FactSet Research Systems
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株式公開企業 (NYSE: FDS、NASDAQ: FDS) | |
業種 | コンピュータサービス |
設立 | 1978年 |
創業者 | Howard Wille と Charles Snyder |
本社 | 米国、コネチカット州、ノーウォーク |
拠点数 | 24ヶ国の60拠点 |
売上高 |
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総資産 |
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純資産 |
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従業員数 | 9,600 |
ウェブサイト | [1] |
ファクトセット・リサーチ・システムズ(英文:FactSet Research Systems (NYSE: FDS、 NASDAQ: FDS) )は、アメリカ合衆国コネチカット州ノーウォークに本社を置く、金融データ及びソフトウェア会社である。
概要[編集]
ファクトセットは、投資の専門家に金融情報及び分析ソフトウェアを提供する[2]。2010年の事業年度、ファクトセットの年間売上高は6億4千百万ドルであった。
同社は世界的な金融機関で働くアナリスト、ポートフォリオ・マネジャー、及びインベストメント・バンカーに、データへのアクセスと分析ツールを提供する。個人投資家向けの製品を提供してはいない。
同社は13年連続で、フォーブス誌の「200 Best Small Companies」に選ばれた。2009年、ファクトセットの「200 Best Small Companies」のランキングは、一気に30位上昇して、第28位にランクインした[3][4]。加えて、フォーブス誌は、ファクトセットを2009年の「The 100 Best Mid-Cap Stocks in America」の第20位と発表した[5]。2011年にはファクトセットは、フォーチューン誌の発表する「Best Companies To Work For」に三度選ばれた[6]。ビジネスウィーク誌が発表する「Best Places to Launch a Career」の1つにも選ばれた[7]。2年連続で、ファクトセットはGlassdoor.comが選ぶ「50 Best Places to Work」に選ばれ、2010年は、第17位であった[8]。
ファクトセットのビジネスは、技術と顧客サービスに焦点を置いている。数百の異なるデータベースを結合することに加えて、ファクトセットはそれらのソフトウェアを開発・改良している。ファクトセットは、その国や地域専用のコンサルタント、24時間の電話サポート、及び無料のトレーニングを顧客に提供している[9]。
ファクトセットの競合会社は、ブルームバーグ (Bloomberg L.P.) 、トムソン・ロイター (Thomson Reuters) 、Capital IQである。
製品及びサービス[編集]
- 製品[10]
2009年9月14日、DIRECTIONS、Marquee及びIBCentralシステムの機能性を統合した、新しい分析が可能なプラットフォームを開始した。新しいファクトセットは複数のアプリケーションにまたがっていたデータ及び分析ツールを一本のインターフェースへ強化した。
ファクトセットは、複数のベンダーから数百のデータベースを集積している。 アプリケーションには、企業の分析、複数の企業の比較、業界の分析、企業のスクリーニング、ポートフォリオの分析、予測リスク測定値、アルファテスト、ポートフォリオ最適化とシミュレーション、リアルタイム・ニュースと引用、債券とポートフォリオの評価・分析ツールなどを含む。ファクトセットのデータは、ワイヤレス端末とマイクロソフト・オフィス・アプリケーションで利用できる[11]。
- 専有データコンテンツ[12]
- アグレゲート
- イベント・議事録
- 収益予想
- 経済
- 特別リサーチ
- 金融機関
- 債券
- フラッシュ・ニュース
- 経済基礎情報
- 有価証券報告書
- 法人所有者情報
- 新規公開企業情報 (IPO)
- 合併情報の分析ツール
- 合併情報
- 投資信託
- 新規発行株式
- 株主情報
- 人事関連情報
- 未上場企業
- プライベート・エクイティとベンチャー・キャーピタル
- 世界の情報ソースから
- 敵対的買収情報
- 企業防衛
- サービス
- コンサルティング - 各企業の顧客ニーズとプロセスに熟知したコンサルタントが担当。また、電話でのコンサルティングサービスを受けることができる[13]。
- トレーニング - ファクトセットは、ニューヨーク、ボストン、シカゴ、ロンドン、パリ、そして東京のトレーニングセンターでの無料研修セミナーを開催している。また、各企業のオフィスで、個別のトレーニングセッションを手配することができる[14]。
- セキュリティ - ファクトセットは、セキュリティとビジネス継続性のリスクに対処するために、物理的、電子的、および手続き的な保護手段を構築している。
- 複数のアクセスポイント - ファクトセットの利用者は、オフィスPC、ラップトップ、自宅用コンピュータ、ワイヤレスデバイスからの利用が可能。
沿革[編集]
1977年 - 1980年:初期[編集]
ファクトセットは、1978年にHoward WilleとCharles Snyderによって設立された。二人のパートナーシップは、ウォール・ストリートの調査機関のパイオニアであるFaulkner, Dawkins & Sullivanで1977年、二人が働いていたときに始まる[15]。
