B-WINGS

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B-WINGS
ジャンル 縦スクロールシューティング
対応機種 アーケード (AC)
開発元 データイースト
発売元 データイースト
プログラマー 佐久間晶
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板
(132.00キロバイト
稼働時期 日本 1984101984年10月
デバイス 8方向レバー
2ボタン
CPU MC6809 (@ 2 MHz)
サウンド DECO CPU16 (@ 2 MHz)
AY-3-8910A (@ 1.5 MHz)
DAC
ディスプレイ ラスタースキャン
縦モニター
256×240ピクセル
60.00Hz
パレット64色
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B-WINGS』は、1984年データイーストから稼動されたアーケード縦スクロールシューティングゲーム

日本国内での一般的な呼称は「ビー・ウィング」。なお、FC版では「B-ウィング」とも表記されている[1]。タイトルのBはBattleの意味である[2]

自機である通称「B-WING」ことFX-1を操作し、奪われたウイングを奪還するためゴブナスを倒すのを目的としている。

1986年ファミリーコンピュータ(以下、FC)に移植された。FC版は2006年Windows用ソフトとしてi-revoにて、2010年にWindows用ソフトとしてプロジェクトEGGにて配信された。

アーケード版は2003年iアプリの携帯電話アプリゲームとして配信された。

概要[編集]

自機FX-1(メイン・ファイター)を操り、自機のパワーアップパーツとしての各種WINGを装着して戦いを有利に進め、各ステージの最後に待ち構えるゴブナスと呼ばれる重機動要塞を破壊して行く。

8方向レバーと2つのボタンを用いて操作する。レバーで自機の移動、ボタン1で攻撃、ボタン2はウイング装着時はウイング解除、非装着時は低空へ降下する。自機を横方向へ操作すると、背景はつられて無限にスクロールする。

上下2階層の構成となっている。自機は通常は上空におり、ウイングを装着していないときにボタン2を押すことで低空へ降下する。低空への降下時には上空の敵機や弾、障害物からは無敵となる。低空にいる際は、低空の敵機や背景と衝突するとミスとなる。低空への降下を行うと一定時間経過後に強制的に上空に戻る。低空にいる時も攻撃する事は可能。

アーケード版は全45ステージ、FC版は全30ステージ構成。

同社の『ザビガ』(1984年)と同じ敵が一種類のみだが登場するため、『ザビガ』の続編とする雑誌記事もあった[3]

ゲーム内容[編集]

ウイング[編集]

自機の攻撃方法を変化させるパーツとして以下の8種のウイングがあり、1ステージにつき2つ用意される。ウイングを運ぶ輸送機2機を破壊することで、自機にウイングを装着できる状態となる。5-8、13-16、21-24、29-32、37-40、45の各ステージ1つめのウイングは5種類(特殊ウイング4種と強化ウイング1種)から選択できる。それ以外は出現するウイングが予め決まっている。概ね攻略に有利となるようなウイングが現れるが、必ずしもそのウイングを装着しなくてもゲームを進行できる。ただし、横からしか攻撃できない位置に弱点が付いているゴブナスはS-WINGかV-WING、M-WINGが、また弱点が囲まれているゴブナスにはJ-WINGがないと倒すのは至難であり、これらのボス攻略に失敗すると、攻略用のウイングが取得できる段階からの再スタートとなる。

