SKF

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
企業ロゴ
ヨーテボリの本社

SKFスウェーデン語: AB SKFSvenska Kullagerfabriken AB)は、世界130カ国で事業を展開する総合機械メーカーであり、ベアリング生産の世界最大手。スウェーデンヨーテボリに本社を置く。日本法人は日本エスケイエフ株式会社。ストックホルム証券取引所上場企業(OMXSKF B)。

沿革[編集]

1907年2月、スヴェン・ヴィンクヴィストによって創業、自己整合型ボールベアリングの特許を取得し、翌1908年ドイツフランスに、1909年ニューヨーク支社を開業させた[1]。1910年代には日本を含む世界の主要国で製品が提供されるようになり、1915年に充填スロット付きの単列ベアリング「ボルボベアリング」の製造を開始、第一次世界大戦の影響を受けて一時生産が23%減少するが、1924年には戦前の生産水準を上回った[1]。また同年、アッサール・ガブリエルソングスタフ・ラーソンを中心とした当時の重役数名は自動車製造の研究に着手、1926年には試作第一号車が完成し、休眠中の子会社の商標名を利用し、ボルボが創業された(1935年にSKFから資本上完全に独立)[1]

1939年に新たに球面ローラースラスト型のベアリングを発表、第二次世界大戦期の生産休止を経て1948年に生産再開、1950年に球面ローラーベアリング「Cベアリング」を発表、1966年に工具メーカーのMalcus ABを買収、1976年に現行の社名に変更するとともにアメリカ合衆国ミズーリ州の自動車スペアパーツメーカーのMcQuay-Norris Companyを買収、1990年にイタリアの工具メーカーCofler&C. S.p.A.を買収、1990年にドイツのオイルシールメーカーGoetze Elastomere GmbHを買収、2000年にシーリングサプライヤーのSealpool ABを買収、2001年にモータースピンドルメーカーのGamfior S.p.A.を買収、2003年に鉄道用ベアリングを専門とするRolling Stock Supply&Service Pty Ltdを買収、2004年に潤滑システムメーカーのWilly Vogel AGを買収、2005年台湾アクチュエータメーカーのJaeger Industrial Ltdを買収する一方、鉄鋼事業を売却した(この鉄鋼事業については2018年新日鉄住金が買収した[2][1]2006年にアメリカのMacrotech Polyseal Incを買収(2009年に全株式買収)[3]2012年にアメリカのGeneral Bearing Corporationを買収した[4]

SKFの顧客は、航空機メーカーやエネルギー企業、重機械メーカーや鉄道車両メーカーなど多岐にわたるが、自動車(二輪車含む)関連メーカーが売上の約3割を占める[5]。地域別の売上としてはヨーロッパが約40%、アジア太平洋地域が28%、北米が24%となっている[5]

日本エスケイエフ[編集]

日本法人「日本エスケイエフ株式会社」は、1932年に設立、各産業向けの軸受、シール、潤滑油、各種メカトロニクス製品や、バイク向けの部品などを販売している。横浜市港北区新横浜)にオフィスを持つ。

沿革
  • 1909年(明治42年) - 日本で代理店を介してSKFのベアリングが紹介される[1]
  • 1922年(大正11年) - 代理店を買収し系列化[1]
  • 1932年(昭和7年) - 会社設立[1]
  • 1963年(昭和38年) - 現社名に商号変更。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g SKF History” (英語). AB SKF. 2019年8月13日閲覧。
  2. ^ 新日鉄住金 スウェーデンのOvako AB社を買収(子会社化)”. 新日鉄住金 (2018年3月16日). 2019年8月13日閲覧。
  3. ^ SKF acquires U.S. based industrial seals company” (英語). MRO Magazine (2006年4月18日). 2019年8月13日閲覧。
  4. ^ SKF、米国のGeneral Bearing Corporation買収へ”. MarkLines (2012年2月13日). 2019年8月13日閲覧。
  5. ^ a b 2018 Annual report (PDF)” (英語). AB SKF (2019年3月6日). 2019年8月13日閲覧。