auひかり

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auひかり(エーユーひかり)とはKDDIによる光ファイバーFTTH)網、およびNTT東西のダークファイバを用いたサービスを提供するブランドである。

KDDIの「光プラス」と東京電力の光ファイバー事業TEPCOひかりが統合し、「ひかりone」の名称でサービスが開始された。

特徴[編集]

上下最大100Mbps、1Gbps、または10Gbpsのインターネット接続サービスのほか、加入電話相当の品質・信頼性・機能を備えたIP電話サービス、多チャンネルテレビ放送、約7000本からなるビデオ・オン・デマンド(VOD)を一本の光ファイバーで提供している。

高速光アクセスネットワークを複数に分岐するGE-PON、一部地域で10G-EPONを用い光ファイバーを直接宅内に引き込むホームタイプと、VDSL、構内LAN等で提供するマンションタイプ(20戸以上)、小規模住宅向けのマンションミニタイプがある。ホームタイプは2019年2月現在、大阪府、京都府、和歌山県、奈良県、滋賀県、兵庫県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県、沖縄県を除く全国で提供されている[1]。「マンションミニ」は2011年6月現在、4都県(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)、「マンション」については各都道府県の主要都市で提供されている[2]

東京電力のTEPCOひかりから受け継いだ光ファイバー網等、関東の一部地域等では自社の光ファイバーを持っているが、そうでない地域ではNTT東西のダークファイバを用いた「auひかり(s)」を提供している。

なおKDDIがPNJグループ(電力系通信事業者)の幹事会社ということもあり、三大都市圏で電力会社の100%子会社である中部テレコミュニケーション(KDDI・中部電力系列[3])のコミュファが存在する東海4県と、ケイ・オプティコム関西電力系列)のeo光が存在する近畿2府4県は「ホーム」の提供圏外である。その替わりにエリア内のauショップの店舗は、コミュファやeo光のホームプランのみではあるが、申し込み窓口の一部となっている。「マンション」については東海・近畿とも提供している[4]。似たようなものとして四国地方は四国電力系でSTNetの『Pikara』、九州地方は九州電力系でQTnetの『BBIQ』の通信網を相互に使っているため、エリアに依存する。

料金プラン[編集]

通常のプランのほか、2年間の一括契約を条件に月額利用料を安価に抑えた「ギガ得プラン」を提供している。契約は2年毎に自動更新され、2年毎の更新以外のタイミングで契約を解除したりプランを変更する場合には、契約解除料9,500円(税抜)が必要となる[5]。同様に3年間の契約で更に安くなる「ずっとギガ得プラン」では、更新期間以外での解約には15,000円(税抜)がかかる。なお、契約更新期間は契約(更新)時を1か月目として、「ギガ得プラン」では25か月目及び26か月目、「ずっとギガ得プラン」では37か月目及び38か月目となる[6]

また、対応サービスプランを選択することでau携帯料金が安くなる「auスマートバリュー」を提供している。

対応プロバイダ[編集]

2006年まではDION@niftyの2社のみの受付となっていたが、その後、急速に対応プロバイダーが増加し2009年8月現在、au one net(旧DION)、@nifty、DTIBIGLOBESo-netASAHIネット@TCOMの7つのプロバイダーに対応している。また、JPNE(日本ネットワークイネイブラー株式会社)を通じて柏崎インターネットサービスと群馬インターネットに「auひかり(J)」を提供している[7]

ネットサービス[編集]

TEPCOひかりからの引き継がれたプランでは、上下最大100Mbps占有型となっていたが[8]、サービス終了。一部のマンションタイプ(旧 TEPCOひかり マンションタイプVDSLプラン)に関しては上下100/35Mbps占有、もしくは上下70/30Mbps占有の場合もある。2008年10月1日より、従来のホームタイプの100Mbpsから1Gbpsに引き上げた「ギガ得プラン」を開始。

電話サービス[編集]

