PayPay

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PayPay株式会社
PayPay Corporation
Paypay logo.png
Tokyo Garden Terrace 2019a.jpg
PayPay株式会社の本社がある
東京ガーデンテラス紀尾井町
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 PayPay
本社所在地 日本の旗 日本
東京都千代田区紀尾井町1番3号
東京ガーデンテラス紀尾井町
紀尾井タワー
北緯35度40分47.2秒 東経139度44分17.5秒 / 北緯35.679778度 東経139.738194度 / 35.679778; 139.738194座標: 北緯35度40分47.2秒 東経139度44分17.5秒 / 北緯35.679778度 東経139.738194度 / 35.679778; 139.738194
設立 2018年6月15日
(Paypay株式会社)
業種 情報・通信業
法人番号 5010001192707
事業内容 電子商取引
代表者 中山一郎(代表取締役社長
主要株主 ソフトバンク
ヤフー
関係する人物 孫正義
川邊健太郎
外部リンク paypay.ne.jp
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PayPay株式会社(ペイペイ、PayPay Corporation)は、電子決済サービスを展開する日本IT企業。ソフトバンク株式会社ヤフー株式会社の合弁により、2018年(平成30年)6月15日に設立された。インド最大の決済サービス事業者であるPaytmと連携し、2018年10月にQR・バーコード決済サービスを開始した[1][2]

2019年2月時点で、600万人のアクティブユーザーがいる[3][4]

沿革[編集]

ヤフー株式会社は、2002年よりYahoo! JAPANの有料サービスの決済を管理するサービスとしてYahoo!ウォレットを提供しており、2016年4月の時点で3300万人以上のユーザー登録数を擁する国内最大規模のオンライン決済サービスとなった[5]。ヤフーは、このユーザー基盤を元にリアル決済への参入を意図し、2018年4月に、バーコード読み取りによる税金公共料金決済を開始[6]、ついで2018年6月には、実店舗でQRコードを消費者が提示し決済を行う「コード支払い」を開始した[7]

中国におけるAlipay微信支付(WeChat Pay)によるQRコード決済の爆発的普及を見て、LINEが「LINE Pay」を、楽天が「楽天ペイ」をそれぞれリアル店舗決済に対応させるなど、IT企業のリアル店舗決済への参入が相次ぐ中、2018年7月27日にヤフーは、同じソフトバンクグループ傘下である電気通信事業者ソフトバンク株式会社と設立した合弁会社「PayPay株式会社」から、2018年秋にサービスを開始すると発表した[2]

2018年11月22日、2018年12月4日から総額が100億円になるまで、PayPayで支払った購入額の20%、また、全ユーザ、Yahoo!プレミアム会員、ソフトバンクとワイモバイルのスマホユーザそれぞれ、1/40、1/20、1/10の確率で、10万円を上限とした購入額全額がチャージ残高としてキャッシュバックされるキャンペーンを行うことを発表した[8]。12月13日、還元額が100億円へ達しキャンペーンが終了した。朝日新聞では「開始わずか10日」と報道された[9]

2019年1月29日には、福岡ヤフオク!ドームでショップや売り子、ワゴン販売などにPayPayを導入し、野球観戦のキャッシュレス化を推進する事を発表した[10]

2019年2月4日、2019年2月12日から2度目の100億円キャッシュバックキャンペーンを実施すると発表したが、前回の施策が超短期間で終了し利益を享受できたユーザが限られてしまったこと、また、後述するユーザによる悪質な利用方法を懸念し、購入額の最大20%はそのままに、決済1回あたり1000円、月合計5万円の上限を設けた[11]

前述の大々的なキャンペーンによって急速に知名度を上げた。キャッシュレス決済では後発にも拘らず、サービス開始から4ヶ月で400万人のユーザーを獲得した。この成長率はヤフー史上最速の急成長に値している[12]

年表[編集]

  • 2018年6月15日 - PayPay株式会社設立。
  • 2018年10月5日 - PayPayアプリをリリースし、サービス開始。
  • 2018年12月4日 - 100億円還元キャンペーン 第1弾が開始。
  • 2018年12月13日 - 100億円還元キャンペーン 第1弾が終了。
  • 2019年2月12日 - 100億円還元キャンペーン 第2弾が開始。
  • 2019年5月8日 - 第三者割当増資により同月以降ソフトバンクグループ株式会社から460億円を調達し資本金を920億円にすると発表[13]
  • 2019年5月12日 - 100億円還元キャンペーン 第2弾が終了。

