NHKニュース9
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NHKニュース9 | |
---|---|
ジャンル | 報道番組 |
出演者 |
石澤典夫 藤澤秀敏 川端義明 道傳愛子 畠山智之 ほか |
製作 | |
制作 | 日本放送協会(NHK) |
放送 | |
音声形式 | 2か国語放送 (放送開始 - 2000年3月) |
放送国・地域 | ![]() |
放送開始から2000年3月24日まで | |
放送期間 | 1993年4月5日 - 2000年3月24日 |
放送時間 | 平日 21:00 - 21:30 |
放送分 | 30分 |
2000年3月27日から放送終了まで | |
放送期間 | 2000年3月27日 - 2006年3月31日 |
放送時間 | 平日 21:00 - 21:15 |
放送分 | 15分 |
特記事項: 放送開始から1996年3月まで21:20 - 21:30はローカルニュースを放送していた。 |
『NHK ニュース9』(エヌエイチケイ ニュース・ナイン)は、1993年4月5日から2006年3月31日までNHK総合テレビとモバイル放送のモバイル.n、海外向けのNHKワールドTV、NHKワールド・プレミアムで放送された日本時間 (JST) の平日(後に月曜日〜金曜日)21時台の総合報道番組である。
歴史[編集]
1993年4月5日に『NHKニュース21』を衣替えして放送開始。「ニュースセンター9時」から続いていた基幹ニュース番組のポジションを19時台の『NHKニュース7』に移し、『ニュース21』まで1時間だった放送時間を30分に縮小した。前半は全国のニュース、21:20からローカルニュースを放送[1]。
『NHKニュース21』で放送されていた特集は21:30から放送の『クローズアップ現代』に移して、『ニュース9』はその日一日のニュースに特化した内容となった[2]。なお、祝日は放送休止、代わりに20:45 - 21:00にニュースを放送(後半5分はローカルニュース)。21時台は『NHKスペシャル』などの特集番組を放送した。
1996年には『NHKニュース7』が40分に短縮[3]、「ニュース9」は逆に拡充され、ローカルニュースが別番組扱い[3]になり、30分全て全国放送になった[4]。これに伴い、『ニュース7』から移籍する形でニュース特集を開始。特派員経験豊富な藤澤がキャスターだった事もあり国際情勢を積極的に取り上げる他、スポーツニュースも追加。気象情報についてはこの時から気象キャスターの出演は無くなった。21:28に天気予報、21:29丁度からトピックスを伝えて終了する。また、同年9月27日の放送は、同日に衆議院が解散された事により『NHKニュース7』が21時まで拡大放送を行い、その後にローカルニュースを放送した事から、15分繰り下がる21時15分開始となった[5]。
2000年3月27日に、22時台に『NHKニュース10』がスタートしたことに伴い、NHK総合テレビの平日19時から24時までの番組編成が大幅に見直されたため、21:15までの放送になった[6]。同時に1995年4月から行われていた副音声の英語吹き替え放送による2か国語放送を取り止め、『ニュース10』へ移行した。2000年10月から最終回まではリアルタイム字幕放送を実施。
2001年9月12日には前日に発生したアメリカ同時多発テロ事件による特別編成のため、衛星ハイビジョンでも同時放送した(その日は総合テレビ同時放送を続けた)。
2004年4月からは祝日の放送休止をやめ、定時に放送されるようになった[7]。2004年8月には、2週間夏の特集編成のため番組を休止し、土・日同様20:45から10分間を全国ニュース(字幕放送あり)、残りの5分間ローカルニュースを放送。
2005年10月31日は第3次小泉改造内閣発足による内閣総理大臣の記者会見などで放送時間拡大。衛星第1テレビでも会見の模様など一部の時間を同時放送[8]。字幕放送は無し。
2006年4月の番組編成見直しで、『NHKニュース10』が『ニュースウオッチ9』に改題の上、21時台に時間を繰り上げ大幅にリニューアルするのに伴い『ニュース9』は同年3月31日に終了した。21時台のニュース番組としては『NHKニュース21』以来約13年ぶりの1時間番組となる。
スタジオセットはいずれも同時期の『ニュース7』と共用。1995年から2000年は地球儀を背景に、2000年以降はスクリーンに映るCGを背にしての放送。
出演者[編集]
期間 | キャスター | 気象情報 | キャスター代役 | ||