1970年代の終わりに、コンピュータの役割がより顕著になり、WilleとSnyderは、業界が変化しつつあることに気付いた。ShearsonがFaulkner, Dawkins & Sullivanを買収し、規模を拡大し始めたとき、WilleとSnyderは、コンピュータベースの財務情報を提供する会社を自ら設立することに決めた。当時は、Compustatのようなベンダーから直接データを購入しなければならなかったが、その後、企業は、データをよりユーザー・フレンドリーにするためのプログラマーを雇うようになった。WilleとSnyderの夢は、クライアントに直接使用可能なデータを提供することだった。
もともとすべてのデータは紙ベースで、多くの場合、自転車メッセンジャーが顧客に届けていた。最初の商品は「Company FactSet」と呼ばれるプログラムを駆使し、Value Lineデータベースを使って作られた4ページの企業情報レポートだった。今日、ファクトセットのユーザーはWAN、インターネット、ワイヤレス端末を経由して、ファクトセットのプライベートネットワークに接続している。
1981年 - 1989年:製品の成長[編集]
1980年代初頭、従業員は10人に満たなかった。 1981年、Snyderは、クライアントが直接ファクトセットのデータベースからデータをVisicalcというスプレッドシートにダウンロードする方法を開発した。徐々に工程が短縮され、データのダウンロードプロセスは劇的に改善された。
1984年、ファクトセットは限定的なスクリーニング機能を追加。1988年には、独自のスクリーニング条件をカスタマイズできる「Universal Screening™」に拡張された。1980年代のもう一つの重要な発展は、1989年の「Private Database Service (PDS) 」の販売開始である。ユーザーは独自のデータ分析を実行し、保存・統合することができる[15]。
現在のCEOのPhilip A. Hadleyは、1985年にコンサルタントとして入社した。
1990年 - 2000年:Windowsへの移行とポートフォリオ管理ツールの導入[編集]
1990年、Windows用FactSetが、販売開始。同年、同社の本社はニューヨーク市からコネチカット州グリニッジに移転された。
ヨーロッパでは初めて、1993年にロンドン・オフィスがオープンした。1995年には、東京に初めてのアジア太平洋事務所がオープン。今日、同社は11ヶ国23拠点に3,400人以上の従業員を擁する。
1995年末時点で、同社の顧客数は400に満たなかったが、顧客リストには84社の米国トップの投資マネジャーが含まれていた。同社はまた、上場準備のため、1995年6月に社名を変更し、ファクトセット・リサーチ・システムズ社となった。同社は、FDSの名称で、1996年にニューヨーク証券取引所に上場した[16]。
1996年に同社は、Portfolio Management Workstation(PMW)をリリースし、1年後には、Economic AnalysisとCompany Explorerのアプリケーションを販売開始した。
同製品は、1998年のDIRECTIONSインタフェースのリリースと、ウェブ・ベースのヘルプ参照機能であるOnline Assistant®の追加によって、より機能的になった。ファクトセットは、1999年に24時間の電話サポートを導入した。
Willeは、2000年5月にCEO兼会長を退職。Snyderが暫定的にCEOを務めた後、同年の9月に、Hadleyが新CEO兼会長に指名された。
2000年 - 2009年:ポートフォリオとリアルタイム製品の微調整[編集]
2000年代初頭の新製品としては、ポートフォリオのリターン製品、SPAR(スタイル・パフォーマンス・アンド・リスク)、Data Centralアプリケーション、Marqueeが挙げられる。SPARでは、ポートフォリオ・マネージャーが、リスクと自己資金のパフォーマンス分析を可能にするだけではなく、ピア資金との比較・分析をも可能にした。Data Centralアプリケーションは、加入者が時系列の独自データを簡単に保存・作成・管理できる。そして、Marqueeは、従来の株式レベルの分析とリアルタイムニュース・クオートを組み合わせて利用できる[15]。2004年、同社のSell-Side(Dealチーム向け)のプラットフォーム、IBCentralがリリースされた。
また2004年に、同社はコネチカット州ノーウォーク に本社を移転し、3つのコネチカット事務所をノーウォークに集約。売上高は2002年に初めて2億ドルを超え、2008年には5億ドルを突破した。
2008年、ファクトセットはThomson ReutersのWorldScopeのデータベースのコピーを取得。ファクトセットFundamentalsとして、開発及びマーケティングを加速させた。
2009年以降:インタフェースオーバーホールと継続的なデータの開発[編集]
2009年、DIRECTIONS、Marquee、IBCentralプラットフォームを1つに統合し、Simply FactSetと呼ばれる製品をリリースした[17]。新プラットフォームは、新しい共有のオンラインワークスペース及び高速な分析ツールと、従前のプラットフォームの特徴を兼ね備えている。また同年、ファクトセット・リサーチ・システムズ分析プラットフォーム上で、Data Explorersのshort sellingデータを統合した[18]。
2010年1月、ファクトセットとFirstRainが業務提携を発表。ファクトセットのクライアントは、FirstRainのウェブ・リサーチ・エンジンにアクセスが可能となると同時に、未集約のビジネス情報をオンラインで検索、フィルター、分析することが可能となった[19]。
2010年5月、ファクトセットは、Thomson Fundamentals データベースの買収を完了した[20]。
2010年6月、ファクトセットは、アドバイザーの指導や保険商品の調査を主に行う米国拠点の市場調査会社、Market Metricsを買収した[21]。
財務情報[編集]