サービス[編集]

PayPay[編集]

2018年10月5日にアプリ「PayPay」を公開し、サービス提供を開始した[14]ソフトバンク・ビジョン・ファンドより出資を受けている、インド最大の電子決済企業Paytmより技術提供を受け[15]、同社の持つバーコード、QRコードベースの技術を元に、ユーザー読み取り方式、店舗読み取り方式の双方のサービスを提供する。アプリはPayPay専用のものの他、Yahoo!JAPAN IDを連携させる事で、Yahoo!JAPANアプリからも利用できる。また訪日中国人旅行者向けに、アリペイからの決済にも対応している[注釈 1]

なお、店舗側のPayPay決済手数料を、開始から3年間は無料とすることも併せて発表された。アリペイ決済に関しては、2019年9月30日まで決済手数料が無料である。

なお、Yahoo!ウォレットの実店舗スマホ決済機能は今後提供を中止し、PayPayに統合することも発表された[2]

更にYahoo!のサービスで付与している期間固定のTポイントもPayPayに変更する事を表明している。当初は2019年4月に変更予定[16]だったが、後に延期すると発表[17]。同年5月31日に改めて8月から「PayPayボーナス」または「PayPayボーナスミニ」の付与に変更すると発表した[18]

PayPay for Business[編集]

PayPay for Business(ペイペイ フォー ビジネス)は、加盟店向けの決済管理システムである。単にダッシュボードともいう[19]PCなどのブラウザからログインする事で、PayPay決済に関する管理機能が使用できる。取引履歴や売上、平均単価、返金、入金、QRコードのダウンロード、CSVファイルへの出力など、あらゆる操作はここで行う事ができる。

モバイル決済アプリ[編集]

PayPay (モバイルアプリケーション)
Paypay logo.png
開発元 PayPay
初版 1.0.0 / 2018年10月5日(7か月前) (2018-10-05
最新版 Android (1.20.0) / 2019年4月23日(44日前) (2019-04-23
iOS (1.20.0) / 2019年4月22日(45日前) (2019-04-22
対応OS Android 5.0以降
iOS 10.0以降
プラットフォーム Android、またはiOSのモバイルオペレーティングシステムを搭載したモバイル端末
対応言語 日本語
サポート状況 開発中
種別 QR・バーコード決済
公式サイト Android版 PayPay
iOS版 PayPay
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アリペイのロゴが表記されているPayPay対応店舗では、アリペイを利用している訪日中国人旅行者でも相互決済できる。ただし逆にPayPayを利用している訪中日本人旅行者はPayPayからアリペイへの相互決済ができない[20][21]

PayPayは、スマートフォンなどのモバイル端末にアプリケーションをインストールして実行できる。QRコードとバーコード決済の基本機能が備わっている。これに加えて、クレジットカードと連携させて支払う機能や、電子レシートの履歴、友達への送金機能などが搭載されている。

また上記ネイティブアプリに加え、Yahoo! JAPANの検索アプリからも利用できる。

3万円以上の高額決済では、クレジットカードで一般的に行われるサイン確認や暗証番号システムがないため、運転免許証パスポートなどの身分証明書の提示が求められる。

バージョン履歴[編集]

主な新機能の追加、大きな修正などを記述。

  • 1.0.0(2018年10月5日) - リリース。
  • 1.0.3(2018年11月5日) - 生体認証に対応。
  • 1.2.0(2018年11月21日) - 友達に送金する機能、ヤフーカードからのチャージに対応。
  • 1.7.0(2019年1月21日) - クレジットカードの3Dセキュアに対応。
  • 1.17.0 (2019年4月3日) - UIの刷新。URL送金、ユーザーIDなど機能追加。
  • 1.18.0 (2019年4月8日) - 「カードきせかえ」機能の追加。※Android版は1.17.0。
  • 1.20.0 (2019年4月22日) - わりかん機能追加。

システム要件[編集]

Android 5.0以降、もしくはiOS 10.0以降のモバイルオペレーティングシステムを搭載したモバイル端末で動作する。バーコードを表示するためのディスプレイと、QRコードを読み込むための背面カメラ、モバイルデータ通信環境が必要である。PayPayマップで現在地を検索するには、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)受信機を搭載した端末が要求される。QRコード決済のため、FeliCaなどICチップは必要ない。