強化ウイング[4]
  1. C-WING:Cannon(キャノン)のC。前面への強化弾攻撃が可能となる。
  2. W-WING:Wide(ワイド)のW。横一列に並んだ5発のビーム(V-WINGと同型)を前方に放射状に斉射する。どれかひとつのビームが敵機・障害物に着弾すると、他のビームも消滅する。
  3. M-WING:Multiple(マルチ)のM。砲台が前・ナナメ・横とそれぞれ90°へ自動で往復し、多方向への攻撃が可能となる。
  4. V-WING:本来はBarrier(バリア)のBだったが、タイトルとの重複を避けてVとなった[2]。前、斜め前、横の5方向に幅が広く長さが1ドットのビームを発射する。W-WINGとは違いビームの射程は短く、一定距離に達するか、1方向でも敵機・障害物に着弾すると消滅する。
特殊ウイング[4]
  1. S-WING:Side(サイド)のS。左右への攻撃が可能となる。
  2. A-WING:Anti(アンチ)のA(企画時はBackだった[2]。後方への攻撃が可能となる。
  3. G-WING:Ground(グラウンド)のG。低空への攻撃が可能となる。
  4. J-WING:Jump(ジャンプ)のJ。障害物を飛び越して着弾する。これが無ければ倒せないゴブナスも存在する。

その他[編集]

  • 最終面をクリアすると、点数の全桁数値が9になるまでカウントアップし、9,999,999点となってハイスコア記入(ゲーム終了)となる。
  • ウイングの装着の際にボタン2を押すと直ちにウイングを解除しようとするアニメーションが発生するが、そのアニメーションの再生中にさらにボタン2を押すことでウイング解除のアニメーションが再発生するとともに2,000点加算がされるため、いたずらに点数稼ぎが可能となっていた。通常設定では40,000点ごとに自機が増えるため、特定ウイングを必要とするボス前のウイング装着シーンなどで、ほぼ無限に点数稼ぎと残機稼ぎとが可能となっていた。「ウイング稼ぎ」「ウイング外し稼ぎ」などと言われた。
    • 通常プレイでは最終面クリア後のスコアカウントアップで9,999,999点となるが、「ウイング稼ぎ」によりスコアを10,000,000点超とした後に最終面をクリアすると、クリア後のスコアカウントアップで99,999,999点まで処理される。「1億点稼ぎ」などと言われた。カウントアップの所要時間は20分を越えるため、ゲームセンターによっては途中で電源を切られ、ハイスコア入力ができなくなる、という情景もよく見られた[要出典]

移植版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 B-WINGS 日本 198606031986年6月3日
ファミリーコンピュータ データイースト データイースト 320キロビットロムカセット[5] DFC-BW
2 B-WINGS 日本 2003年7月2日[6]
iアプリ サイバード サイバード ダウンロード
(ゲームの殿堂!!!)
- アーケード版の移植
3 B-WINGS 日本 2006年3月28日[7]
Windows データイースト アイレボ ダウンロード
(i-revo)
- ファミリーコンピュータ版の移植
4 B-WINGS 日本 2010年4月27日[8]
Windows データイースト ジー・モード ダウンロード
プロジェクトEGG
- ファミリーコンピュータ版の移植

ファミリーコンピュータ版[編集]

アーケード版からの移植だが、ウイング設定の違いに留まらず、敵機・ボス機のデザイン、攻撃パターン・スクロール速度の低下など、アーケード版とは内容が大きく異なる。また、ノリの良いBGMの追加、アーケード版は単発だったメインショットの連射性の向上、金色に光る空中浮遊物やゴブナスの金属的な質感をはじめとした画面のきらびやかな雰囲気、ステージにより生物型のボスが現れる演出があった。前述の隠しウイング3種類をはじめとして、ワープやバリアなどの隠し要素がいくつか盛り込まれていた。エンディングでは、「これからの君の使命は勉強だ」「いじめはだめだよ」(実際の画面ではローマ字で表示される)とゲームを遊びすぎる子供に対しての戒めのメッセージも見られる。2010年4月27日よりプロジェクトEGGにて配信開始。

ストーリー[編集]

宇宙防衛軍により開発された多目的戦闘機、通称"B-WING"ことFX-1。Fは戦闘機(ファイター)、X-1は試作機1号機の略(メイン・ファイターとも呼ぶ)。オプションパーツであるWINGを装備することで多彩な攻撃能力を発揮できる機体である。試験飛行の日、1種類のWINGを装備したFX-1にエリートパイロットの"テレオ・ラ・コース"が搭乗する。テストの結果はおおむね高評価。しかし帰還したテレオを待っていたのは何者かに襲撃され壊滅した基地だった。他のWINGも全て奪われていた。残されたメッセージは「ゴブナス」という名前のみ。WING奪還のためテレオはFX-1でゴブナスに立ち向かう[9]

