Rusty Nail

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Rusty Nail
X JAPANシングル
初出アルバム『DAHLIA
リリース
規格 シングル (8cm)
デジタル・ダウンロード
録音 One On One Recording
Sedic Studio
Sound City Studio
ジャンル ロック
時間
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース YOSHIKI
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(2週連続、オリコン
  • 1994年7月度月間7位(オリコン)
  • 1994年8月度月間8位(オリコン)
  • 1994年度年間28位(オリコン)
  • X JAPAN シングル 年表
    Tears
    (1993年)
    Rusty Nail
    (1994年)
    Longing
    〜跡切れたmelody〜

    (1995年)
    ミュージックビデオ
    「Rusty Nail」(Anime Version 1994) - YouTube
    テンプレートを表示

    Rusty Nail」(ラスティ・ネイル)は、日本のロックバンド、X JAPANが1994年7月10日にリリースした10作目のシングル

    バンド初のオリコンシングルチャート1位を獲得し、セールスとしては前作「Tears」に次ぐバンド2番目の売り上げとなった[1]。同チャートの集計上非常に不利な日曜日(通例では水曜日)発売であるにも拘らず発売週のチャートで1位を獲得していることから、同デイリーチャートの集計から見れば実質1 - 2日で週間1位を獲得したことになる。さらに翌週のオリコンチャートにおいても1位を獲得し、バンド最多となる2週連続のオリコンチャート1位を記録した。

    1994年に放送された、関西テレビフジテレビドラマ君が見えない』主題歌[1]。楽曲の完成が遅れていたため、全8話のうち、本作発売直前の第5話まではデモ・テープの音源が使用された。2008年にはスズキスイフトTV-CFソングとして使用された。

    解説[編集]

    1990年にリリースされた「WEEK END」の第2章として作られた[2]。Bメロの途中に「WEEK END」のイントロ部分でPATAが弾くアルペジオがそのまま入っているほか、詞の内容も「WEEK END」から発想したものになっている[2]イントロから全編に渡りシンセサイザーのシーケンス・フレーズが展開されるなど、これまでの作風とは若干違った印象を受ける楽曲。シングル曲ではロックメタルに当てはまらない系統の楽曲も発表されていたが、何れもバラード曲に限られていた。本作ではロック色を残しながらもYOSHIKIなりのJ-POP色を加えて構成されている。YOSHIKIは当初、「POP過ぎかもしれない」と心配していた。また、本曲の演奏時間5分28秒は長編曲を特徴とするXのシングルA面曲としては比較的短いものであった(これまでは「WEEK END」の5分45秒が最短)。後1996年に発売された「CRUCIFY MY LOVE」は4分32秒と更に短いが、本作以降に発表されたシングルA面曲と比較しても短い楽曲である。

    Xの音源は基本的に右チャンネルがリードギター担当のHIDEで、左チャンネルがリズムギター担当のPATAだが、なぜかこの曲のギターソロはHIDEが弾いているにも関わらず左チャンネルから流れている。

    1994年以降ほぼ全てのライブで演奏されており、WORLD TOUR Live in TAIPEIまでは主にオープニング曲として演奏されていた。

    後にスウェーデンのバンド、ドラゴンランドが2004年のアルバム『スターフォール』の日本語版ボーナス・トラックとして原曲同様に日本語カバーした[3]

    ミュージック・ビデオ[編集]

    シングルCD発売から約5年後の1999年に、アニメーションによるミュージック・ビデオがベスト・アルバム『PERFECT BEST』の初回購入特典として付属した。音声は楽曲のみで、セリフや効果音などはない。内容はメンバー5人をモチーフにしたキャラクターがヒーローとして侵略者と闘う設定で、HIDEは侵略者に操られた手先として登場している。この映像はX JAPANのメンバーと楽曲を使用したSFアニメ映画を製作するという計画があり、そのパイロット版として作られたフィルムから「Rusty Nail」のために再編集されたものであることが発売当時新聞紙面上に記されていた。しかしながら映画の製作は「洗脳ハルマゲドン」をテーマにしていたのが当時の社会性に合わずに中止になり、長らくパイロット版の映像もお蔵入りとなっていた[4]

    2010年の1月6日と9日夜に、バンドの海外進出に伴いロサンゼルスで改めてミュージック・ビデオの製作が行われ、監督はアーロン・プラットが務めた[5]。6日の撮影はロサンゼルス・センター・スタジオで行われ、9日の撮影はハリウッドにあるコダック・シアター屋上に設置した特設ステージでライヴ・パフォーマンスのシーンを公開撮影した[5]。公開撮影には公式サイトの告知などを見たファン約8000人が集まった[5]

    収録曲[編集]

    1. Rusty Nail - 5:28
      (作詞・作曲:YOSHIKI 編曲:X JAPAN)
    2. Rusty Nail (Original Karaoke) - 5:28
      (作曲:YOSHIKI 編曲:X JAPAN)

    パーソネル[編集]

    • 共同プロデューサー:
    X JAPAN
    • オーケストラ・アレンジ:
    斎藤ネコ
    • ミキシング・エンジニア:
    マイク・ギンク
    • レコーディング・エンジニア:
    リッチ・ブリーン、マイク・ギンク、田中信一、松本元成
    • アシスタント・エンジニア:
    マイク・ストック、タール・ミラー、高橋尚也
    • マスタリング・エンジニア:
    クリス・ベルマン

    収録アルバム[編集]

    #1

    Original karaoke ver.は本シングルのみの収録。

    脚注[編集]

    1. ^ a b Rusty Nail Oricon 2011-04-04
    2. ^ a b 『月刊ギグス』(1997年2月号)シンコーミュージック・エンタテイメント
    3. ^ 『スターフォール』 cdjapan.co.jp 2011-04-04
    4. ^ オリコン・エンタテインメント刊「オリコン・ウィーク The Ichiban」1999年2月22日号74Pより。
    5. ^ a b c X JAPAN、LAの空を切り裂いた未曾有のシューティング barks.jp 2011-04-04