問題点[編集]

クレジットカード不正利用問題[編集]

サービス開始以降、PayPayを経由してクレジットカードが不正利用された報告が相次いだ。PayPayにクレジットカードを登録する際に、セキュリティコードの入力を何度間違えてもロックがかからない仕様となっており、適当な番号で無差別に入力すれば、そのうちクレジットマスターにより他人のクレジットカードが不正登録できてしまうセキュリティ脆弱性が存在する[22][23]。このため、PayPayを利用していなくても、クレジットカードを持っている利用者であれば、誰でもPayPayを経由して不正利用されてしまうリスクがある。ただし、PayPayの後の調査によれば、セキュリティコードを20回以上間違えて登録に至った件数は13件、このうち決済の利用があった9件はすべて本人による利用で、不正利用ではなかったことの確認がとれているという[24]

  • 2018年12月17日日本放送協会の問い合わせに対してPayPay広報は、この問題は「(セキュリティコードの入力について)現時点でリトライ上限がないのは事実ですが、本日以降速やかに対処する予定です」と回答。セキュリティコードを一定回数以上間違えた場合、ロックがかかってクレジットカードが使用できなくなるよう修正された[25][26]
  • 2018年12月18日、PayPayアプリに対し「クレジットカード情報を入力する際、入力回数に制限を設ける」アップデートを行ったと発表された[27][28][29]
  • 2018年12月21日、更なる暫定処置として「クレジットカードでの決済金額の上限(5万円まで)、Yahoo! JAPANカードからのチャージ金額の上限(5万円まで)」を設定した[30][31]
  • 2019年1月21日3Dセキュアによる認証が導入され、認証済みのクレジットカードにおいて、利用上限金額が25万円まで緩和された[32]

キャンペーンの問題[編集]

  • 2018年12月4日より2019年3月31日までの期間を想定されたキャンペーンは、年末商戦につながらない内での早期終了となった[33]。その内容は、PayPayを使って加盟店で支払いをすると20%分のPayPayボーナスをバック、さらに40回に1回の確率で10万円まで全額還元というものである。[34]購入者の中には当選を目的としたキャンセル行為が発生するなど、モラルの歯止めを崩しやすくすることへの疑問が指摘された。ただし後のキャッシュバック付与の際は、「架空の取引」、「全額バックが当選するまでキャンセル行為を繰り返す」など、転売屋などによる不正な取引を行ったユーザーには付与取消やアカウント停止のペナルティを与えるなどの対策が行われた[35]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ アリペイ決済は、加盟店が別途アリペイの審査に通る必要があり、使用できる店舗は一部に留まる。

出典[編集]