キャラクター[編集]

空中敵機

空中敵機はノースを除き、8機で1編隊となっている。この内ノースとファイナルミサイルは全ステージで出現する。

  1. ノース:各ステージ内でウイングを輸送している。全ステージ必ず2回(ブラックダイヤ出現時)もしくは3回出現し、左右2機で1組となっており両方を撃墜することでウイングを奪還できる。
  2. テュウカ:左右から交互に現れ、弾を撃ったあと退却する。
  3. ゴーバ:斜め前方から高速で突進してくる。
  4. ガイ:左右から現れ突進してくる。
  5. ゴマズ:前方から現れて攻撃をした後、自機へ突進してくる。
  6. ザーズア:左右から現れて放物線を描くように接近してくる。
  7. ボギ:後方から現れた後に自機へ接近してくる。
  8. イマーナ:左右から現れてウイングを剥ぎ取るようにして挟み込んでくる。
  9. ズキル:後方左右から現れて最前列へ達した後、自機へ突進してくる。
  10. ボン:前方左右から現れて最後列へ達した後、Uターンして自機へ突進してくる。
  11. ラハノス:前方から現れて大量の弾を撒き散らす。
  12. バグラ:突然現れて自機へ突進してくる。現れてから動き出すまでの間は当たり判定は無いがこちらの攻撃も通用しない。
  13. アコス:前方から高速で一直線に突進し、弾を撒き散らす。
  14. ナガンザ:前方斜め左右から高速で自機の前で急停止し、弾を撃ったあと退却する。
  15. ラバンカ:後方から不意に現れ、そのまま前方へ直進する。
  16. メカボラ:前方左右から漂うように自機の周りをうろつく。大小2つのパーツで構成されており大きい方を撃墜すれば一撃で倒せるが、小さい方だと残った大きい方が自機へめがけて高速で突進してくる。
  17. ゾゴー:右前方から現れて攻撃をした後、自機へ突進してくる。
  18. アゼム:後方左右から現れ突進してくる。
  19. ソレジャー:後方左右から現れ画面中央辺りまで到達すると攻撃を仕掛けてくる。
  20. コブザック:前方左右から現れ直進するが、横方向へ動くと自機をめがけて突進してくる。
  21. ファイナルミサイル:ゴブナスが現れる直前に全ステージ必ず出現し前方より大量に直進してくる。
  22. ゴブナスミサイル:ゴブナスのコアから発射される丸型の誘導弾。
障害物
  1. バーボ01・バーボ02:I型が01、H型が02。先端部が弱点となっており、02の方は中心を攻撃すれば一撃で倒せる。
  2. バイド01・バイド02:小さい方が01、大きい方が02。弱点が横方向にしかないためそれに対応しているウイングが無いと破壊は困難。それ以外は取扱説明書に記載されてないバイド02より長い障害物と弱点の両側にシールドが張られている障害物がある。
  3. バーエル01・バーエル02:隙間なく敷き詰めて現れる方が01、隙間があって横を素通りできる方が02。弱点が覆われているため、Jウイングが無いと破壊は困難であるが、01の方は斜めに攻撃できるSウイングでも破壊可能。また01・02共にHウイングやSSウイング装備中であれば回転する鉄球で破壊可能。
  4. バーキル:画面を敷き詰めるように大量に配置されている。弱点が剥き出しになっているのでどこからでも破壊可能。
  5. バーエイ:八角型で弱点が前方の一点しかない。
  6. バークス:十字型で弱点が前方の一点しかない。
  7. バーオ:前方中心部しかない弱点の前に、1枚のシールドが張られている。WウイングやVウイングだと破壊が困難。
  8. バーサ01・バーサ02A・バーサ02B・バーサ02C:01と02Aは中心を攻撃すれば一撃で倒せる。また先述の隠しアイテムが配置されていることが多い。
また取扱説明書に特に記載されてない障害物として横一列に『--=----=----=--』に配置されている(-は破壊可能で=は破壊不可能)障害物が出現する。
ゴブナス

