TOHOKU EMOTION

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TOHOKU EMOTION
TOHOKU EMOTION (2014年10月12日 陸奥白浜 - 鮫間)
TOHOKU EMOTION
(2014年10月12日 陸奥白浜 - 鮫間)
運行者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
運行区間 当面は八戸駅 - 久慈駅
経由線区 主に八戸線
使用車両 キハ110系気動車
八戸運輸区
運行開始 2013年10月19日
備考 団体専用列車扱い
2013年8月現在のデータ
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TOHOKU EMOTION[1](トウホクエモーション、東北エモーション)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が運行する鉄道車両気動車)で、ジョイフルトレインと呼ばれる車両の一種である。

概要[編集]

「新しい東北を発見・体験」することにこだわった列車で、キハ110系気動車3両を改造し、列車全体を「移動するレストラン」として運用する。2013年2月、「2013年(平成25年)秋以降、臨時列車として八戸線にて土休日、ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始を中心に年間150日間程度運行される予定」と発表された[2]。乗車にはおとな1名をふくむ2名以上での事前の予約が必要で、旅行商品(パッケージツアー)として発売するため、団体専用列車扱いの運行となる[3]。従って、車両正面の種別幕も「団体」となる。

2013年(平成25年)10月19日に予定通り運行を開始し[4]、最初は2014年(平成26年)3月30日までの土休日の33日間で運行された[5]。また、運行は1日1往復となっている。

最初のシーズンの運行が好評だったことから、2014年4 - 9月にも50日間の運行が追加された[6]。その後も半年ごとに日時を決定し、現在も運行が続いている。定期列車としては運行当初から一貫して八戸 - 久慈間で運行されているが、2019年6月には臨時列車として三陸鉄道リアス線を経由して釜石駅まで延長運転される予定。

下り(往路)は八戸駅発で、ランチコースが提供される。担当シェフは半年交代、メニューは3か月ごとに変更を行い、再び利用したくなるように工夫している。 上り(復路)は久慈駅発で、鮫駅到着までの間デザートブッフェが提供される。準備の都合上、往復利用の場合でも久慈駅で一度車外へ出る必要がある。

日時によっては、大漁旗などによる沿線住民からの見送りが見られることもある。

停車駅[編集]

八戸駅 - (本八戸駅 - 鮫駅 - 種差海岸駅) - 久慈駅

  • 本八戸駅 - 種差海岸駅は上り(復路)のみ停車し、下車できる。ただし、乗車はできない。
  • このほか、景観のよい場所では減速運転や停車を行う。

車両[編集]

車両のデザインはインテリア・キッチン・エクステリアの各々のデザイナーが東北地域の特徴を生かした志向でまとめられ、移動手段としてだけではなく列車に乗ること自体を楽しむことを目的として企画された。TOHOKU EMOTIONの外観デザインは、奥山清行が代表のKEN OKUYAMA DESIGNが担当した。

編成は、キハ110系一般形気動車の3両を固定編成化したものになっている。

  • キハ111-701(定員28人) : 7室のコンパートメント個室席
  • キクシ112-701: ライブキッチンスペース
  • キハ110-701(定員20人) : オープンダイニングスペース

なお、「キクシ」の形式記号日本国有鉄道(国鉄)時代を通じても初となった。「キクシ」はディーゼル車両に属するがエンジン無しの運転台つき食堂車という意味である[7][8]

番号の新旧対照は次の通り[9]

  • キハ111-2(元釜石線急行陸中」用)→キハ111-701
  • キハ112-2(元釜石線急行「陸中」用)→キクシ112-701
  • キハ110-105(普通列車用)→キハ110-701

全車とも、各所に津軽地方の伝統工芸や名産・特産に見立てたものをちりばめている。

床敷物やキッチン窓には伝統工芸の技法「こぎん刺し」、オープンダイニングには久慈の名産である「琥珀」をイメージしたウォールライトなどが取付けられ、東北各県の特産を素材とした料理を味わいながら、車両の室内空間も楽しめるように配慮された内装となった[7]

  • 1号車のキハ111-701は、人工大理石と木で構成されたテーブルやクローゼットを備え、4人掛けの革張りクロスシートを持つコンパートメント個室車両に改造された。7室すべてが海側となる。利用には追加料金が必要で、その額は人数によって異なる。
  • 2号車のキクシ112-701は、オープンキッチン、バックキッチン、オープンバーの構成となった。オープンキッチンでは、提供される料理を目の前で作るライブ感覚の演出が楽しめるように通路との仕切をガラス張りに変更した。なお、TOHOKU EMOTIONの乗降はこの車両からとなっている。
  • 3号車のキハ110-701は、オープンダイニング車両として、通路をはさんで海側に2人用の四角いテーブル2卓を3組、反対側に2人用の三角形のテーブル7卓を配置し、2人連れから4人連れまで利用出来る工夫をしている。

また、備え付けのトイレを和式トイレから車イスでも利用可能なバリアフリー対応の大型トイレに改造している。

脚注[編集]

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  1. ^ 当初のプレスリリースでは頭文字の"T""E"のみが大文字であったが、運行開始後の広報文書では全てのスペルが大文字となっている[1] (PDF)
  2. ^ 「Tohoku Emotion」東北エモーション 〜デザイン、食、景色を楽しむ新しい列車がデビューします〜 (PDF) - 東日本旅客鉄道盛岡支社プレスリリース(2013年2月5日)
  3. ^ よくあるご質問 (PDF)
  4. ^ 八戸線レストラン列車がデビュー - デーリー東北2013年10月20日
  5. ^ 「Tohoku Emotion」東北エモーション 〜デザイン、食、アート、景色を楽しむ新しい列車を利用した旅行商品が発売開始となります〜 (PDF) - 東日本旅客鉄道盛岡支社プレスリリース(2013年7月29日)
  6. ^ ~ご好評をいただいております「TOHOKU EMOTION」について、 2014 年度上半期の運転日が決定し、発売開始となります~ (PDF) - 東日本旅客鉄道プレスリリース(2014年1月16日)
  7. ^ a b JR東日本 キハ110系改造 レストラン列車「TOHOKU EMOTION」 (PDF)”. 総合車両製作所技報 第2号. 総合車両製作所. pp. 108 - 111 (2013年12月). 2018年3月31日閲覧。
  8. ^ 「キク」の例では、JR西日本キヤ141系気動車のキクヤ141-2がある。
  9. ^ 「JR電車編成表2014冬」ISBN 9784330424132 p.360。

関連項目[編集]