834.194

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834.194
サカナクションスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
エレクトロニカ
テクノ
レーベル ビクターエンタテインメント
チャート最高順位
  • 週間2位オリコン
  • 週間2位(オリコン合算アルバムチャート)
  • 週間1位(オリコン週間デジタルアルバムチャート)
  • 週間2位(Billboard Japan Hot Albums
  • 1位Billboard Billboard Japan Download Albums)
サカナクション アルバム 年表
魚図鑑
2018年
834.194
2019年
-
『834.194』収録のシングル
ミュージックビデオ
グッドバイ - YouTube
ユリイカ - YouTube
さよならはエモーション - YouTube
蓮の花 - YouTube
新宝島 - YouTube
多分、風。 - YouTube
ナイロンの糸 - YouTube
忘れられないの - YouTube
モス - YouTube
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映像外部リンク
サカナクション / 834.194 concept movie

834.194』(はちさんよんいちきゅうよん)は、サカナクションの7枚目のオリジナルアルバム2019年6月19日に発売された。発売元はビクターエンタテインメント

概要[編集]

サカナクションのオリジナルアルバムとしては、前作『sakanaction』から約6年3ヶ月ぶりとなる作品。2019年3月7日に、ボーカル・山口一郎がパーソナリティを務める「サカナLOCKS!」(TOKYO FMSCHOOL OF LOCK!』内のコーナー[1])にてリリースが発表された[2][3]。なお、リリース発表時には本作の発売日を2019年4月24日とアナウンスしていたが、のちに2019年6月19日に延期された。延期理由は楽曲を手がける山口が歌詞を完成させることができなかったためであり、このことで山口は他のメンバーにも怒られたという[4]

本作は通常盤、完全生産限定盤A(Blu-ray付属)、完全生産限定盤B(DVD付属)の3形態で発売される。各形態ともCD2枚組で各9曲ずつの合計18曲が収録されている。CDに収録されている楽曲はスマートフォンでダウンロード・再生できる「プレイパス」でも聴くことができる。また、完全生産限定盤A・Bには、ボーナストラック『years(Setsuya Kurotaki "NF Remix")』のダウンロードコードが封入される[5]ほか、Blu-rayおよびDVDには2017年5月9日に新木場スタジオコーストにて開催された「サカナクション デビュー10周年記念イベント"2007.05.09 - 2017.05.09"」の映像が収録される(後述)。

アルバムタイトルの『834.194』は、サカナクションが札幌時代に活動拠点としていた「スタジオ・ビーポップ」(北海道札幌市中央区円山)と、現在レコーディングの際に使用している東京の「青葉台スタジオ」を結んだ距離(834.194km)に由来する[6]

アートワーク[編集]

本作ではアーティスト・デュオ「Nerhol(ネルホル)」の作品2点がジャケット・アートワークのメイン・ヴィジュアルとなっている。北海道の海と東京の海のそれぞれで撮影された大量の写真を積層し、それを彫り込んで制作された彫刻作品を改めて撮影した写真がジャケットとなっている。それぞれ青を基調とした面と黄色を基調とした面があるが、バンドとしてはどちらが表でどちらが裏であるかという設定はしていない。ただしレーベルから販売する際のプロモーションの関係で、青を基調とした面のほうが便宜上の表として扱われている。歌詞カードのブックレットはこの作品2点の別角度から撮影された写真と文字のみというミニマルなデザインとなっている[要出典]

今作の歌詞カードではクレジット表記の欄においてバンドメンバーの後ろにギターやドラムといった担当楽器が具体的に表記されていない。この事について岩寺・草刈は、山口が作った原曲のアレンジを他のメンバー4人で進める際に、一人につき一つの楽器のみを担当する事にこだわらずこれまで以上に4人があらゆる要素に各々の意見を反映させながらアルバムを完成させた為であると語っている[要出典]

収録曲[編集]

DISC 1「35 38 52 9000 / 139 41 39 3000」[編集]