  1. ^ 日経新聞の報道[1]
  2. ^ a b c ソフトバンクとヤフーの合弁会社が、インドのPaytmと連携し、 バーコードを使った新たなスマホ決済サービス「PayPay」を今秋提供開始, , ヤフー株式会社プレスルーム, (2018年7月27日), https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2018/07/27a/ 2018年8月5日閲覧。 
  3. ^ PayPayは2019年も独走?! 「100億円あげちゃうキャンペーン」、その後のマーケティング効果を調査
  4. ^ 【速報】PayPay「100億円あげちゃう」第2弾。還元額上限1回1000円にちょっとガッカリな反応も
  5. ^ 3,300万人以上が登録する「Yahoo!ウォレット」で新施策 25行の銀行に対応した「預金払い」と電子マネー「Yahoo!マネー」を 初夏から提供。来春にはリアル決済にも参入予定, , ヤフー株式会社プレスルーム, (2016年4月19日), https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2016/04/19a/ 2018年8月5日閲覧。 
  6. ^ Yahoo! JAPAN、バーコードを使った実店舗でのスマホ決済機能を6月から提供, , ヤフー株式会社プレスルーム, (2018年3月28日), https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2018/03/28a/ 2018年8月5日閲覧。 
  7. ^ Yahoo! JAPAN、バーコードを使った実店舗でのスマホ決済機能を提供開始, , ヤフー株式会社プレスルーム, (2018年6月5日), https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2018/06/05a/ 2018年8月5日閲覧。 
  8. ^ ソフトバンク系QR決済のPayPayが100億円還元”. 日本経済新聞 (2018年11月26日). 2018年12月18日閲覧。
  9. ^ 「100億円還元」ペイペイが終了 開始わずか10日で”. 朝日新聞デジタル (2018年12月13日). 2018年12月18日閲覧。
  10. ^ ヤフオクドームにPayPayを導入 キャッシュレス化を推進へ KADOKAWA ASCII
  11. ^ 第2弾100億円キャンペーン”. PayPay株式会社 (2019年2月5日). 2019年2月4日閲覧。
  12. ^ PayPayは「ヤフー史上最速」で成長--オフライン取り込みマーケ領域で売上5000億円へ
  13. ^ PayPayからのお知らせ. “(プレスリリース)第三者割当増資の実施について” (日本語). PayPayからのお知らせ. 2019年5月9日閲覧。
  14. ^ スマホ決済「PayPay」サービス開始 ヤフーアプリでも利用可”. 2018年10月5日閲覧。
  15. ^ 山川晶之 (2018年7月27日). “川邊社長「もうひとつヤフーを作る意気込み」--「PayPay」でQR決済トップを目指す”. CNET Japan. https://japan.cnet.com/article/35123169/ 2018年8月5日閲覧。 
  16. ^ 「PayPay」がオンライン決済に対応! 2月以降、「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」「LOHACO」で順次導入予定”. PayPay株式会社・ヤフー株式会社・アスクル株式会社・ワイジェイカード株式会社(2018年11月30日作成). 2019年5月14日閲覧。
  17. ^ 期間固定TポイントのPayPayボーナスへの変更について”. PayPay株式会社(2019年3月4日作成). 2019年5月14日閲覧。
  18. ^ 8月からキャンペーン等で付与するポイントを、実店舗でも使える「PayPay」に変更 ~ オンライン決済で付与される「PayPayボーナス」は1%にアップ ~”. PayPay株式会社・ヤフー株式会社(2019年5月31日作成). 2019年6月2日閲覧。
  19. ^ PayPay for Business
  20. ^ PayPayがアリペイと連携、QRコード決済で中国訪日客のインバウンド消費を取り込み
  21. ^ 話題のキャッシュレス決済PayPayとアリペイが提携
  22. ^ 日本経済新聞 (2018年12月18日). “「ペイペイ」100億円還元の功罪 決済インフラ責任重く”. 2018年12月23日閲覧。
  23. ^ ITmedia (2018年12月17日). “PayPayの「クレジットカード不正利用」はなぜ起きたのか?”. 2018年12月17日閲覧。
  24. ^ ITmedia (2018年12月27日). “PayPay、3Dセキュア対応へ クレカ不正利用は「全額補償する」”. 2019年3月12日閲覧。
  25. ^ NHK (2018年12月17日). “「PayPay」不正利用相次ぐ”. 2018年12月17日閲覧。
  26. ^ 「PayPay」不正利用相次ぐ - ウェイバックマシン
  27. ^ PayPay (2018年12月18日). “PayPayアプリ アップデートのお願い”. 2018年12月23日閲覧。
  28. ^ PayPay カード情報入力回数に制限 不正決済問題受け
  29. ^ ITmedia (2018年12月18日). “PayPay、クレジットカード情報の入力回数に制限 登録方法に問題あったことを受け”. 2018年12月23日閲覧。
  30. ^ ITmedia (2018年12月21日). “決済サービス「PayPay」、クレジット決済の上限を月5万円に 不正利用対策で”. 2018年12月23日閲覧。
  31. ^ PayPay (2018年12月21日). “クレジットカードご利用時の上限金額の設定について”. 2018年12月23日閲覧。
  32. ^ クレジットカードの本人認証サービス(3Dセキュア)対応の導入について
  33. ^ 「100億円還元」ペイペイが終了 開始わずか10日で”. 朝日新聞デジタル (2018年12月13日). 2018年12月18日閲覧。
  34. ^ PayPay(ペイペイ)の使い方、使える店、対応クレジットカード総まとめ。新キャンペーン情報も紹介!” (日本語). マネ会. 2019年6月6日閲覧。
  35. ^ PayPayボーナス等が「付与取消」となる場合の理由について PayPayからのお知らせ

関連項目[編集]