JR北海道マヤ35形客車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動
Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:塗装完成後のマヤ35形の画像提供をお願いします。2021年7月
JR北海道マヤ35形客車
JRHokkaido seriesmaya35 TestRan photo1.jpg
本格導入前の(検測機器試験中)マヤ35形
基本情報
運用者 北海道旅客鉄道
製造所 日立製作所
製造年 2017年
主要諸元
軌間 1,067 mm
最高速度 110 km/h
車両定員 10名
自重 42.8 t
全長 21,300 mm
全幅 2,900 mm
全高 3,277 mm
車体 アルミニウム合金
台車 軸梁式ボルスタレス台車
N-TR35
制動装置 自動空気ブレーキ
テンプレートを表示

マヤ35形客車(マヤ35がたきゃくしゃ)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)の軌道検測用の事業用客車である。

概要[編集]

従来使用してきた高速軌道検測車のマヤ34形(マヤ34 2008)が製造から39年を経過し老朽化が進み、メンテナンスが困難になりつつあった[1]ことから、これを置き換える目的で2017年4月12日に導入が発表された[2]在来線用軌道検測車である。製造費は約14億円で、国からの支援を活用した「安全投資の案件」として製造された。製造は日立製作所が担当した。2018年4月5日に報道陣に公開され[3]、同年4月10日から検測を開始した[4]

マヤ34形同様に国鉄客車の付番規則をおおむね踏襲し、マヤ34形の次の形式であることから、マヤ35形(マヤ35-1)としている。事業用客車であるが、機関車による牽引のみならず、キハ40系気動車を前後に連結した、気動車によるプッシュプル運転にも対応する(最高速度は110km/hだが、キハ40系による牽引の場合は最高速度95km/h)[2]

車体[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)の事業用車両であるE491系電車 (East i-E)をベースとしたアルミニウム合金製のダブルスキン構造[1]、車高が一般の車両に比べて低くなっている。台車に取り付けたセンサーにより、レール幅や高低、摩耗やゆがみを計測するが、北海道向けならではの機構として、軌道測定方法を変更し、線路に雪が積もっていても測定できるようになった。建築限界(構造物との離れ)の測定も光波で自動測定が行えるようになっているという。

外装は北海道新幹線用のH5系と同じ緑をベースにした塗装を採用し、紅葉をイメージしたオレンジと雪原をイメージしたのアクセントが入る。

出典[編集]

  1. ^ a b JR北海道 軌道検測車マヤ35形 (PDF)”. 一般社団法人 日本鉄道車輌工業会 (2018年10月16日). 2020年11月24日閲覧。
  2. ^ a b “在来線用軌道検測車の老朽取り替えについて” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2017年4月12日), https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170412-1.pdf 2020年11月24日閲覧。 
  3. ^ マヤ35-1が公開される”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース (2018年4月6日). 2020年11月24日閲覧。
  4. ^ マヤ35-1による検測開始”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース (2018年4月15日). 2020年11月26日閲覧。

参考文献[編集]

  • 池田 篤 (2018-08-01). “JR北海道 マヤ35形軌道検測車”. 鉄道ファン (交友社) 58 (8(通巻688)): pp.74-77.