycée Chaptal)

大学等[編集]

高等学校[編集]

  • リセ・シャプタル(Lycée Chaptal

その他[編集]

宿泊施設[編集]

画像をクリックして拡大

主な宿泊施設[編集]

  • オテル・ド・クリヨン(Hôtel de Crillon
    • 世界中の国王や著名人が訪れる高級ホテル。コンコルド広場に面している[7]。1758年建造。ルイ15世の病状回復を記念して、同広場からマドレーヌ寺院に続くロワイヤル通りと、同通りを挟んで右に海軍館、左に造幣館が建造された。これら通りから建物までアンジュ=ジャック・ガブリエルが制作。造幣館6区コンティ河岸に移転した時、造幣館は四つに分割された。その内、真ん中の列柱建物部分はガブリエルから引き継いだピエール=ルイ・モロー=デプル (fr) が制作を継承し、後に国際自動車連盟が入居。ボワシー=ダングラス通り側最左側のオーモン館 (オテル・ドーモン) はルイ=フランソワ・トゥルアール (fr) が制作し、後にオテル・ド・クリオンが入居した。
      オテル・デュ・ルーヴルにより、1909年3月からホテルとして開館したのがオテル・ド・クリオンの始まり。
      王妃マリー・アントワネットは、オーモン館にピアノのレッスンに通っていたが、フランス革命期の1793年、ルイ16世共々、同広場オーモン館のすぐ目の前でギロチン刑に処せられた。
      1778年2月6日、アメリカ独立戦争最中初めてアメリカを独立国家として認めた仏米同盟条約がこの館で結ばれた。1919年には、オテル・ド・クリヨンは、パリ講和会議でのウッドロウ・ウィルソンら米代表団の宿泊場所にもなった。
      19世紀半ば、オーモン館の西側至近ガブリエル大通り (Avenue Gabriel) 1番地、現在のエスパス・カルダン (Espace Cardin) の地に、カフェ・コンセール乃至ナイトクラブ形態のレストラン「レ・ザンバサドゥール (アンバサドゥール, 英:Les Ambassadeurs)」が開店。貴族、さらに1870年代から著名人や半社交界の貴婦人 (ドゥミ=モンデーヌ, Demi-mondaine 乃至クルチザンヌ) らの常連場所であった。オテル・ド・クリオン開館のすぐ後にアンバサドゥールもクリオン内に移転した。時を隔てた2017年、ホテルの大規模改装後は小さなバーとして再オープンした。ホテルは現在サウジアラビア王家関係者の所有。ちなみに、上記四つに分割された建物の内、ロワイヤル通り側のコワラン館 (Hôtel de Coislin) の現在の所有者はカタール王家関係会社。
  • ル・ロワイヤル・モンソー・ラッフルズ・パリ (Le Royal Monceau Raffles Paris
  • オテル・バルザック(Hôtel Balzac) - バルザック通り6番地にある。
  • オテル・エトワール・サントノレ(Hôtel Etoile Saint Honoré) - フォーブール=サントノレ通り214番地にある。
  • プラザ・アテネ(Plaza Athénée
    • モンテーニュ大通り25番地にあるホテル。ミシュラン星付き、アラン・デュカスレストラン・ガストロノミーク "アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ (Alain Ducasse au Plaza Athénée)" がある。また、同ホテルがあるシャンゼリゼ地区ないし"黄金の三角地帯 (fr)"周辺界隈は、ヤニック・アレノの "アレノ・パリ・オ・パヴィヨン・ルドワイヤン (Alléno Paris au Pavillon Ledoyen)" や"ラセール (Lasserre)" などの有名レストランが連なる。
  • オテル・ジョルジュ=サンク(フォーシーズンズ・ホテル・ジョルジュサンク・パリ, Hôtel George-V
    • ジョルジュ=サンク大通り31番地にある。クリスチャン・ル・スケール (fr)の"ル・サンク (Le Cinq)" など、ミシュラン星付きレストランが3店ある。
  • ヒルトン・パリ・オペラHilton Paris Opera) - サン・ラザール駅南側、サン=ラザール108番地にある。
  • オテル・ウォルドーフ・マドレーヌHôtel Waldorf Madeleine) - マドレーヌ寺院西側至近マルゼルブ大通り12番地に所在する。
  • ハイアット・パリ・マドレーヌHyatt Paris Madeleine) - マドレーヌ寺院西側至近マルゼルブ大通り24番地に所在する。

