UCS
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
![]() 〒492-8686 愛知県稲沢市天池五反田町1番地 |
設立 |
1991年(平成3年)5月17日 (ユニーカードサービス) |
業種 | その他金融業 |
法人番号 |
2180001086250 ![]() |
事業内容 | 総合あっせん事業など |
代表者 |
代表取締役社長 後藤 秀樹 代表取締役 新谷 省二 |
資本金 | 16億1089万円[1] |
発行済株式総数 |
18,807,700株 (以下、2017年2月期)[1] |
売上高 | 199億97百万円(営業収益)[1] |
営業利益 | 3億01百万円[1] |
純利益 | 19百万円[1] |
純資産 | 242億16百万円[1] |
総資産 | 1,504億42百万円[1] |
従業員数 | 144人[1] |
決算期 | 2月末 |
主要株主 | ユニー株式会社100% |
外部リンク | www.ucscard.co.jp |
特記事項:登録番号 東海財務局長(8)第00108号 日本貸金業協会会員(第002839号) |
株式会社UCS(ユーシーエス、英: UCS CO., LTD.)は、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス傘下の金融事業会社であり、クレジットカード事業を行う登録割賦購入あっせん業者・貸金業・保険代理店業者である。
国際ブランドとしてMasterCard[注 1]、JCB及びVISA[注 2]ブランドのクレジットカードを発行している。かつては、VISAブランドの場合、 Visa TouchとQUICPayの両方に対応していたが、 Visa Touchについては、現在は受付を終了し、どのブランドでもUCS QUICPayが発行できるようになった[注 3]。クレジットカード会員数は283万人、電子マネー会員数は223万人である。全社の取扱高は9164億円。(2019年(平成31年)2月現在)
電子マネーmajicaを発行[注 4]している[2]。かつては電子マネーunikoも発行・運用していたが2020年に終了した。
略歴[編集]
- 1973年(昭和48年) - 株式会社ユニーサービス設立
- 1990年(平成2年) - 株式会社ラブァンス設立
- 1991年(平成3年) - 株式会社ユニーカードサービス設立[1]
- 1997年(平成9年) - 株式会社ユーシーエスサービス設立[1]
- 1998年(平成10年) - 株式会社ユニーサービスが株式会社ラブァンスを合併
- 2004年(平成16年) - 株式会社ユニーカードサービスを存続会社として株式会社ユニーサービス及び株式会社ユーシーエスサービスを合併し、商号を株式会社UCSに変更[1]
- 2005年(平成17年) - センチュリーインシュアランスサービス株式会社(東京都江東区、保険代理店業)を合併[1]
- 2005年(平成17年) - ジャスダックに上場(証券コード8787)[1]
- 2007年(平成19年) - モール型ショッピングセンター対応「WALKカード」発行
- 2007年(平成19年) - 非接触IC決済「QUICPay」、「VisaTouch」発行
- 2010年(平成22年) - SBIホールディングス系SBIモーゲージ(株)と提携。住宅ローン事業に進出
- 2013年(平成25年)11月21日 - 電子マネーUnikoの供用を開始[1]
- 2018年(平成30年)
店舗[編集]
アメリカンファミリー生命保険会社(アフラック)の代理店としてユニーのショッピングセンター内に店舗を設け、金融商品の販売も行っている。
- UCS保険サービスショップ:けやきウォーク前橋 リバーサイド千秋 アクアウォーク大垣(SBI住宅ローン/SBI保険プラザ併設)、他計7店舗
- アフラックサービスショップ:ラザウォーク甲斐双葉 リーフウォーク稲沢、他計27店舗
- よくわかる!ほけん案内:エアポートウォーク名古屋、1店舗
営業所[編集]
UCSカードの主な特徴[編集]
![]() | この節は広告・宣伝活動のような記述内容になっています。2014年1月) ( |
