PDエアロスペース

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PDエアロスペース 株式会社
PD Aerospace. LTD.
PD Aerospace new R&D center
新R&Dセンター(2018年10月)
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
458-0924
愛知県名古屋市緑区有松3519
北緯35度3分51.7秒
東経136度58分23秒
座標: 北緯35度3分51.7秒 東経136度58分23秒
設立 2007年5月30日
業種 機械
法人番号 3180001061839 ウィキデータを編集
代表者 緒川修治[1]
資本金 3億5,300万円[1]
純利益 ▲1499万1380円(2019年05月31日時点)[2]
総資産 6億2842万7268円(2019年05月31日時点)[2]
従業員数 11名[1]
外部リンク http://www.pdas.co.jp/
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PDエアロスペース株式会社: PD Aerospace. LTD.)は、日本航空宇宙企業である。

概要[編集]

米国Ansari X Prizeでの宇宙ベンチャーの活躍に触発されて2007年に設立された企業である[3]パルス・デトネーション・エンジンを搭載して航空機のように離着陸し、高度約100㎞まで往復する有人宇宙飛行機であるペガサスを開発中で2020年頃の打ち上げを目指す[4]

宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 等からの受託開発も行う。

2016年にはANAホールディングスおよびエイチ・アイ・エスと資本提携を行い出資を受けたほか、2017年には愛知県碧南市にある金型メーカーの工場3階にR&Dセンターを開設した[5][6]。2018年には碧南市港本町にある工場を借りて、大きさ約8倍以上の新R&Dセンターを開設した。[7]

ペガサス[編集]

ペガサスは、PDエアロスペースが開発を進めている宇宙機である[4]。一般的なロケットとは異なり、再使用が可能で飛行機のように水平離陸/水平着陸を行ういわゆるスペースプレーンで、弾道飛行で高度100kmの宇宙空間への到達能力を持つ。パルス・デトネーション・エンジンの技術を応用して、単一のエンジンを用いながら、高度15kmまでは空気を用いたジェット燃焼を、高度15km以上では酸化剤を用いたロケット燃焼を行うことを特徴とする[8]。これにより、スペースシップ2のように空中で機体を分離することなく、離陸から着陸まで単一の機体で事足りる。着陸のやり直しや別の空港への変更も可能である[9]

2009年時点では2014年中の有人機完成を目指すとしていたが[10]、その後計画は遅延しており、2018年現在では全長5mの無人機を2020年にサービス開始し、次いで全長14.8mの有人機を2023年末に運用開始するとしている[8]。『AERA』誌の報道によると2024年に6人搭乗の宇宙旅行を開始の予定[9]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 会社概要”. PDエアロスペース. 2018年8月2日閲覧。
  2. ^ a b PDエアロスペース株式会社 第13期決算公告
  3. ^ 緒川 修治 PDエアロスペース株式会社 代表取締役・チーフエンジニア”. 社長のサムズアップライフ!. @FM (2015年10月24日). 2018年8月22日閲覧。
  4. ^ a b 「宇宙に行ける島」アジア初のスペースポートを目指して”. 三菱電機 (2015年2月12日). 2018年8月2日閲覧。
  5. ^ ANAが宇宙ベンチャーに出資した舞台裏”. 日刊工業新聞社 (2016年12月13日). 2016年12月13日閲覧。
  6. ^ 新拠点(R&Dセンター)開設”. PDエアロスペース株式会社. 2016年12月13日閲覧。
  7. ^ “PDエアロ、宇宙飛行機の開発加速 5億円調達発表” (日本語). 日本経済新聞 電子版. https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31211690R30C18A5L91000/ 2018年10月2日閲覧。 
  8. ^ a b 宇宙機開発プロジェクト”. PDエアロスペース. 2018年8月2日閲覧。
  9. ^ a b 渡辺豪「2時間弾丸旅行が2000万円台」『AERA』第32巻第2号、朝日新聞出版、2019年1月14日、 35-39頁。
  10. ^ PDエアロスペース、有人宇宙機を本格開発”. 日刊工業新聞 (2009年4月20日). 2009年4月23日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2018年8月2日閲覧。

関連項目[編集]