OROカップ

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岩手県知事杯OROカップ
開催国 日本の旗 日本
主催者 岩手県競馬組合
競馬場 盛岡競馬場
創設 1999年11月7日
2018年の情報
距離 芝1700m
格付け M1
賞金 1着賞金500万円
出走条件 サラブレッド系3歳以上オープン、地方競馬全国交流
負担重量 定量(3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)
出典 [1]
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岩手県知事杯OROカップ(いわてけんちじはいオーロカップ)は、岩手県競馬組合盛岡競馬場で施行する地方競馬重賞競走平地競走)である。

競走名の"ORO"は盛岡競馬場の愛称である「オーロパーク」から。スペイン語で「黄金」を意味する。盛岡競馬場は2回移転しているが最初に設置された市内上田時代の1903年閑院宮載仁親王が競馬を台覧した際に下賜された黄金競馬場の名前に由来する。

岩手県知事賞、ダーレー・ジャパン(株)賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、岩手日報社賞、開催執務委員長賞(2018年)[2]

概要[編集]

前身は1989年に創設された岩手県知事杯アラブ王冠。1998年に東日本地区交流で施行された岩手県知事杯セイユウ賞を最後にアラブ在厩頭数の減少で廃止。翌1999年にサラブレッド古馬による芝コースの最高峰レースにリニューアルされ、回次を第1回として創設。古馬による芝コースの重賞競走は他にせきれい賞きんもくせい賞、かきつばた賞、桂樹杯、ハーベストカップ、OROターフスプリントが行われている。

出走条件は当初は岩手所属馬限定、翌2000年東北地区交流、2001年東日本地区、2002年は東日本と九州地区、2003年から地方競馬全国交流となっている。馬齢はいずれもサラブレッド系3歳以上。

距離は当初は芝2400m、2001年に芝1700mに短縮、2002年は降雪の影響でダート1600mに変更され、2003年から芝1600mに短縮、2007年から芝1700mで施行されている。

また2003年から中央競馬マイルチャンピオンシップステップ競走への地方競馬選定競走としても施行されており、1着馬は富士ステークススワンステークスへの出走可能となる。さらにこのいずれかの競走で上位2着までに入賞すると、マイルチャンピオンシップへ出走可能となる。

東京競馬場との交換競走として東京ではオーロカップ(オープン特別)が行われているが、盛岡では東京カップけやき賞(特別戦、中央競馬との条件交流)が対応する。

2007年はシンガポール航空国際カップ優勝馬のコスモバルク(北海道)が参戦、貫禄勝ちを収めている。

本競走は2008年からスタリオンシリーズ競走に指定されている。

2016年に岩手競馬で重賞格付け制度が開始され、M1に格付けされた。

条件・賞金等(2018年)[編集]

出走条件
サラブレッド系3歳以上、地方競馬全国交流。
桂樹杯の上位3着以内馬、オパールカップの優勝馬とせきれい賞の優勝馬に本競走の優先出走権が付与される。
負担重量
定量、3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減[1]
賞金等
賞金額は1着500万円、2着115万円、3着65万円、4着45万円、5着25万円、着外手当は2万5000円[2]
スタリオンシリーズに指定されており、モンテロッソの配合権利が優勝馬馬主への副賞となっている。

歴史[編集]

  • 1999年 - 盛岡競馬場の芝1600mのサラブレッド系4歳(現3歳)以上の岩手所属馬限定の定量の重賞競走「OROカップ」として創設。
  • 2000年 - 当年のみ、東北地区交流競走として施行、出走条件を「サラブレッド系4歳(現3歳)以上の岩手・上山・新潟所属馬」に変更。
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更及び東日本地区交流競走として施行。それらに伴い、出走条件を「サラブレッド系4歳の岩手・上山・新潟所属馬」から「サラブレッド系3歳以上の北海道・岩手・上山・新潟・北関東・南関東所属馬」に変更。
    • 施行距離を現在の芝1700mに変更。
    • 岩手の小林俊彦が騎手として史上初の連覇。
    • 岩手の小林義明が調教師として史上初の連覇。
  • 2002年 - 降雪の影響でダート1600mで施行。
  • 2003年
    • この年から地方競馬全国交流競走として施行、出走条件を「サラブレッド系3歳以上の地方所属馬」に変更。
    • 施行時期を11月から9月に変更。
    • 施行距離を芝1600mに変更。
    • 1着馬にマイルチャンピオンシップトライアルの出走権が付与される様になる。
  • 2007年 - 施行距離を芝1700mに戻す。
  • 2008年 - スタリオンシリーズ競走に指定。
  • 2009年 - ホッカイドウのコスモバルクが当競走で史上初の2度目の優勝。
  • 2013年
    • ナターレが史上初の連覇。
    • 金沢の吉原寛人が騎手として史上2人目の連覇。
    • 川崎の内田勝義が調教師として史上2人目の連覇。
  • 2016年 - 岩手競馬で重賞格付け制度がスタートしM1に格付けされる。