2011年は、ファクトセット創立33年目で、31年連続の収益成長記録を達成した[22]。 2011年8月31日末時点の四半期収益は、前年同期比14%増の、1億9千1百90万ドルに増加した。第4四半期の営業利益は、5千9百万ドルとなり、2010年度期に5千7百40万ドルから増加した。当期純利益は、2010年度期に3千9百30万ドルから、4千90万ドルとなった。希薄化一株当たり利益は昨年に0.83ドルから0.88ドルとなった。
損益計算書(単位:千ドル)[23]
~までの期間 | 2011年8月31日 | 2010年8月31日 | 2009年8月31日 | 2008年8月31日 | 2007年8月31日 |
---|---|---|---|---|---|
総収入 | 726,510 | 641,059 | 622,023 | 575,520 | 475,801 |
純利益 | 171,046 | 150,211 | 144,950 | 125,020 | 109,567 |
投資家の項目[編集]
債券商品[編集]
ファクトセットの収益上、2010年第2四半期にファクトセットの成長分野として債券が強く認識され、債券による収入の機会を拡大するため、新たな人員が専用に配置されることとなった[24]。
利用可能なデータ[編集]
同社は、Barra、Dow Jones、Russell、そしてLipperなどのプロバイダからデータ提供を受けている。サードパーティ・ベンダーとの契約関係は、一年前の告知で終了することができるので、同社は、データのタイプごとに、少なくとも二つのベンダーと取引している[25]。最近同社は、独自のデータベースを構築することにより、または、コンテンツ・プロバイダーを買収することによって、利用可能なコンテンツを維持・増強してきた。2000年以来、ファクトセットは、10件の買収を行い、内7件は、コンテンツ・プロバイダーの買収であった[26]。2008年には、ファクトセットは、Thomson Fundamentalsのデータベースのコピーを取得し[27]、1980年にさかのぼるグローバルな金融情報への永続的なアクセスを約束した[28]。
経営者[編集]
- Philip Snow - 最高経営責任者(CEO)[29]
- Philip A Hadley - 取締役会長
- Helen Shan - 最高財務責任者(CFO)
- Gene Fernandez - 最高商品・テクノロジー責任者 (CTPO)
- Franck Gossieaux - エクゼクティブ・バイスプレジデント グローバルセールス・コンサルティング
- Rachel R. Stern - エクゼクティブ・バイスプレジデント ストラテジックリソース・ジェネラルカウンセル
従業員[編集]
従業員数は、2009年度中に、1,934人から2,962人となり、53%増加した。アメリカ合衆国の従業員数は2009年度で6%増加した。しかし、2009年度の従業員数の増加のほとんどは、アメリカ国外の事業、特にインドからのものである。アメリカを除く海外の従業員数は958人増えて1,627人となった[30]。ほとんどの新入社員が、大学卒業後、コンサルティングやエンジニアリング部門に採用されている。同社の従業員の定着率は、過去平均で90%となっている[31]。
最近の表彰[編集]
- 2011年
- フォーチューン誌の「100 Best Companies to Work For」のリストで第64位にランク[32]した。
- Inside Market Data & Inside Reference Data Awardsで「Best Research Providerに選ばれた。
- Glassdoor.comの「Top 25 Companies for Work-Life Balance」で第4位にランク[33]された。
- 2010年
- フォーチューン誌の「100 Best Companies to Work For」のリストで第48位にランクされた。
- Glassdoor.comの「50 Best Places to Workのリストで第17位にランクされた。
- ファクトセットヨーロッパリミテッドは、「UK's Great Place to Work」で、上位50社の1つに選ばれた。
- 2009年
- Nemertes ResearchのPilotHouse Innovator賞を受賞した。
- フォーブス誌の「Best Small Companies」のリストで第28位にランク (13年連続でリスト入り) した。
- 米国商業協会により証券・商品サービス部門で「2009 Best of Norwalk Award」に選ばれた。
- ビジネスウィーク誌の「InfoTech 100」のリストで第59位にランクした。
- Inside Market Data & Inside Reference Data賞で「Best Analytics Provider」に選ばれた。
- 「UK’s 50 Best Workplaces」の1つに選ばれた。
- Glassdoor.comの「50 Best Places to Work」のリストで第13位にランクした。
- 2008年
- フォーブス誌の「Best Small Companies」のリストで第58位にランクした。
- ビジネスウィーク誌の「Best Places to Launch a Career」のリストで第53位にランクした。
- Human Resource Executiveの「Great Companies for Millennials」の1つに選ばれた。
- CollegeGrad.comの「Top 100 Entry-Level Employers」の1つに選ばれた。
- フォーチューン誌の「100 Best Companies to Work For」のリストで第52位にランクした。
- フォーブス誌の「Best Small Companies」のリストで第45位にランクした。
関連項目[編集]
脚注・出典[編集]
- ^ a b c d e FactSet Research Systems (FDS) 10K
- ^ Screening for Winners by Rex Moore, The Motley Fool, December 8, 2003.
