Windows Mobile デバイス センター

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Windows Mobile デバイス センター
開発元 マイクロソフト
初版 2006年10月6日(14年前) (2006-10-06
最新版
6.1.6965 / 2012年8月22日(8年前) (2012-08-22
対応OS Microsoft Windows VistaMicrosoft Windows 7
前身 Microsoft ActiveSync
後継 Zune Software
for Windows Phone 7
スマホ同期 (Windows 10)
サポート状況 保守終了
公式サイト ダウンロードセンター (アーカイブ)
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Windows Mobile デバイス センター (Windows Mobile Device Center)は、 マイクロソフトによって開発されたWindows VistaWindows 7向けの同期ソフトウェアプログラムであり、 Microsoft ActiveSyncの後継。これは、音楽、動画、連絡先予定表、 ブラウザーのお気に入り、ファイルなどの様々なコンテンツをWindows MobileデバイスとMicrosoft Windowsオペレーティングシステムの間で同期する。

歴史[編集]

Windows Mobile デバイス センターは、Windows XP以前を搭載のパソコンとWindows CEベースの携帯機器を同期するためのMicrosoft ActiveSyncプログラムの後継として投入された。最初の公開リリースは、Windows Vista RC1でのベータ版として2006年10月に利用可能になった[1]。 2007年2月に最初の公式リリースがダウンロード可能になり[2] 、2007年6月にバージョン6.1に更新され、 携帯機器側はWindows Mobile 6で動作するようになった[3]。 Windows Mobile デバイス センターのリリースに伴い、Pocket PC 2000およびPocket PC 2002搭載の携帯機器は、Windows Vista搭載パソコンでのサポートは事実上段階的に廃止された[4]。 ただし、バージョン6.1リリースでは、これらの携帯機器でも基本的な接続が利用できるようになった。

マイクロソフトからの正式な対応のアナウンスはないが、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows 8.x、Windows 10などの他のバージョンのWindowsでも、Windows Mobile デバイス センターを利用することができる[5]

特徴[編集]

Windows Vistaには、WindowsエクスプローラでWindows Mobile携帯機器と接続するための基本的なドライバーが組み込まれているが[6]、 Windows Mobile デバイス センターは、ユーザーが複数のWindowsアプリケーションにデータを統合するためのフロントエンドを提供する。

Windows Vistaの基本ドライバーを使用すると、デバイスの参照、ファイルのコピー、およびWindows Media Playerとの同期を行うことができるが、仕事、予定表、連絡先、電子メールなどをMicrosoft Office Outlookと同期するなどの完全な機能を使用するには、Windows Mobile デバイス センターをダウンロードする必要がある。これには、追加のドライバーも含まれている[7]。ただし、WindowsメールWindowsカレンダーアドレス帳Outlook ExpressOutlook 2010 x64、Outlook 2003より前のOutlookとの同期はサポートされていない。 Windows Mobile携帯機器が接続されると、メッセージがポップアップ表示され、デバイス上のメディアやその他のファイルを管理したり、それらの設定を制御したりするためのオプションが表示される。

Windows Mobile携帯機器とWindows Mobile デバイス センターとの接続方法は、BluetoothUSB接続、COMポート(シリアル接続)IrDA(赤外線)接続もサポートする。ただし、COMポートを介した同期は既定ではアクティブ化されていないため、ユーザーがWindowsレジストリを変更する必要がある[8]

Visual Studio 2005および2008には、繋がれた携帯機器のレジストリを編集したり、実行中のプロセスを表示するリモートツールが付属しているが、これらのツールはWindows Mobile デバイス センターのActiveSyncサービスを利用していた。

Windows Mobile デバイス センター6.1には、以下を同期する機能がある。

リリース履歴[編集]

  • 2006年10月6日 Windows Mobile デバイス センター ベータ3[1]最初の公開リリース
  • 2007年2月1日 Windows Mobile デバイス センター 6.0(6.0.6783)[2][9]最初の公式リリース。当初はOutlook 2002もサポート対象だった。
  • 2007年6月 Windows Mobile デバイス センター 6.1[10]Windows Mobile 6デバイスのサポートが追加された。Windows 7でも動作するという記載が追加された。Outlook 2002はサポート対象外となった[11]

関連項目[編集]

モバイル同期ソフトウェア
デバイス
その他
  • SyncML
  • Windowsモビリティセンター

脚注[編集]

 

  1. ^ a b Sampat, Mel. WMDC for Vista RC1 (and higher) is now available for public download. MSDN Blogs. Retrieved 8 September 2007.
  2. ^ a b Windows Mobile Device Center RTMs!”. Microsoft Windows Vista Team Blog (2007年2月1日). 2007年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月2日閲覧。
  3. ^ Sampat, Mel. Windows Mobile Device Center v6.1 Released!. MSDN Blogs. Retrieved 8 September 2007.
  4. ^ Windows Mobile Device Center 6.1 for Windows Vista. Microsoft. Retrieved 8 September 2007.
  5. ^ Enable ActiveSync & Windows Mobile Device Center Synchronization on Windows Server 2008 x64”. Enable ActiveSync & Windows Mobile Device Center Synchronization on Windows Server 2008 x64 (2008年9月11日). 2009年6月16日閲覧。
  6. ^ Sampat, Mel. Windows Mobile Device Center missing in Vista RC1?. MSDN Blogs. Retrieved 8 September 2007.
  7. ^ Windows Vista Mobile Device Center Step by Step Guide”. TechNet. Microsoft. 2014年11月26日閲覧。
  8. ^ Windows Mobile Device Center Troubleshooting Guide. Microsoft. Retrieved 8 September 2007.
  9. ^ MS、ActiveSyncのVista向け後継版「Windows Mobile デバイス センター」を公開:インプレス窓の杜
  10. ^ Key Updates listed by Microsoft for version 6.1”. Microsoft Download Center. 2011年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月2日閲覧。
  11. ^ Microsoft Windows Mobile Device Center 6.1 Driver for Windows Vista (64-bit)”. Microsoft Download Center. 2012年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月2日閲覧。