  1. 忘れられないの
    ソフトバンク「速度制限マン」篇CMソング。山口が同CMに出演している[7]。2019年5月24日放送の「サカナLOCKS!」にてフル尺が解禁された[8]田中裕介が手掛けたミュージック・ビデオが作成されている[9]
    両A面シングル『忘れられないの/モス』として、『モス』とともに本作発売後にリカットされる。『忘れられないの』及び『モス』は1980年代の音楽・カルチャーに大きく影響を受けており、当時普及し始めていた8センチCDでのリリースとなる[10]
  2. マッチとピーナッツ
  3. 陽炎
    ベストアルバム「魚図鑑」に収録されている『陽炎 -movie version-』とは異なるアレンジとなっており、間奏として岩寺によるギターソロのパートや最後のサビ前に新たな歌唱パートが追加されるなどの変化がある。楽曲としてのリリースは「魚図鑑」に収録された『movie version』の方が先であった(2018年3月)ものの、2017年4月より開催されたワンマンツアー「魚図鑑ゼミナール」やそれ以降のライブでは本作に収録されている『陽炎』のアレンジに近い形で演奏されていた。
  4. 多分、風。
    12thシングル。
  5. 新宝島
    11thシングル。2019年6月30日の午後10時ごろ、YouTubeに公開されているMVが、バンド初となる1億回再生を達成した[11]
  6. モス
    フジテレビ系木曜劇場ルパンの娘」主題歌。GYAO!にてMVが先行公開された。
    SCHOOL OF LOCK! UNIVERSITY」内のコーナーである「サカナLOCKS!」の2019年6月7日放送回にて、ゲストとして出演したビクターの新入社員である有薗弥飛が、歌詞の一部である「繭割って蛾になるマイノリティ」というフレーズを、本作発売前かつラジオ放送解禁前であったにも関わらずネタバレしてしまうというハプニングがあった。
    『忘れられないの』と同様に、本作発売後にシングルとしてリカットされる。
  7. 「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」
    11thシングル「新宝島」のカップリング
  8. ユリイカ(Shotaro Aoyama Remix)
    9thシングル曲を、サカナクションのプロジェクト「NF」のメンバーである青山翔太郎がリミックスしたもの。青山はツアー「SAKANAQUARIUM2019 "834.194" 6.1ch Sound Around Arena Session」の『ユリイカ』の映像制作も担当している[8]
  9. セプテンバー -東京 version-
    札幌時代に作られた楽曲をリアレンジしたもの[8]

DISC 2「43 03 18 9000 / 141 19 17 5000」[編集]

  1. グッドバイ
    9thシングルの1曲目。
  2. 蓮の花
    10thシングルの2曲目。
  3. ユリイカ
    9thシングルの2曲目。
  4. ナイロンの糸
    大塚製薬カロリーメイト」CMソング。本作リリースに先駆けて発表されていた[12]。『years』『SORATO』に続いて、山田智和が手掛けたミュージック・ビデオが制作されている[13]
  5. 茶柱
    アルバムの発売日が延期になったことで制作スケジュールに余裕が出来たため、追加でレコーディングを行ない完成した曲。本来は収録される予定ではなかった[14]。この楽曲の収録が決定する前は「DISC 1」も収録曲数が8曲の予定であり、8曲2枚組の16曲で構成されたアルバムになる予定だったという。
  6. ワンダーランド
    TBS制作の報道番組「news23」のテーマソング。当初よりタイアップ用の曲として制作された訳ではなく、アルバム製作用のデモを聴いた番組関係者からの要望を受け、2019年6月3日からの番組リニューアルに合わせ起用が決定した[14]
    バンドとしては初めてシューゲイザーを取り入れた楽曲である。曲の冒頭と終盤に特に大きくノイズが入っているが、イントロの前の音は北海道の雪を踏む足音であり、終盤の大音量のホワイトノイズの中に紛れて聞こえる音は東京の街中で録った音であることが語られている[15]
  7. さよならはエモーション
    10thシングルの1曲目。
  8. 834.194
    サカナクションと同郷のミュージシャンであるKuniyuki Takahashi(英語版)と共同制作した楽曲[8]
  9. セプテンバー -札幌 version-
    札幌時代に制作された楽曲を、当時に近いアレンジで録音したもの。山口は『セプテンバー』を2バージョン収録することについて、「札幌時代っていうのは、300人キャパシティで、CDもリリースしていないし、そこの300人に向けて作るっていうよりも、自分たちがどんな曲を作りたいのか、何を感じているのかっていうことだけを純粋に伝えている、生々しい、作為性のないものを作っていたんですよ。それが東京に出てきて、作為性みたいなものを手に入れて、無作為をどう作為的に作るかっていう……技術ですよね。技術の研究をしてきた結果、今の自分たちの立ち位置があると思う。だから、その作為性を無作為に作るっていう技術を持っている今の自分たちと、作為性がないものを作ってきた純粋な自分たちの差みたいなものがこのアルバムで表現できたらなと思って。これから作る、このアルバム以降サカナクションが向かっていく先っていうのは、その無作為性。作為性を持たずに無作為に作るっていうことに対してどうしたらいいのかっていうのを考えていく時間になると思うので、ピュアな気持ちを持っていくためにも、この『セプテンバー』っていう無作為に作られた曲を、今のアレンジと昔のアレンジに近いアレンジで2曲入れるのが大事だったんです」と語っている[8]