文化施設[編集]

théâtre des Champs-Elysées(Avenue Montaigne

美術館・博物館[編集]

映画館・劇場[編集]

  • シャンゼリゼ劇場 (Théâtre des Champs-Élysées)
  • マドレーヌ劇場 (Théâtre de la Madeleine)
  • マリニー劇場 (Théâtre Marigny)
  • ロン=ポワン劇場 (Théâtre du Rond-Point)

その他[編集]

宗教施設[編集]

画像をクリックして拡大

教会・寺院[編集]

  • サン=トーギュスタン教会 (サン=オーギュスタン教会, Église Saint-Augustin)
  • サン=フィリップ=デュ=ルール教会 (Église Saint-Philippe-du-Roule)
    • フォーブール=サントノレ通り154番地にある。
  • 贖罪礼拝堂 (シャペル・エクスピヤトワール、Chapelle Expiatoire)
  • マドレーヌ寺院 (マドレーヌ教会) (Église de la Madeleine)

観光・憩い[編集]

建築[編集]

Avenue Ferdousi(フェルドゥズィ通り)、モンソー公園

公園・緑地等[編集]

名所・娯楽[編集]

  • クレイジー・ホースCrazy Horse) - シャンゼリゼ通りとも至近のジョルジュ=サンク大通り12番地にある、芸術的スタイルのヌードショーがあるキャバレー

旧跡・記念碑等[編集]

交通[編集]

鉄道[編集]

画像をクリックして拡大

道路[編集]

