Y&T

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Y&T
2016 Y&T - by 2eight - DSC7333.jpg
ドイツ・ニュルンベルク公演 (2016年10月)
基本情報
別名 イエスタデイ&トゥデイ
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州 オークランド
ジャンル ハードロック
ヘヴィメタル
活動期間 1974年 - 1990年
1995年 - 1997年
2001年 - 現在
レーベル ロンドンレコード
A&Mレコード
ゲフィン・レコード
ミュージック・フォー・ネイションズ
フロンティアーズ・レコード
公式サイト yandtrocks.com
メンバー デイヴ・メニケッティ (VoG)
ジョン・ナイマン (G)
アーロン・レイ (B)
マイク・ヴァンダーヒュール (Dr)
旧メンバー フィル・ケネモア (B、Vo)
レオナード・ヘイズ (Dr)
ジョーイ・アルヴィス (G)
ほか 別記参照

Y&Tワイ・アンド・ティー)は、アメリカ合衆国出身のハードロックバンド

ヴァン・ヘイレン」らと並び、米西海岸におけるアメリカンHR/HM系バンドの先駆者として知られる。

略歴[編集]

フランス・レスム公演 (2008年9月)

1972年頃からオークランドで活動を始め、1974年にバンド名「イエスタデイ&トゥデイ (Yesterday & Today)」として正式に発足。オリジナル・メンバーはデイヴ・メニケッティ (ボーカル、ギター)、ジョーイ・アルヴィス (ギター)、フィル・ケネモア (ベース、ボーカル)、レオナード・ヘイズ (ドラム)の4人。バンド名は「ビートルズ」のアルバム『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』に由来する[1]

1976年にアルバム『イエスタデイ&トゥデイ』でデビュー。1978年にはセカンド・アルバム『ストラック・ダウン』をリリース。

1981年、レーベル移籍を期にバンド名をY&Tに変更。サード・アルバム『アースシェイカー』でハードロック・ファンに広く認知される。

以降、4thアルバム『ブラック・タイガー』(1982年)、5thアルバム『ミーン・ストリーク』(1983年)、6thアルバム『イン・ロック・ウィ・トラスト』(1984年)、7thアルバム『ダウン・フォー・ザ・カウント』(1985年)と毎年アルバムを発表。中でも『イン・ロック・ウィ・トラスト』は、全米46位[2]、全英33位を記録し[3]、45万枚を売り上げた。

1986年にヘイズが「ルックスが悪い」という理不尽な理由で解雇され、ジミー・デグラッソに交代。翌1987年にはゲフィン・レコードに移籍。LAメタルの影響が強いアルバム『コンテイジャス』をリリース。さらに1989年にはジョーイ・アルヴィスが脱退し、サイド・ギタリストがステフ・バーンズに交代している。1990年に、アルバム『テン』をリリース後、解散を発表。

1990年12月31日のライブを最後に解散するが、1995年に解散時と同じデイヴ・メニケッティ、ステフ・バーンズ、フィル・ケネモア、ジミー・デグラッソの4人で再結成。1997年までに2枚のアルバムを発表した。デグラッソは1998年に脱退しメガデスに加入。実質上再解散状態になる。

2001年には、オリジナル・ドラマーのレオナード・ヘイズが復帰したラインナップで再々結成。その後、ステフ・バーンズはヒューイ・ルイス&ザ・ニュースに移籍し、後任にはジョン・ナイマンが加入した。また、ヘイズは2006年に離脱し、後任ドラマーとしてマイク・ヴァンダーヒュールが加入している。

晩年のフィル・ケネモア(B) 2010年

2010年にはデイヴ・メニケッティ、フィル・ケネモア、ジョン・ナイマン、マイク・ヴァンダーヒュールというラインナップによる13年振りの12thアルバム『フェイスメルター』を発表[4]。しかし同年、オリジナル・メンバーの1人であるケネモアが肺癌と診断されたため、ブラッド・ラングが代役のベーシストとして加入[5]

病状が悪化したケネモアは、翌2011年1月7日に57歳で死去[6]。それに伴いラングが正式メンバーに昇格[5]

2016年、ラングからアーロン・レイに交代。同年9月11日、オリジナル・ドラマーのレオナード・ヘイズが肺疾患のためカリフォルニア州の自宅で死去。61歳没[7]

2017年3月、オリジナル・ギタリストのジョーイ・アルヴィスが、潰瘍性結腸炎の合併症で死去。63歳没[8]。これで残るオリジナル・メンバーは、デイヴ・メニケッティだけとなった。

