SLIM

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SLIM(Smart Lander for Investigating Moon[1])とは、JAXAが計画している日本の無人月面探査機着陸機イプシロンロケットで当初は2018年[2]、後に2019年[3]の打ち上げを目指したが、その後、2021年H-IIAロケットで打ち上げ予定のX線天文衛星ひとみ後継機XRISMとの相乗りで打ち上げられる見通しとなった[4]。しかしそのXRISMの開発も難航したことから、さらに2022年度に延期となる[5]など、打ち上げの延期が相次いでいる。


概要[編集]

日本初の月面着陸機であり、顔認識システムの技術を応用して月面のクレーターを認識する。かぐやが収集した情報を活用しながら現在地を特定、誤差100メートルを目標に軟着陸を目指す[2][6]。JAXA宇宙科学研究所副所長の稲谷芳文によれば、この高精度な着陸に成功することで、探査の質を高めることができるとされる[7]

かぐやが発見した縦穴へ着陸する予定となっている[8]。開発費は180億円を見込んでいる[9]

脚注・出典[編集]

  1. ^ SLIM 小型月実験機構想”. JAXA. 2015年4月21日閲覧。
  2. ^ a b 日本初の月面着陸機、30年度に打ち上げへ”. 産経ニュース (2015年4月19日). 2015年4月19日閲覧。
  3. ^ JAXA:「SLIM」19年度打ち上げ目指す”. 産経ニュース (2015年6月3日). 2015年6月5日閲覧。
  4. ^ 小型ロケット「イプシロン」、政府が19年度の打ち上げ1機中止”. 日本経済新聞 電子版 (2017年8月27日). 2017年10月21日閲覧。
  5. ^ JAXA、月面探査機の打ち上げ2022年に1年延期”. 毎日新聞 (2020年5月23日). 2020年7月14日閲覧。
  6. ^ 日本初の月面着陸計画…無人機3年後打ち上げ”. 読売新聞. 2015年4月20日閲覧。
  7. ^ JAXAはどのような構想を描いているのか…スリム計画を関係者に聞く”. 産経ニュース (2015年5月11日). 2015年6月5日閲覧。
  8. ^ JAXA、無人機で月着陸へ−小型探査機「SLIM」を18年度に打ち上げ”. 日刊工業新聞 (2015年4月21日). 2015年4月22日閲覧。
  9. ^ 日本初の月面着陸機、今年から開発スタート 「世界に先駆け高精度技術目指す」”. 産経ニュース (2016年1月1日). 2016年2月3日閲覧。