SCヘーレンフェーン

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SCヘーレンフェーン
原語表記 Sportclub Heerenveen
愛称 ’t Fean
De Superfriezen
Blue White Army
クラブカラー    
   
創設年 1920年
所属リーグ エールディヴィジ
所属ディビジョン 1部
ホームタウン ヘーレンフェーン
ホームスタジアム Abe Lenstrastadion.jpgアベ・レンストラ・スタディオン
収容人数 26,100[1]
代表者 オランダの旗 セース・ローゼモント
監督 オランダの旗 ヨニー・ヤンセン
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
■テンプレート(■ノート)サッカークラブPJ

scヘーレンフェーンSportclub Heerenveen)は、オランダの北部、フリースラント州の都市ヘーレンフェーンを本拠地とするサッカークラブチーム。"sc"は正確には小文字で書かれる。クラブの最高成績は1999-2000シーズンのエールディヴィジ第2位と2009年のKNVBカップ優勝である。

SCヘーレンフェーンのホームスタジアムはアベ・レンストラ・スタディオン。1985年に亡くなったクラブのレジェンドであるアベ・レンストラの敬意を表すためにこの名前になった。現在、このスタジアムは27,774人まで入場できるが、これはヘーレンフェーン基礎自治体のヘーレンフェーン地区の人口29,505人をほぼ収容できる。

歴史[編集]

アベ・レンストラ・スタディオン

1920年創立。1922年にチーム名をv.v.ヘーレンフェーンと改名。さらに1977年、アマチュア部門とプロ部門が統合し、現在のチーム名となった。近年はクラブイコン フォッペ・デ・ハーンが監督に就任した1992-93シーズンにエールディヴィジ昇格を果たした後、1999-00シーズンにはリーグ2位など同監督のもとでオランダのサブトップに成長。1983年から2006年まで会長を務めたリーメル・ファン・デル・フェルデのもと、特にスカンジナヴィアとオランダのタレントのスカウティングと育成で顕著な成功を修めた。

1997-98シーズンには初の欧州戦出場を決める。この際にはKNVBベーカーの決勝に進んだアヤックスとPSVが共にCL出場権を得たために、準決勝で敗れたヘーレンフェーンとトゥエンテでのヨーロッパカップII出場権決定戦が行われるオランダのフットボール史上例の無いケースだった。ヘーレンフェーンはその後も1999-00シーズンにリーグ2位でCL出場。

2003-04シーズンに約20年間クラブで働いていたフォッペ・デ・ハーンが退任し、過去にアシスタントを務めていたヘルジャン・フェルベークが監督に就任。1年目でUEFAカップ出場権を獲得するなど成功を収めたが、2007-08シーズンにクラブが契約終了を発表。フェルベークはフェイエノールトの新監督就任が決まり、ヘーレンフェーンは2008-09シーズンにノルウェーのトロント・ソリードを監督に迎えてリーグ5位とベーカー獲得と、クラブに初タイトルをもたらしたが、2009年8月31日にソリードが突然退任すると、その後はヤン・デ・ヨンゲ、ヤン・エーフェルス(暫定)、ロン・ヤンス、マルコ・ファン・バステン、ドワイト・ローデウウェーヘス、フォッペ・デ・ハーン(暫定)と短期間で監督が入れ替わり、2015-16シーズンにクラブの混乱状況の責任を取って運営陣が総辞職、ルーク・アイセンハが新会長に就任し、2016-17シーズンはユルヘン・ストレペルを新監督に迎えている。

2018-19シーズン、クラブは新たに新監督ヤン・オルデ・リーケリンクを据えた。リーケリンクはクラブと2年契約を結び、アシスタントコーチには元FCトゥウェンテ監督のミシェル・ヤンセンオランダ語版が就任した。リーケリンク体制のヘーレンフェーンは不安定な状態でシーズン開幕を迎え、リーグ前半戦ではホームゲームでヘラクレス・アルメロアヤックス・アムステルダム (0-4)、フェイエノールト (3-5)に敗戦し、リーグ折り返し地点で降格圏のすぐ上にいた。後半戦も状況は変わらず、2019年4月10日には格下のFCエメンに敗れ、リーケリンクは解任された。後任の座にはヨニー・ヤンセンがリーグ戦までの終了暫定監督として入った。結果、2018-19シーズンはリーグ11位でフィニッシュし、戦力とクラブ規模から見ると残念な結果に終わった。ヤンセンは2019-20シーズンから正式に監督に就任し、コロナウイルスの影響によって中断されはしたが、前年度より一つ順位を上げて10位でシーズンを終えた。

