MAO (漫画)

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MAO
ジャンル 少年漫画シリアスダーク・ファンタジー
漫画
作者 高橋留美子
出版社 小学館
掲載誌 週刊少年サンデー
レーベル 少年サンデーコミックス
発表号 2019年23号 -
発表期間 2019年5月8日[1] -
巻数 既刊1巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

MAO』(マオ)は、高橋留美子による日本少年漫画小学館週刊少年サンデー』にて、2019年23号[1]から連載中。

概要[編集]

少年と少女が出会うシリアス怪奇浪漫。

境界のRINNE』連載終了から約1年5か月ぶりの作品である。『週刊少年サンデー』での定期連載作品としては高橋にとって5作目であり、また他誌での連載の『めぞん一刻』(『ビッグコミックスピリッツ』)『1ポンドの福音』(『週刊ヤングサンデー』)も合わせれば7作目の定期連載である。不定期連載も含めれば、『週刊少年サンデー』では『人魚シリーズ』も合わせて6作目、他誌の『ダストスパート!!』も合わせると高橋の中では9作目の連載作品となる。

千葉雄大による公式コスプレも披露されている。設定は高橋留美子の『犬夜叉』『人魚シリーズ』に似る部分もあるが、世界観は繋がっていない[1]

あらすじ[編集]

女子中学生の黄葉菜花は8年前(本作連載開始年と同年に、話の設定を合わせている)、家族で陥没事故に巻き込まれ「死んだことがある」。偶然にも呼吸停止の状態で発見され難を逃れたが、両親を亡くした。何事も無く過ごしていた菜花だが、ある日、ユーレイが出ると噂の五行町のシャッター街へ同級生と行ったところ、一人妖怪だらけの街に紛れ込んでしまう。襲われる菜花の元に現れたのは摩緒という名の男と、その付き人・乙弥だった。怪我をした菜花を治療した摩緒は、お前は妖(あやかし)だと指摘する。自分の世界に一人戻った菜花は超人的な力が目覚めていた。再び異世界の門を越えた菜花は、摩緒が陰陽師だと知り、彼と話すうちに幼少期の事故が化け物のせいだと思い出す。そしてこの世界が違う世界ではなく大正12年5月8日ということに気付く。それから、菜花が陥没事故に巻き込まれたその日に起きた、関東大震災が近付いていく。

登場人物[編集]

摩緒(まお)
本作の主人公。陰陽師。長髪で少年~青年の姿をし、左目と背中に大きな傷を持つ。一人称は「私」。占ったり妖怪対峙だけではなく治療もする(人間の場合もある)ので摩緒先生とも呼ばれる。持ち歩く鞄には、薬など様々なものが入っている。乙弥には「摩緒さま」と呼ばれている。性格は落ち着いているように見えるがマイペース気味で、猫鬼以外のことには興味を示さない。過去に「師匠」の宝物殿に入り込んだ猫鬼と対峙し、呪いを受ける。当時は黒髪だったが、猫鬼の呪いを受けてからは白髪も混じるようになる。その時に猫鬼が人の寿命を操る術を会得してしまい摩緒もまた不老不死のような存在になり、現在900年以上生きている。しかし限界が近づいている模様。彼の血は妖が触れば一たまりもない。猫鬼を探し退治することが目的で、妖と戦うこともある。
黄葉 菜花(きば なのか)
中学3年生のショートカットの少女。一人称は「私」。小学1年生の2011年9月1日正午、陥没事故に遭遇し両親を亡くす。菜花は車外で血だらけで見つかった。以降、祖父と魚住の三人で暮らす。活発そうであるが、運動音痴で足が遅い。クラスメイトは「残念な子」と評した。身体が弱いと自己認識している。しかしタイムスリップしてからは身体能力が上がっている。菜花が大正時代に行き帰るとまったく時間が経っていなかったり、逆に時間が感覚より経っていたりする。摩緒の持つ「破軍星の太刀」を菜花が使えたことから、幼少期の事故で描鬼に出逢い呪われていると見られている。事故のショックで当時の記憶が飛んでいたが、他の記憶も曖昧。摩緒同様、妖を溶かす血の毒を持っている。
乙弥(おとや)
摩緒の助手。一人称は「手前」で敬語で話す。帽子を被り幼い少年の姿をしている。常に冷静沈着。手にはのようなものを持っている。正体は式神であり、摩緒が小さな人形に霊力を込めて作ったもの。摩緒と常に行動を共にして助手のようなことをしている。蠱毒の壺を風呂敷に入れて持ち歩いている。
猫鬼(びょうき)
猫の姿をした妖。一人称は「儂」。摩緒の師匠を襲い、宝物殿の秘伝書を喰い、人の寿命を操る術を会得する。現在は首から上だけの姿になっている。猫鬼の呪いにより摩緒も生き延びているため、倒したときには摩緒の命も絶たれると見られている。
白羽(しらは)
菜花のクラスメイトの少年。黒縁眼鏡をかけている。調べ物が得意で、菜花に五行町の陥没事故について尋ねられ協力する。菜花のことが好きな様子。
おじいちゃん
菜花の祖父。現在菜花と共に暮らしている。菜花の数々の不審な行動にも知りつくしているような素振りを見せる。
魚住(うおずみ)
菜花と共に住む家政婦。魚のような見た目をしている。特製スムージーを菜花に飲ませているが、菜花は毎回様々なボキャブラリーで涙を流しながら「死ぬほどとんでもなく不味い」と評している。
貂子(てんこ)
摩緒が行きつけの喫茶・「ミルクホール」の女給。街の怪奇事件などの情報を仕入れ、摩緒に提供している。
小夜子(さよこ)
子爵の屋敷で働いていた。屋敷壊滅後は喫茶・「ミルクホール」で貂子と働く。
摩緒に恋するも、「(摩緒先生は女性の)好みが厳しいから好きになってはダメ」と貂子に釘を刺される。
蜘蛛女(くもおんな)
その名の通り、蜘蛛の妖怪。子爵を操っていた本人。若い美男子の首ばかりを狙っていた。最後は妖怪化した菜花に倒された。
子爵(ししゃく)
館の元主人。顔を包帯で隠していた。すでに体は死んでいて、蜘蛛女に操られていた。
鐘子(しょうこ)
新興宗教「鐘臨教」の教祖。病気と同じ「寿命を操る」事が出来ると言われていた。
宗玄(そうげん)
鐘子の父親。[注 1]依子の父親を殺した本人。
依子(よりこ)
宗玄に父親を殺された娘。
ノミの妖(ノミのあやかし)
猫鬼の結界の守人。シスターのような格好をしている。

書誌情報[編集]

漫画[編集]

 発売日 ISBN
1. 2019年9月18日 ISBN 978-4-09-129310-7
2. 2019年11月18日 ISBN 978-4-09-129446-3

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 第11話呪い返しより。

出典[編集]

  1. ^ a b c 高橋留美子氏の新連載『MAO』、サンデーで開始”. オリコン (2019年5月8日). 2019年10月10日閲覧。
  • MAO - WEBサンデー公式サイト