THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE (夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)
THE YELLOW MONKEYスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
レーベル TRIAD / 日本コロムビア
プロデュース 吉井和哉
チャート最高順位
THE YELLOW MONKEY アルバム 年表
Bunched Birth
1991年
THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE / 夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー
1992年
EXPERIENCE MOVIE
1993年
『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE』収録のシングル
  1. Romantist Taste
    リリース: 1992年5月21日
テンプレートを表示

THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE (夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)』(ザ・ナイト・スネイルズ・アンド・プラスチック・ブギー やこうせいのかたつむりたちとプラスチックのブギー)は日本のロックバンドTHE YELLOW MONKEYの1枚目のオリジナルアルバム。

1992年6月21日日本コロムビア・トライアドレーベルよりリリースされた。また、2000年8月19日に廉価盤が再発された。さらに、2013年12月4日にはリマスター盤Blu-spec CD2にて再発売された。

解説[編集]

  • メジャーデビュー初のオリジナルアルバム。
  • レコーディングの際、エンジニアがミキシングの1曲目であった「Foxy Blue Love」をニルヴァーナのような激しい音で作ったが、吉井は頑なに拒否し、「フィンガー5ピンクレディーのような、75~76年の音がいい」と主張し、やり直しを要求したという[1][2]
  • ライブでの定番曲が多く収録された作品だが、吉井はこのアルバムでの自身の歌声について「怯えてる。腹の底から声が出ていない」と厳しい評価をしている[1]
  • ジャケットにはデビューシングル「Romantist Taste」同様、カタツムリが出ている。アルバムの中の現出では吉井の額の上に、肌の色と重なり抱きしめられるように佇む。
  • ヘヴィメタル専門誌の『BURRN!』1992年7月号にレビューが掲載され、70点(100点満点中)という結果となり、4人とも元ジャパニーズメタルバンドのメンバーの集まったバンドにも関わらず、メタルハードロック要素をほぼ捨て去った本作に対して「HM/HRファンが真面目に聴いたらくだらない作品」と一刀両断し、「彼らの過去のキャリアを知らない少年少女には「ちょっと変わったロック」として評価されてしまうのだろう」、「良く出来た歌謡曲」と皮肉を送った。

収録曲[編集]

  1. Song for Night Snails (3:48)
    (作詞・作曲:吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY)
    全編ファルセットで歌っている。ライブでまともに披露されたことはほとんどなく、1996年の『FOUR SEASONS』のツアー中、曲間に吉井とギターの菊池がサービスで演奏したことを除くと、1998年年末の「メカラ ウロコ・9」のオープニングで演奏されたのみである[3]
  2. Subjective Late Show (4:15)
    (作詞・作曲:吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY)
    デビュー前のリハーサルの1曲目に演奏されることが多く、2016年の再集結時にもリハーサルの1曲目として演奏された。その理由として吉井は「いろんなテンポや要素が混ざっていて、バンドの状態が一番分かるため」と語っている[4]。ライブでは間奏で吉井が「仮面ライダー1号」の変身ポーズを披露することが多く、吉井は「仮面ライダーってやっぱり変身願望なんだよ。だから憧れるのは当然だし、大人になってやっても何も変じゃない」と語っている[5]。前曲から音が繋がっており、この作業に非常に手間がかかったという[3]
  3. Oh! Golden Boys (3:39)
    (作詞・作曲:吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY)
    レコーディング直前に書き下ろされた。「この曲は武道館公演まで演奏しない」と決められ、公言通り1995年4月の武道館で初披露された。ドラムはトムトムがオーバー・ダビングされており、前述の武道館公演ではトムのパートをシークエンスで流しながら演奏された[3]
  4. Neurotic Celebration (3:39)
    (作詞:吉井和哉 / 作曲:菊地英昭・吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY)
    デビュー前からのレパートリーだった曲。当時のライブではギターソロ後の歌中で一旦ブレイクし、客席に向かって吉井が「Fuck Meって言って」と呼びかけるのが恒例であった[3]
  5. Chelsea Girl (2:56)
    (作詞・作曲:吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY)
  6. 不愉快な6番街へ(Unpleasant 6th Avenue) (4:43)
    (作詞・作曲:吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY)
    デビューシングル「Romantist Taste」カップリング。アルバム用に書き下ろされた。当時吉井が担当していたラジオ番組のリスナー人気投票において、ワースト部門1位に輝いたことがある[3]
  7. This Is For You (5:34)
    (作詞:吉井和哉 / 作曲:菊地英昭・吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY)
    男性の同性愛を描いている[6]。『MOTHER OF ALL THE BEST』にも収録された。自身初のトリビュート・アルバムである『THIS IS FOR YOU〜THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM』のタイトルの由来にもなった(曲は未収録)。
  8. Foxy Blue Love (4:43)
    (作詞・作曲:吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY)
    「アップテンポの曲が少ないのでは」ということで、レコーディング前に急遽作られた。歌詞はSMを歌ったものである[3]
  9. 真珠色の革命時代(Pearl Light Of Revolution) (6:48)
    (作詞・作曲:吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY)
    精神的にも肉体的にもボロボロになっていた吉井が、そんな生活から抜け出したいという一心で作ったバラード曲。「渋谷ラ・ママ」でのデビュー記念ライブで演奏された際、感極まった吉井が涙を流したというエピソードがある[1]。「メカラ ウロコ」ではオーケストラとの競演で演奏され、後にライブ盤『SO ALIVE』、ベスト盤『MOTHER OF ALL THE BEST』に「メカラ ウロコ・9」の音源が収録された。2013年に行われた『イエモン-FAN'S BEST SELECTION-』のファン投票で7位を獲得し、収録が決定した。
  10. Romantist Taste (5:05)
    (作詞・作曲:吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY)
    デビューシングル。
  11. Walkin'In Sunshine (5:30)
    (作詞・作曲:吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY)

参加ミュージシャン[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 吉井和哉. 『吉井和哉自伝 失われた愛を求めて』. ロッキング・オン. 
  2. ^ 「ブリッジ97年4月号」
  3. ^ a b c d e f TRIAD COMPLETE BOX ブックレット
  4. ^ 「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016」ツアーパンフレット. 
  5. ^ ROCKIN'ON JAPAN 1993年9月号. 
  6. ^ THE YELLOW MONKEY 再集結記念特集 - 音楽ナタリー”. 2018年12月31日閲覧。