機材[編集]

レスポールを弾くメニケッティ (2010年)

デイヴ・メニケッティはデビュー当時からギブソン・レスポール・モデルを使用している。彼の愛器は1968年製のサンバースト仕様で、ボディトップにはまったく杢目が出ていない、現在では逆に珍しい個体である。

そのほか、カスタムショップ製のフェンダー・ストラトキャスター(ゴールド・レースセンサー仕様)、同じくエリック・クラプトン・モデル、クレイマー社のバレッタなどを使用している。かつてはヤマハ・SGもステージで使用していた。

メンバー[編集]

現ラインナップ[編集]

旧メンバー[編集]

  • フィル・ケネモア (Phil Kennemore) - ベース、ボーカル (1974年-2011年) ※2011年死去
  • レオナード・ヘイズ (Leonard Haze) - ドラム (1974年-1986年, 2001年-2006年) ※2016年死去
  • ジョーイ・アルヴィス (Joey Alves) - リズムギター (1974年-1989年) ※2017年死去
  • ジミー・デグラッソ (Jimmy DeGrasso) - ドラム (1986年-1998年)
  • ステフ・バーンズ (Stef Burns) - ギター (1989年-2003年)
  • ブラッド・ラング (Brad Lang) - ベース (2011年-2016年)

ディスコグラフィ[編集]

スタジオ・アルバム[編集]

  • 『イエスタデイ&トゥデイ』 - Yesterday and Today (1976年) ※イエスタデイ&トゥデイ名義。旧邦題『デビュー』
  • 『ストラック・ダウン』 - Struck Down (1978年) ※イエスタデイ&トゥデイ名義
  • 『アースシェイカー』 - Earthshaker (1981年)
  • ブラック・タイガー』 - Black Tiger (1982年)
  • ミーン・ストリーク』 - Mean Streak (1983年) ※旧邦題『ミッドナイト・イン・TOKYO』
  • イン・ロック・ウィ・トラスト』 - In Rock We Trust (1984年)
  • 『ダウン・フォー・ザ・カウント』 - Down for the Count (1985年)
  • 『コンテイジャス』 - Contagious (1987年)
  • 『テン』 - Ten (1990年)
  • 『ミュージカリー・インコレクト』 - Musically Incorrect (1995年)
  • 『インデンジャード・スピーシーズ』 - Endangered Species (1997年)
  • 『フェイスメルター』 - Facemelter (2010年)
  • Acoustic Classix Vol.1 (2018年) ※EP

ライブ・アルバム[編集]

  • オープン・ファイアー』 - Open Fire (1985年) ※全米70位[9]
  • 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ・ライヴ』 - Yesterday & Today Live (1991年)
  • 『ライヴ・オン・ザ・フライデイ・ロック・ショウ』 - BBC in Concert: Live on the Friday Rock Show (2000年)
  • Live: One Hot Night (2007年) ※CD&DVD
  • 『ライヴ・アット・ザ・ミスティック』 - Live at the Mystic (2012年)

コンピレーション・アルバム[編集]

  • 『フォーエヴァー/ベスト・オブY&T』 - Forever (1987年) ※日本編集
  • Anthology (1989年) ※イギリスのみ
  • 『ベスト・オブ・'81トゥ'85』 - Best of '81–'85 (1990年)
  • Ultimate Collection (2001年)
  • 『アンアースドVOL.1』 - Unearthed Vol 1 (2003年) ※デモ音源、未発表音源集
  • 『アンアースドVOL.2』 - Unearthed Vol 2 (2004年) ※デモ音源、未発表音源集
  • Earthquake The A&M Years 1981-1985 (2013年) ※4CDボックス

シングル[編集]

  • 「アースシェイカー」 - "Earthshaker" (1976年) ※日本のみ
  • 「レスキュー・ミー」 - "Rescue Me" (1981年)
  • 「フォーエヴァー」 - "Forever" (1982年) ※日本のみ
  • "Mean Streak" (1983年)
  • 「ミッドナイト・イン・TOKYO」 - "Midnight In Tokyo" (1983年)
  • 「ドント・ストップ・ランニン」 - "Don't Stop Runnin'" (1984年)
  • 「サマータイム・ガール」 - "Summertime Girls (studio version)" (1985年)
  • 「オール・アメリカン・ボーイ」 - "All American Boy" (1985年)
  • 「コンテイジャス」 - "Contagious" (1987年)

脚注[編集]