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月 - 木 | 金 | ||||
1993.4.5 | 1994.4.1 | 石澤典夫1 | 村山貢司2 | 中村次郎3 | 村上信夫 |
1994.4.4 | 1995.3.31 | 村山貢司2 | 末田正雄 石戸谷健一 宮田修 小野卓司 濱中博久 ほか | ||
1995.4.3 | 1998.3.27 | 藤澤秀敏 | (キャスター兼務) | ||
1998.3.30 | 1999.3.26 | 川端義明 | |||
1999.3.29 | 2000.3.24 | 道傳愛子 | 武田真一 | ||
2000.3.27 | 2006.3.31 | 畠山智之4 | 武田真一(2000) 出山知樹(2002) 末田正雄(2004・2005) | ||
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放送時間[編集]
- 平日 21:00 - 21:30 (1993年4月5日 - 2000年3月24日、放送開始から1996年3月まで21:20 - 21:30はローカルニュースを放送)
- 平日 21:00 - 21:15 (2000年3月27日 - 2006年3月31日、 NHKワールドのみオリンピック期間中は1時間遅れの時差放送)
- ※なお、新内閣発足の直後に放送される『新閣僚に問う』放送の場合は休止することもある。
歴代オープニング[編集]
- 1993年4月5日 - 1995年3月31日(テーマ曲は正午のニュースと共通)
- 1995年4月3日 - 1996年3月29日
- 1996年4月1日 - 2000年3月24日(2代目のアレンジ版、2秒ほど追加)
- 2000年3月27日 - 2003年3月28日
- 2003年3月31日 - 2003年11月28日(4代目のアレンジ版、CGにわずかな差異が見られる)
2003年12月1日の地上デジタル放送・ハイビジョン放送開始に伴い、以後はオープニングのアニメーションを廃止し、定時ニュースの様にアナウンサーの挨拶から番組が始まる。後にニュースとニュースの境目にアイキャッチCGアニメを導入。
歴代エンディング[編集]
2001年3月まではエンディングテーマが無かったが、2001年度からお天気カメラからの映像と共にエンディングテーマが流されるようになった。2002年度からは、ニュース7と同様に各地の映像と共にキャスターのコメントが入る形式になった。
最終回では、最後に畠山が「明日から4月です。この時間来週月曜日からは、新番組『ニュースウオッチ9』が始まります。ぜひ、ご覧下さい」と話して番組が終了した。
脚注[編集]
- ^ 日本放送協会放送文化研究所放送情報調査部 『NHK年鑑'94』 日本放送出版協会、1994年、163頁。
- ^ 日本放送協会放送文化研究所放送情報調査部 『NHK年鑑'94』 日本放送出版協会、1994年、84,105頁。
- ^ a b ドラマ新銀河(1995年度までは20:40-21:00)がニュース7の空いた残り20分に振り分けられ、更にニュース9の後半10分間で放送されたローカルニュースが20:45-21:00に復帰した
- ^ 日本放送協会放送文化研究所 編集 『NHK年鑑'97』 日本放送出版協会、1997年、169頁。
- ^ 出典:1996年9月26日付け東奥日報朝刊1面記事『(橋本龍太郎)首相、明日(27日)衆院を解散』記事と翌日の同紙朝刊のNHK総合テレビ・テレビ欄より。
- ^ NHK放送文化研究所 編集 『NHK年鑑2001』 日本放送出版協会、2001年、113頁。
- ^ ただし、モバイル.nについてはプロ野球中継がある日は平日・祝日問わず休止した
- ^ BS1は総合テレビと共に総理記者会見を中継するため。
関連項目[編集]
NHK総合 平日21時台のニュース | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
NHKニュース9
|
||
NHK総合 平日21:00 - 21:15枠 | ||
NHKニュース21
※21:00 - 22:00 |
NHKニュース9
(1993.4.5 - 2006.3.31) |
ニュースウオッチ9
※21:00 - 22:00 |
NHK総合 平日21:15 - 21:30枠 | ||
NHKニュース21
※21:00 - 22:00 |
NHKニュース9
(1993.4.5 - 2000.3.24) |
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