画像をクリックして拡大
  • アムステルダム通り(Rue d'Amsterdam
  • ウィルソン大統領大通り(アヴニュ・デュ・プレジダン=ウィルソン, Avenue du Président-Wilson
  • ウィンストン=チャーチル大通り(Avenue Winston-Churchill
  • オスマン大通り(Boulevard Haussmann
  • オッシュ大通り(Avenue Hoche
  • ガブリエル大通り(Avenue Gabriel
  • クールセル大通り(Boulevard de Courcelles
    • 8区北側、モンソー公園をなぞるように17区との境界線上を走る通り。東側でバティニョール大通りと名を変えクリシー広場まで続いてゆく。
  • クールセル通り(Rue de Courcelles
  • サントノレ通りRue Saint-Honoré
    • 1区から一部8区に差し掛かる。ロワイヤル通りを挟みフォーブール=サントノレ通りに続く通り界隈は、世界屈指の高級ブランド街となっている。中世以来、セーヌ川右岸(北岸)のパリ中心部を東西に走る通り。
  • サン=ペテルスブール通りRue de Saint-Pétersbourg
    • ウロップ広場(ヨーロッパ広場)とクリシー広場との間を結ぶ通り。
  • サン=ラザール通り(Rue Saint-Lazare
    • サン=ラザール駅界隈からサント=トリニテ教会エティエンヌ=ドルヴ広場(南側広場)を経由して、9区中心部ノートルダム=ド=ロレット教会広場(北側広場)に至る、主に9区内を東西に走る通り。ちなみに、サン=ラザール駅から東側、プランタン百貨店やギャルリー・ラファイエット、ガルニエ宮(オペラ座)北側界隈までの距離はそれぞれ数百メートル無い位置にある。
  • ジャン=グジョン通り(Rue Jean-Goujon
  • シャンゼリゼ大通りAvenue des Champs-Élysées
    • 8区内を左斜め上に走るパリの代表的な目抜き通り。北側を下記フォーブール=サントノレ通りが並走する。
  • ジョルジュ=サンク大通り(Avenue George-V
  • ジョルジュ=ポンピドゥー道路(Voie Georges-Pompidou
  • バティニョール大通りBoulevard des Batignolles
    • 8区北側を、モンソー公園をなぞるように17区との境界線上を東西に走るクールセル大通りの東側で、バティニョール大通りと名を変え同様に東西へ続いてゆく通り。8・9・17・18区境界地点クリシー広場まで続く。
  • バヤール通り(rue Bayard
  • ピエール=シャロン通り(Rue Pierre-Charron
  • ピエール=プルミエ=ド=セルビー大通り(Avenue Pierre-Ier-de-Serbie
    • 16区のシャイヨ地区、イエナ広場界隈から8区内に続き、交差するジョルジュ=サンク通りから先は、上記ピエール=シャロンと名を変えシャンゼリゼに向かう。名称はペータル1世 (セルビア王)から。
  • フォブール=サントノレ通り(Rue du Faubourg-Saint-Honoré
  • フランクラン=ローズヴェルト大通り(フランクラン=デラノ=ローズヴェルト大通り, Avenue Franklin-D.-Roosevelt
  • フランソワ=プルミエ通り(Rue François-Ier
  • ボエシー通り(Rue La Boétie
  • マティニョン大通り(Avenue Matignon
    • 上記フランクラン・D・ルーズヴェルト駅があるシャンゼリゼ通りの円形広場ロンポワン・デ・シャンゼリゼを起点に、モンテーニュ大通りからひき続いて「くの字」状に南北を走る。ガブリエル、フォーブール=サントノレ大通り等と南北に交差し、交差するパンティエーヴル通り等から先はデルカセ、ペルシエ大通りと2回通り名を変えオスマン大通りに至る。
  • マドレーヌ大通り(Boulevard de la Madeleine
    • 8区マドレーヌ寺院東側から、1区北西側と9区南西側との右斜め上に伸びる境界線上、200〜300mの距離をガルニエ宮前オペラ広場まで走る。時に上記オスマン大通りも含め、カピュシーヌ、イタリアン、モンマルトル、ポワソニエール、ボンヌ=ヌーベル、サン=ドニ、サン=マルタン大通り等と共に"グラン・ブールヴァール (Les Grands Boulevards) "と括られる。途中、シャネル本店もあるカンボン通りやカピュシーヌ"通り"との交差点界隈でカピュシーヌ大通りと名を変え、オペラ方向に伸びてゆく。カピュシーヌ大通り、オペラ広場、イタリアン大通りにかけた通り沿いには、ゴーモン・オペラ映画やエドゥアールⅦ劇場、オランピア劇場モンパルナス駅前やシャトレ駅界隈サン=ドニ通り、8区内ではシャンゼリゼ沿いフランクラン=ローズヴェルト大通り、ローム通り、ヴァグラム大通り等、パリ各所にあるステーキレストランないしブラッスリーのイポポタミュ (Hippopotamus)、コンビニ モノップ (monop')、カルティエ、ラコステ、マージュ (Maje)、子供服のオカイディ(Okaïdi)・・等のフランスブランドからトミー・ヒルフィガーZARAまである。
  • マリニー大通り(Avenue de Marigny
  • マルゼルブ大通り(Boulevard Malesherbes
  • マルソー大通り(Avenue Marceau
  • モンテーニュ大通り(Avenue Montaigne
  • ローム通り(Rue de Rome
    • 17区内を東西に走るペレール大通りから「くの字状」に大きく曲がったところで接続し、南北に走るローム通りと名を変える。そのまま8区内東側を右斜め下に走り、途中、同様に区内を右斜め下に走るロンドル通りと交差し、8区南東側にあるサン=ラザール駅界隈まで続く通り。名称は「ローマ」の意。
  • ロワイヤル通り(Rue Royale
  • ロンドル通り(Rue de Londres
    • ルロップ広場から9区内サント=トリニテ教会まで走る通り。ルロップ広場からはコンスタンティノープル通りと名を変え、モンソー公園をなぞるように17区との境界線上を東西に走るクールセル大通り方面まで、8区内東側を左斜め上に走る。名称は「ロンドン」の意。
  • ヴァグラム大通り(Avenue de Wagram
    • エトワール凱旋門、シャルル・ドゴール広場から8区北西側17区との境界線上を走り、そのまま17区内中心部、マルゼルブやペレール大通り等が交差するヴァグラム広場まで走る通り。名称はナポレオン戦争期の「ヴァグラムの戦い」から。

