HOME (B'zの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動
B'z > 作品リスト > HOME (B'zの曲)
HOME
B'zシングル
初出アルバム『The Ballads 〜Love & B'z〜
B面 The Wild Wind
リリース
規格 8cmシングル
ジャンル
時間
レーベル Rooms RECORDS
作詞・作曲
プロデュース 松本孝弘
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン[3]
  • 1998年7月度月間2位(オリコン)
  • 1998年8月度月間8位(オリコン)
  • 1998年度年間17位(オリコン)
  • B'z シングル 年表
    • HOME
    • (1998年)
    The Ballads 〜Love & B'z〜 収録曲
    今夜月の見える丘に
    (3)
    HOME
    (4)
    Calling
    (5)
    ミュージック・ビデオ(Short ver.)
    「HOME」 - YouTube
    テンプレートを表示

    HOME」(ホーム)は、日本音楽ユニットB'zの楽曲。1998年7月8日にRooms RECORDSより25作目のシングルとして発売された。

    概要[編集]

    ベスト・アルバムB'z The Best "Pleasure"』発売から約2か月後に発売されたシングル。収録曲のレコーディングは、『B'z LIVE-GYM '98 "SURVIVE"』の合間を縫って行われた[4]

    LOVE PHANTOM』から使用されたB'zロゴはシングルでは本作、アルバムでは2000年に発売された『B'z The "Mixture"』を最後にしばらく使われなかった。その後2004年発売の『BANZAI』より再び使用されるようになった[注 1]

    正式には「HOME」の単独A面であるが、発売当初のオリコン日本レコード協会が発行した機関誌『The Record』では『HOME/The Wild Wind』と両A面扱いをされ[5][1]、松本も会報のインタビューで「どっちが1stでもいいと思うんだよね」と発言したことがあった[6][注 2]。実際にジャケットの両A面シングル的なデザイン、両曲ともPVが製作されていること、今作のプロモーションで出演した音楽番組では常に1st beatと2nd beatの2曲とも披露していたため、実質的な扱いとしては両A面に近い形になっている。

    初回限定盤はジャケットの文字が浮き出る仕様になっている。

    記録[編集]

    L'Arc〜en〜Cielのシングル3作同時リリースと同日発売であったが、2位の『HONEY』を抑えてオリコンチャートで21作連続の初登場1位を獲得[3]。初動・累計売上共に前作を上回り、初動売上は『Calling』以来の50万枚超となった。プラネットチャートでは初登場4位となり、前作まで続いた19作連続の初登場1位の記録が途絶えた[8]。オリコンでは僅かにミリオンには届かなかったが、日本レコード協会の集計ではミリオンセラーとなっている[1]

    収録曲[編集]

    1. HOME (4:22)
      歌詞やタイトルに登場する「HOME」は、「自分の中のよりどころ、ゆるぎないもの、それがあれば当面何がおきても大丈夫」という稲葉の思いから付けられた[9]
      イントロに入っているアコーディオンは、かつてパリを訪れた際に駅で演奏しているのを見た稲葉が、「パリの地下鉄駅構内風のイントロを入れたい」という要望を採り入れたもの[9]
      コーラスにひみつのアッコちゃんに登場する魔法の呪文「テクマクマヤコン」が出てくる。このコーラスは、合いの手としてコーラスを入れることが考えられた際に稲葉が歌いだしたもの[9][6]
      PVは『B'z LIVE-GYM '98 "SURVIVE"』ツアー終了後の6月に香港で丸2日かけて撮影されたもので、スタッフと出演者は現地の人間[10][11]
      オリジナル・アルバムには未収録であり、バラード・ベスト・アルバム『The Ballads 〜Love & B'z〜』でアルバム初収録となった[注 3]
      音楽番組においては、アコースティック・ギターのパートから始まるアレンジで披露された[注 4]
      リリース直前まで行われていた『B'z LIVE-GYM '98 "SURVIVE"』では披露されず、翌年に開催された『B'z LIVE-GYM '99 "Brotherhood"』でライブ初演奏となった。なおこの際イントロのアコースティック・ギターのパートは省かれている。
      ベスト・アルバム『B'z The Best "Pleasure II"』発売時にiTunes Music Storeにてこの曲の英語バージョンが現れたが、すぐに姿を消した(その後ミニ・アルバム『B'z』に収録され配信されていた)。このバージョンはベストアルバム『B'z The Best "ULTRA Treasure"』でファン投票17位にランクインされ[12]、初CD化された(ライブでは2006年9月1日に行われたdwango提供の完全招待制のプレミアムライブ『B'z NETWORK LIVE in Japan』にて初披露されている)。2011年に、東日本大震災の支援を目的としたコンピレーションアルバム『ダウンロード・トゥ・ドネート・フォー・ジャパン』にも収録された[13]
      2020年4月27日、新型コロナウイルスの外出自粛に伴い、公式YouTubeチャンネルにてメンバー2人でこの曲をセッションする動画が公開され[14][15][16]、4月30日には『B'z LIVE-GYM 2019 -Whole Lotta NEW LOVE-』のサポートメンバーを加えたバンドセッション動画を公開した[17][18][19]
      上記のセッション動画について松本曰く『B'zとして何かアクションを起こすべき』という想いから行われた。当初は新しい曲を作るつもりだったがまだ出せないと判断し、その後稲葉から「HOME」を演奏することを提案され、松本もタイトルも歌詞の内容的にもわかりやすいとのことで「HOME」が選曲された[20]
    2. The Wild Wind (3:45)
      映画『不夜城』主題歌で、B'zにとってデビュー10年目で初の映画主題歌である。
      元々は松本がライブでソロコーナーで歌うために用意された楽曲で、主題歌を制作する際に出来た楽曲を稲葉に聴かせ、映画と合っているということから本作が選ばれた[21]。歌詞に登場するブランコは、「揺れている不安定な心」の象徴して描かれている[21]
      2003年に発売された著書「ウルトラクロニクル」のインタビューで、松本がB'zの中で特に好きな曲としてあげた1曲でもある[注 5][7]
      PVは「HOME」と同じく香港で撮影された。また、この曲のPV撮影には不夜城のスタッフも参加している。
      「HOME」(シングルバージョン)より先にマスト・アルバム『B'z The "Mixture"』でアルバム初収録となった。
      テレビ出演などでも表題曲と共に披露され、稲葉がアコースティック・ギターを弾いており、松本はコーラスも担当した。
      リリースに先駆けて『B'z LIVE-GYM '98 "SURVIVE"』の終盤で未発表曲として先行披露された[注 6]。その後、『B'z SHOWCASE 2007 -19-』、『B'z SHOWCASE 2007 -B'z In Your Town-』で約9年ぶりに演奏され、『B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-』でも演奏されている。