地理的な理由もあり伝統的にスカンジナビアでのスカウティングに強い。また優秀なFWのスカウティングで多くの成果を上げており、過去数シーズンに選手の売却で得た移籍金は、アフォンソ・アウヴェス(1800万ユーロ)、ミラレム・スレイマニ(1600万ユーロ)、クラース・ヤン・フンテラール(950万ユーロ)、ダニエル・プラニッチ(800万ユーロ)、ゲオルギオス・サマラス(750万ユーロ)などかなりの高額にのぼる。一方で近年はユースからハキム・ツィエク、ジェリー・シン・ジュステを始めとして多くのタレントがブレイクしている。

タイトル[編集]

国内タイトル[編集]

国際タイトル[編集]

なし

過去の成績[編集]

シーズン ディビジョン KNVBカップ
リーグ 順位
1993-94 エールディヴィジ 34 9 10 15 35 61 28 13位 3回戦敗退
1994-95 エールディヴィジ 34 12 6 16 47 60 30 9位 準決勝敗退
1995-96 エールディヴィジ 34 14 11 9 66 68 53 7位 2回戦敗退
1996-97 エールディヴィジ 34 13 11 10 58 47 50 7位 準優勝
1997-98 エールディヴィジ 34 16 7 11 56 59 55 6位 3位
1998-99 エールディヴィジ 34 14 12 8 53 41 54 7位 2回戦敗退
1999-00 エールディヴィジ 34 21 5 8 65 36 68 2位 2回戦敗退
2000-01 エールディヴィジ 34 11 14 9 51 42 47 10位 準決勝敗退
2001-02 エールディヴィジ 34 17 9 8 57 27 60 4位 準々決勝敗退
2002-03 エールディヴィジ 34 13 8 13 61 55 47 7位 準々決勝敗退
2003-04 エールディヴィジ 34 17 7 10 45 35 58 4位 ベスト16
2004-05 エールディヴィジ 34 18 6 10 64 52 60 5位 ベスト16
2005-06 エールディヴィジ 34 14 8 12 63 58 50 7位 準々決勝敗退
2006-07 エールディヴィジ 34 16 7 11 60 43 55 5位 2回戦敗退
2007-08 エールディヴィジ 34 18 6 10 88 48 60 5位 3回戦敗退
2008-09 エールディヴィジ 34 17 9 8 66 57 60 5位 優勝
2009-10 エールディヴィジ 34 11 4 19 44 64 37 11位 ベスト16
2010-11 エールディヴィジ 34 10 11 13 60 54 41 12位 4回戦敗退
2011-12 エールディヴィジ 34 18 10 6 79 59 64 5位 準決勝敗退
2012-13 エールディヴィジ 34 11 9 14 50 63 42 8位 4回戦敗退
2013-14 エールディヴィジ 34 16 9 9 72 51 57 5位 ベスト16
2014-15 エールディヴィジ 34 13 11 10 53 46 50 7位 2回戦敗退
2015-16 エールディヴィジ 34 11 9 14 46 61 42 12位 ベスト16
2016-17 エールディヴィジ 34 12 7 15 54 53 43 9位 準々決勝敗退
2017-18 エールディヴィジ 34 12 10 12 48 53 46 8位 2回戦敗退
2018-19 エールディヴィジ 34 10 11 13 64 73 41 11位 準々決勝敗退
2019-20 エールディヴィジ 26 8 9 9 41 41 33 10位 準々決勝敗退
2020-21 エールディヴィジ 34

欧州の成績[編集]

現所属メンバー[編集]

2020年10月6日現在[2]
No. Pos. 選手名
1 オランダの旗 GK エルウィン・ムルダー
2 オランダの旗 DF シェレル・フロラヌス (Flag of Curaçao.svg)
3 オランダの旗 DF ヤン・ポール・ファン・ヘッケ
4 ウルグアイの旗 DF ホアキン・フェルナンデス (Flag of Italy.svg)
5 オランダの旗 DF ルーカス・ヴァウデンベルフ
7 アメリカ合衆国の旗 FW ウリセス・ジャネス (Flag of Mexico.svg)
8 スウェーデンの旗 FW ベンジャミン・ニグレン
9 オランダの旗 FW ヘンク・フェールマン
10 ドイツの旗 MF オリヴァー・バティスタ=マイアー (Flag of Brazil.svg)
11 オランダの旗 MF ミッチェル・ファン・ベルヘン
13 ブルガリアの旗 MF スタニスラフ・ショポフ
14 コソボの旗 DF イブラヒム・ドレシェヴィッチ (Flag of Sweden.svg)
No. Pos. 選手名
15 ベルギーの旗 MF シーベン・デヴェール
16 オランダの旗 FW アリエン・ファン・デル・ハイデ
17 スウェーデンの旗 MF ラミ・ハヤル (Flag of Lebanon.svg)
18 オランダの旗 MF ハムディ・アクヨビ (Flag of Nigeria.svg)
19 オランダの旗 MF ヤン・ラス
20 オランダの旗 MF ヨエイ・フェールマン
21 オランダの旗 MF ロドニー・コンゴロ (Flag of the Democratic Republic of the Congo.svg)
24 オランダの旗 GK ヤイミー・クルーセン
25 ポーランドの旗 DF パヴェウ・ボフニェヴィチ
26 オランダの旗 FW レイン・シュミット
37 オランダの旗 FW クハイブ・ドリウェヒ (Flag of Morocco.svg)

