ALONE/アローン

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ALONE/アローン
Mine
監督
脚本
  • ファビオ・レジナーロ
  • ファビオ・グアリョーネ
製作 ピーター・サフラン
製作総指揮
  • アーミー・ハマー
  • ミゲル・A・ファウラ
  • ナタリア・サフラン
  • ファビオ・グアリョーネ
  • ファビオ・レジナーロ
出演者
音楽
  • ルカ・バルボーニ
  • アンドレア・ボニーニ
撮影 セルヒ・ビラノバ・クローダン
編集
  • マッテオ・サンティ
  • ファビオ・グアリョーネ
  • フィリッポ・マウロ・ボニ
製作会社
  • ザ・サフラン・カンパニー英語版
  • Roxbury
  • Sun Film
  • Mine Canarias
配給
  • イタリアの旗 Eagle Pictures
  • アメリカ合衆国の旗 Well Go USA Entertainment
  • 日本の旗 パルコ
公開 イタリアの旗 2016年10月6日
スペインの旗 2016年12月30日
アメリカ合衆国の旗 2017年4月7日
日本の旗 2018年6月16日
上映時間 106分[1]
製作国
言語 英語
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ALONE/アローン』 (アローン、Mine) は、2016年アメリカ合衆国スペインイタリアアクションスリラー映画ファビオ・レジナーロイタリア語版ファビオ・グアリョーネイタリア語版両監督の長編デビュー作。 監督はシチュエーションスリラー『YES/NO イエス・ノー』の脚本を手掛けた両名。主演はアーミー・ハマー

砂漠の地雷原で地雷を踏んでしまった兵士が、一歩たりとも動けない状況で援軍を待ちながら陥る極限状態を描く。

ストーリー[編集]

米海兵隊スナイパー、マイク・スティーブンス(アーミー・ハマー)とスポッターのトミー・マディソン(トム・カレン英語版)は、北アフリカで危険なテロリストのリーダーの暗殺任務に就いていた。 しかし、マイクはターゲットの息子に気を取られて撃つのを躊躇い、暗殺に失敗し、二人は敵に発見され攻撃を受ける。二人は攻撃を逃れるために近くの村に向かうが、そこに向かう道には地雷が埋まった地雷原があり、トミーは地雷で両足を吹き飛ばされ瀕死の重傷を負う。トミーを助けようとしたマイクもまた地雷を踏んでしまい、足を離せば爆発してしまうため、その場から一歩も動けなくなってしまう。マイクはトミーを叱咤激励して何とか助けようと知恵を絞ろうとするが、トミーは自分の頭を拳銃で撃ち自殺してしまう。

マイクは無線で友軍に救助を要請するが、激しい砂嵐のために救助隊を向かわせることが出来ないため、到着まで早くとも52時間はかかる、その前に限界が来たときは「足を離しても地雷が爆発しない確率・7%」に賭け、思い切って地雷から足を離せと返答される。マイクはその場から動けない状態でかろうじて焚き火をし、夜な夜な襲い来る狼を銃で倒しながらサバイバル生活を送るが、水も食料も尽きていく中で、父親から虐待された過去の記憶や、恋人のジェニーに暴力を振るってしまう自分の幻影を見るなど、精神も体力も次第に限界に近づいていった。

そんな生活の中でマイクの支えになっていたのは、偶然近くを通りかかって水を提供してくれた、一人のベルベル人の男と、彼の娘の存在だった。マイクは彼らから水を貰いながらギリギリの状態で生き抜いていたが、予定の52時間が経とうとしているとき、友軍から「まだ助けに行くことが出来ない」と無情な連絡が入る。途方に暮れたマイクはトミーのように自殺しようとするが、そこにベルベル人の男が現れる。彼と、彼の娘から水を貰ったことを感謝するマイクだったが、男は「水を持ってきたのは私だけで、娘は以前に死んでいる。君が見た娘の姿は幻だ」「幻とはいえ、娘に会ってくれてありがとう」と言い、マイクに勇気を持って一歩を踏み出すよう助言を与える。マイクは7%の確率にかけて一歩を踏み出すが地雷は爆発しなかった。そこに埋まっていたのは地雷ではなく、ベルベル人の娘が大切にしていた、おもちゃが入ったブリキ缶だった。

その後、無事に友軍に救助されたマイクは、砂漠で勇気ある一歩を踏み出したように、自分のトラウマを乗り越える勇気を出し、ジェニーにプロポーズをするのだった。


キャスト[編集]