- ^ “Forbes’ 200 Best Small Companies”. Forbes.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ “#28 FactSet Research Systems”. Forbes.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ “#20 FactSet Research Systems”. Forbes.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ “100 Best Companies to Work For 2011: Full list - from FORTUNE”. Money.cnn.com (2011年1月19日). 2011年1月28日閲覧。
- ^ “FactSet named one of BusinessWeek’s “Best Places to Launch a Career” | FactSet Research Systems”. Factset.com (2008年9月9日). 2011年1月28日閲覧。
- ^ “FactSet ranked 17 on Glassdoor.com's "50 Best Places to Work 2010" | FactSet Research Systems”. Factset.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ “Yahoo FactSet Profile”. Finance.yahoo.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ “FactSet Products on Reuters”. Stocks.us.reuters.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ Quotes delayed at least 15 min. “MSN Company Report”. Moneycentral.msn.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ “FactSet Data”. Factset.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ O'Donnell, Charlie (2005年1月27日). “Best Customer Service - FactSet”. Thisisgoingtobebig.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ Bokhari, Zaineb (2006年5月23日). “It's All Adding Up for FactSet”. Businessweek.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ a b c “Company History”. Answers.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ “1996 SEC Filing”. Sec.edgar-online.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ Crosman, Penny (2009年9月16日). “FactSet Launches New Data/Analytics Platform - Wall Street & Technology”. Wallstreetandtech.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ “Data Explorers’ short-selling data integrated on the FactSet platform”. Bobsguide (2009年6月11日). 2011年1月28日閲覧。
- ^ “First Rain Announces Reseller Agreement with FactSet | FactSet Research Systems”. Factset.com (2010年1月19日). 2011年1月28日閲覧。
- ^ “FactSet completes acquisition of Thomson Fundamentals database copy”. Finextra.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ “FactSet Acquires Market Metrics”. Seeking Alpha (2010年6月15日). 2011年1月28日閲覧。
- ^ “FactSet Research Systems Inc. - Annual Reports”. Investor.factset.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ “Google Finance”. Finance.google.com (2010年12月14日). 2011年1月28日閲覧。
- ^ “earnings calls transcripts”. Ticker.com (2010年3月23日). 2011年1月28日閲覧。
- ^ “FACTSET RESEARCH SYSTEMS INC - 10-K - 20091030 - PART_I”. Yahoo.brand.edgar-online.com (2009年10月30日). 2011年1月28日閲覧。
- ^ “FactSet Company History | FactSet Research Systems”. Factset.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ Rabil, Sarah (2008年4月23日). “FactSet to Buy Copy of Thomson Fundamentals Database (Update3)”. Bloomberg. 2011年1月28日閲覧。
- ^ Bylund, Anders (2008年9月23日). “FactSet Gets Its Facts Straight (FDS)”. Fool.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ “FactSet Management”. FactSet (2010年12月14日). 2019年11月21日閲覧。
- ^ “FACTSET RESEARCH SYSTEMS INC - FORM 10-K - October 30, 2009”. Faqs.org. 2011年1月28日閲覧。
- ^ “F4Q Conference Call Transcript”. Seekingalpha.com. 2011年1月28日閲覧。
- ^ “100 Best Companies to Work For 2011: FactSet Research Systems - FDS - from FORTUNE”. Money.cnn.com (2011年1月19日). 2011年1月28日閲覧。
- ^ http://www.glassdoor.com/Top-Companies-for-Work-Life-Balance-LST_KQ0,35.htm