この記事は半保護されています。(半保護の方針による半保護)

JTマーヴェラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動

JTマーヴェラス
原語表記 JTマーヴェラス
ホームタウン 大阪府大阪市
クラブカラー 緑、黒
創設年 1956年
所属リーグ V.LEAGUE DIVISION1
チーム所在地 大阪府大阪市
体育館所在地 兵庫県西宮市
代表者 則包雅巳
監督 吉原知子
ホームページ 公式サイト
 表示 

JTマーヴェラス(ジェイティー マーヴェラス)は、大阪府大阪市を本拠地とする日本たばこ産業の女子バレーボールチームである。2020-21シーズンはV.LEAGUE DIVISION1(V1リーグ)に所属。

概要

日本専売公社広島地方専売局で男子バレーボールチーム(現・JTサンダーズ広島)が活動を始めて二十数年経ったころの1956年、茨木工場創業時にそこで9人制女子バレーボール同好会(専売茨木)が設立されたのが始まりであり、1965年に6人制に移行[1]。1985年に男子チームと共に日本たばこ産業に承継された。1996年に初のV・プレミアリーグ昇格を果たす。

チーム名の『マーヴェラス』とは、「素晴らしい」「奇跡的な」などの意味で、Vリーグ昇格時に「Vリーグに驚くべき奇跡を!」と社員応募により決定したマスコットネームである[2]

練習場は兵庫県西宮市にあるJTバレーボール部体育館[2][3]。ホームゲームは大阪府兵庫県の体育館で開催されている。

歴史

1956年、日本専売公社茨木工場創業時に同好会として9人制のチームが誕生した(チーム名は専売茨木)。1965年、6人制に移行。

1969年に実業団リーグ(現・Vチャレンジリーグ)が発足し、リーグ入りを推薦される[1]。1969/70シーズン、第1回実業団リーグに出場し、6チーム中最下位で入替戦にも敗れリーグ陥落。1977年にチーム名を「専売茨木」から「専売大阪」に変更する。1980年、全日本6人制実業団優勝大会で優勝し11年ぶりに全国実業団リーグに復帰する[1]。1980/81シーズン、復帰戦の第12回実業団リーグも最下位に終わり地域リーグへ降格。1985年、日本たばこ産業設立承継に伴いチームも承継され、チーム名も「専売大阪」から「日本たばこ」に変更した。また、1988年の日本たばこ産業コミュニケーション・ネーム「JT」導入に伴い、1989年にチーム名も「日本たばこ」から「JT」に変更した。1991年、実業団選抜男女地域リーグプレーオフ大会で優勝し、12年ぶりの実業団リーグ再復帰を果たした[1]

1991/92シーズン、第23回実業団リーグで8チーム中3位に入った。それから第24回以降も4強に入る。そして、1995/96シーズンの第27回実業団リーグで12勝2敗という成績で準優勝を果たし、Vリーグ入替戦で小田急ジュノーに2連勝し、Vリーグ(現・Vプレミアリーグ)へ昇格した。それに伴いチーム名にマスコットネームをつけることとなり、社員応募によりチーム名が今の「JTマーヴェラス」となった[4]。また、兵庫県西宮市に新しい体育館と合宿所が竣工した[1]

1996/97シーズン、初のVリーグとなった第3回Vリーグで最下位の8位となり実業団リーグに降格。1998/99シーズンはV1リーグ(実業団リーグより名称変更)で14戦全勝で優勝し、Vリーグ入替戦で1勝1敗で3年ぶりにVリーグに復帰する。1999/2000シーズン第6回Vリーグで全10チーム中7位と健闘する。第7回リーグも8位でVリーグ残留。しかし、第8回リーグでは最下位となり、入替戦でも日立佐和に連敗してV1リーグ降格となる。2002/03シーズンの第5回V1リーグで13勝1敗で優勝し、1年でVリーグに復帰した。同シーズンの第52回黒鷲旗大会で、チーム初の準優勝を果たし、来季Vリーグに向けて頭角を現す。2003/04シーズン、復帰戦の第10回Vリーグでは7位となるが、第53回黒鷲旗大会で2年連続2度目の準優勝を果たした。そして、第11回Vリーグでは、竹下佳江熊前知加子宝来真紀子菅山かおるらを擁して4位となり、初めての4強入りを果たした。

