DaVinci Resolve

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DaVinci Resolve
Da Vinci Impresario - Side.jpg
DaVinci Resolve専用ハードウェアパネルのDaVinci Resolve Advanced Panel
開発元 ブラックマジックデザイン
初版 2005年
最新版 16.1[1] / 2019年10月17日(3日前) (2019-10-17
対応OS Windows 10, macOS Mojave, CentOS
プラットフォーム x86-64
対応言語 英語、日本語、他
種別 統合型ポストプロダクションソフトウェア
公式サイト 公式サイト
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DaVinci Resolve (ダビンチ・リゾルブ) はブラックマジックデザインが開発・頒布している統合型のポストプロダクションソフトウェアである。オフライン/オンライン動画編集[2]音声編集[3]2D/3Dデジタル合成[4]カラーコレクション/グレーディング、メディア管理、映画用オーサリング動画共有サイトへの投稿などが可能となっている。無料版と有料のStudio版が存在する。

無料版は一部のコーデックやエフェクト、ネットワーク連携機能、VR動画/ステレオ3D動画向け機能、カメラトラッカーなどが省略されている[5]ものの、ウォーターマーク無く4K UHD/60fpsまでの映像製作が可能となっている。

Netflix Post Technology Allianceに参加しており[6]、Netflix用コンテンツ作成で必要なIMF形式へのエクスポートに対応している。また、Youtubeへのハイダイナミックレンジ (HDR、高輝度幅) 動画のオーサリングにも対応している[7]

概要[編集]

DaVinci Resolveは元々カラーコレクションシステムの老舗として知られていた。2009年9月にDaVinci Resolveの開発元であったda Vinci Systems社をブラックマジックデザインが買収し[8]、ブラックマジックデザインはそれに動画編集機能、デジタル合成機能などを組み込んで統合型のポストプロダクションソフトウェアへと転換させた。

DaVinci Resolveの特徴として、ノードツリー形式を採用していることや[9]、パワーマスタリング機能によりVTRへの書き出しにレンダリング領域などを必要としない[10]、リアルタイムのカラーグレーディングに対応していること (Resolve Live) などがある。

ポストプロダクション向けのオーディオ編集にも対応しているが、MIDIトラックは備えていない[3]

ハードウェア[編集]

専用ハードウェアとして以下が存在する。

  • DaVinci Resolve Advanced Panel / Mini Panel / Micro Panel - 大・中・小の三種類の操作パネルが用意されている。
  • DaVinci Resolve Editor Keyboard - 編集向けのキーボード[11]。ジョグシャトルを備えている。
  • Fairlight PCIe Audio Accelerator - オーディオ処理のアクセラレート用DSPであり、1,000トラックのオーディオ同時再生を可能とする[12]
  • Fairlight Console - オーディオ処理用のフィジカルコントローラー[12]であり、2ベイ、3ベイ、5ベイのものが存在する。

プロジェクトサーバー[編集]

DaVinci Resolveではプロジェクト共有のためにオープンソースデータベースサーバーのPostgreSQLを使用することができる[13]。有料のStudio版ではこのサーバーにより高度な共同作業が可能となる[13]。DaVinci ResolveのインストーラーにはPostgreSQLが付属しているものの、標準ではインストールされないようになっている[13]

DaVinci Resolve 14.1以降、データベースを管理するためのソフトウェアとしてDaVinci Resolve Project Serverツールが付属している[14]

歴史[編集]

DaVinci Resolveは1984年に設立されたda Vinci Systems社によって2005年にリリースされ、カラーコレクションシステムとして業界内では広く知られており[15][16]テレシネ設備の一部として、色の再現や演出に使われていた[17]。2009年にda Vinci Systems社がブラックマジックデザインに買収され[15]、以後の開発・販売は同社によって行われている。2010年9月に公開されたVersion 7.0では従来のLinuxに加えMacintosh向けのものも公開され、CPUGPUの高性能化などのコンピュータ技術の進化により高度な作業が可能になったこと、ファイルベースの作業によりリアルタイム性能がさほど要求されなくなるなどの、ポストプロダクション環境の変化に対応するものだった[17]。Version11では、特に編集作業を強化し、自立したノンリニア編集ソフトウェアを目指しつつ、他の動画編集ソフトウェアとの連携機能を追加した[15]。Version14ではFairlightのオーディオ編集機能を取り込み[12]、Version15ではBlackmagic Fusion英語版の2D/3Dコンポジット (デジタル合成)、パーティクル、3Dテキスト、キーイング、ペイント、ロトスコープ機能を取り込んだ[4]。Version16ではカット編集に特化したページや、動画投稿サイトへのアップロード機能を追加した。

出典[編集]

  1. ^ BlackMagic Design: サポートセンター”. 2019年10月20日閲覧。
  2. ^ Post Technology Alliance - DaVinci Resolve Studio 15 Netflix
  3. ^ a b 無料で使える本格動画編集ソフトDaVinci Resolve、実は強力なDAW機能も! Impress 2019年6月17日
  4. ^ a b DaVinci Resolve 15 is a free, Hollywood-grade video editor Engadget 2018年8月22日
  5. ^ DaVinci Resolve 15 Feature Comparison Blackmagic Design
  6. ^ Netflix Post Technology Alliance Program Participants Netflix
  7. ^ ハイ ダイナミック レンジ(HDR)動画をアップロードする Google
  8. ^ Blackmagic Design、da Vinciを買収」『PRONEWS : デジタル映像制作Webマガジン』。2018年4月23日閲覧。
  9. ^ 山本 久之 (2010-8), “Mac版DaVinci ResolveによるREDワークフロー”, 映画テレビ技術 (696): pp.45-47 
  10. ^ 二星 正樹; 染矢 清和, “時局インタビュー DaVinci Resolveとムービートーンでリマスター業務好調--IMAGICAウエスト、ノンリニアカラコレによるワークフロー確立”, 月刊放送ジャーナル 41 (7): pp.28-31 
  11. ^ Blackmagic Design ships DaVinci Resolve 16.0 CG Channel 2019年8月8日
  12. ^ a b c DaVinci Resolve 14 Is Now an Audio Console, as Blackmagic Adds Fairlight Technology Studio Daily 2017年4月24日
  13. ^ a b c Creating A Shared Database – A Huge Workflow Enhancement For A Small Facility Mixing Light 2015年7月3日
  14. ^ An Overview (And Tips) On Using The DaVinci Resolve Project Server App Mixing Light 2018年8月1日
  15. ^ a b c ブラックマジックデザイン, “DaVinci Resolve 11 : 編集とカラーグレーディングのための統合型ソフト”, 放送技術 (兼六館出版) 67 (12): pp.60-64 
  16. ^ フォトロン (2006-8), “次世代ノンリニアカラーコレクション特集(第2回)daVinci Systems社の"Resolve"”, 映画テレビ技術 (648): pp.33-37 
  17. ^ a b 山本 久之 (2010-10), “DaVinci Resolve for Macを構築する”, 映画テレビ技術 (698): pp.40-42 

関連項目[編集]