橋梁[編集]

画像をクリックして拡大

セーヌ川に架かる区内の橋は、次のとおりである(上流から順に、つまり東西順に列挙)。

広場・交差点[編集]

パリの「広場(プラス、Place)」は、しばしば2以上の道路が交差する場所に位置し、中心の「島」を道路が周回するロータリー状の交差点となっている場合が多い。中心の「島」部分は、オベリスク緑地等に利用されている場合もある。8区の広場や交差点には、次のようなものがある。

  • ラ・レーヌ=アストリッド広場 (アストリッド王妃広場、Place de la Reine-Astrid
  • アルマ広場(Place de l'Alma
    • 8区、16区の境界に位置している。ダイアナ妃が亡くなったのはこの広場下のトンネルになる。
  • カナダ広場(Place du Canada
  • クリシー広場(Place de Clichy
    • 8区北東部、9区17区18区との境界に位置している。
  • コンコルド広場 (Place de la Concorde)
  • サントーギュスタン広場(Place Saint-Augustin
  • シャルル・ド・ゴール広場(エトワール広場, Place Charles-de-Gaulle (Place de l’Étoile))
    • 8区、16区17区の境界に位置している。世界的に有名なエトワール凱旋門がある。
  • テルヌ広場(Place des Ternes
    • シャルル・ド・ゴール広場の北側至近、8区と17区の境界に位置している。フォーブール=サントノレ通り、クールセル大通り、ヴァグラム大通り、テルヌ大通りが交差する。ホテル・ルネッサンス・パリ凱旋門、カフェやブティック、和食店おかめ (Okamé)、パリ市内各所にあるブラッスリーイポポタミュ (Hippopotamus) ・・等がある他、高級ブラッスリー ラ・ロレーヌ (La Lorraine)、ミシェル・ロスタン (Michel Rostang) のレストラン・ガストロノミークメゾン・ロスタンなどが知られている。
  • レピュブリック・ドミニケーヌ広場(プラス・ド・ラ・レピュブリック=ドミニケーヌ, Place de la République-Dominicaine
  • ナルヴィク広場(Place de Narvik
  • フランソワ・プルミエ広場(Place François-Ier
  • プロスペル=グボー広場(Place Prosper-Goubaux
    • 8区と17区の境界に位置している。
  • マドレーヌ広場(Place de la Madeleine
  • リオ・ド・ジャネロ広場(Place de Rio-de-Janeiro
  • ルイ16世広場(Square Louis-XVI
    • またはルイ16世小公園。贖罪礼拝堂が建つ。オスマン大通り、マトゥーラン通り、パスキエ通り、アンジュー通りに挟まれた場所にある。サン=ラザール駅南側界隈にある。
  • ルロップ広場(ウロップ広場, Place de l'Europe
    • サン=ラザール駅の北側にある。
  • ロン・ポワン・デ・シャンゼリゼ(Rond-Point des Champs-Élysées
    • シャンゼリゼ、モンテーニュ、マティニョン、フランクラン・ルーズベルト等の各大通りが交差するロン・ポワン (円形広場)。グッチランセルアディダスストア、ザディグ・エ・ヴォルテールその他レストラン等が広場に面している。

船舶[編集]

著名な出身者[編集]

財界[編集]

文化[編集]

著名な居住者[編集]

ルイ14世治世の時代、フランス式庭園を完成させたアンドレ・ル・ノートル。1680年
ジャポニスムの大きな影響があったベル・エポックの時代、日本の日傘をもつ舞台(コメディ)女優サラ・ベルナール。1881年