製作[編集]

2012年ファビオ・レジナーロイタリア語版ファビオ・グアリョーネイタリア語版両監督は、プロデューサーのピーター・サフランに本作の脚本を売り込んだ[2]

2014年4月30日アーミー・ハマーがキャストに参加[3]。グアリョーネ監督は当初、ハマーが以前まで「チャーミング」な役をやっていたことを理由にハマーのキャスティングに反対し、プロデューサーのピーター・サフランに「ハマーが主演するならこの映画は死んだ」とまで発言していた[2]。しかし、サフランは彼に「ハマーはこれまでデヴィッド・フィンチャー(『ソーシャル・ネットワーク』)、クリント・イーストウッド(『J・エドガー』)、ガイ・リッチー(『コードネーム U.N.C.L.E.』)のような名監督らと仕事をしている」と説得し、ハマーとの打合せにこぎつけた[2]。ただし、最終的に両監督は「最初から彼に決めていた」とも述べ、自身と真逆ともいえる主人公を演じたハマーを称賛している[4][5][6]

米海兵隊のトミー・マディソンの役については、トム・カレンに決まるまで両監督はラミ・マレックアダム・ブロディクリス・ジルカなど50人以上のアメリカ人俳優を検討した[7]

映画はカナリア諸島フエルテベントゥラ島で撮影された[7]

公開[編集]

本作は2016年10月6日イタリアでEagle Picturesより公開された[8]アメリカ合衆国では2017年4月7日にWell Go USA Entertainmentより公開された[9]

評価[編集]

映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには27件のレビューがあり、批評家支持率は15%、平均点は10点満点で3.9点となっている[10]。また、Metacriticでは10件の批評に基づき加重平均値は40/100となっている[11]

ヨーロッパでは肯定的に評価されており、集積サイトMymovies.itでは5点満点で3.20点となっている[12]

出典[編集]

  1. ^ Mine (15)”. British Board of Film Classification. 2017年3月21日閲覧。
  2. ^ a b c Alò, Francesco (2016年11月6日). “EXCL – Fabio Guaglione e Fabio Resinaro a ruota libera su Mine, Hollywood e il futuro!” [EXCLUSIVE: Fabio Guaglione and Fabio Resinaro speak of the cuff about Mine, Hollywood, and the future!] (イタリア語). Badtaste.it. 2017年3月10日閲覧。
  3. ^ Kroll, Justin (2014年4月30日). “Armie Hammer to Star in ‘'Mine'’ From ‘'Conjuring'’ Producer (EXCLUSIVE)”. Variety. 2017年3月10日閲覧。
  4. ^ アーミー・ハマー主演、地雷を踏んで52時間動けない極限の状況に… - シネマトゥデイ”. シネマトゥデイ (2018年3月29日). 2018年3月30日閲覧。
  5. ^ アーミー・ハマーが砂漠で絶体絶命の兵士に!「ALONE」6月公開決定 : 映画ニュース - 映画.com”. 映画.com (2018年3月29日). 2018年3月30日閲覧。
  6. ^ アーミー・ハマーが地雷原で絶体絶命に…アクションスリラー「ALONE」公開 - 映画ナタリー”. 映画ナタリー (2018年3月29日). 2018年3月30日閲覧。
  7. ^ a b Bedeschi, Andrea (2017年3月10日). “EXCL – Fabio Guaglione e Fabio Resinaro su Mine, i prossimi progetti, i cinecomic e Lost!” [EXCLUSIVE: Fabio Guaglione and Fabio Resinaro talk about Mine, upcoming projects, cinecomics, and Lost!] (イタリア語). Badtaste.it. 2017年3月10日閲覧。
  8. ^ Papaleo, Marco Lucio (2016年7月5日). “MINE: VI PRESENTIAMO IN ESCLUSIVA IL TRAILER DEL NUOVO FILM CON ARMIE HAMMER” [Mine: We exclusively show to you the first trailer of the upcoming movie starring Armie Hammer] (イタリア語). Everyeye.it. 2017年3月21日閲覧。
  9. ^ McNary, Dave (2016年7月7日). “Armie Hammer’s Military Thriller ‘'Mine Bought by Well Go USA”. Variety. 2017年3月10日閲覧。
  10. ^ Mine (2017)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2018年3月7日閲覧。
  11. ^ Mine Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2018年3月7日閲覧。
  12. ^ https://www.mymovies.it/film/2015/mine/