NIAGARA 45RPM VOX

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“NIAGARA RARE MASTER SERIES Vol.6”
NIAGARA 45RPM VOX
大滝詠一ボックス・セット
リリース
録音 福生45スタジオほか
ジャンル ロック
ポップス
音頭
時間
レーベル NIAGARASony Music Labels Inc.
プロデュース 大瀧詠一
大滝詠一 年表
幸せな結末/恋するふたり
2007年
NIAGARA 45RPM VOX
(2017年)
EANコード
ASIN B01LTHZT2G
JAN 4547366281743
大滝詠一ナイアガラ・レーベル) 年表
DEBUT AGAIN / 大滝詠一
2016年
NIAGARA 45RPM VOX / 大滝詠一
(2017年)
夢で逢えたらVOX, 夢で逢えたら 40th Anniversary / シリア・ポール
EIICHI OHTAKI Song Book III 大瀧詠一作品集Vol.3「夢で逢えたら」(1976〜2018) / V.A.
2018年
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NIAGARA 45RPM VOX』(ナイアガラ 45 ヴォックス[2])は、2017年3月21日に発売された大滝詠一7インチ・シングル・ボックス・セット

解説[編集]

ナイアガラ・レーベル日本コロムビアと契約した1976年 (1976)から1978年 (1978)の期間に発売された全シングル盤6枚のうち、シリア・ポール「夢で逢えたら / 恋はメレンゲ」[注 1]を除いた5枚と、プロモーション盤のみプレスされた4枚の計9枚をアナログ盤にて復刻。ボックスには、可能な範囲でオリジナルのデザインに近づけたレーベルをあしらった9枚のシングルに加え、AB面の18曲がデジタル・リマスターされたCDの全10枚組。さらに大滝本人の未発表写真および、マスター・テープの外箱やトラック・シート等の写真を収めたブックレットを内封。本ボックスは4,500セットでの完全生産限定盤だが、これは3月21日にアナログ盤を発売するためギリギリ間に合う数字ということでプレス工場が出してきた数字だという[3]

大滝詠一『DEBUT AGAIN[注 2]も手がけたロンドン・メトロポリス・スタジオのティム・ヤングによるマスタリングとカッティング(アナログはハーフ・スピード・カッティング)には、現存するオリジナル・アナログ・マスターが使用されている。マスターは何度か使われたものもあったが、中には40年ぶりに再生されたものもあった。そのため、あらかじめ東京でテープを温めて磁性体のはがれを予防する“窯入れ”された後、ロンドンに持ち込まれた。そして最初の作業はテープをデジタルに変換する工程で、取り込みは24ビット/96kHzで、以後は通常のCDマスタリング同様、EQやコンプなどの処理がティムによって行われた[4]。同封のCDは、この24ビット/96kHzで作成されたマスターを、16ビット/44.1kHzにコンバートされたもの。ここまでの作業は通常のCDマスタリング室で行われるが、これ以後はカッティング・ルームにデータが送られ、そこで作業が行われる。カッティング・マシンに送られるオーディオ信号は、半速になっている以外、EQやコンプは一切かけられていないものの、実際に溝に刻まれる音は原音に等しいわけではなく、フィルターなどを通過している。こうしてカットが1枚終わるごとにノーマル・スピードで再生され、問題が無ければマスターが完成する。そのマスターを元に、日本でプレスが行われた[4]

プロモーション[編集]

購入者特典として、特製EPアダプター / オリジナル・ポスターが抽選で当たる応募はがきを封入[注 3]

収録曲[編集]

Disc1 (SRKL 3041)[編集]

1976年4月1日 (1976-04-01)発売。『NIAGARA TRIANGLE Vol.1[注 4]からのシングル・カットで、アルバムと同日発売。

SIDE A
収録アルバム『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』[注 4]では作者の伊藤銀次が歌っていたものを、伊藤、大滝、山下の3人がそれぞれ個別に歌ったトラックを編集して繋いでいる。
#タイトル作詞・作曲時間
1.「幸せにさよなら / ナイアガラ・トライアングル山下達郎 / 伊藤銀次 / 大滝詠一) * mono」(NT-1)伊藤銀次
SIDE B
『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』[注 4]収録のアルバム版のイントロのギター・カッティング音がカットされ、ピアノから曲が始まる。
#タイトル作詞作曲時間
1.「ドリーミング・デイ / 山下達郎 * mono」(NT-2)大貫妙子山下達郎

Disc2 (SRKL 3042)[編集]

1976年6月1日 (1976-06-01)発売。『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』[注 4]からのリカット・シングル。

