async

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async
坂本龍一スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル 現代音楽実験音楽環境音楽前衛音楽ノイズミュージック
レーベル commmons
プロデュース 坂本龍一
チャート最高順位
坂本龍一 アルバム 年表
音楽図鑑 -2015 Edition-
2015年
async
2017年
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async』は2017年3月29日に発売された坂本龍一オリジナル・アルバムである。

解説[編集]

前前作『アウト・オブ・ノイズ』以来、オリジナルアルバムとしては8年ぶりの作品である。本作は坂本龍一のドキュメンタル映画である「RyuichiSakamoto:CODA」に描かれているように「非同期な音楽を作る」という目標を下に制作している。2010年代を掛けて普及してきたハイレゾ再生環境に対応するために、これまで使用してきた数多くのデジタル機材を撤廃し、アナログ機材を中心としたシンプルな制作環境で制作されている。

2016年12月29日、坂本の公式サイトに「Ryuichi Sakamoto: SN/M比 50%」のメッセージを掲載[2]。翌年2月17日、本作の特設サイトを開設し、そこで「あまりに好きすぎて、誰にも聴かせたくない」という坂本の意向と、それにともなう事前の音源公開を一切行わない旨を表明。さらに坂本の足跡を辿る「予習」と、各界著名人によるニューアルバムの「予想」を公開した[3]

本作発売後の2017年4月4日 - 5月28日、ワタリウム美術館にて「Ryuichi Sakamoto|async 設置音楽展」を開催。本作の5.1チャンネルサラウンドミックス版を、高谷史郎の映像とともに鑑賞するフロアや、アピチャートポン・ウィーラセータクンによる短編映像などで構成された[4]。また、美術館の1階では来訪者が付箋にてコメントを寄せられ、その抜粋である「解読」と、一部コメントに対する坂本の「返信」が、本作特設サイトに掲載された。

2017年4月25 - 26日、ニューヨークパークアベニュー・アーモリー英語版にて、本作収録曲を演奏するライヴを開催。後にその模様を編集した映画『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async』が、翌2018年1月27日より公開された[5]

イギリスの『FACT』誌がThe 50 best albums of 2017の1位に本作品を選んだ[6]

収録曲[編集]

CD[編集]

  1. andata
    • 作曲:坂本龍一
  2. disintegration
    • 作曲:坂本龍一
  3. solari
    • 作曲:坂本龍一
  4. ZURE
    • 作曲:坂本龍一
    東日本大震災で校舎が被災した宮城県農業高等学校の倉庫にあった「津波ピアノ」が使用されている。
  5. walker
    • 作曲:坂本龍一
  6. stakra
    • 作曲:坂本龍一
  7. ubi
    • 作曲:坂本龍一
  8. fullmoon
    • 作曲:坂本龍一
  9. async
    • 作曲:坂本龍一
  10. tri
    • 作曲:坂本龍一
  11. Life, Life
    • 作曲:坂本龍一
  12. honj
    • 作曲:坂本龍一
  13. ff
    • 作曲:坂本龍一
  14. garden
    • 作曲:坂本龍一

アナログ盤[編集]

12インチ重量盤2枚組。CD未収録のボーナストラック「water state 2」を収録。

当初はCDと同時発売予定だったが、制作進行の都合により5月17日発売となった。

  1. andata
  2. disintegration
  3. solari
  4. ZURE
  5. walker
  6. stakra
  7. ubi
  8. fullmoon
  9. async
  10. tri
  11. Life, Life
  12. honj
  13. ff
  14. garden
  15. water state 2
    • 作曲:坂本龍一

脚注[編集]

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  1. ^ async|坂本龍一|ORICON NEWS”. オリコン. 2018年5月4日閲覧。
  2. ^ 坂本龍一オフィシャルサイトに謎のメッセージ”. 音楽ナタリー (2016年12月29日). 2018年5月4日閲覧。
  3. ^ 坂本龍一8年ぶりアルバムは発売日まで内容一切不明「好きすぎて誰にも聴かせたくない」”. 音楽ナタリー (2017年2月17日). 2018年5月4日閲覧。
  4. ^ 坂本龍一 - ワタリウム美術館”. ワタリウム美術館. 2018年5月4日閲覧。
  5. ^ 坂本龍一「async」NYライブの模様を劇場公開、プレミア上映も実施”. 映画ナタリー (2017年10月3日). 2018年5月4日閲覧。
  6. ^ The 50 best albums of 2017” (2017年12月20日). 2018年12月10日閲覧。