各ステージ最後に登場するボス敵。それぞれ特徴があり、中には特定のウイングを装備していないと撃破不可能なゴブナスもいる。

AC版におけるゴブナスは弱点部のコアに攻撃を当てれば1発で撃破できるが、FC版では耐久力という概念があり、コアに数十発ヒットさせないと撃破できない。以下FC版における名称と特徴を記載。

生物系以外のゴブナスは色でダメージの度合いがわかるようになっている。通常は黄→緑→青→紫→赤の順で、耐久力の低いゴブナスは黄→赤となる場合もある。また生物系ボスは3の倍数(最終面を除く)ステージに登場する。

1面と最終面以外のゴブナスは3回(ゴービックは4回)登場する。

  1. ダベルサタン(G011):ステージ1のみに登場する。ゴブナスの中では最も弱く、これといった特徴はない。どのウイングでも撃破可能。
  2. フラグナス(G012):ダベルサタンを少し強化させたようなゴブナス。シールド部分が左右に分かれており、そこを狙わないと撃破は難しい。C-WINGが有効。ステージ2,11,20に登場する。
  3. バキョミラー(G013):前に4枚のシールドを持ち、コアまでの奥行きが長い。C-WINGが有効。ステージ4,13,22に登場する。
  4. ジャイラゲス(G014):前面中央に破壊不可能なパーツを持ち、コアへの正面攻撃を遮断する。他の部分を破壊してパーツとコアの間に潜り込むことは可能。通過攻撃ができるJ-WINGが有効。ステージ5,14,23に登場する。
  5. スパイダナス(G015):コアの全周が覆われており、通常の攻撃を一切受け付けない。ただしコア自体の耐久力は最も低い。J-WINGが必須となる。ステージ7,16,25に登場する。
  6. ゴキュラ(G016):バキョミラーと似たタイプのゴブナス。前に8枚のシールドを持ち、耐久力が高い。C-WINGが有効。ステージ8,17,26に登場する。
  7. ゴービック(G017):前面が完全に覆われており、横方向からの攻撃しか受け付けない。スパイダナスに次いで耐久力が低い。ゴブナスの中では登場回数が多く、終盤では2面連続で登場し耐久力が最も高くなる。横方向に強いS-WINGか、コアを直接狙えるJ-WINGが有効。M-WINGやV-WINGでも撃破は可能だが、前者は安定性に欠け、後者は射程が短く接近しなければならないため難易度が高い。他にはAH-WINGやOB-WINGでも攻略可能。ステージ10,19,28,29に登場する。
  8. デビル・スパイダー:巨大な蜘蛛の化け物。前後に動き、大量の弾を放出してくる。正面から挑めば並みの連射力では太刀打ちできない。一方、デビル・スパイダーが登場する前に自機を最前列に移動させると敵側の攻撃が全く当たらなくなり、こちらから一方的に攻撃ができ、H-WINGまたはSS-WING装備中であれば回転する鉄球で勝手に破壊される。一時攻撃を中断する間が勝負。弾を相殺しつつ貫通攻撃ができるD-WINGまたはSS-WINGが有効。ステージ3,12,21に登場する。
  9. ブル・フロッグ:巨大な蛙の化け物だがへそがある。卵のような弾(設置型で拡散する)を画面内に置き、横方向へ飛び回る。デビル・スパイダー同様、弾を相殺しつつ攻撃できるD-WINGまたはSS-WINGが有効。ステージ6,15,18に登場する。
  10. スペース・スネイク:巨大な蛇の化け物とされるが芋虫のような姿。縦横無尽に動き回り、高速の弾を連射してくる。頭部以外は攻撃を受け付けない。また動きも速いため捉えにくい。「火に弱い」という弱点があり、F-WINGなら瞬時に倒せる。ステージ9,24,27に登場する。
  11. デス・ゴブナス(G018):ラスボス。最終面ステージ30に登場する。耐久力は最も高く、さらにコアの前で開閉するシャッターが開いている間しか攻撃を受け付けない。特定ウイングでなければ撃破できないということはないが長期戦は必至となる。C-WINGなどでじっくり撃ち続けるか、短期決戦を狙うならF-WINGでシャッターが開いた時に大ダメージを与える手もある。なお、このステージではF-WINGは出現せず、ブラックダイヤも出現しない。また前のステージから来た場合はS-WINGかJ-WINGでスタートしているはずなので、F-WINGを装備するにはボルテージのウイングセレクトを使う必要がある。倒せばエンディングとなる。