    タイアップ[編集]

    参加ミュージシャン[編集]

    収録アルバム[編集]

    HOME

    The Wild Wind

    ライブ映像作品[編集]

    HOME

    The Wild Wind

    脚注[編集]

    [脚注の使い方]

    注釈[編集]

    1. ^ シングル『OCEAN』、『衝動』を除く。
    2. ^ また、著書「ウルトラクロニクル」内のインタビューで両A面シングルと発言したこともある[7]
    3. ^ ベスト・アルバム『B'z The Best "Treasure"』収録の「RUN -1998 style-」の無音を挟んで始まる「HOME」は除く。
    4. ^ ただし、アコースティック・ギターのパートをエレクトリック・ギターで弾いている。
    5. ^ もう1曲は「もう一度キスしたかった」。
    6. ^ SURVIVE』収録の「泣いて 泣いて 泣きやんだら」、「Shower」が日替わりで演奏されていたパートで、これらの曲と差し替える形でセットリストに加わった。

    出典[編集]

    1. ^ a b c GOLD ALBUM他 認定作品 1998年7月度(98年6月21日〜98年7月20日)」『THE RECORD』第466号、日本レコード協会、1998年9月、 9頁。
    2. ^ 第13回日本ゴールドディスク大賞 / Gold Disc Hall of Fame 13th|THE GOLD DISC”. 日本レコード協会. 2019年10月27日閲覧。
    3. ^ a b 1998年07月第3週の邦楽シングルランキング情報”. ORICON STYLE. オリコン. 2012年10月11日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年7月13日閲覧。
    4. ^ mfm I 2013, p. 85.
    5. ^ B'zのシングル売上ランキング 2ページ目”. ORICON NEWS. オリコン. 2013年7月24日閲覧。
    6. ^ a b 『be with!』第38巻、B'z Party、1998年6月。
    7. ^ a b 佐伯明『B'z ウルトラクロニクル』ソニー・マガジンズ、2003年、40頁。
    8. ^ Weekly Chart-SINGLE 98.7.6 - 7.12”. プラネット. 1999年10月21日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年5月20日閲覧。
    9. ^ a b c MUSIC FREAK MAGAZINE - B'z Dictionary(「HOME」の項)”. エムアールエム. 2019年9月28日閲覧。
    10. ^ 青木優 (2013年). 『B'z The Best XXV 1988-1998』のアルバム・ノーツ [MUSIC VIDEOのライナーノーツ(初回限定盤に付属)]. VERMILLION RECORDS.
    11. ^ mfm I 2013, p. 188.
    12. ^ “B'z The Beat “ULTRA Treasure”リクエスト集計最終結果 TOP30”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2008年7月16日). https://www.barks.jp/news/?id=1000041791 2019年10月27日閲覧。 
    13. ^ “コンピレーション・アルバム『Download To Donate For Japan』で緊急援助、「どのような災害においても、最も危険で弱い立場にあるのが子供たちです」”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2011年3月24日). https://www.barks.jp/news/?id=1000068522 2019年10月27日閲覧。 
    14. ^ “B'z松本孝弘&稲葉浩志「HOME」をそれぞれのHOMEからセッション”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年4月27日). https://natalie.mu/music/news/377074 2020年4月27日閲覧。 
    15. ^ “B’z初のホームで「HOME」をセッション”. ORICON NEWS (オリコン). (2020年4月27日). https://www.oricon.co.jp/news/2160981/full/ 2020年4月29日閲覧。 
    16. ^ B'z (2020年4月27日). B’z “HOME” session. https://www.youtube.com/watch?v=Xuv-uqfXHtU 2020年4月27日閲覧。 
    17. ^ “B'z松本孝弘&稲葉浩志「HOME」海外のバンドメンバーも加わった新たなセッション動画公開”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年4月30日). https://natalie.mu/music/news/377486 2020-04-30 閲覧。 
    18. ^ “B'z、海外バンドメンバーが『“HOME” session』に参加 “Band playing HOME at their homes abroad!””. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2020年4月30日). https://www.barks.jp/news/?id=1000182023 2020年4月30日閲覧。 
    19. ^ B'z (2020年4月30日). B’z “HOME” Band session. https://www.youtube.com/watch?v=8NhVCI_WW88 2020年4月30日閲覧。 
    20. ^ 『be with!』第126巻、B'z Party、2020年6月。
    21. ^ a b MUSIC FREAK MAGAZINE - B'z Dictionary(「サウンドトラック」「soundtrack」の項)”. エムアールエム. 2019年9月28日閲覧。

    参考文献[編集]

    • 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年。

    関連項目[編集]