PSソリューションズ
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 〒105-7104 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター4F 北緯35度39分55.216秒 東経139度45分39.664秒 / 北緯35.66533778度 東経139.76101778度座標: 北緯35度39分55.216秒 東経139度45分39.664秒 / 北緯35.66533778度 東経139.76101778度 |
設立 | 2010年9月1日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 5010401089643 |
事業内容 |
ITソリューション事業 ITアウトソーシング事業 |
代表者 | 代表取締役社長 森 俊二 |
資本金 | 1億円 |
純利益 | 6億0922万4000円(2020年03月31日時点)[1] |
総資産 | 26億4980万5000円(2020年03月31日時点)[1] |
主要株主 | ソフトバンク株式会社(100%) |
外部リンク | https://www.pssol.co.jp/ |
PSソリューションズ株式会社は、ソフトバンク・ペイメント・サービス(現:SBペイメントサービス)株式会社で行っていたシステムソリューション事業を会社分割により承継することで設立された会社。
事業領域は主に、オラクル社をはじめとした外資系IT企業のパートナービジネスを行う代理店事業、自社製ソフトウェアの開発・販売・サポート事業、ITアウトソーシング事業の3分野である。[2]
沿革[編集]
- 2010年(平成22年)9月1日 - ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社の100%出資子会社として設立
- 2010年(平成22年)9月8日 - ソフトバンク系3社(モバイル、テレコム、BB)のコンタクトセンター約8,400席にCTI ソリューション「CORELIS」導入[3]
- 2011年(平成23年)5月18日 - オラクル社と企業向けクラウド事業で提携[4]
- 2012年(平成24年)2月3日 - 認証基準:JIS Q 27001:2006(ISO/IEC 27001:2005)取得
- 2013年(平成25年)4月1日 - 汐留シティーセンターに移転
- 2014年(平成26年)12月1日 - ソフトバンクグループの100%子会社となる
- 2015年(平成27年)10月14日 - 日立製作所と共同開発した「e-kakashi」を発売[5]
- 2015年(平成27年)12月24日 - 「e-kakashi」サービス提供開始
- 2017年(平成29年)7月13日 - サッポロビールのぶどう園に「e-kakashi」が導入される[6]
- 2017年(平成29年)7月25日 - 国際熱帯農業センターがコロンビアで「e-kakashi」の実証実験開始[7]
- 2019年(令和元年)10月28日 - コロンビア「スマートライスファーミングプロジェクト」に「e-kakashi」を納入[8]
e-kakashi(いいかかし・イーカカシ・e-案山子)[編集]
PSソリューションズと日立製作所で共同開発された農業管理システム。2011年のソフトバンクイノベンチャーで提案され事業化された。農作物の栽培に関する温湿度、土壌水分、日射量などのデータを可視化し、栽培手法をまとめるIoTである。農業のIT化を推進するとともに、ノウハウを継承しにくい勘や経験による栽培からデータに基づいた科学的農業を実現し、就農者の世代交代や新規就農者の誘致・定着を推進することを狙いとして、2008年からソフトバンクモバイルにて、地方自治体、農業協同組合、研究機関等と全国15カ所でフィールド実証をしてきた。[9]
子機、親機、クラウドデータベースから構成される。子機は温度、湿度、土壌水分量、日射量、多点温度、二酸化炭素濃度のセンサーを備え、将来はpHセンサーの拡張も検討している。バッテリー駆動で商用化モデルは3年間利用できる予定。親機とは920MHz帯ZigBeeで通信し最大1kmほどの距離で利用できる。親機は3G・LTE通信モジュールを内蔵し、子機100台分までのデータをクラウドにアップロードして蓄積を行なう。クラウドデータベースにはユーザーがスマートフォンやタブレットでアクセスして生育状態等をモニターでき、蓄積されたデータからその土地にあうノウハウを集約した「ekレシピ」を作成する事で作物の状況を可視化したり、技術指導に活かす。[10]
親機1台、子機1台で利用する場合の機器代金は74万9,600円(税別)。アプリケーション利用料、通信料、機器管理料、クラウド利用料を含む月額利用料の最低価格は7,980円(税別)。[11]ターゲット層は農家ではなく自治体やJAの営農指導者向けに提供している。[12]
脚注[編集]
- ^ a b PSソリューションズ株式会社 第10期決算公告
- ^ “グループ8400席の運用経験を活かし「ユーザー目線」のソリューション力を訴求”. コールセンタージャパンドットコム (2015年10月7日). 2015年10月8日閲覧。
- ^ “ソフトバンクグループの通信3社にCORELISを導入”. @コールセンター.JP (2010年9月8日). 2015年10月8日閲覧。
- ^ “Oracleとソフトバンクグループが提携、ExadataとExalogicのクラウドサービスを提供”. ITmedia (2011年5月18日). 2015年10月8日閲覧。
- ^ “勘や経験に頼らない農業をIoTで実現”. 日経テクノロジー (2015年10月7日). 2015年10月8日閲覧。
- ^ “PSソリューションズ、農業IoT「e-kakashi」をサッポロビールのぶどう園へ”. マイナビニュース (2017年7月13日). 2017年7月17日閲覧。
- ^ “農業IoT「e-kakashi」の実証実験がコロンビアで開始”. CNET Japan (2017年7月26日). 2017年7月27日閲覧。
- ^ “ソフトバンク、「AI農業」の海外展開を本格化-コロンビアで米作り”. bloomberg (2019年10月28日). 2019年10月28日閲覧。
- ^ “PSソリューションズ、農業IoT製品群の「e-kakashi」を10月14日に発売”. 日経テクノロジー (2015年10月8日). 2015年10月8日閲覧。
- ^ “農業のノウハウをITでレシピ化する!農業IoT「e-kakashi」発表”. RBB TODAY (2015年10月8日). 2015年10月8日閲覧。
- ^ “PSソリューションズ、日立と共同開発した農業IoTソリューション「e-kakashi」を販売”. インプレス (2015年10月8日). 2015年10月8日閲覧。
- ^ “農業で情報革命_「e-案山子」が秘める可能性(前編)”. GMBA (2015年10月8日). 2015年10月8日閲覧。
関連項目[編集]
- ソフトバンクグループ - 現・親会社
- SBペイメントサービス - 元・親会社
- SBイノベンチャー
- 日本の農業
外部リンク[編集]
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