Apple TV+

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Apple TV+
Apple TV Plus Logo.svg
開発元 アップル (企業)
初版 2019年11月1日(10か月前) (2019-11-01
プラットフォーム Apple TVアプリ英語版、公式サイト
公式サイト www.apple.com/apple-tv-plus/
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Apple TV Plus(アップルティービープラス、Apple TV+と表記)は、日本時間2019年11月1日[1]にサービスを開始したアップルによるビデオ・オン・デマンドサービス。オーバー・ザ・トップ型英語版の登録制サービスとなっており、広告無しで作品を視聴することができる。

2019年3月25日にスティーブ・ジョブズシアターで開催されたApple Special Eventでの発表時には、オプラ・ウィンフリースティーブン・スピルバーグジェニファー・アニストンといったセレブリティがステージに登場した[2][3][4]

Apple TV+のコンテンツはアップルの公式サイトおよびApple TVアプリ英語版を介して視聴できるが、2019年中に自社製を含む数多くの家電製品で視聴できるようにすることが予定されている[5]

また、Apple TV+と同時に定額の月額料金で映像コンテンツを提供するビデオアグリゲーションサービスであるApple TV Channels英語版が発表された。このサービスはApple TV+と共に映像コンテンツを広く配信し、サービスの収益を増やすための活動の一環とされている[6]

歴史[編集]

発端[編集]

アップルは長年、テレビのストリーミングサービスを開始することに関心を持っているとの噂が立っており、同社はこれまで様々なテレビ企業とコンテンツ配信に関する交渉を行っていた。しかし、アップル側が出した要望に相手企業側が難色を示したことにより、交渉はいずれも決裂することとなった。ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた内容によれば、これら決裂の原因には交渉にあたった同社のソフトウェアおよびサービス担当上級副社長のエディ・キュー(Eddy Cue)が相手企業の幹部たちに傲慢な印象を与えてしまったことも含まれるとされている[7][8]

2016年10月、アップルCEOのティム・クックはテレビに対して「非常に興味深い」と語っており、同社が独自のコンテンツ制作に取り組み始めたことに加え、「(コンテンツ制作は)創造と所有権両方の観点から私たちにとって素晴らしい機会であり、私たちが注力している分野だ」と述べた[9]

人員の確保[編集]

2017年6月、アップルはソニー・ピクチャーズ・テレビジョンの共同社長であるジェイミー・エリック(Jamie Elricht)とザック・ヴァン・アンバーグ(Zack van Amburg)を引き抜き、番組制作全般を監督する役職に就任させた[10][11]。これを機に多くの人がプロジェクトに参加したため、以降スタッフの獲得と投資が急速に続いた。

オリジナルシリーズ[編集]

Apple TV+の発表において、配信作品のタイトル、監督、出演者が発表された。2019年3月現在、配信予定のうち5作品が完成していて、6作品は撮影が進んでいるとしている[12]

2019年9月10日、Apple TV+がオリジナルのシリーズ番組8作品とオリジナルのドキュメンタリー1作品の配信が開始されることが発表された。シリーズのほとんどは初め3話ずつ配信され、以降は毎週新しいエピソードが配信されるが、アップルはすべてのシリーズがこのモデルに従うわけではなく、いくつかのシリーズは全話配信される可能性があると述べている[13]

発表当初、批評家たちは同サービスが提供する番組数の少なさに対しまちまちの反応を示していたが、コメンテーターはアップルには今後コンテンツ制作会社として成長し高い評価を得る作品を制作する時間があり、特にアップル製品の複数購入でサービスが無料で提供される年には、ユーザーが新しいシリーズを視聴し続け、最終的にサブスクリプション料金を払うようになるだろうと予測している[14][15][16]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 【速報】『Apple TV+』配信開始! Appleの動画サブスクリプションサービス”. AppBank(2019年11月1日作成). 2019年11月1日閲覧。
  2. ^ Welch, Chris (2019年3月25日). “Apple announces Apple TV Plus video subscription service”. The Verge. 2019年3月25日閲覧。
  3. ^ Apple Unveils Video Service With Celebrity Parade but Few Details”. The New York Times (2019年3月25日). 2019年3月26日閲覧。
  4. ^
  5. ^
  6. ^
  7. ^ アップルのストリーミングTVサービス、交渉決裂は傲慢な態度が原因か--WSJ報道”. CNET Japan (2016年7月29日). 2020年1月24日閲覧。
  8. ^ アップルのTV事業、強引な交渉戦術が裏目に”. ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (2016年8月2日). 2020年1月24日閲覧。
  9. ^ Apple Looks To Buy Original Programming, But How Much Will It Spend?”. Deadline.com (2017年1月12日). 2020年1月24日閲覧。
  10. ^ Critic's Notebook: Apple and All of Its Money Just Got Real About the TV Business”. The Hollywood Reporter (2017年6月21日). 2020年1月24日閲覧。
  11. ^ ソニーのTV幹部2人、アップルが引き抜く コンテンツ強化へ”. ロイター日本版 (2017年6月18日). 2020年1月24日閲覧。
  12. ^ Apple’s Big Spending Plan to Challenge Netflix Takes Shape”. The New York Times (2019年3月17日). 2019年3月26日閲覧。
  13. ^ Apple TV Plus launches on November 1st for $4.99” (英語). The Verge (2019年9月10日). 2020年1月24日閲覧。
  14. ^ Alexander, Julia (2019年10月31日). “Do Apple TV Plus shows have to be good to succeed?”. https://www.theverge.com/2019/10/31/20936686/apple-tv-plus-morning-show-see-mankind-dickinson-price-netflix-disney-streaming 2019年11月1日閲覧。 
  15. ^ Bundel, Ani (2019年11月1日). “Apple TV Plus joins Disney+ in the streaming wars with mediocre shows and lots to prove”. https://www.nbcnews.com/think/opinion/apple-tv-plus-joins-disney-streaming-wars-mediocre-shows-lots-ncna1074946 2019年11月1日閲覧。 
  16. ^ Travers, Ben (2019年10月29日). “Apple TV+ Original Series: What Those Mixed Reviews Mean For Friday's Launch”. https://www.indiewire.com/2019/10/apple-tv-bad-reviews-how-to-watch-1202185615/ 

関連項目[編集]