※括弧内の国旗はその他保有国籍、もしくは市民権、星印はEU圏外選手を示す。

ローン移籍[編集]

in
No. Pos. 選手名
3 オランダの旗 DF ヤン・ポール・ファン・ヘッケ (イングランドの旗 ブライトン)
7 アメリカ合衆国の旗 FW ウリセス・ジャネス (ドイツの旗 ヴォルフスブルク)
8 スウェーデンの旗 FW ベンジャミン・ニグレン (ベルギーの旗 ヘンク)
No. Pos. 選手名
10 ドイツの旗 MF オリヴァー・バティスタ=マイアー (ドイツの旗 バイエルン・ミュンヘン)
15 ベルギーの旗 MF シーベン・デヴェール (ベルギーの旗 アンデルレヒト)
out
No. Pos. 選手名
No. Pos. 選手名

歴代監督[編集]

歴代所属選手[編集]

クラブ記録[編集]

公式戦出場試合数[編集]

順位 Pos. 国籍 選手 所属期間 試合数
1 FW オランダの旗 オランダ トゥーン・キストオランダ語版 1996-1975
1981-1987
340
2 DF オランダの旗 オランダ ウィーベ・デ・ヨング 1962-1975 314
3 MF オランダの旗 オランダ マールテン・デ・ヨングオランダ語版 1988-1994 311
4 FW オランダの旗 オランダ ヤン・スフルティングオランダ語版 1978-1988 301
5 MF オランダの旗 オランダ エディ・ボスマンオランダ語版 1973-1976
1977-1983
1985-1987
300
6 GK オランダの旗 オランダ ヒド・レイス 1975-1982
1984-1986
283
7 MF オランダの旗 オランダ ハンス・ズワルト 1961-1972 269
8 GK  南アフリカ共和国 ハンス・フォンク 1996-2004
2009
267
9 MF オランダの旗 オランダ ヤン・デ・フィセールオランダ語版 1991-1999 265
10 GK オランダの旗 オランダ アルド・スワーヘル 1985-1996 262

エールディヴィジ得点数[編集]

順位 Pos. 国籍 選手 所属期間 得点数
1 FW アイスランドの旗 アイスランド アルフレズ・フィンボガソン 2012-2014 53
2 FW オランダの旗 オランダ ヘラルト・シボン 2002-2004
2007-2010
47
3 FW オランダの旗 オランダ バス・ドスト 2010-2012 45
4 FW ブラジルの旗 ブラジル アフォンソ・アウヴェス 2006-2008 45
5 FW オランダの旗 オランダ ジェフレイ・タランオランダ語版 1995-2002 40
6 FW  デンマーク ヨン・ダール・トマソン 1994-1997 37
7 FW オランダの旗 オランダ アントニー・ルーリング 1999-2002
2014
36
8 FW オランダの旗 オランダ クラース・ヤン・フンテラール 2004-2006 33
9 MF クロアチアの旗 クロアチア ダニエル・プラニッチ 2005-2009 32
10 FW イランの旗 イラン レザ・グーチャンネジャード 2005-2009
2016-2018
29

各種クラブ記録[編集]

ライバル関係[編集]

SCカンブール・レーワルデンとの試合は「フリーセ・デルビー」と呼ばれている。SCカンブール・レーワルデンはフリースラント州の州都レーワルデンに拠点を置く、上流階級層を基盤とするクラブなのに対して、SCヘーレンフェーンは郊外のヘーレンフェーンに拠点を置き、労働者階級層をサポーターに多く持つクラブである。そのため、両者のライバル意識は高い。また、両者を比べるとフリースラント州において、SCヘーレンフェーンはより広域にサポーターを持つ。しかし、近年では両者の間にかなりの実力差ができつつあり、SCカンブール・レーワルデンは1部に留まることができず、自然とデルビーの数も減っている。

2014年10月19日のフリーセ・デルビーでは、エールディヴィジ史上最速となる試合開始わずか9秒でSCヘーレンフェーンにPKが与えられた。

また、カンブール・レーワルデンほどではないが、FCフローニンゲンとの間にもライバル意識を持っている。

脚注[編集]

  1. ^ アベ・レンストラ・スタディオン. SCヘーレンフェーン公式サイト
  2. ^ Spelers & stafSCヘーレンフェーン公式サイト 2019年9月2日閲覧