2003年8月、他社に先行して[9]当時の光プラスマンションタイプでサービス開始。0AB〜J番号のIP電話サービスとなる。施設設置負担金(いわゆる電話加入権)が不要で、かつ基本使用料も525円と、NTT東日本・西日本)の加入電話と比べると低廉である。NTT東日本・西日本のフレッツサービスのひかり電話などと競合する。

また通話料においては固定電話宛の場合、日本全国市内通話並みの料金で掛けられる。

なお、マンションタイプの場合は、NTTのフレッツと異なり、電話サービスのみの申し込みが出来る。

ただし旧TEPCOひかりから引き継がれたプランの契約者には、IP電話サービスは提供されていなかった[10]

auひかりTV[編集]

約10000本(NHKオンデマンドを含む)のビデオサービスと全45チャンネルの多チャンネルTVサービス。STBレンタルのみで利用可能。チャンネルサービスは「プラチナセレクトパック」(2015年8月現在[以下同]39チャンネル)、「ミュージックセレクトパック」(4チャンネル)、「えらべるチャンネル」(6チャンネル)がある。「ミュージックセレクトパック」にあるチャンネルは「プラチナセレクトパック」に含まれる。

ビデオサービスはビデオ・オン・デマンド方式による提供。1本ずつ料金を支払って借りる。NHKオンデマンドでは1本ずつ見るほかに、見逃し見放題パック、特選見放題パックの利用ができる。

STBはSTB(ST1100R)(USB外付けハードディスク利用、1チューナー)を使用する。

ホームゲートウェイ[編集]

auひかりを使用するためには、KDDIからレンタルするホームゲートウェイが必要となる(料金に含まれ、購入することはできない)。通常のPPPoE認証等は行われず、認証に必要な情報も通知されないため、それを市販品のルーターで代替することはできない。

ホームゲートウェイには無線LANアクセスポイント機能がある機種もあるが、ホームゲートウェイのファームウェアアップデートとともにプロバイダ側によって管理されているため、ユーザーが自分自身でそれらを制御することはできない。

現行機種ではONU一体型のホームゲートウェイは存在しない。

経緯[編集]

初めにKDDI2001年2月1日からインターネット接続サービスDIONのブロードバンドインターネットサービスとして、NTT東西地域会社が提供する「光・IP通信網サービス(仮称)」を利用した「光ファイバーコースwith「光・IP通信網(基本)」」の提供を開始。

次に「Bフレッツ」が本格サービスに移行したことに伴い試験サービスを終了し、「ブロードバンドDION」の一環として光ファイバーを用いた個人ユーザー向けの高速インターネット接続サービス「ブロードバンドDION "F"with「Bフレッツ」ファミリー」が始まり順次各サービスを提供。

そして2003年10月10日にKDDIが「光プラス」として、各主要都市をサービスエリアとする光ファイバー網を用いたサービスの提供を開始した[11]競合相手であるNTT東日本およびNTT西日本が提供するフレッツには全く歯が立たず、[要出典]しかしながらかつ光ファイバー自体がNTTのものを借用していたために「NTTとの対抗」の意味が曖昧となっていた[12]

一方、自社で光ファイバー網を有していた東京電力はそれを生かしたサービスであるTEPCOひかりをグループ会社であった東京通信ネットワーク(後のパワードコムで、現在はKDDIとの合併により消滅)によって2002年3月6日東京都の一部地域でサービスを開始した[13]。しかしながら、グループ企業であるスピードネットPHS事業を営んでいたアステルの失敗により東京電力は通信事業を縮小化していった。

2005年10月、KDDI、東京電力、パワードコムの3社が通信事業の統合化を行う発表を行い東京電力は光ファイバー網をそのままに光ファイバー通信事業をKDDIに譲渡することで通信事業から撤退しKDDIは関東地方において東京電力が持つ光ファイバー網を借用するというものであった[12]