- アピタ(松阪三雲店の食品レジは除く)で5%OFF感謝デー(毎月9日,19日及び29日)にUCSカードによる精算をすると、一部の商品を除いて表示価格から5%引になる。
- 静岡、富山、石川、福井県内のピアゴで金曜日にUCSカードによる精算をすると、一部の商品を除いて表示価格から5%引になる。(愛知、岐阜、三重県の店舗は2020年5月1日又は同年11月20日をもって廃止、滋賀県唯一のピアゴである一里山店も2020年5月1日をもって廃止している。)
- 宇佐美鉱油にて、UCSカードで精算すると燃料油、CNGは表示価格から2円引きとなり、その他商品は5%引きとなる。(直営店のみ)。
uniko[編集]
UCSはユニーグループで使用できるプリペイド方式の磁気型電子マネーuniko(ユニコ)を発行していた[4][5]。
2013年11月21日からサービスを開始して2020年4月30日に終了した。
アピタ、ピアゴ、およびアピタ・ピアゴ・MEGAドン・キホーテUNY内の一部専門店で利用ができた[4]。2016年8月21日に廃止となったユーホームや2017年10月31日までピアゴ関東が運営していたベンガ・ベンガでも利用が可能であった。ユーホームから改装したDCMカーマやフレスコ関東の運営になったベンガベンガは利用不可で、当時ユニーグループ内だったminiピアゴにも導入されなかった。カードの申し込みは店頭のみで、ネット上では受け付けていなかった。
チャージ上限額の5万円を超えて支払う場合は、ユニコ残高からチャージ残高全額を引き、差額を現金、ユニー・ファミリーマートグループ商品券、UCSカードのいずれかで支払い、商品券やクレジットカードと併用可否は一部専門店は異なった。2020年4月2日以降はチャージ終了に伴い、ユニコ残高不足となる場合も同様だった。majicaと併用払いやunikoを含む支払いで、majicaのランク対象金額加算は一切出来なかった。
ポイントは200円につき1ポイント付与され、ファミリーマートをのぞいて即時還元されていたMEGAドン・キホーテUNY、ドン・キホーテUNYは専門店も含め2020年1月4日から、閉店店舗は閉店前からそれぞれ実施された。2020年5月1日時点で保有するポイントは当面majicaポイントへ移行可能である。
名称の由来は、あなたの「ユー」とユニーグループの「ユニー」、お客様の笑顔「ニコッ!」を足したもので[4]、公式キャラクターは公募で「ゆにぴょん」とされた。
ユニー・ファミリーマートホールディングス発足後の取り扱い[編集]
ユニー・ファミリーマートホールディングス[注 5]発足後、ユニコカードはアピタ、ピアゴで利用が可能であった。
MEGAドン・キホーテUNYへ業態転換店舗は2020年1月31日まで利用可能であったが、アピタは毎月9日、19日、29日、ピアゴは毎週金曜日に行っていた(現在は愛知、岐阜、三重、滋賀のピアゴは廃止済み)5%OFF感謝デーなど特典の対象からUCSカード、majicaとともに除外された。一方ドン・キホーテグループの電子マネーであるmajicaで適用されている、1001円(税込)以上の買い物で支払い金額の1円単位の額を切り捨てる(2020年7月1日以降は5円未満の端数のみ)、円満快計などの特典がほぼ同等で受けられた。現在はmajicaの他にUCSカードでも受けられる。カードへのチャージもチャージ機のみの取り扱いとなっていた。2019年12月31日にチャージの取り扱いを先行終了し、通常のドン・キホーテは利用不可となる。
サークルK、サンクスは、ファミリーマートへ移行していない店舗は、統合当初から移行直前まで利用が可能で、カードの販売を継続する店舗もあった。ファミリーマートへ移行した店舗、以前からファミリーマートとして営業していた店舗、サークルKやサンクス以外からの転換店舗は、それぞれ利用できなかったが、2018年4月24日から全店舗で取り扱いを開始した[6]。毎週土曜日、日曜日の2倍デーは対象外のほかポイント数の表示がされなかった。この他ファミリーマートではユニーグループのライバルに当たるイオングループ が手掛けるWAONを2009年10月より導入してきた。ユニコカードと競合する形になるが統合後も引き続き利用可能なほかサークルK、サンクスについても統合2日前の2016年8月30日よりWAONを導入し両方が利用可能となっていた。のちのユニコ廃止後もファミリーマートではWAONが利用できる一方で、majicaは導入していない。
