THE POINT OF LOVERS' NIGHT
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「THE POINT OF LOVERS' NIGHT」 | ||||
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TM NETWORK の シングル | ||||
初出アルバム『RHYTHM RED』 | ||||
B面 | THE POINT OF LOVERS' NIGHT (Instrumental) | |||
リリース | ||||
規格 | 8センチCD | |||
ジャンル | ロック | |||
レーベル | EPIC/SONY RECORDS | |||
作詞・作曲 | 作詞・作曲:小室哲哉 | |||
プロデュース | 小室哲哉 | |||
チャート最高順位 | ||||
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TM NETWORK シングル 年表 | ||||
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「THE POINT OF LOVERS' NIGHT」(ザ・ポイント・オヴ・ラヴァーズ・ナイト)は、TM NETWORKの21枚目のシングル。
内容[編集]
TMNに改称前のTM NETWORK最後のシングルであり、TM NETWORK名義として現在のところ唯一のオリコン1位獲得シングルである。
マクセルカセットテープ「UD@017」CMソングとして1990年3月10日から流れ、販売予定はなかったが問い合わせが殺到しシングル化された。小室哲哉のソロ活動を挟み、「DIVE INTO YOUR BODY」から1年のブランクを明けてのリリースとなった[1]。
歌詞は英語を使わずに「巡り合う不思議」「巡り合った2人の絆」を書いた。楽曲はサビの前半を中心に組み立て、「急ぐ様に、転がる様に、揺れる気持ち」のスピード感を演出した[1]。
小室は「TM NETWORKとTMNの両方に対応可能な曲であり、付き合い始めたカップルに共感してもらえる歌詞になっていると思います」と語っている[2]。
宇都宮は「英語がないから、一歩間違えるとフォークソングになってしまう可能性があった。その微妙な差を埋めるために色々考えながら歌った」と語っている[3]。
TMNリニューアルが発表される2ヶ月前にリリース。ギターはデュラン・デュランのギタリストで、小室のソロ活動でもサポートギターとして活躍したウォーレン・ククルロ。彼のハードなギターはTMNリニューアル後のハードロック路線への転換を予感させる仕上がりとなっている。本作ではドラムはシンクラビアによる打ち込みとなっているが、アルバム『RHYTHM RED』に収録されているバージョンでは生演奏となっている。
なお慣例となっている同曲のインストバージョン曲はこれまでは「~Mix」となっていたが、このシングル以降「~Mix」という表記はなくなった。
小室はこの時期に映画製作会社「グラデミー」を設立し、本楽曲をモチーフにした映画製作(原案:小室、脚本:木根)を企画していたが、諸事情で頓挫した[4]。
また、本シングルよりレコード、カセットテープでのリリースは無くなり、以降はCDのみでのリリースとなる。
収録曲[編集]
- THE POINT OF LOVERS' NIGHT
- 作詞・作曲・編曲:小室哲哉
- THE POINT OF LOVERS' NIGHT (Instrumental)
- 作曲・編曲:小室哲哉
収録アルバム[編集]
- RHYTHM RED (アルバムバージョン)
- TMN COLOSSEUM II (ライブバージョン)
- TMN CLASSIX 1 (rhythm red version)
- TETSUYA KOMURO PRESENTS TMN BLACK
- TMN final live LAST GROOVE 5.19 (ライブバージョン)
- TIME CAPSULE all the singles
- STAR BOX TMN
- TM NETWORK THE SINGLES 2
- TM NETWORK ORIGINAL SINGLES 1984-1999
- TM NETWORK ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS 1984-1999 (Instrumental)
- Gift from Fanks T
脚注[編集]
- ^ a b ソニー・マガジンズ刊 『WHAT's IN?』 1990年8月号98Pより。
- ^ ソニー・マガジンズ刊 『WHAT's IN?』 1990年12月号89Pより。
- ^ ソニー・マガジンズ刊 『ギターブック』 1990年5月号付属MINI BOOKより。
- ^ TM NETWORK『WORLD HERITAGE DOUBLE-DECADE COMPLETE BOX』ブックレットより。
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