Jリーグにおける選手の出場諸条件

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Jリーグにおける選手の出場諸条件とは、以下の通りである。

選手契約[編集]

出場選手枠[編集]

  • 1チームにつき各試合18人のベンチ入り選手の登録が認められる。内訳は先発選手11人、控え選手7人(2005年までは控え選手は5人までとなっていたが、2006年からJ1にのみ7人に拡張され、さらに2010年からはJ2も7人に拡張された)。
  • 控え選手の構成についてはいくつかの特別な試合を除き特に制限はなく、必ずしも最大人数を登録する必要はない。
  • 外国人選手は、通常枠として1試合に付き3名まで。それに加え、アジアサッカー連盟 (AFC) 加盟国の国籍を保持する選手が1名出場できる。また、Jリーグ提携国(タイベトナムミャンマーカンボジアシンガポールインドネシアイランマレーシアカタール)の国籍を保持する選手は、外国人枠には含まれない(何人でも出場可)。

選手交代[編集]

  • 1試合における選手の交代はGKを含めて3人までとなっている。
  • 退場処分(1試合2枚の警告の場合を含む)があった場合、不足選手分の補充はできない。
    • (例)1名退場の場合、それ以後は10人でプレーしなければならない。退場者が5人出るとその時点で没収試合として試合打ち切り、相手チームの勝利(原則3 - 0)となる。
  • 交代枠を使い切ってしまった場合も不足選手分の補充ができないため、GKが試合中の負傷や、累積警告を含む退場処分があった場合、フィールドプレーヤーがGKを担当するケースもある。

出場停止[編集]

Jリーグでは、退場処分を受けた場合や、同一の大会で繰り返し警告(イエローカード)を受け、累積警告が規定回数に達した場合、その他ピッチ内外で不適切な行為があった場合、一定試合数または一定期間の出場停止が科される。

退場による出場停止[編集]

  • 1試合2回の警告により退場処分となった場合、当該大会の直近1試合が出場停止となる[1]
  • 一発退場による出場停止試合数は、Jリーグ規律委員会が決定するが、当該大会の少なくとも1試合は出場停止となる[1]
  • 同一の大会において、1試合2回の警告による退場処分が2回目以降の場合、または一発退場が2回目以降の場合は、出場停止試合数が原則2倍となる[1]
  • 2014年3月までは、退場処分による出場停止はその処分を受けた試合の次の公式戦にて適用されていたため、退場処分を受けた大会とは異なる大会に出場できなくなるケースがあった。しかし、同年4月からは改正され、退場による出場停止は原則として同一の大会における次の試合にて適用されることとなった[2]
    • ただし、出場停止処分が同一の大会で消化しきれなかった場合、未消化分は直近の同レベルの大会で消化される。また、重大な違反があった場合にも、異なる大会で出場停止が科されることがある[1]
  • 退場処分を受けた選手が出場停止を消化しきらないまま移籍した場合、残りの出場停止は移籍先で消化される[1]

累積警告による出場停止[編集]

当該大会の直近1試合が出場停止となる。ただし、同一の大会において、累積警告による出場停止が2回目以降の場合は、当該大会の直近2試合が出場停止となる[1]

  • Jリーグでは、出場停止となる累積警告の回数は、大会ごとの各チームの試合数によって異なり、9試合以下の場合は2回、10試合以上19試合以下の場合は3回、20試合以上の場合は4回で、直近の試合が出場停止となる[1]
    • したがってJ1、J2、J3の各リーグでは4回、ナビスコ杯では2回にそれぞれ達した場合、それぞれの大会の直近の1試合が出場停止となる。
      • J1は2004年度まで2ステージ制を採用していたため、累積警告3回で出場停止となっていた。2005年度から2014年度までは1シーズン制を採用していたため、累積警告4回で出場停止となっていた。2015年度からは再び2ステージ制が採用されたため、累積警告3回で出場停止となっていた[3]
      • なお、2ステージ制において、前述の通り1stステージと2ndステージはそれぞれ別大会扱いとしているため、1stステージの累積警告は2ndステージに持ち越さない[3]。また、1stステージ最終節で累積3回目の警告を受けても、その後に退場処分を受けない限りは、2ndステージ第1節は出場が可能である[※ 1]
  • 2015年より、ナビスコ杯の準々決勝第2戦が終了した時点で累積警告が1枚だった場合、ナビスコ杯準決勝に持ち越さず、累積0枚にリセットしてカウントしなおすこととなった。また、Jリーグチャンピオンシップにおいて、準決勝が終了した時点で累積警告が1枚だった場合、その警告は決勝に持ち越さないこととなった。当然ながら累積警告が2枚だった場合は取り消されず、直近の試合が出場停止となる[4]
  • 1試合2回の警告により退場処分となった場合、その試合で受けたイエローカードは累積警告に加算しない[※ 2]。ただし、イエローカードが出された選手が同じ試合で、その後に一発レッドカードで退場処分となった場合、1枚目のイエローカードは累積警告に加算される。
  • 累積警告による出場停止条件と一発退場による出場停止条件が同一試合で満たされた場合、双方の処分は同時に課され、退場による出場停止が先に消化される。ただし、当該大会で消化しきれない場合は、Jリーグ規律委員会で審議・決定される[1]
  • 累積警告による出場停止処分を受けた選手が、出場停止を消化しきらないまま他チームに移籍した場合[1]は以下の通り。
    • 移籍先が同一リーグのクラブである場合、残りの出場停止は移籍先で消化される。
    • 移籍先が異なるリーグのクラブである場合、移籍先では出場停止が適用されない。ただし、処分を受けたリーグに所属するクラブに再移籍した場合、残りの出場停止は当該クラブで消化される。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 2016年のJ1において、ベガルタ仙台三田啓貴は累積警告2枚で迎えた1stステージ最終節で警告を受け、1stステージ終了時点で累積警告が3枚となったが、2ndステージ第1節は出場できた。
  2. ^ 2011年のJ1において、ヴァンフォーレ甲府ハーフナー・マイクは、累積警告7枚で迎えた第32節で警告を受けた。この段階では8枚目であり、累積警告による出場停止2回目となって2試合の出場停止、すなわち第33節と第34節(最終節)が出場停止となり、リーグ残り試合に出場できない条件となったが、同じ試合でさらにイエローカードを受けて退場して最初の警告は加算されなくなったことで累積7枚となり、退場による出場停止1試合のみが科されたため、リーグ最終戦に出場できた。

出典[編集]

関連項目[編集]