J.D.マルティネス

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J.D.マルティネス
J. D. Martinez
ボストン・レッドソックス #28
J. D. Martinez Boston Red Sox August 2018 (crop).png
ボストン・レッドソックス時代
(2018年8月10日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州マイアミ
生年月日 (1987-08-21) 1987年8月21日(33歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 右翼手左翼手
プロ入り 2009年 MLBドラフト20巡目
初出場 2011年7月30日 ミルウォーキー・ブルワーズ
年俸 $19,350,000(2021年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

フリオ・ダニエル・マルティネスJulio Daniel Martinez , 1987年8月21日 - )は、 アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。MLBボストン・レッドソックス所属。愛称はフラッコ[2]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

マイアミで生まれ育ち、フロリダ・マーリンズのファンであった[3]

プロ入りとアストロズ時代[編集]

ヒューストン・アストロズ時代
(2013年9月29日)

2009年MLBドラフト20巡目(全体611位)でヒューストン・アストロズから指名され、プロ入り。

2011年フィラデルフィア・フィリーズへ放出されたハンター・ペンスの穴埋めとして、7月30日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビューし、ノバ・サウスイースタン大学英語版の出身者として初のメジャーリーガーとなった。53試合に出場し、打率.274、6本塁打、35打点出塁率.319を記録した。守備面では左翼手で51試合に出場し、UZR+7.4、DRS+2を記録し[4]右翼手でも1試合出場した。

2012年4月13日のマーリンズ戦では、マーリンズ・パークの開場第1号本塁打を放った[3]。113試合に出場し、打率.241、11本塁打、55打点、出塁率.311を記録した。守備面では左翼手としてUZR+0.5、DRS-2を記録した[5]

2013年は前年から下回る86試合の出場にとどまるも、打率.250、7本塁打、36打点、出塁率.272を記録した。守備面では左翼手でUZR-2.4、DRS-5[6]、右翼手ではUZR-1.4、DRS-5と攻守で数字を落とした[7]

2014年は開幕前の3月22日に自由契約となった。

タイガース時代[編集]

デトロイト・タイガース時代
(2016年8月24日)

2014年3月24日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだ[8]。開幕をAAA級トレド・マッドヘンズで迎えたが、4月21日にメジャー契約を結んだ[9]。6月23日には自身初のプレイヤー・オブ・ザ・ウィーク英語版に選出された。123試合に出場し、打率.315、23本塁打、76打点、出塁率.358を記録し、飛躍のシーズンとなった。また、規定打席には到達しなかったものの、打率・長打率の両部門ではチームメイトのミゲル・カブレラを上回り、チームの地区4連覇の原動力となった。守備面では左翼手でUZR-5.0、DRS±0[10]、右翼手ではUZR+1.9、DRS+1を記録した[11]

2015年は右翼手へコンバートされ、前半戦で打率.289、25本塁打、59打点を記録し、自身初となるオールスターゲームに初選出された[12]。6月21日のニューヨーク・ヤンキース戦で1回表に田中将大から2点本塁打、5回表には再び田中からソロ本塁打を、更に6回表にはダニー・ブラワから3点本塁打を放ち、1試合3本塁打を記録した[13]。自身初となる規定打席に到達、そして自己最多となる158試合に出場し、打率.282、アメリカンリーグ8位となる38本塁打、同7位となる102打点、出塁率.344を記録し、自身初となるシルバースラッガー賞を受賞した。一方で、リーグ2位となる178三振を喫した。しかし、守備面では右翼手として共にリーグトップとなるUZR+9.9、DRS+8を記録し、攻守で好成績を残した[14]

2016年2月8日に2年総額1850万ドルで契約を延長したことが発表された[15]。6月16日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦で守備の際にフェンス際でのキャッチで右肘を負傷し、前半戦は治療に専念することとなった[16]。8月3日のシカゴ・ホワイトソックス戦で復帰し、後半戦では打率.332、出塁率.392を記録した[17]。怪我の影響もあり前年からは減少するも、120試合の出場でリーグ8位となる打率.307、22本塁打、68打点、同7位となる出塁率.373を記録した。しかし、前述の怪我の影響か、守備面では前年から大きく指標を落とし、右翼手でUZR-13.2、DRS-22は共にリーグワーストであった[18]

2017年スプリングトレーニング中に負傷し、開幕を故障者リスト入りのまま迎えた。5月12日のロサンゼルス・エンゼルス戦でこのシーズン初出場すると、同月21日には打率.389、4本塁打、9打点でプレイヤー・オブ・ザ・ウィークに選出され[19]、7月16日には打率.455、2本塁打、7打点でこのシーズン2度目となるプレイヤー・オブ・ザ・ウィークに選出された[20]。タイガースでは57試合に出場して打率.305、16本塁打、39打点、出塁率.388を記録した。守備面では右翼手としてUZR-5.6、DRS-7を記録した[21]