ウイング[編集]

FC版では地上の敵が存在しないためG-WINGが削除され、代わって追加された3種類のウイングが選択できるようになった。他にも特定のステージで、特定の障害物を破壊すると出現する隠しウイングが存在する。基本10種類と隠し3種類で、計13種類となっている。

AC版にも登場したウイング
  1. C-WING:□型と♥型の弾を前方3連射の2組まで発射し、弾速が非常に速い。
  2. W-WING:アーケード版とほぼ同じ仕様。
  3. M-WING:FC版ではMulti(マルチ)のM。ウイング無し状態での弾1発と、□型の弾2発を3連射の2組まで発射。□型の弾は撃つたびに前方→斜め前→斜め横→真横→前方…と射角が変わり(後方は不可)、常に正面へ撃つ1発と合わせて9方向への攻撃になる。
  4. V-WING:FC版ではVan(バン)のV。アーケード版とほぼ同じ仕様。
  5. S-WING:♥型の弾を前方と左右の7方向に1組まで発射する。
  6. A-WING:♥型の弾を前後2連射の各2組まで発射する。
  7. J-WING:♥型の弾2発と◆型の「ジャンプミサイル」1発を前方3連射の2組まで発射する。
FC版オリジナルウイング
  1. D-WING:Dyna(ダイナ)のD。前方に大きな三日月型の波動弾を発射。空中敵機なら貫通するが射程は短く、連射が効かない。また障害物に対しては中心部分「◇」を当てないと破壊できない。生物系のボス敵に大きな効果がある。
  2. F-WING:Fire(ファイア)のF。前方に火炎を噴射する。射程は短く、範囲も狭いものの威力が非常に高く、全ウイング中で最大。ボス敵を数秒で撃破することも可能。
  3. H-WING:Hammer(ハンマー)のH。自機周囲を●型をした2個の鉄球が回転し、敵機や弾から自機を守る。この回転する鉄球は空中敵機や障害物を貫通する。また攻撃を受けてウイングが外れてもステージ中は鉄球の回転が持続する。前方にも射程無限の鉄球を2連射で3組撃てる。なおH-WING自体のデザインも両翼部に鉄球がついたものとなっている。
  4. SS-WING:Staring-Silver(スターリング・シルヴァー)のSS。隠しウイングのひとつ。射程無限でY字に拡散するリング状ビームを前方に2連1組で発射する。空中敵機ならD-WING同様に貫通する。またH-WING同様に自機周囲を2個の鉄球が回転する。H-WINGやSS-WING装備中の回転する鉄球は画面端に行くと消えてしまう。ボス戦時以外では常に自機は横方向に対し画面中央に位置するためこのような事は起こらないが、ボス戦時のみに起こりうる現象で2個のうち1個だけ消えてしまうことがあり、こうなると防御が薄くなって撃破されてやすくなる。対処法はもう一度画面端に行き残りの鉄球を消した後、すぐ画面中央に戻り、鉄球(ビーム)を撃てば復活する。またウイングを外された後、H-WINGやSS-WING以外の新たなウイングを取得した場合も鉄球は消滅する。
  5. AH-WING:Aurora-Harrier(オーロラ・ハリアー)のAH。隠しウイングのひとつ。前後左右4方向に射程無限の縄状ビームを発射する。こちらも空中敵機ならD-WING同様に貫通する。また障害物に対してもD-WING同様ビーム中心部分で無いと破壊できない。D-WINGと比較すれば射程制限が無い代わりに連射能力がさらに欠ける。攻略本にはOH-WINGと紹介されているが、英文のスペル上これは誤りである。
  6. OB-WING:Oct-Blaster(オクト・ブラスター)のOB。隠しウイングのひとつ。前後左右斜め8方向に射程無限の鉄球を8連1組発射する。全方向に有効だが、弾速がやや遅い。