王族・貴族・軍人[編集]

政治[編集]

シャンゼリゼ大通り界隈居住者
フォーブール・サントノレ通り界隈居住者
その他の通り界隈居住者

財界[編集]

学者[編集]

  • ジャック・フランソワ・エドワール・エルビュフランス語版(医学者) - シャゼリゼ通り界隈居住

文化・芸能[編集]

シャゼリゼ大通り界隈居住者
オスマン大通り界隈居住者
フォーブール・サントノレ通り界隈居住者等
モンテーニュ大通り界隈居住者等
  • マドモワゼル・ロークールフランス語版(18世紀後半の舞台・コメディ女優) - モンテーニュ通り界隈に居住。
  • マレーネ・ディートリッヒ(歌手、女優) - 1980年-1992年の間、亡くなるまでプラザ・アテネ向かいモンテーニュ通り12番地に居住。
マルゼルブ大通り界隈居住者
その他の通り界隈居住者

その他[編集]

ゆかりの人物[編集]

王侯貴族[編集]

  • ダイアナ妃(元イギリス皇太子妃) - 1997年、8区モンテーニュ大通り至近、8区と16区境界上のアルマ広場(Place de l'Alma)下のトンネルで亡くなる。

文化[編集]

芸能[編集]

8区を舞台にした作品[編集]

映画[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ フランス語の 「8e 」 = 「huitième 」 は、英語の「eighth 」 に相当する序数。「第8の」 「8番目の」を意味する。したがって、原語の「8e arrondissement 」を直訳すると「第8区」となる。
  2. ^ レジフランスLégifrance). “地方自治一般法典 (Code Général des Collectivités Territoriales (CGCT))” R2512-1条. 2008年6月26日閲覧.
  3. ^ セーヌ川の右岸にあたる。
  4. ^ “Scandalous tales from the British embassy in Paris”. BBC News. (2014年10月20日). https://www.bbc.co.uk/news/magazine-29643065 
  5. ^ ジェトロ パリ事務所 公式HP
  6. ^ フランス語で、オートクチュールの性格を美容院に置き換えたような"高級美容院"の意。また、ウィンザー公爵夫人グレース・ケリーモナコ大公妃、ローレン・バコールミシェル・モルガンマリア・カラスグレタ・ガルボオードリー・ヘップバーンソフィア・ローレンロミー・シュナイダー・・らが顧客だったとのこと。2016年から日本の八木通商の所有ブランド(仏公式HP「Alexandre de Paris」などを参照)。
  7. ^ JTBパブリッシング編 『ワールドガイド ヨーロッパ2・パリ』 JTBパブリッシング、2006年、p.239.
  8. ^ 地球の歩き方編集室編 『地球の歩き方A07・パリ&近郊の町 2007〜2008年版』、ダイヤモンド社、2007年、p.343.
  9. ^ 1920年パリ創業の老舗ファーメゾン (Yves Salomon)。老舗ファーブランドのルヴィヨン (Revillon Frères) も取り扱う。サントノレ通りやフォーブール=サントノレ通りにも店舗を構える。
  10. ^ ST Dupont ouvre une boutique rue de la Paix”. MONTRES DE LUXE (2018年10月17日). 2019年3月7日閲覧。
  11. ^ 1967 Avenue Montaigne”. emanuel ungaro.com (2016年). 2019年3月7日閲覧。
  12. ^ 美しき女庭師の意。1824年創業、縫製工場が付属した衣服店、乃至ボン・マルシェ百貨店より古い世界最古の百貨店ともされる。現在のパリ1区ポン=ヌフ通り(fr)とクリシー広場等に店舗があった。
  13. ^ のちに、同8区ラブレ通り (Rue Rabelais) 2番地のジョッケクルブ (fr)に統合された。

参考文献[編集]

  • MICHELIN編、『Plan Atlas 56 – Paris du Nord au Sud – 』、ISBN 978-2-06-710591-1、MICHELIN、2007年 (仏語。パリ市内の詳細地図。)

関連項目[編集]