2006年6月1日には統合サービスである「ひかりone」が開始され[14]、2007年1月には旧来のTEPCOひかりユーザーもひかりoneに移行した[15]

2008年10月1日には従来の最大100Mbpsから10倍の最大1Gbpsの通信サービスの提供を開始し、料金プランの名称として「ギガ得プラン」[16]を戸建て向けを対象に開始した。戸建て向けのサービスであるホームタイプでは関東地方に加え、NTTの回線を借用して北海道の一部地域でもサービスが提供されている[17]

2009年にはKDDIのauブランドの促進の一環として2010年1月1日よりサービス名称を「auひかり」に変更することを発表し[18]、また同時期に宮城県と関東地方で唯一提供されてこなかった栃木県へ新たに展開することが発表された[19]

また、旧「光プラス」のホームタイプ及び旧「TEPCOひかり」の全ての回線サービスをそれぞれ2010年3月31日2011年9月30日をもって終了すると発表された[20][21][22]。これによって今後は光プラスのマンション系統を除き、ひかりoneになってから開始されたサービスのみで提供していくこととなる。

2010年1月1日より、名称が「ひかりone」から「auひかり」に変更された(ただし、旧TEPCOひかり系のサービスは、「ひかりone」の名称を残している[要出典])。また、3月14日より沖縄セルラー電話が沖縄県内を対象にした「auひかり ちゅら」を開始した。

2010年4月1日からは、石川県での提供を開始した。

2012年現在も提供エリアが大幅に拡大されている。

2014年7月9日、広告用のcmソングとして「don't eat together song」と言う謎の歌と良くない食べ合わせのキャラクターの広告をyoutubeで使いコメント欄が炎上するといったことがあった[23]。その後動画は非公開となった。

2018年3月1日、最大上下10Gbpsのサービスであるauひかり ホーム10ギガ・5ギガを受付開始した。[24]

サービスプラン[編集]

  • auひかり(ひかりone)
    • auひかり ホーム1ギガ
    • auひかり ホーム10ギガ・5ギガ
    • ひかりoneホームN(2010年3月で終了)[25]
    • auひかりマンションミニ
    • auひかりマンションタイプV
    • auひかりマンションタイプE
    • auひかりマンションタイプF
    • auひかりマンション都市機構タイプ
  • 旧「TEPCOひかり」サービス(2011年9月30日サービス終了[26]
    • ひかりoneホーム100 - 旧TEPCOひかりホームタイプ
    • ひかりone SOHO - 旧TEPCOひかりSOHOタイプ
    • ひかりoneマンションタイプV100 - 旧TEPCOひかりマンションタイプ VDSLプラン(100Mbps)
    • ひかりoneマンションタイプV57 - 旧TEPCOひかりマンションタイプ VDSLプラン(57Mbps)
    • ひかりoneマンションタイプ無線 - 旧TEPCOひかりマンションタイプ 5GHz無線プラン
    • ひかりoneマンションタイプE100 - 旧TEPCOひかりマンションタイプ イーサプラン
    • ひかりoneプレミアム - 旧TEPCOひかりプレミアムタイプ)

イメージキャラクター[編集]

auひかり ちゅら[編集]

沖縄セルラー電話が2010年3月14日から沖縄県で提供を開始。「ちゅらホーム」「ちゅらマンションV」「ちゅらマンションギガ」の3つのプランがある。プロバイダの選択は不可。 提供開始後沖縄通信ネットワーク(沖縄セルラー電話・沖縄電力・KDDI系列)提供の光ファイバーインターネット接続ひかりふるが2010年7月30日 をもって新規申込受付を終了した。  

出典[編集]