ステージ1,5,9…の4の倍数+1ステージでは開始前にウイングセレクトができる。しかし前述の隠しウイングについては持ち越しができない。例としてステージ2で入手したSS-WING、もしくはステージ4で入手したAH-WINGはウイングセレクトができるステージ5開始時には無くなってしまう。

その他アイテム[編集]

FC版ではAC版に無い隠しアイテムがあり、取得することでパワーアップしたり、1UPするなどの要素がある。

  1. ボルテージ:1,3,5,7…の奇数ステージに登場する、"VOL"と書かれたロゴマークのようなアイテム。特に条件を満たす必要なく、ステージ中盤辺りに自機正面から現れる。取るとスタートボタンでポーズを掛けている間に、セレクトボタンでウイングを基本10種類から任意に1つ選択できるようになる。ボルテージ1つにつき1回だけ使用でき、取った個数分ストックが可能。取る前に攻撃を数発以上(1〜2発程度は大丈夫)当ててしまうと"白い傘"に変化し無効となってしまう。よく大量の空中敵機にまぎれて出現する。
  2. ブラックダイヤ:2,4,6,8…の偶数ステージ(最終面を除く)に登場する、黒い菱型にアルファベットの表示されたアイテム。こちらも特に条件なくステージ中盤(通常時にノースが出現する2回目となる場面)に現れる。攻撃を当てるとアルファベットが変わり、取るとそのアルファベットに対応するウイングを装備できる。ブラックダイヤが出現する初期状態ではアルファベットは必ずSとなっており、何も攻撃を当てないまま接触すればS-WINGが装着される。
  3. トランプ:4,8,12…の4の倍数ステージに登場する。特定の障害物に隠されており、障害物を破壊すると出現する。最初はスペード、ハート、ダイヤ、クラブの4種類がシャッフルされた状態で、攻撃を当てると4つのどれかに決定される。それぞれ効果が異なる。
    1. スペード:ボルテージと同様の効果で、3回分のストック。
    2. ハート:1UPアイテム。
    3. ダイヤ:障害物(光っている部分)への接触に対し3回まで耐えられる。ただし光っていない(破壊不能)部分への接触には無効。取得中は機体の形状が変わる。
    4. クラブ:空中敵機や弾に対し3回まで耐えられる。こちらも取得中は機体の形状が変わり、ダイヤとは少しデザインが異なる。ダイヤとクラブの両方を取得した場合はさらに異なる機体形状となる。
  4. チェス:馬の顔のようなアイテム。トランプ同様、4の倍数ステージ(ステージ4,16,20は除く)に登場する。これも障害物に隠されており、破壊すると出現する。効果はハートと同じで1UP。ただしボルテージ同様、出現後に攻撃をこちらはたとえ1発でも当ててしまう(=耐性が一切無い為)と"白い傘"に変わり無効となるため、H-WING(SS-WING)の回転する鉄球やF-WINGなどを装備している間は取得が困難である。
  5. ハレー彗星:星に翼のついたアイテム。2,6,10…の4の倍数-2ステージ(ステージ26と30は除く)に登場する。障害物に隠されており、破壊すると出現する。取ると「SKIP」と表示され、現在のステージから4つ先のステージにワープする。こちらもチェス同様、出現後に攻撃をたとえ1発でも当ててしまう(=耐性が一切無い為)と"白い傘"に変わり無効となる。