2005年に元全日本男子監督の寺廻太が監督に就任。寺廻にとっては初めての女子チーム監督となる。2005/06シーズンの第12回Vリーグは7位にとどまる。しかし、2006/07シーズンは、V・プレミアリーグ(Vリーグから名称変更)で初の準優勝。第56回黒鷲旗大会でも3度目の準優勝を果たした。ところが、2007/08シーズンは、V・プレミアリーグでは8位に低迷。第57回黒鷲旗大会では2年連続4度目の準優勝。2008/09V・プレミアリーグでは9位となりV・チャレンジマッチ(入替戦)出場となる。V・チャレンジマッチでは連勝しプレミア残留を果たす。2009年5月に寺廻監督退任[5]

2009年、5月に廃部した武富士バンブーの監督だった石原昭久が監督に就任。韓国のエースキム・ヨンギョンを補強。V・プレミアリーグ女子初の開幕24連勝を果たしレギュラーラウンドを首位で通過。セミファイナルラウンドも3戦全勝の首位で決勝進出を果たす。しかし、最後の優勝決定戦では東レアローズに敗れ準優勝となる。第59回黒鷲旗大会も決勝で東レに敗れ初優勝を逃す(5度目の準優勝)。2010/11シーズン東日本大震災の影響により、V・プレミアリーグが打ち切りとなり、暫定で1位だったためそのまま初優勝となった。第60回黒鷲旗大会でも初優勝を果たし、二冠を達成した。エースとして活躍したキム・ヨンギョンがトルコフェネルバフチェに移籍。新外国人選手が入団するもの、2011/12V・プレミアリーグでは5位に留まる。第61回黒鷲旗大会では連覇を果たした。2012/13V・プレミアリーグでは序盤につまずき、中盤から少しずつ挽回するも6位で終える。2013年5月に石原監督退任、後任は尾崎侯コーチが昇格[6]

2014年4月、プレミアリーグで7位となり、Vチャレンジマッチ(入替戦)に出場。上尾メディックス(現・埼玉上尾)に連敗し[7]、同年5月の理事会をもってチャレンジリーグ降格が決定した[8]

2014/15年シーズンはチャレンジリーグ1位で入れ替え戦に出場したもののプレミアリーグ8位のトヨタ車体クインシーズに敗れ、プレミアリーグ昇格はならなかった。2015年5月、マーヴェラスは闘将吉原知子を監督に招聘し[9]、V・チャレンジリーグIに優勝すると、V・チャレンジマッチにも2連勝して[10]、再びプレミアリーグへの昇格資格を得た。2016年3月16日に開催されたVリーグ機構理事会において、2016/17シーズンからV・プレミアリーグへの再昇格が正式決定した[11]。復帰後の2016/17シーズンではVファイナル6に進出する健闘を見せ、4位に食い込んだ[12]

2018年、これまでのVリーグに変わり新生V.LEAGUEが誕生し、1部のDivision1に所属[13]。初年度の2018-19シーズンは3位に入った[14]

2019-20シーズン、レギュラーラウンドはスターカンファレンス所属となり、首位で通過し[15]、ファイナル8も首位で通過[16]。準決勝で埼玉上尾に勝ち、2020年1月26日、決勝で岡山シーガルズにフルセットで勝ち、9シーズンぶりの優勝を果たした[17][18]。9年前はシーズン途中の打ち切りによる暫定成績での優勝のため、シーズンを最後まで戦っての優勝はチーム初である。

成績

主な成績

プレミアリーグ日本リーグ/Vリーグ
優勝2回(2010年度)、(2019年度)
準優勝2回(2006年度、2009年度)
チャレンジリーグ・チャレンジリーグI(実業団リーグ/V1リーグ)
黒鷲旗全日本選抜大会
優勝5回(2011年2012年2015年2016年2018年
準優勝5回(2003年2004年2007年2008年2010年

年度別成績

所属 年度 最終
順位
参加
チーム数
試合 勝率
実業団リーグ 第1回 (1969/70) 6位 6チーム 10 1 9 0.100
第12回 (1980/81) 6位 6チーム 10 1 9 0.100
第23回 (1991/92) 3位 8チーム 14 10 4 0.714
第24回 (1992/93) 4位 8チーム 14 8 6 0.571
第25回 (1993/94) 4位 8チーム 14 6 8 0.429