ファミリーマートでは2020年3月31日23時に取り扱いを終了。他の加盟店舗は2020年4月1日に入金を、2020年4月30日にサービスをそれぞれ終了し、以降はmajicaへの移行扱する。アピタ、ピアゴ、MEGAドン・キホーテUNY内の専門店は2020年秋のmajica導入を予定していたが2021年に入った現在でも利用出来ない。その為2020年5月1日からuniko、majicaのいずれも利用出来ない状態が続いている。移行に際して2020年4月1日から12月31日(改装、完全閉店の店舗は最終営業日)まで、アピタ・ピアゴ(UDリテール転換店をのぞく)でuniko所持客にUNYmajicaを無償で配布していた。[7]2020年4月3日(印刷物では同月6日とされていたがアプリ上では3日より対応していた。)からアプリで、5月1日からアピタ・ピアゴ店頭で[7]、それぞれ残高をmajicaへ移行できる(2021年1月1日以降も当面可能。)
沿革[編集]
- 2013年11月21日 - アピタ(精華台店は除く)・ピアゴでサービスを開始。
- 2014年
- 7月18日 - サークルK・サンクスでサービス開始。
- 7月22日 - アピタのインターネットショッピングでサービス開始。
- 8月1日 - アピタ・ピアゴのショッピングセンター内の専門店(78店舗)でサービス開始。
- 9月3日 - ナガイ(現:フレスコ関東)が運営するベンガベンガの店舗へ導入開始(2017年10月31日利用終了)。
- 2015年
- 2月20日 - UCSカード提示による現金支払いでの割引を終了(これをもってユニコに完全移行)。
- 2018年
- 4月24日 - ファミリーマートでも当カードの取り扱いを開始。
- 2019年
- 10月1日 - ファミリーマートの店舗(一部店舗を除く)にてキャッシュレス還元の対象となる。(即時2%還元)
- 12月31日 - ユニコカードの販売(新規入会)を終了[8] 。MEGAドン・キホーテUNY、ドン・キホーテUNYの店舗における、チャージの先行終了。
- 2020年
- 1月26日 - MEGAドン・キホーテUNY、ドン・キホーテUNYにて日曜日ユニコポイント2倍特典を終了。同時に通常のドン・キホーテを含めUCSカードでの日曜日Uポイント2倍も終了。
- 1月31日 - MEGAドン・キホーテUNY、ドン・キホーテUNYの店舗にて支払い終了(ただし専門店は4月30日まで利用可)[7]
- 2月17日 - UCSカードのUポイントからユニコへの交換終了
- 2月29日 - アピタ、ピアゴ店舗でのボーナスポイント特典終了(同時にUCSカードのクレジット払いでもボーナスポイント特典を終了)
- 3月1日 - アピタ、ピアゴの直営、専門店(対応店舗のみ)にて、支払時の残存ポイントがオートチャージされる。(2020年2月29日に失効のポイントは対象外)ファミリーマートは対象外。(MEGAドン・キホーテUNY、ドン・キホーテUNYの専門店(ユニコ対応店舗のみ)はそれらの直営と同じ1月4日より対応している)
- 3月29日 - アピタ、ピアゴ店舗での日曜日ユニコポイント2倍特典終了。(同時にUCSカードのクレジット払いで日曜日Uポイント2倍特典も終了)
- 3月31日 - 23時00分にファミリーマート店舗でのチャージ、取扱先行終了[7] 。これに伴い6月30日まで実施されたキャッシュレス還元もユニコは対象から外れる。またmajicaの導入予定はない。ユニコポイントのオートチャージは非対応であったほかmajicaへの交換も出来ない。
- 4月1日 - アピタ、ピアゴ店舗でのチャージ終了[7]。またアピタ、ピアゴ店舗にてユニコ提示(返却不要)でmajica配布開始[7]。(アピタンデザインは無料配布の対象外)ユニコと現金の併用払いによる5%引き特典開始。(アピタ宇都宮店など一部店舗では先行実施していた。他社クレジットカード、他社電子マネーの併用払いは割引対象外。)
- 4月3日-majicaアプリにてユニコからmajica(UNYmajica以外も含む。)への残高の移行を開始。
- 4月5日-アピタ、ピアゴ店舗のセルフレジでの取扱先行終了
- 4月6日 - アピタ、ピアゴ店舗の直営レジにmajica導入(専門店は2020年秋に対応予定、5月1日~当面の間ユニコ、majicaのいずれも利用不可)。majicaアプリでのunikoの残高移行開始[7]。