ダイヤモンドバックス時代[編集]

アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代
(2017年7月27日)

2017年7月18日にマイナーリーグ所属のセルジオ・アルカンタラダウェル・ルーゴ英語版、ホセ・キング[22]の3選手とのトレードで、アリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した[23]。9月4日のロサンゼルス・ドジャース戦で球団史上初、MLB史上18人目となる1試合4本塁打英語版を放った[24]。6月6日にシンシナティ・レッズスクーター・ジェネットが達成しており、同一シーズンで2度の達成は2002年以来、15年ぶりの記録となった。これらの活躍もあり、同月10日には打率.429、8本塁打、11打点でナショナルリーグのプレイヤー・オブ・ザ・ウィークを獲得した[25]。次週も打率.435、3本塁打、6打点で選出され、プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク創設以来初の同一シーズン4度選出された選手になった[26]。9月は打率.404、16本塁打、36打点、出塁率.493、長打率では.970を記録し[27]プレイヤー・オブ・ザ・マンスにも選ばれ、本塁打と打点はダイアモンドバックスの球団月間記録を更新した[28]。移籍後は62試合に出場し、打率.302、29本塁打、65打点、出塁率.366を記録した。シーズンでは両リーグを渡り歩き、119試合の出場で打率.303、自己最多となる45本塁打、104打点、出塁率.376を記録し、自身初となる3割30本100打点を達成した。また、長打率では両リーグを通して.690だったものの、アメリカンリーグでは長打率.630を記録し、リーグトップであったマイク・トラウトの長打率.629を上回った。また、ナショナルリーグでは長打率.741を記録し、ジャンカルロ・スタントンの長打率.631を大きく上回る成績を残した。守備面では右翼手でUZR-2.6、DRS-1を記録した[29]。オフの11月2日にFAとなった[30]

レッドソックス時代[編集]

2018年2月19日にボストン・レッドソックスと5年総額1億1000万ドルで契約したことが発表された[31]。オプションとして2019年シーズン終了後に契約を破棄できるオプトアウトと、バイアウトの際には250万ドルが支払われた[32]。開幕から主に指名打者としてクリーンナップに座り、オールスターゲームにファン投票指名打者部門で選出され、3年ぶり2度目の出場を果たした。8月には月間打率.373、7本塁打、25打点を記録し、自身2度目となるプレイヤー・オブ・ザ・マンスを受賞した[33]。9月13日の時点でリーグ2位の打率.330、41本塁打、115打点は共にリーグトップで三冠王の可能性が大きく残されていたが[34]、チームメイトのムッキー・ベッツが9月の月間打率.377を記録[35]オークランド・アスレチックスクリス・デービスが9月に月間本塁打9本を記録し[36]、カブレラ以来となる三冠王とはならなかった[37]。しかし、最終的には150試合に出場し、リーグ2位となる打率.330、43本塁打を記録し、同3位となる出塁率.402、打点ではリーグトップとなる130打点を挙げ、自身初のタイトルとなる打点王を獲得した。2年連続で3割30本100打点を達成し、チームの地区3連覇に大きく貢献、MVP投票では4位に入り[38]、3年ぶり2度目となるシルバースラッガー賞と自身初となるハンク・アーロン賞を受賞した。また、シルバースラッガー賞では外野手部門指名打者部門の同時受賞となり、MLB史上初の快挙となった[39]ポストシーズンでは打率.300、2本塁打、14打点を記録し[40]、5年ぶり9度目のワールドシリーズ制覇に貢献した。守備面では左翼手として32試合に出場し、UZR-3.0、DRS-2を[41]、右翼手では25試合に出場し、UZR+0.9、DRS-2を記録した[42]

2019年5月7日のボルチモア・オリオールズ戦でデビット・ヘスから2点本塁打を放ち、通算200本塁打を達成した[43]。7月には2年連続3度目となるオールスターゲームに選出された。このシーズンは146試合に出場し、リーグ8位となる打率.304、同7位の36本塁打、同8位の105打点、同8位の出塁率.383を記録し、3年連続で打率3割30本100打点を達成した。守備面では左翼手として15試合に出場しUZR-1.4、DRS-1を記録し[44]、右翼手では24試合の出場でUZR-3.4、DRS-6を記録した[45]。11月4日にオプトアウトを行使せず、レッドソックスに残留することが発表された[46]。また、2020年、21年シーズン終了後に契約を破棄できるオプトアウトはオプションとしてマルティネスが所持している[47]