Vリーグ / 実業団リーグ・V1リーグ

所属 年度 最終
順位
参加
チーム数
試合 勝率
実業団リーグ 第26回 (1994/95) 4位 8チーム 14 7 7 0.500
第27回 (1995/96) 準優勝 8チーム 14 12 2 0.857
Vリーグ 第3回 (1996/97) 8位 8チーム 21 1 20 0.048
実業団リーグ 第29回 (1997/98) 4位 8チーム 14 8 6 0.571
V1リーグ 第1回 (1998/99) 優勝 8チーム 14 14 0 1.000
Vリーグ 第6回 (1999/2000) 7位 10チーム 18 6 12 0.333
第7回 (2000/01) 8位 10チーム 18 6 12 0.333
第8回 (2001/02) 9位 9チーム 16 2 14 0.125
V1リーグ 第5回 (2002/03) 優勝 8チーム 14 13 1 0.929
Vリーグ 第10回 (2003/04) 7位 10チーム 18 6 12 0.333
第11回 (2004/05) 4位 10チーム 27 15 12 0.556
第12回 (2005/06) 7位 10チーム 27 12 15 0.444

V・プレミアリーグ / V・チャレンジリーグ

所属 年度 最終
順位
参加
チーム数
レギュラーラウンド ポストシーズン
順位 試合 試合
プレミア 2006/07 準優勝 10チーム 2位 27 20 7 4 2 2
2007/08 8位 10チーム 8位 27 12 15 -
2008/09 9位 10チーム 9位 27 10 17 -
2009/10 準優勝 8チーム 1位 28 26 2 4 3 1
2010/11 優勝 8チーム 1位 26 20 6 中止
2011/12 5位 8チーム 5位 21 11 10 -
2012/13 6位 8チーム 6位 28 9 19 -
2013/14 7位 8チーム 7位 28 12 16 -
チャレンジ 2014/15 優勝 10チーム 1位 18 17 1 -
チャレンジⅠ 2015/16 優勝 8チーム 1位 21 21 0 -
プレミア 2016/17 4位 8チーム 4位 21 13 8 5 2 3
2017/18 準優勝 8チーム 2位 21 13 8 7 5 2

V.LEAGUE

所属 年度 最終
順位
参加
チーム数
レギュラーラウンド ポストシーズン
カンファレンス 順位 チーム数 試合 試合
DIVISION1 2018-19 3位 11チーム ウエスタン 2位 5チーム 20 14 6 9 4 5
2019-20 優勝 12チーム スター 1位 6チーム 21 17 4 5 4 1
2020-21 12チーム (1リーグ制) 12チーム

選手・スタッフ(2020-21)

選手

背番号 名前 シャツネーム 国籍 P 備考
1 芥川愛加 AKUTAGAWA 日本の旗 日本 MB
2 林琴奈 HAYASHI 日本の旗 日本 OH
3 小川杏奈 OGAWA 日本の旗 日本 MB
4 橘井友香 KITSUI 日本の旗 日本 OH
5 柴田真果 SHIBATA 日本の旗 日本 S
6 田中瑞稀 M.TANAKA 日本の旗 日本 OH
8 籾井あき MOMII 日本の旗 日本 S 背番号変更(19→8)[19]
9 榊原菜那 SAKAKIBARA 日本の旗 日本 MB 新入団[20]、背番号変更(20→9)[19]
10 アンドレア・ドルーズ DREWS アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 OP
11 目黒優佳 MEGURO 日本の旗 日本 OH 副主将
12 深萱知代 FUKAGAYA 日本の旗 日本 L
13 西川有喜 NISHIKAWA 日本の旗 日本 OH
14 ヒックマン・ジャスティス JAHSTICE 日本の旗 日本 OH
15 小幡真子 KOBATA 日本の旗 日本 L 主将
16 和田由紀子 WADA 日本の旗 日本 OH 新入団[20]、背番号変更(21→16)[19]
17 神田さくら KANDA 日本の旗 日本 MB
18 橋本梨紗 HASHIMOTO 日本の旗 日本 MB
出典:チーム公式サイト[21] Vリーグ公式サイト[22]
更新:2020年8月7日

スタッフ

役職 名前 国籍 備考
部長 則包雅巳 日本の旗 日本
副部長 徳元幸人 日本の旗 日本
ゼネラルマネージャー 谷口雅美 日本の旗 日本 新任[23]
監督 吉原知子 日本の旗 日本
コーチ 加藤陽一 日本の旗 日本
コーチ 丹山禎昭 日本の旗 日本
コーチ 井上裕介 日本の旗 日本
コーチ 和中謙治 日本の旗 日本
S&Cコーチ 山内亮 日本の旗 日本
アナリスト 宮城果歩 日本の旗 日本
トレーナー 上村宗男 日本の旗 日本
トレーナー 古川美幸 日本の旗 日本
マネージャー 中村雅則 日本の旗 日本 新任
通訳 山中ラーワン 日本の旗 日本
通訳 楳本弥衣 日本の旗 日本
出典:チーム新体制リリース[24] Vリーグ公式サイト[22]
更新:2020年8月7日