完全生産限定盤[編集]

映像外部リンク
サカナクション / 834.194 「"2007.05.09-2017.05.09"」Digest Movie

本作は、通常盤のほかに、完全生産限定盤A(Blu-ray付属)、完全生産限定盤B(DVD付属)もリリースされる。完全生産限定盤は特殊パッケージ仕様となるほか、ボーナストラックがダウンロードできるコードが封入される(有効期限は2019年12月19日まで)。 また、ファンからのリクエストに基づく15曲が演奏されたイベント「サカナクション デビュー10周年記念イベント "2007.05.09 - 2017.05.09" -LIVE AT STUDIO COAST 2017.05.09-」(2017年5月9日・新木場スタジオコースト)の映像が、それまでの活動を振り返るメンバーのトークとともに130分以上にわたって収録される。また、限定盤Aにのみ、6曲のミュージックビデオも収録される[16]

ツアー[編集]

映像外部リンク
サカナクション / TOUR「SAKANAQUARIUM2019 ""834.194"" 6.1ch Sound Around Arena Session」ティザー

本作のタイトルを冠したツアー「SAKANAQUARIUM2019 "834.194" 6.1ch Sound Around Arena Session」が、2019年4月6日から6月14日にかけて開催された。全国7都市のアリーナで計10公演が行われ、サカナクションとしては史上最大規模のツアーとなった[17]

公演日 公演名 会場
2019年4月6日 - 6月14日 SAKANAQUARIUM2019 "834.194" 6.1ch Sound Around Arena Session

脚注[編集]

  1. ^ 「サカナLOCKS!」は、2019年4月5日より毎週金曜日に放送されている「SCHOOL OF LOCK! UNIVERSITY」の1コーナーとなっている。
  2. ^ 「サカナクション、6年ぶりのニューアルバム、リリース決定!」”. SCHOOL OF LOCK! (2019年3月7日). 2019年6月6日閲覧。
  3. ^ サカナクション、6年ぶりのアルバム「834.194」リリース決定”. 音楽ナタリー (2019年3月7日). 2019年6月6日閲覧。
  4. ^ 「毎週(木)の教室、ラスト授業!お知らせがいろいろあります。」”. SCHOOL OF LOCK! (2019年3月28日). 2019年6月6日閲覧。
  5. ^ サカナクション「834.194」ボーナストラックは黒瀧節也による「years」リミックス”. 音楽ナタリー (2019年6月17日). 2019年6月20日閲覧。
  6. ^ NHKSONGS」(2019年7月6日放送)
  7. ^ サカナクション、新曲「忘れられないの」がソフトバンク新CMのテーマ曲に” (2019年3月22日). 2019年6月6日閲覧。
  8. ^ a b c d e 「ニューアルバム『834.194』から、新曲「忘れられないの」初オンエア!」”. SCHOOL OF LOCK! (2019年3月7日). 2019年6月6日閲覧。
  9. ^ サカナクション、80年代前半のポップスを再現した“忘れられないの”MV公開-rockinon.com|https://rockinon.com/news/detail/187142” (日本語). rockinon.com. 2019年6月25日閲覧。
  10. ^ サカナクション、最新アルバムより“忘れられないの”&“モス”を8cmCDでリカットリリース”. rockin'on.com (2019年7月10日). 2019年7月15日閲覧。
  11. ^ サカナクションのツイート”. Twitter (2019年7月1日). 2019年7月15日閲覧。
  12. ^ サカナクション・山口一郎出演の「カロリーメイト」新CMロングバージョンが本日19時に公開-rockinon.com” (日本語). rockinon.com. 2019年6月25日閲覧。
  13. ^ サカナクション、新アルバムから“ナイロンの糸”MV公開。カロリーメイトCMソング” (日本語). rockinon.com. 2019年6月25日閲覧。
  14. ^ a b 「サカナクションのニューアルバム『834.194』を半解剖!」” (日本語) (2019年6月14日). 2019年7月4日閲覧。
  15. ^ サカナクション山口一郎先生が生放送教室に登場!アルバム「834.194」について話を聞いて行くぞ!” (日本語) (2019年6月18日). 2019年7月4日閲覧。
  16. ^ サカナクション、約6年ぶりニューアルバム『834.194』発売”. rockin'on.com (2019年3月8日). 2019年6月6日閲覧。
  17. ^ サカナクション、来年4月よりアリーナツアー開催。全国7ヶ所10公演で過去最大規模”. rockin'on.com (2018年10月9日). 2019年6月6日閲覧。