An-14 (航空機)
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An-14は、ソビエト連邦(現ウクライナ)のO・K・アントーノフ航空科学技術複合が開発した小型多目的輸送機である。愛称は「ミツバチ」を意味するプチョールカ(Пчёлка)。NATOコードネームは「土くれ」という意味のクロッド(Clod)。
概要[編集]
開発[編集]
1947年に初飛行したAn-2を開発したオレーク・アントーノフにより1956年に設計が開始された。1958年に試作機が完成、同年3月15日に初飛行。
量産開始後[編集]
量産型は200機が製造され、ソ連以外にも東ドイツなどの衛星諸国でも使用された。アエロフロートには、1965年に就航した。
派生型[編集]
8名の乗客を輸送できる基本型の他に患者6名と医者を運べる航空救急型、1,000リットルのタンクと散布機を搭載した農業型も製造された。
An-14を原型として胴体を拡大し、エンジンを空冷星型レシプロエンジンからターボプロップエンジンに変更したAn-28が開発され、当機の後継となった。現在ではその後継としてさらに胴体を拡大しエンジンを強化したAn-38が製造されている。
性能[編集]
- 全幅:21.99m
- 全長:11.32m
- 全高:4.63m
- エンジン:イーフチェンコAI-14RF空冷9気筒単列星型300hp×2
- 巡航速度:175km/h
- 巡航高度:2,000m
- 実用上昇限度:5,000m
- 航続距離:650km
- 乗員:1名
- 乗客:8名
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