THライナー

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THライナー
THライナー用に増備された70090型
THライナー用に増備された70090型
概要
日本の旗 日本
種類 座席指定制列車
地域 東京都
埼玉県
運行開始 2020年6月6日[1]
運営者 東武鉄道
東京地下鉄
路線
起点 恵比寿駅霞ケ関駅
終点 久喜駅
営業距離 59.9km
使用路線 東武伊勢崎線
東京メトロ日比谷線
技術
車両 東武70090型電車[1]
軌間 1067 mm
電化 直流1,500V
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THライナー(ティーエイチライナー)は、2020年令和2年)6月6日から東武鉄道伊勢崎線及び東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線において運転されている座席指定制列車の愛称である[1]

JR東海などで運行されているホームライナーと同様の形態で運行される。

概要[編集]

2019年3月26日東武鉄道が、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)と東京メトロ日比谷線相互直通運転する列車に有料着席サービスを導入することを発表した[2]2019年12月19日、列車名を「THライナー」とすること、運行開始日・運行区間・運行本数・停車駅を発表した[1]

東京メトロ日比谷線に直通する列車として初の定期有料列車であり、東京メトロ日比谷線内で通過運転を行う、事実上初[注 1]の列車である。同じく東武鉄道の東上線系TJライナーは地下鉄に乗り入れていないため、有料列車が地下鉄に乗り入れるのは、同社において初である。

列車愛称の「TH」は、「東武線<TOBU>と日比谷線<HIBIYA>を結ぶライナー」「東京(都心)<TOKYO>とホーム(自宅)<HOME>をダイレクトに結ぶ通勤ライナー」を由来としている。ロゴマークでは、70090型電車の塗装に用いられている赤色・黒色に日比谷線のラインカラーである灰色を融合した文字の中心を白線で貫くことで、2路線を乗り換えなしで利用出来る利便性を表している[1]

歴史[編集]

運行形態[編集]

平日・土休日共に朝時間帯に久喜発恵比寿行きが2本、夕方 - 夜時間帯に霞ケ関発久喜行きが5本運行される。土休日は運行時間が日中寄りとなる[1][3]。 なお、恵比寿駅到着後は中目黒駅の引き上げ線まで回送される。

停車駅[編集]

凡例
●:停車、○:停車(乗車のみ可能)、◎:停車(降車のみ可能)
会社名 東武鉄道 東京地下鉄
路線名 伊勢崎線 日比谷線
方向 運行本数
\駅名
久喜駅 東武動物公園駅 春日部駅 せんげん台駅 新越谷駅 上野駅 秋葉原駅 茅場町駅 銀座駅 霞ケ関駅 虎ノ門ヒルズ駅 神谷町駅 六本木駅 広尾駅 恵比寿駅
上り 2本
下り 5本          

北千住駅では客扱いはしないが、乗務員交代のため停車する[3]

※複々線区間の北越谷駅 - 北千住駅間では、北越谷駅 - 西新井駅間は急行線、梅島駅 - 北千住駅間は緩行線の線路を使用する。この運転の為に、西新井駅 - 梅島駅間で急行線と緩行線への片渡り線を新設した[5]

座席指定料金[編集]

座席指定券 券売機

座席指定料金は、下記に示した東武線・東京メトロ線それぞれの料金を合算している。東武線内のみ、東京メトロ線内のみの座席指定券の発売は行わない。なお、霞ケ関 - 恵比寿間は乗車券のみで乗車できる。

  • 東武線 - 25kmまで370円(小児190円)、26km以上470円(小児240円)[6]
  • 東京メトロ線 - 一律210円(小児110円)[7]

これにより、事前購入の場合の販売額は以下の通りとなる。

座席指定料金(2020年2月26日現在[8]
区間 大人 小児
久喜 - 春日部 ↔ 日比谷線各駅 680円 350円
せんげん台・新越谷 ↔ 日比谷線各駅 580円 300円

なお、事前に座席指定券を購入せず、車内で購入した場合、大人・小児共に200円を加算して販売する。この場合、車内で座席の指定は行わない[9]

使用車両[編集]

ロング・クロスシート転換座席搭載車両の70090型電車を使用する[1]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 過去には、東急東横線及びみなとみらい線直通の臨時列車「みなとみらい号」が、日比谷線において通過運転を実施した実績がある。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i “2020年6月6日(土)東武鉄道・東京メトロダイヤ改正 東武線・日比谷線相互直通列車に初の座席指定制列車「THライナー」が誕生!” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東武鉄道/東京地下鉄, (2019年12月19日), オリジナルの2019年12月19日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20191219084312/https://www.tobu.co.jp/file/pdf/4353a1a050835f139e2e94adf9cd5dc0/191219_2.pdf?date=20191219123402 2020年1月25日閲覧。 
  2. ^ a b “東武線・東京メトロ日比谷線相互直通列車に有料着席サービスを新たに導入します! 〜東武鉄道70000系をベースとした新造車両「70090型」を導入予定〜” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東武鉄道/東京地下鉄, (2019年3月26日), オリジナルの2019年3月30日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20190330073813/http://www.tobu.co.jp/file/pdf/b45e7ea444db6f7c2a3fa9bbed58dfb1/190326.pdf?date=20190326142742 2020年5月30日閲覧。 
  3. ^ a b c “2020年6月6日(土)日比谷線のダイヤを改正します 「THライナー」の運行開始及び平日の霞ケ関駅行列車を中目黒駅行に変更します” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東京地下鉄, (2020年5月11日), オリジナルの2020年5月28日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20200528084829/https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews200511_39.pdf 2020年6月6日閲覧。 
  4. ^ “指定席でゆったり通勤 日比谷線直通の東武「THライナー」運行開始”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2020年6月7日). オリジナルの2020年6月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200607163528/https://mainichi.jp/articles/20200607/k00/00m/040/057000c 2020年6月9日閲覧。 
  5. ^ 日比谷線THライナー登場、指定席の需要あるか”. 東洋経済オンライン (2020年6月6日). 2020年8月20日閲覧。
  6. ^ 東武鉄道旅客営業規則(第3章 旅客運賃・料金) (PDF) 第125条第1項第6号。
  7. ^ 東京地下鉄旅客営業規程 (PDF) 第70条の2第1項。
  8. ^ “2020年6月6日(土)ダイヤ改正を実施! 東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線・東武アーバンパークライン【特急列車・THライナー・SL大樹概要が決定】” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東武鉄道, (2020年2月25日), オリジナルの2020年5月10日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20200510221056/https://www.tobu.co.jp/file/pdf/1748d4629b95c74a8661b243af941bda/200225_3%20.pdf?date=20200303180821 2020年5月30日閲覧。 
  9. ^ 東武鉄道旅客営業規則第57条の3及び第125条第2項、東京地下鉄旅客営業規程第40条の2第4項及び第70条の2第2項。

関連項目[編集]