備考[編集]

  • ウイング装着時、空中敵機や弾に被弾しても即座にミスとはならず、ウイングが外れるのみで済む。ただし障害物の接触に対してはウイング装着の有無を問わず即1ミスとなる。
  • 敵の攻撃を受けて1ミスとなった時も、やり直しとなるまでの数秒間は弾を発射できる。その数秒の攻撃でゴブナスを撃破すればミスカウントを取られずに次ステージへ進める。例としてH-WINGやSS-WING装備中にスパイダナスなど耐久力の低いゴブナスに体当たりし、やり直しの前に連射と回転する鉄球でコアを撃破できれば、何事もなかったかのようにそのステージをクリアできる。ただし次ステージではウイングが無い状態でのスタートとなる。
  • ウイングが無い状態での急降下(一時無敵回避)を60回程すればドクロのようなデザインのウイングを実装できるという裏技が徳間書店ファミリーコンピュータMagazine』に掲載された。しかし、これは同誌の読者プレゼント企画『ウソ技』として創作されたものであり、この手順を踏んでも実際には何も起きない。

スタッフ[編集]

アーケード版
  • プログラマー:佐久間晶
ファミリーコンピュータ版
  • スタッフ:吉田博昭、菅原康弘、N.NAKAZAWA、原あづさ、T.YAMAGUCHI、Y.KITAHARA

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミリーコンピュータMagazine16.56/30点 (FC)[5]
アーケード版

1997年にそれまで発売されていたアーケードゲーム全てを対象に行われたゲーメスト読者の人気投票によるゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「このゲームのスゴイところは、クリアするためには、8種類もあるウイングをフルに使う必要があるという点である。どんなに強いウイングにも必ず弱点、苦手な敵があるので、先の展開に合わせてどんどんウイングをチェンジしていくのだ」、「いまいち状況に合っていないウイングで、苦戦を強いられる場面もあったりするのが、逆に面白いところであった」とゲーム性に関して肯定的に評価している[3]

ファミリーコンピュータ版
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 2.69 2.82 2.80 2.77 2.85 2.63 16.56
  • マルチタレントピエール瀧は本作に関して、「あれはいいゲームだよ。『パシャーパシャー』って弾撃つヤツ。気持ちイイんだよ。武器はハンマーが一番いいんだよね」とゲーム性に関して肯定的に評価している[10]

脚注[編集]

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  1. ^ ファミコン時代
  2. ^ a b c ログイン (雑誌)より。
  3. ^ a b 「ザ・ベストゲーム」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 74頁、 ISBN 9784881994290。
  4. ^ a b インストカードより
  5. ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、 230頁。
  6. ^ iモード「ゲームの殿堂」に「B-WINGS」復活!” (日本語). SOFTBANK GAMES NEWS INDEX. ITmedia (2003年7月2日). 2019年1月3日閲覧。
  7. ^ 大久保有規彦 (2006年3月28日). “コナミとIIJ、i-revoゲームで「グラディウス」を無料配信” (日本語). BB Watch. インプレス. 2019年1月3日閲覧。
  8. ^ B-ウイング|プロジェクトEGG” (日本語). プロジェクトEGG. D4エンタープライズ. 2019年1月3日閲覧。
  9. ^ ケイブンシャ著「ケイブンシャ大百科別冊 ファミリーコンピュータゲーム必勝法シリーズ20 B-ウイング」より。
  10. ^ 「20th Anniversary 僕たちの好きなファミコン100」『CONTINUE』Vol.13、太田出版、2003年12月18日、 9 - 59頁、 ISBN 9784872338225。