- 4月19日 - ユニコ(UCSカードも含む。)でのPOSAカード購入終了。アピタ宇都宮店の衣料品・暮らしの品売場での取扱先行終了。(新型コロナウイルス感染症の流行に伴い食品売場は6月7日まで営業を継続した為ユニコも他店同様4月30日まで利用可能であった。)
- 4月24日-ピアゴ店舗での5%引き終了。(UCSカード、majicaでの割引は翌週の5月1日に一部店舗で終了し2020年11月20日をもって愛知、岐阜、三重県の店舗は終了した。静岡、富山、石川、福井の店舗は現在も継続している。)
- 4月29日-アピタ店舗での5%引き終了。(UCSカード、majicaでの割引は継続)
- 4月30日 - アピタ、ピアゴ店舗(ラスパ、ウォーク専門店も含む)、 MEGAドン・キホーテUNY、ドン・キホーテUNYの店舗内に出店している専門店での支払い終了[8][7]。これに伴い全ての加盟店での取扱を終了する。
- 5月1日 - アピタ、ピアゴ店舗のサービスカウンターにてユニコからUNYmajicaへの残高の移行を開始[7]。
- 12月31日 - アピタ、ピアゴ店舗でのユニコ提示でのmajicaの無料配布終了[7] 。(ただしアピタ掛川店、ピアゴ香久山店、アピタ会津若松店、アピタ高森店、アピタ精華台店、ピアゴ吉良店は閉店に伴い先行終了している。MEGAドン・キホーテUNYでは無料配布不可。)
majica[編集]
当社の発行する電子マネーカードとしては、uniko以外にmajicaも存在する[2]。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ プリンシパルメンバーとして加盟しているが、プロセシングは三菱UFJニコスが担当。
- ^ 三菱UFJニコスからのライセンス供与。発行開始当初にはUFJカードのロゴも券面に記載されていた。
- ^ MasterCardブランドはSmartplusに非対応。
- ^ 運用は当社ではなく[[ドン・キホーテ (企業)|]]。
- ^ 2016年9月1日付でユニーグループ・ホールディングスが(初代)ファミリーマートに吸収合併。
出典[編集]
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “有価証券報告書-第26期(平成28年3月1日-平成29年2月28日)”. EDINET. 2018年2月10日閲覧。
- ^ a b majica規約
- ^ a b “当社連結子会社による株式会社UCS(証券コード:8787)の株式交換による完全子会社化に関するお知らせ (PDF)”. ユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社 (2018年2月6日). 2018年2月10日閲覧。
- ^ a b c “ユニーグループ電子マネー「uniko(ユニコ)カード」誕生! (PDF)”. ユニーグループ・ホールディングス (2013年10月8日). 2013年11月3日閲覧。
- ^ ユニコカード会員規約
- ^ “ファミマでもユニコカード 来春、1万7000店に対応拡大”. 中日新聞 (2017年10月14日). 2017年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “ユニコ会員さまへ大事なお知らせ”. アピタ・ピアゴの電子マネー ユニコ. 株式会社UCS (2019年10月24日). 2019年11月3日閲覧。
- ^ a b “ドン・キホーテの電子マネー「majica(マジカ)」 アピタ・ピアゴ全店でご利用可能に! 2020 年春よりサービス開始 publisher=株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス” (プレスリリース), (2019年10月23日) 2019年11月3日閲覧。
関連項目[編集]
- ユニー
- モバイル決済推進協議会
- QUICPay(非接触ICカード)
- Visa Touch(非接触ICカード)
外部リンク[編集]
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