『ZOIDSバトルカード戦士コマンダーTERU』(ゾイドバトルカードせんしコマンダーテル)は、溝渕誠による日本の漫画作品。ゾイド(ゾイドバトルカードゲーム)をモチーフとした漫画で、『別冊コロコロコミック』(小学館)で2000年4月号から2002年4月号まで連載された。全2巻。
あらすじ[編集]
テルはどこにでも居るゾイド好きの小学生。いつものようにケンタとゾイドで遊んでいたある日、彼が拾ったという謎のゾイドカードを眼にし、その真偽を確かめるべくトミー本社へ向かう。そこで苑田博士と出会い、ゾイドバトルカードゲームにのめり込んで行く。
登場人物[編集]
- テル
- 主人公。ある日ケンタが拾った「シールドライガー」のカードを眼にしゾイドバトルカードゲームと出会う。
- スピードを生かした「速攻」戦術を得意とし、必殺フォーメーション「閃光矢陣(アローファランクス)」を編み出す。
- ケンタ
- テルの友達。共和国派のテルに対し帝国派。
- 苑田博士
- 「ゾイドバトルカードゲーム」を開発したトミーの技術者。
- ジン
- テルのライバル。帝国ゾイド使いでフォーメーションカード「火炎大槌陣(トールハンマーファランクス)」を駆使する。
- 苑田ほのか
- 苑田博士の姪。デスザウラーを愛用し、相手の戦術に合わせ柔軟に戦い方を変える「スパイダーウェブ」の使い手。
- テル達と出会うまでキットのゾイドは組んだ事が無かったらしい。
- 南郷教授
- 苑田博士とともに「ゾイドバトルカードゲーム」を開発した技術者で、(苑田博士が共和国カードを作ったのに対し、南郷教授は帝国カードを製作したという設定)
- 「カードは強さこそすべて」という冷酷な考えの持ち主。モデルは実在のゲームデザイナー・南郷隆。
- 黒木
- テルが初めて対戦した相手。当初はケンタの持っていたセイバータイガーを愚弄し、自身のセイバータイガーATを自慢する等尊大な面が見られたが、テルと戦い和解し、良き友となる。
- 初登場時は帝国ゾイド使いであったが、「ZBGP」での再戦時は共和国使いに。「沿岸警備指令」でマップを水にして相手をロックし、「ハンマーヘッド」で攻撃する戦法でテルを驚かせた。
- 浦野
- W大付属高校シミュレーション研究会を主宰するゾイドバトルカードゲームのテストプレイヤーの一人。
- 一見好青年に思える風貌だが「ワザと負けて相手の戦術を調べる」「同研究会のメンバーであった黒木を脱退させる」「超小型カメラでテルの手札を盗み見る」等、卑劣な一面も持つ。
- 金蔵(きんぞう)
- 全国大会「ZBGP」編にて登場。金倉(かねくら)コンツェルンの御曹司で、上着の裏には特注で作らせた金製の「ゴールドカード」を大量に忍ばせている。
- 予選でテルに敗退。
- 田沢
- 金蔵の使用人。
- 血祭挙(ちまつり あげる)
- ZBGP編にて登場。吸血デッキの使い手で、ポイント制ルールにおいてザバット10機を操りテルを翻弄した。
コミックス[編集]
- 2001年2月26日発売 ISBN 4091428312
- 2002年4月26日発売 ISBN 4091428320
脚注[編集]
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