  1. ^ https://www.au.com/internet/auhikari_1g/charge/zuttogigatoku/
  2. ^ [1]
  3. ^ ひかりoneのサービス開始当時は中部電力の100%子会社であった。 『会社分割による中部テレコミュニケーション株式会社の電気事業用通信線路関連事業の承継に関するお知らせ』中部電力株式会社、2008年1月25日
  4. ^ auひかり ホーム 提供エリア更新情報”. KDDI (2011年8月1日). 2011年9月12日閲覧。
  5. ^ au one net ホーム 料金”. au one net. 2011年11月30日閲覧。
  6. ^ https://www.au.com/internet/auhikari_1g/charge/zuttogigatoku/
  7. ^ http://www.jpne.co.jp/auhikari/
  8. ^ ひかりone - いろいろ選べるサービスメニュー[リンク切れ]
  9. ^ NTT東西が“身を削る”IP電話サービス開始、加入電話が不要に”. ITpro (2004年8月30日). 2011年7月29日閲覧。
  10. ^ ひかりone会員サポート - よくあるご質問 ひかりone ホーム100、SOHO、マンション タイプV100/V57・無線・E100はIP電話に対応していますか?
  11. ^ KDDI、最大1Gbpsのアクセス回線で提供する「光プラス」サービス”. Impress Watch (2003年10月8日). 2008年12月13日閲覧。
  12. ^ a b KDDIがパワードコムを吸収合併、東京電力とはCDNと光ファイバを統合”. Impress Watch (2005年10月13日). 2008年12月13日閲覧。
  13. ^ TTNet、100MbpsのFTTHプラン“コネクト24・光100M”の提供を開始――月額8980円から”. アスキー・メディアワークス (2002年3月6日). 2008年12月13日閲覧。
  14. ^ KDDIと東京電力、FTTH統合サービス“ひかりone”の提供を開始”. アスキー・メディアワークス (2006年5月25日). 2008年12月13日閲覧。
  15. ^ 東京電力、TEPCOひかりを「ひかりone」に改称してKDDIに事業統合”. Impress Watch (2006年12月18日). 2008年12月13日閲覧。
  16. ^ 清水理史 (2008年11月11日). “清水理史のイニシャルB 第318回:光ファイバも「ギガ」に突入 KDDIの「ひかりone」導入レポート”. Impress Watch. 2008年12月13日閲覧。
  17. ^ KDDI、上下最大1GbpsのFTTHサービス「ギガ得プラン」”. Impress Watch (2008年9月24日). 2008年12月13日閲覧。
  18. ^ “「ひかりone」は「auひかり」に 固定と携帯、連携強化”. ITmedia. (2009年11月30日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/30/news064.html 2009年12月10日閲覧。 
  19. ^ “KDDI光ファイバーサービス「auひかり ホーム」の提供エリア拡大について” (プレスリリース), KDDI, (2009年11月30日), http://www.kddi.com/corporate/news_release/2009/1130a/index.html 2009年12月8日閲覧。 
  20. ^ “KDDI、「ひかりone ホームN」を2010年3月末で終了”. BB Watch (Impress Watch). (2009年10月8日). http://bb.watch.impress.co.jp/docs/news/20091008_320323.html 2009年12月10日閲覧。 
  21. ^ “KDDI、「ひかりone」の旧「TEPCOひかり」サービスを提供終了へ”. BB Watch (Impress Watch). (2009年12月8日). http://bb.watch.impress.co.jp/docs/news/20091208_334101.html 2009年12月10日閲覧。 
  22. ^ 光ファイバーサービス「ひかりone」における一部サービス (旧「TEPCOひかり」サービス) の提供終了について』KDDI株式会社、2009年12月8日
  23. ^ https://www.youtube.com/watch?v=735qPYNWptE
  24. ^ https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1105536.html
  25. ^ 「ひかりone ホームN」のサービス提供終了について”. KDDI (2009年10月8日). 2010年1月11日閲覧。
  26. ^ 光ファイバーサービス「ひかりone」における一部サービス (旧「TEPCOひかり」サービス) の提供終了について〈別紙〉 KDDI株式会社、2009年12月8日