m-serve

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m-serve (エム・サーブ)は、かつてビクターエンタテインメントアニメ関連作品をリリースする際に用いていたレーベル名称である。

ビクターエンタテインメントのアニメ及びアニメ関連事業は2007年10月1日付でJVCエンタテインメントへ移管され、新レーベル・flying DOGからリリースされる事となった。その後、2009年1月1日にグループ再編で株式会社フライングドッグが設立されており、現在はアニメ関連のCD・DVD等は全て同社からリリースされているが、販売はビクターエンタテインメントが引き続き行っている。また、m-serve時代の作品についてもflying DOGが管理している。

目次

概要

宣伝担当であった阿部浩之により競走馬『マテリアルサーブ』から名付けられた。

この名称はビクターエンタテインメントが制作したアニメや関連作品にクレジットされる事は無く、厳密な意味でのレーベルでは無く、“ ビクターアニメ作品や、アニメの音楽を手がけるアーティストのプロモーションなどを行う事業部が発行していた店頭情報誌の名前であった。また公式ホームページの名称としても使用されている。同じくアニメソフトを手がけるメーカーであるキングレコードの(スターチャイルドレーベル)やジェネオンエンタテインメントの(RONDO ROBEレーベル)とは異なる。

アニメ作品個々の雰囲気に合致したアーティストを専属であるか否かを問わず幅広く起用し、単なるタイアップをあまり行わない点では支持を得ているが、それが故に「雰囲気アニメ」「音楽だけの作品」などと揶揄されることもままあった。

現在では当たり前となったCDドラマとアニメとのメディアミックスをかつてはラジメーションの名で率先して行っていたが、他社同様販売の中心がDVDなどアニメそのものとなったことにより次第に減少して行くこととなる。

傾向

原則として一音楽プロデューサーが一クールにつき一作品を専属で担当し、担当プロデューサーによって起用するアーティストの傾向、メディア展開の方針が方向付けられた。

主にサンライズバンダイビジュアル等のバンダイナムコグループと手を組むことが多い。

いわゆる萌えアニメコンピュータゲーム原作の作品についてはあまり積極的ではなく、また、当時グループ企業であったビクターインタラクティブソフトウェア(現・マーベラスエンターテイメントデジタルコンテンツカンパニー事業部)との関係も希薄でゲームの音楽制作を行うことが少なかった。それ故、昨今の萌え全盛時代においてはアニメ音楽市場全体に占める立場が年々低下し、2006年1月期においては新作担当作品が一作品も無し、さらに2005年以降はDVDの発売元が『バンダイビジュアル』など他社リリースの作品が大半を占めるという事態を生じさせたこともある。

製作委員会への出資はたまにしかなく、音楽制作を請け負っているアニメ作品であっても、製作委員会のメンバーには名を連ねていない作品も多かった。出資作品が少ない点も上記のように市場の中での立場を低下させた一因であると推測される。

自社でテレビアニメ製作に携わる場合にも製作委員会方式をとることは少なく、リスキーな業務運営を行っているせいか自社製作作品は関東ローカルもしくは東名阪のみであることが多い。また、数本製作した後にしばらくアニメ製作を中断させることもあった(m-serve名義での最終作品となった「エル・カザド」は「GUN×SWORD」終了から1年3ヶ月間の中断を経た後の作品である。また「アクエリアンエイジ」と「LAST EXILE」の間にも1年半の空白があった)。一方で、その孤高とも言える路線を支持するファンがいる事もまた事実であった。

作品

音楽発売のみの作品を含む。

  • ★は自社製作、もしくはそれに準じたもの(DVDの発売を行っている作品等)。
  • ☆は製作委員会出資作品
  • ◎は一部音源制作参加作品(一部の主題歌など)

テレビアニメ

2007年10月以降の作品に関してはflying DOGを参照。

OVA

映画

インターネットラジオ

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