在籍していた主な選手

その他

  • 女優江角マキコがかつて所属していたが、故障で直ぐに引退した。
  • ピン芸人の幹てつやが、アシスタントコーチを務めた時期がある。

スポンサー

関連項目

脚注

  1. ^ a b c d e チーム沿革”. Vリーグ機構. 2013年10月23日閲覧。
  2. ^ a b チーム紹介”. JTマーヴェラス. 2014年2月27日閲覧。
  3. ^ チームカレンダー”. JTマーヴェラス. 2013年10月23日閲覧。
  4. ^ チーム概要”. Vリーグ機構. 2014年2月27日閲覧。
  5. ^ 監督、コーチ、スタッフ退任のお知らせ”. JTマーヴェラス (2009年5月). 2013年10月23日閲覧。
  6. ^ 尾﨑侯氏が新監督に就任いたします”. JTマーヴェラス (2013年5月). 2013年10月23日閲覧。
  7. ^ Vリーグ機構. “2013/14V・チャレンジマッチ(入替戦) 試合結果のお知らせ”. 2014年4月6日閲覧。
  8. ^ Vリーグ機構. “デンソーエアリービーズ、上尾メディックス V・プレミアリーグ昇格決定について”. 2014年5月22日閲覧。
  9. ^ JTマーヴェラス. “吉原知子氏が新監督に就任いたします”. 2015年6月1日閲覧。
  10. ^ Vリーグ機構. “試合結果”. 2016年3月6日閲覧。
  11. ^ Vリーグ機構. “JTマーヴェラス、PFUブルーキャッツのV・プレミアリーグ昇格決定のお知らせ”. 2016年3月17日閲覧。
  12. ^ 【レポート】NECとJTが勝利! 日立はファイナル3へ!~V・ファイナルステージ 女子ファイナル6横浜大会(3/5)~”. Vリーグ機構. 2017年3月6日閲覧。
  13. ^ 2018-19 V.LEAGUEの編成について”. Vリーグ機構 (2018年3月24日). 2020年1月28日閲覧。
  14. ^ 2018-19 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・ファイナルステージ グランドファイナル 試合結果のお知らせ”. Vリーグ機構 (2019年4月13日). 2020年1月28日閲覧。
  15. ^ ※1月4日更新【V1女子】スターカンファレンス最終順位”. Vリーグ機構 (2020年1月4日). 2020年1月28日閲覧。
  16. ^ ※1/19時点※ 2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN 最終結果のお知らせ”. Vリーグ機構 (2020年1月19日). 2020年1月28日閲覧。
  17. ^ 【レポート】JTマーヴェラスがフルセットの激闘を制し頂点に輝く!~V・ファイナルステージ ファイナル”. Vリーグ機構 (2020年1月26日). 2020年1月28日閲覧。
  18. ^ 2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・ファイナルステージ ファイナル 試合結果のお知らせ”. Vリーグ機構 (2020年1月26日). 2020年1月28日閲覧。
  19. ^ a b c “JTマーヴェラス 新背番号のお知らせ” (プレスリリース), JTマーヴェラス, (2020年8月4日), https://www.jti.co.jp/sports/marvelous/information/topics/2020/2008_01/index.html 2020年8月7日閲覧。 
  20. ^ a b “JTマーヴェラス 2020年度加入予定選手(内定選手)のお知らせ” (プレスリリース), JTマーヴェラス, (2020年2月12日), https://www.jti.co.jp/sports/marvelous/information/topics/2019/2002_01/index.html 2020年7月18日閲覧。 
  21. ^ 選手・スタッフ”. JTマーヴェラス. 2020年7月18日閲覧。
  22. ^ a b JTマーヴェラス”. Vリーグ機構. 2020年7月18日閲覧。
  23. ^ “谷口雅美ゼネラルマネージャー就任のお知らせ” (プレスリリース), JTマーヴェラス, (2020年8月7日), https://www.jti.co.jp/sports/marvelous/information/topics/2020/2008_02/index.html 2020年8月7日閲覧。 
  24. ^ “2020/21シーズン JTマーヴェラス新体制のお知らせ” (プレスリリース), JTマーヴェラス, (2020年6月23日), https://www.jti.co.jp/sports/marvelous/information/topics/2020/2006_02/index.html 2020年7月18日閲覧。