2020年は試合数の減少もあり、全60試合中54試合に出場し、打率.213、7本塁打、27打点、出塁率.291と自己ワーストの成績でシーズンを終えた。また、3年連続で記録していた3割30本100打点がこのシーズンで途切れた。守備面では3試合に左翼手として出場しUZR-1.4、DRS+1を記録し[48]、右翼手では3試合の出場でUZR-1.7、DRS-3を記録した[49]。11月1日には再びオプトアウトを行使せず、残留することが発表された[50]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2011 HOU 53 226 208 29 57 13 0 6 88 35 0 1 0 3 13 1 2 48 4 .274 .319 .423 .742
2012 113 439 395 34 95 14 3 11 148 55 0 2 0 2 40 0 1 96 18 .241 .311 .375 .685
2013 86 310 296 24 74 17 0 7 112 36 2 0 0 3 10 0 0 82 8 .250 .272 .378 .650
2014 DET 123 480 441 57 139 30 3 23 244 76 6 3 0 6 30 5 3 126 8 .315 .358 .553 .912
2015 158 657 596 93 168 33 2 38 319 102 3 2 0 3 53 7 5 178 11 .282 .344 .535 .879
2016 120 517 460 69 141 35 2 22 246 68 1 2 0 5 49 2 3 128 13 .307 .373 .535 .908
2017 57 232 200 38 61 13 2 16 126 39 2 0 0 3 29 5 0 54 10 .305 .388 .630 1.018
ARI 62 257 232 47 70 13 1 29 172 65 2 0 0 1 24 3 0 74 13 .302 .366 .741 1.107
'17計 119 489 432 85 131 26 3 45 298 104 4 0 0 4 53 8 0 128 23 .303 .376 .690 1.066
2018 BOS 150 649 569 111 188 37 2 43 358 130 6 1 0 7 69 11 4 146 19 .330 .402 .629 1.031
2019 146 657 575 98 175 33 2 36 320 105 2 0 0 5 72 9 4 138 19 .304 .383 .557 .939
2020 54 237 211 22 45 16 0 7 82 27 1 0 0 2 22 3 2 59 6 .213 .291 .389 .680
MLB:10年 1122 4661 4183 622 1213 254 17 238 2215 738 25 11 0 40 411 46 24 1129 129 .290 .354 .530 .883
  • 2020年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



左翼(LF) 右翼(RF)
























2011 HOU 51 92 5 1 2 .990 1 1 0 0 0 1.000
2012 100 131 9 2 0 .986 -
2013 50 65 3 1 1 .986 25 33 1 1 0 .971
2014 DET 83 149 1 4 0 .974 34 49 0 0 0 1.000
2015 - 148 265 15 2 3 .993
2016 - 118 201 3 6 0 .971
2017 - 53 98 2 2 2 .980
ARI - 60 99 1 2 0 .980
'17計 - 113 197 3 4 2 .980
2018 BOS 32 51 1 0 0 1.000 25 65 2 0 1 1.000
2019 15 22 2 1 0 .960 24 45 2 2 2 .959
2020 3 6 0 0 0 1.000 4 3 0 0 0 1.000
MLB 334 516 21 9 3 .984 492 859 26 15 8 .983
  • 2020年度シーズン終了時

タイトル[編集]

表彰[編集]

記録[編集]

背番号[編集]

  • 14(2011年 - 2013年)
  • 28(2014年 - )

脚注[編集]

  1. ^ J.D. Martinez Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2020年11月3日閲覧。
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  4. ^ National League Leaderboards » 2011 » Left Fielders » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年11月1日閲覧。
  5. ^ National League Leaderboards » 2012 » Left Fielders » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年11月1日閲覧。
  6. ^ American League Leaderboards » 2013 » Left Fielders » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年11月1日閲覧。
  7. ^ American League Leaderboards » 2013 » Right Fielders » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年11月1日閲覧。
  8. ^ Jason Beck (2014年3月24日). “Tigers sign Martinez to Minors deal, add outfield depth”. MLB.com. 2014年4月22日閲覧。
  9. ^ Jason Beck (2014年4月21日). “Putkonen to DL as Tigers call up J.D. Martinez”. MLB.com. 2014年4月22日閲覧。
  10. ^ American League Leaderboards » 2014 » Left Fielders » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年11月1日閲覧。
  11. ^ American League Leaderboards » 2014 » Right Fielders » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年11月1日閲覧。
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  15. ^ Rogacki, Rob (2016年2月8日). “J.D. Martinez agrees to 2-year extension” (英語). Bless You Boys. 2020年11月1日閲覧。
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関連項目[編集]