歴代優勝馬[編集]

回数 施行日 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1999年11月7日 芝2400m モリユウコバン 牡5 水沢 2:31.8 菅原勲 志村文雄 (有)森勇商事
第2回 2000年11月5日 芝2400m ロイヤルスター 牡6 水沢 2:33.2 小林俊彦 小林義明 保手濱忠弘
第3回 2001年11月11日 芝1700m オークファイヤー 牡4 水沢 1:44.9 小林俊彦 小林義明 藤内正壽
第4回 2002年11月10日 ダ1600m トーヨーデヘア 牡5 盛岡 1:39.7 菅原勲 小西重征 藤田利勝
第5回 2003年9月28日 芝1600m トミケンブライト 牝6 盛岡 1:37.9 佐々木忍 櫻田勝男 (有)トミケン
第6回 2004年9月26日 芝1600m トキオパーフェクト 騸9 岩手 1:40.4 陶文峰 櫻田浩三 吉田勝己
第7回 2005年9月25日 芝1600m トレオウオブキング 牡4 大井 1:41.7 張田京 上杉昌宏 千葉正人
第8回 2006年9月24日 芝1600m シンボリスナイパー 騸8 水沢 1:37.7 小林俊彦 石川栄 中山喜一
第9回 2007年9月30日 芝1700m コスモバルク 牡6 北海道 1:45.0 五十嵐冬樹 田部和則 (有)ビッグレッドファーム
第10回 2008年9月28日 芝1700m クルセイズ 牝7 水沢 1:45.4 沢田盛夫利 佐々木由則 谷謙介
第11回 2009年9月27日 芝1700m コスモバルク 牡8 北海道 1:45.5 小林俊彦 田部和則 (有)ビッグレッドファーム
第12回 2010年9月26日 芝1700m コスモヴァシュラン 牡6 川崎 1:47.4 町田直希 河津裕昭 林明道
第13回 2011年9月25日 芝1700m ダブルオーセブン 牡3 北海道 1:48.4 井上俊彦 伊藤隆志 (有)ライオンズ
第14回 2012年9月30日 芝1700m ナターレ 牝4 川崎 1:45.2 吉原寛人 内田勝義 吉田正志
第15回 2013年9月29日 芝1700m ナターレ 牝5 川崎 R1:43.7 吉原寛人 内田勝義 吉田正志
第16回 2014年9月28日 芝1700m シルクアーネスト 牡7 水沢 1:44.8 坂口裕一 村上昌幸 清川孝徳
第17回 2015年9月27日 芝1700m ロゾヴァドリナ 牝3 大井 1:45.5 矢野貴之 森下淳平 吉田照哉
第18回 2016年9月25日 芝1700m ロゾヴァドリナ 牝4 大井 1:46.0 吉原寛人 森下淳平 吉田照哉
第19回 2017年9月24日 芝1700m ロゾヴァドリナ 牝5 大井 1:45.3 吉原寛人 森下淳平 吉田照哉
第20回 2018年9月23日 芝1700m ハッピーグリン 牡3 北海道 1:44.7 服部茂史 田中淳司 会田裕一
2000年以前の優勝馬の馬齢は旧表記を用いる。
Rは、コースレコードを示す。

脚注・出典[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 注目レースピックアップ”. 岩手競馬オフィシャルページ. 2018年9月22日閲覧。
  2. ^ a b 平成30年度 第7回盛岡競馬改定番組【C2級後半追加】”. 岩手競馬オフィシャルページ. 2018年9月22日閲覧。

各回競走結果の出典[編集]