SIDE A
オリジナル・ヴァージョンのオケのピッチを上げ、坂本龍一クラビネットがダビングされ、ヴォーカルも録り直されている。
#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「ナイアガラ音頭 / 布谷文夫 with ナイアガラ社中 * mono」(NF-1)大瀧詠一多羅尾伴内
SIDE B
A面のカラオケ。『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』[注 4]収録曲の「ココナツ・ホリデイ'76」で使われたお囃子がイントロに付けられている。
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「あなたが唄うナイアガラ音頭 / ナイアガラ社中 * mono」(NS-1) 大瀧詠一多羅尾伴内

Disc3 (SRKL 3043)[編集]

1977年7月1日 (1977-07-01)発売。

SIDE A
NIAGARA CALENDAR[注 5]収録のミックスと大きく異なる、シングル用ミックス。
#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「青空のように / 大滝詠一」(OT-1)大瀧詠一山下達郎 / 多羅尾伴内
SIDE B
GO! GO! NIAGARA[注 6]収録曲の再ミックス[5]
#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「Cobra Twist / 大滝詠一 * mono」(OT-2)大瀧詠一多羅尾伴内

Disc4 (SRKL 3044)[編集]

1977年12月1日 (1977-12-01)発売。両面ともにアルバム『多羅尾伴内楽團 Vol.1』[注 7]からのシングル・カット。

SIDE A
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「霧の彼方へ (Mr Moto) / 多羅尾伴内楽團」(TB-1) R.Delvey / P.Johnson多羅尾伴内
SIDE B
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「悲しき北風 (The Last Leaf) / 多羅尾伴内楽團」(TB-2) B.Chandler / Mckendry多羅尾伴内

Disc5 (SRKL 3045)[編集]

1978年2月1日 (1978-02-01)発売。両面ともアルバム『NIAGARA CALENDAR』[注 5]からのリカット・シングル。

SIDE A
『NIAGARA CALENDAR』[注 5]の“2月のうた”のシングル・カット。アルバム版とは別ミックス[5]
#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「ブルー・ヴァレンタイン・デイ / 大滝詠一」(OT-3)大瀧詠一山下達郎 / 多羅尾伴内
SIDE B
『NIAGARA CALENDAR』[注 5]の“3月のうた”のシングル・カット。
#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「お花見メレンゲ / 大滝詠一 * mono」(OT-4)大瀧詠一多羅尾伴内

Disc6 (SRKL 3046)[編集]

プロモーション盤。本ボックスでは正規盤ジャケット付きで復刻。“MONAURAL / DJ Copy Only / Not For Sale”と表記されたステッカー付き。

SIDE A
#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「青空のように / 大滝詠一 * mono」(OT-1A)大瀧詠一山下達郎 / 多羅尾伴内
SIDE B
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「青空のように(インストゥルメンタル) / 大瀧詠一楽団 * mono」(OT-1B) 大瀧詠一山下達郎 / 多羅尾伴内

Disc7 (SRKL 3047)[編集]

プロモーション盤。ジャケットなし。ナイアガラ・ロゴ入りスリーブで復刻。

SIDE A
#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「ブルー・ヴァレンタイン・デイ / 大滝詠一 * mono」(OT-3A)大瀧詠一山下達郎 / 多羅尾伴内
SIDE B
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「ブルー・ヴァレンタイン・デイ(インストゥルメンタル) / 大瀧詠一楽団 * mono」(OT-3B) 大瀧詠一山下達郎 / 多羅尾伴内

Disc8 (SRKL 3048)[編集]

プロモーション盤。『多羅尾伴内楽團 Vol.2』[注 8]からのサンプラー。同アルバムのスリーヴが単色で流用されたスリーヴを復刻。

SIDE A
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「心のときめき (Ajoen Ajoen) / 多羅尾伴内楽團 * mono」(TB-3) Traditional多羅尾伴内
SIDE B
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「サーファー・ムーン (The Sufer Moon) / 多羅尾伴内楽團 * mono」(TB-4) Brian Wilson多羅尾伴内

Disc9 (SRKL 3049)[編集]

プロモーション盤。アルバム『LET'S ONDO AGAIN[注 9]からのサンプラー。ジャケットなし。ナイアガラ・ロゴ入りスリーブで復刻。

SIDE A
イントロのコーラス(「いとしのクレメンタイン」あるいは「雪山讃歌」の替え歌)のパートはカットされている[5]
#タイトル作詞・作曲・編曲時間
1.「ピンク・レディ / モンスター」(TB-5)多羅尾伴内
SIDE B
童謡「お猿のかごや」をビリー・ヴォーン楽団「峠の幌馬車」の譜割りでカヴァー。『LET'S ONDO AGAIN』[注 9]収録のヴァージョンより数10秒短い[5]
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「峠の早駕籠(原題:おさるのかごや) / 多羅尾伴内楽團」(TB-6) 海沼実多羅尾伴内

CD (SRKL 3050)[編集]

デジタル・リマスタリングされたシングルのAB面18曲をディスク順に収録。7インチ・ジャケット仕様。ディスクは赤レーベル。“NIAGARA RARE MASTER SERIES Vol.6”の表記あり。

クレジット[編集]

リリース日一覧[編集]

地域 リリース日 レーベル 規格 カタログ番号 備考
日本 2017年3月21日 (2017-03-21) NIAGARASony Music Labels Inc. 7"Single x9+CD SRKL 3041~50 全10枚組。4,500セットの完全生産限定盤。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ シリア・ポール「夢で逢えたら / 恋はメレンゲ」 1977年6月1日 (1977-06-01)発売 NIAGARA / COLUMBIA 7":LK-37-E
  2. ^ 大滝詠一DEBUT AGAIN』 2016年3月21日 (2016-03-21)発売 NIAGARA ⁄ Sony Music Labels Inc. 2CD:SRCL 8714/5【初回生産限定盤】, CD:SRCL 8716【通常盤】
  3. ^ A賞:NIAGARA / NAGAOKA 特製EPアダプター(45名)、B賞:NIAGARA 45RPM VOX オリジナルポスター(100名)
  4. ^ a b c d e ナイアガラ・トライアングル(大滝詠一山下達郎伊藤銀次)『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』 1976年3月25日 (1976-03-25)発売 NIAGARA ⁄ COLUMBIA LP:LQ-7001-E (NGLP-505,506-NT), CT:CAK-1226-E
  5. ^ a b c d 大滝詠一『NIAGARA CALENDAR』 1977年12月25日 (1977-12-25)発売 NIAGARA ⁄ COLUMBIA LP:LX-7032-E (NGLP-515,516-OT), CT:CAY-1059-E
  6. ^ 大滝詠一『GO! GO! NIAGARA』 1976年10月25日 (1976-10-25)発売 NIAGARA ⁄ COLUMBIA LP:LQ-7011-E (NGLP-507,508-OT)
  7. ^ 多羅尾伴内楽團『多羅尾伴内楽團 Vol.1』 1977年11月25日 (1977-11-25)発売 NIAGARA ⁄ COLUMBIA LP:LX-7031-E (NGLP-513,514-TB)
  8. ^ 多羅尾伴内楽團『多羅尾伴内楽團 Vol.2』 1978年6月25日 (1978-06-25)発売 NIAGARA ⁄ COLUMBIA LP:LX-7042-E (NGLP-517,518-TB), CT:CAY-1080-E
  9. ^ a b NIAGARA FALLIN' STARS『LET'S ONDO AGAIN』 1978年11月25日 (1978-11-25)発売 NIAGARA / COLUMBIA LP:LX-7054-E

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak 【7"シングルレコード】NIAGARA 45RPM VOX [7inch x9+CD]<完全生産限定盤>” (日本語). TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2017年3月21日閲覧。
  2. ^ NIAGARA 45RPM VOX(ナイアガラ 45 ヴォックス) [Analog] Limited Edition” (日本語). Amazon.co.jp. Amazon.com, Inc.. 2017年3月21日閲覧。
  3. ^ H2「大滝詠一 ハーフ・スピード・カッティングによる新たなサウンドの発見も! 記念すべき7インチ・シングル・ボックスの全容 オリジナルの質感を崩すことなく洋楽感が加わった「ナイアガラ音頭」」、『サウンド&レコーディング・マガジン』第36巻第5号、株式会社リットーミュージック2017年5月1日、 56-59頁、 ISBN 4910040190578。
  4. ^ a b H2「大滝詠一 ハーフ・スピード・カッティングによる新たなサウンドの発見も! 記念すべき7インチ・シングル・ボックスの全容 当時のテープから起こした96kHzデータを名匠がリマスタリング&カッティング」、『サウンド&レコーディング・マガジン』第36巻第5号、株式会社リットーミュージック、2017年5月1日、 56-59頁、 ISBN 4910040190578。
  5. ^ a b c d 安田謙一「『NIAGARA 45RPM VOX』 大滝詠一らの若さと熱気が45回転に詰まっている7インチ・ボックス」、『レコード・コレクターズ』第36巻第4号、株式会社ミュージック・マガジン2017年4月1日、 126-119頁、 JANコード 4910196370473。

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